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『Team Fortress2』は、アクションFPSの名作として名高い『Half Life2』の開発元Valveが生み出したPCゲームで、2007年からSteamで正式配信されている基本プレイ無料のオンラインアクションゲームタイトル。

海外アニメ調の外見を持つキャラクターを操作しながら、陣取りルールの「コントロールポイント」を中心とする10種類のゲームモードで遊べる。リスポンは基本無制限で、復活地点にはヘルスと弾薬を全回復する補給棚も設置されているので、ガンガン攻めるチームバトルを体験できるぞ。

超人気のアクションFPS

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Team Fortress2』は、オンラインでスリル満点のチームバトルを体験できるおすすめのタイトル。2015年4月の時点で総プレイヤー数500万人以上、アクティブプレイヤー100万人超えという記録を達成したアクションFPS作品だ。

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リリース当時は販売型ゲームだったが、2011年のアップデートで無料化され、現在はさらに多くのユーザーが気軽に参入できる土壌が整っている。世界的な知名度も非常に高いタイトルなので、マッチングで苦労しないで遊べるアクションFPSを探している人にもおすすめのゲームと言えるだろう。

痛快なチームバトル

本作の魅力は、アクションFPSの醍醐味を味わえるプレイ体験で、ゲームの内容はシンプルかつ単純明快。カジュアルな見た目を持ちながらも、移動や射撃の操作は入力に忠実な動作特性になっているので、一瞬の判断や正確さを問われるシビアなチームバトルが展開していくことになる。

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また射撃・回避・巧妙さといったFPSのプレイに重要なスキルが露わになるので決められたマップの中で、ライバルと腕を競い合ってFPS本来の楽しさを味わえること間違い無い!!

敷居は低く、窓口は広く

冒頭で触れたとおり、TF2はFPSの初心者から上級者まで絶大な支持を誇る超人気作

一体どんな秘密があるのかと思っていよいよ起動してみると、その理由はすんなりと飲み込めた。

チュートリアルのローディング時間に古風なキネマスタイルでチュートリアルの内容が表示される。なかなか見てて飽きが来ない。

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多くのFPSではこうしたトレーニングモードがないことも珍しくない。そのため、初心者は実際にマルチプレイに参加してルールを覚えなければならないのだが、そこはすでに十分に実戦に慣れたプレイヤー同士が凌ぎを削る鉄火場となっているのが常識だが、TF2では最初にゲームを起動すると、新規プレイヤーにチュートリアルのプレイを促すメッセージが表示される。

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右も左もわからないプレイヤーは自分が足を引っ張らないようビクビクしながら少しずつゲームに慣れていかなきゃいけないのが普通だが、TF2ではこうした心配をする必要はない♪

最初はロケットランチャーショットガンを得意とするソルジャークラスしか使用できなかったけど、一つ一つのレベルをクリアする度に新しいチュートリアルがアンロックされ、新たなクラスの能力について学べる仕組みになってる。

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また、チュートリアルに含まれる実戦形式のAI戦は親切なつくりになっている

詳細なガイドテキストつきでマルチプレイの基礎を学ぶことができたり、コーチの資格を持つプレイヤーを招待することで自分のプレイを見てもらいながらアドバイスを得る事ができるコーチ機能という非常に独特な仕組みもあり、このゲームを初めてプレイする人間でも、この部分さえ触っておけばすぐに実戦にいけるぞ!

個性的なキャラクター(クラス)が面白い!

キャラクターにはそれぞれ9つのクラスが割り振られており、どれもユニークで特徴的で個性的なクラスが楽しめるのも魅力だ!

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TF2では各キャラクターがそれぞれの得意分野を持ち、各自が連携することでゲームメイクをしていく作りになっている。

そのクラスを少しだけ紹介してみよう。

防御型

▼ヘビー
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見るからにマッチョな大男。
見た目通りタフネスと火力のモンスターで、全クラス中最大のヘルス量を誇る。
(ヘルスとはHealth=体力のこと。尽きると当然死んでしまう)

後述のメディックによるブーストを受けることでさらに耐久力が増し、ほとんど移動砲台とも言えるような戦力になる頼れるマッチョ!

