「エンゲージプリンセス」PC向け新作ラブコメRPG!体験イベントレポート



株式会社ドワンゴが2019年4月1日より正式サービス開始したブラウザゲーム『エンゲージプリンセス』について、メディア向け体験イベントが開催。総監督・開発責任者の栗田穣崇氏、またディレクターの保井俊之氏からゲーム開発経緯やゲーム内容に関する説明があったので、詳しく紹介したい。

 

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▲写真左が保井氏、右が栗田氏

 

▼なぜ今、PCブラウザゲームなのか?

エンゲージプリンセス』の開発には3年の年月を掛けているそうだが、総監督・開発責任者である栗田穣崇氏から、そもそも「なぜ今、PCブラウザゲームを手掛けようと思ったか」との背景が語られた。

 

まず一つに、現在スマホゲーム市場はレッドオーシャン化しており市場が飽和状態であるということ、その中でプログラマーやエンジニアなどの開発スタッフの確保が難しくなっていることを挙げた。

 

かつては効果的であったTVCMも、スマホタイトルが溢れたことで訴求力が低下し、新規タイトルをユーザーに認知してもらうことが非常に困難になったという。加えてiOS・Androidの各ストアでは規約に縛られて自由な表現が出来ないことも、今回『エンゲージプリンセス』をスマホではなく、あえてPCブラウザにした決め手だと語った。

 

▼「niconico」という自社プラットフォームの活用

スマホ市場のこうした背景から生まれたのが、自社プラットフォームであり、日本最大級の動画サービスである「niconico(ニコニコ)」を活用したPCブラウザゲームの展開だという。

 

2019年2月に報道があった通り、niconicoにおいて有料のプレミアム会員が減少傾向であることは事実としながらも、月間アクティブユーザー数(MAU)は約4,443万人、1日あたりのアクティブユーザー数(DAU)約443万人と、未だ非常に活発に運営しており、大きな集客力を持っているとのこと。ユーザー年代比率もバランスよく、昨年春にログインIDを撤廃したことで若年層の獲得数を伸ばしている。

 

またniconicoならではとして、PCユーザーを確保している強みを強調。PCなので平均滞在時間が長いこと、その上で、動画投稿数・視聴数・生放送などゲームジャンル比率の高さも特徴であり、nicocicoユーザーにとって最も関心が高いのはゲームであるという事実もPCブラウザでの配信を決定づけた。

 

このように、そもそもプラットフォームとしてゲームとの相性が良いことに加え、自社プラットフォームなので手数料が発生しないことで、認知・集客するハードルと手数料の問題がクリアするとして、『エンゲージプリンセス』立ち上げに至ったそうだ。

 

▼niconicoクリエイターと、niconicoをもっと盛り上げていく

次に栗田氏は『エンゲージプリンセス』の狙いとして4つの項目を提示した。1つ目は、メインクリエイターであり「エロマンガ先生」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」で知られる伏見つかさ氏(原作・メインストーリー)とかんざきひろ氏(メインキャラクターデザイン・イラスト)の作品がniconicoユーザーと相性がよいこと。

 

2つ目は、実況や動画配信の環境が整っており、本ゲームがこれらの素材となりやすいこと。

 

3つ目は、絵師やボカロPといったniconicoで育ったUGCクリエイターとコラボすることで、ファンをゲームに呼び込める上に、『エンゲージプリンセス』がUGC(ユーザーによって制作されたコンテンツ)を発信する上でのプラットフォームになること。

 

4つ目は、ゲーム開発側がユーザーにより近い立場で、上手く対話しながら運営していくこと。

 

以上の4つを本作のメリットとし、『エンゲージプリンセス』が単なる1ブラウザゲームではなく、niconicoをもっと楽しく盛り上げていくコンテンツとなるように、開発を進めていると語った。

 

▼KADOKAWAとのタッグで実現できること

ドワンゴとKADOKAWAのタッグだからこそ実現できることとしては、niconicoにおける人気絵師・ボカロPといったUGCクリエイターだけでなく、プロとして電撃文庫の第一線で活躍している作家やイラストレーターを多数起用することで、業界初となるUGC(ユーザーによって制作されたコンテンツ)とPGC(プロによって制作されたコンテンツ)のコラボを言及。

 

またニコニコ超会議や闘会議といった自社運営イベントの多数の集客をうまくIPの展開に繋げていくこと、KADOKAWAの雑誌やWEBといった媒体の強みを組み合わせることで本作をより大きなプロジェクトとして盛り上げていくとした。

 

実際にKADOKAWA全10誌の横断企画で、雑誌別に情報を公開していくプロモーションや、2019/3/27発売の電撃マオウでコミカライズ連載がスタートしており、ドワンゴ・KADOKAWAの両者の強みを生かしながら、ゲーム以外のジャンルへの進出も進めている。


 