▼エンジニア
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自動で敵を攻撃してくれるセントリーガン(自動砲台)や、周囲の味方に弾薬とヘルスを供給するディスペンサー、任意の場所へと瞬間移動できるテレポーターを作成できる。

セントリーガンは火力も精度も圧倒的。守りの要としてなくてはならない存在だ。

▼デモマン
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 酔いどれ爆弾野郎。トップクラスの火力を持つ。

支援型

▼メディック
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おっさんだが戦場の天使。戦闘面ではからっきしだが、仲間のヘルスを回復したり、基礎最大値を超えてブーストすることができる。

また、仲間を回復し続けることで特殊なゲージが溜まり、これが最大値に達すると一定時間味方と自分を無敵にするという超強力な特技がある。

▼スナイパー: 遠距離から敵を仕留める狙撃手。
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▼スパイ
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透明化や変装を駆使して敵の防衛戦をすり抜け、こっそり敵の拠点を制圧したり、専用の装備でセントリーガンを無力化できる。

背後から敵を攻撃すると即死されるという能力もあり、敵後方の攪乱に多大な貢献を果たす。

攻撃型


▼スカウト:ゲーム内で最速のスピードを誇るは接近戦が得意で、陣地を2倍の速度で占領可能。
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▼ソルジャー:脳筋兵士。ロケットジャンプで急襲が可能。
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▼パイロ:炎を撒き散らす『TF2』のアイドル。何かと謎が多い。
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クラス制度のあるFPS自体はそれほど珍しくはないが、大抵は他のクラスよりできることが一つか二つ違う程度だ。しかし、TF2のクラスのほとんどが他のクラスでは代用できないほど個性豊かなものになっているため自分に合ったプレイスタイルを選べるのが面白い!

まったく替えが利かないレベルにまで尖った作りになってるゲームはほとんどお目にかかったことがない。

クラスが一種の専門家となっていることはある種のプレッシャーを感じるかもしれないが、そこはプロ中のプロが行うバランス調整のたまものか、どのクラスも自分の役割を果たすために取るべき行動は単純で、直感的な操作だけで望む結果を導き出せる。

強いて言えばエンジニアはアイテムの設置場所によって貢献度がまったく変わってしまうため、ある程度マップの構造を知ってからチャレンジしたほうがいいかもしれない。

▼セントリーガンを作成中の「エンジニア」
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左手にあるのはディスペンサー。効果的な場所におければ敵をまったく寄せ付けないほどの陣地を作れるが、設置にはそれなりのマップ理解度が必要。

実際に戦ってみた

実戦に出てみることにした。この辺、面倒な設定などが必要ということはなく、お望みのゲームタイプを選んで『今すぐプレイ』を押すだけ

もちろん、サーバー検索機能を使って好みのサーバーを探したりすることもできるようだった。一応そっちも使ってみたが、さすがにネットインフラについては業界最大手企業ということらしく、検索にもたついたりするようなことはなかった

アクティブユーザー100万人というのは伊達ではなく、対戦相手に困ったりサーバーが見つからない事態とは無縁のゲームだった。

記念すべき第一回目のマルチプレイは『キング・オブ・ザ・ヒル』

マップ中に一つしかない拠点を奪い取り、一定の時間だけ保守できた方が勝ちという、かなり激しいルールだ。

筆者はトレーニングのAI戦でヘビーの火力に惚れ込んだため、ヘビーが活躍できるならこれだろう!と期待してのチョイス。

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これは違うAI戦の画像。開幕と同時にブルーチームのプレイヤーたちが丘目がけて走っていく。
この調子で敵味方の全プレイヤーが一カ所に集合するため、戦闘はすさまじい激しさになる。

ヘビーの鈍足でえっちらおっちら丘を登り始めるころには、すでにあちこちで戦闘が起き、死体が散らばってるようなありさまだった。

戦場にはロケットランチャーやグレネードがバンバン飛び交い、巻き添えだけでそれなりのダメージを食ってしまった。

だが後ろになんとメディックが着いてきてくれた。彼はなかなかのやり手メディックらしく、筆者の操るヘビーのヘルスをブーストしながら一緒に丘を登り、陣地の攻略に貢献してくれるようだった。

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左下の十字の中に表示されているのが筆者のヘルス。
本来の最大値は300だが、メディックのおかげで限界値を超えている。

AI戦で何戦かした経験からか、ヘビーにメディックがついてくれていれば恐いものなしだと思っていたのだが、ここで誤算があった。当然といえば当然なのだが、人間のプレイヤーはAIなんかと比べものにならないほど強かった。

ヘルスブーストを受けていた状態だったにも関わらず、後ろから近づいてきたスパイにあっさり後ろから刺され、あっけなさすぎる最初の死亡。

その後もめげずに丘の中央に突撃しては、ヘルスの続く限りひたすらミニガンを垂れ流しては敵をなんとか追い返し、スナイパーに頭を撃ち抜かれたり、こっちの死亡中にこっそり設置されていたセントリーガンに蜂の巣にされたりしながら戦うこと五分強。

こちらの占領時間がついに所定の三分に近づき、勝利のカウントダウンが始まる。だがテニスにデュースのルールがあるようにカウントダウン終了と同時に終わるということはないらしく、カウントがゼロになっても十秒ばかりの猶予が発生。

ここで一度陣地を取り替えされ、三十秒ほど追加で戦う羽目に。敵のタイマーも残り一分秒を切っていたため正直かなり焦らされたが、こちらも何度殺されてもめげずに前に出たのが功を奏したのか、無事に中央を取り返し、ここで第一セットを先取。

記念すべき初マルチプレイで見事勝利を収めることができた。

敵の時間も残り二十秒ぐらいの時点でなんとか勝利。
トップのキルスコアがすごいことになっているが、筆者のスコアではない。残念。

「Team Fortress2」を遊んでの感想

こうして筆者のTF2、初めてのマルチプレイがつつがなく終わった。感想は『大満足』

わずか六分に満たない試合だったが、BOT戦では決して味わえない後方攪乱をしてくる厄介なスパイの存在や、足の速さを活かして凄まじい回避力を見せるスカウトなど、対人戦ならではの醍醐味がギュッと詰まった濃厚な試合を楽しむことができた。

今まではトレイラーや風聞で、「シンプルで楽しい大衆向けのゲームなんだろう」程度にしか考えてなかったが、いざ実際にプレイしてみると、強烈な個性を持っていながらも扱いやすいという本当に見事なクラスシステムや、まるでストレスを感じないマッチングシステム、きめ細やかに変更できるコンフィグ回りなど、『楽しさ』と『遊びやすさ』を両立させるために最大限の考証を重ねてあると感じた。

チュートリアル一つを取っても間にムービーをはさむことで初心者をきっちりおもてなししてくれるし、圧倒的な検索速度と利便性を持つマッチングシステムは、一日のうちに何度も何度もリピートして遊ぶ重度のFPSプレイヤーを心から満足させてくれる。

一回のマッチも五分もあれば終わらせられるほどコンパクトで、一戦を終えたら今度は別のルールで試合をするなり、あるいはそのサーバーで心行くまで試合したり、プレイヤーが思った通りに遊ばせてくれるおすすめFPSだ!

チームフォートレス2(Team Fortress2)スペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows7(32/64bit) Vista/XP,Mac OS X Leopard 10.5.8 / Snow Leopard 10.6.3 Windows 7(32/64bit)/Vista/XP
CPU Windows:1.7GHz以上のプロセッサ Pentium 4 プロセッサ(3.0GHz 以上)
メモリー Windows:512MB,Mac: 1GB 以上
グラフィックカード Windows:DirectX® 8.1 レベルのグラフィックカード(SSE のサポート必須),Mac:NVIDIA GeForce 8 以上 または ATI X1600 以上 または Intel HD 3000以上 DirectX 9 レベルのグラフィックカード
VRAM Windows:128MB 256MB以上
HDD空き容量
DirectX
回線速度

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チームフォートレス2(Team Fortress2)の評価・レビュー・評判(2件)

gn(男性)
5点

レビューでは全ての魅力を語りつくせないほどの名作

【良かった点】元々が有料だっただけに無料FPSとしてみれば一線を画している。
【悪かった点】個人的にももっと活発になってくれればと思う。

5点

なかなかいいFPSです。

【良かった点】どのクラスもみごとに一長一短、決定的に強いものが無いのがよかった。
【悪かった点】日本人にあまり認知されてないことですかね。

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