体験イベントレポート(ゲーム内容編)

続いて開発ディレクターの保井俊之氏からは、ゲーム詳細についての説明が行われた。

 

▼メインストーリーは豪華声優陣によるフルボイス

エンゲージプリンセス』では、ユーザー自身が、ゲームアプリ「エンゲージプリンセス」を起動したプレイヤーとしてストーリーが進行する。洞窟の大部屋で目覚めたプレイヤーは、NPCの少女レムレス(CV:三澤紗千香)からチュートリアルを受け取ることに。

 

・ゲームのクリア条件は、大迷宮「レムリア城」の踏破
・ゲームクリアの暁には、あらゆる望みが叶う
・仲間を集めて絆を結び、迷宮攻略に臨め

 

といった、運命の仲間と共に冒険へと旅立つという王道のストーリーだ。冒険の舞台である「夢世界 メアトピア」は、現実世界の秋葉原に強く影響を受けている4つのエリアで構成されている。

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メインストーリーは伏見つかさ氏が全て書き下ろし。アドベンチャー形式で進行し、多数の豪華声優陣を起用したフルボイスで、キャラの表情も豊か。

 

なお、ゲーム開始後すぐに無料で10連ガチャを引くことができ、しかも何回でも引き直すことが可能なので、早速お気に入りのキャラクターを見つけ仲間にできるのも嬉しい。この無料10連ガチャはチュートリアルが始まる前に引けるので、スマホゲームと違いリセマラでチュートリアルを何回もやり直す手間が無く、とてもストレスフリーなところも魅力だ!



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▼バトルはパーティ編成が鍵

バトルは、最大5名のパーティ編成のオートバトルであり、このパーティ編成がとても重要。

 

この『エンゲージプリンセス』バトルシステムは、「カードファイト!!ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」のトレーディングカードゲームやボードゲームなどのシステムデザインを行っている有限会社遊宝洞が行っているそうで、とても奥深い。

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攻撃は通常の「ノーマルアタック」に加え、いわゆるスキルに相当する「スクリプト」が存在。スクリプトは3つに別れており、敵へダメージを与えたりや味方の回復などを行う「アクションスクリプト」、キャラの能力アップや敵の能力を下げるなどの補助を行う「サポートスクリプト」、そして自動で発動する「パッシブスクリプト」がある。

 

アクションスクリプトとサポートスクリプトは、通常攻撃をヒットさせるなどして各キャラクターのゲージがMAXになると発動可能。ゲージを溜め、スクリプトを予約し連続発動させることで「コンボ」が発生。複数のサポートスプリクトを発動させたのちに最後にアクションスクリプトを発動すると、キャラのクラスによって効果の異なる「フィニッシュコンボ」が炸裂!

 

受けるダメージを減らすために「ガーディアンコンボ」を発動させたり、確実にダメージを与えるために「アタッカーコンボ」を発動させたり、コンボをうまく活用して戦闘を有利に進めたい。そのためにはパーティ編成は非常に大事になってくる。もちろんスクリプトやフィニッシュコンボの際のキャラクター固有のカットインも魅力。

 

▼歌姫(DIVA)システムで決めろ!

エンゲージプリンセス』バトルの何よりの特徴は、この歌姫(DIVA)システム。

 

攻撃やダメージを受けることで溜まる、画面下の「DIVA GAUGE」がMAXになると「DIVA CALL」を発動。ヒロインごとに割り振られている歌姫(DIVA)を呼び出し、持ち歌を歌ってもらうことで、バトルを有利に導く特別効果を発揮する。

 

発動中は、niconicoで人気のボカロP書き下ろしのBGMが流れ、人気声優による歌を楽しめる。完全新曲となる持ち歌は、ゲームリリース時には20曲以上実装予定とのこと。イラストも一部を除きニコニコ絵師が手掛ける。


曲が流れている間は、スクリプトのゲージの溜まる速度が2倍になり、短時間でスクリプトが発動できるようになったり、「発動時」「歌唱中」「完唱時」それぞれに異なる効果を発動、大ダメージを与えることが可能だ。

 

▼エンゲージシステムで、君だけに愛を誓う

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最後に『エンゲージプリンセス』の大きな特徴であるエンゲージシステムに触れたい。

 

本作では、ヒロインと婚約することを「エンゲージ」すると呼び、ヒロインごとに設定されている婚約条件をクリアし「プリンセスリング」を渡すことで成立する。ちなみにこの条件もヒロインによってさまざまで、「親密度」のみではなく、対象のヒロインと関係性が深い別のヒロインとの仲の進展が条件に関連している場合もある。

 

ここまでは他の作品にもありそうだが、特徴的なのは重婚が認められていないということ。つまりエンゲージできるのは1人だけ。100名を超える魅力的なヒロインたちの中から、慎重に相手を選ばなくてはならない。そう言われると急にシビアに相手を選んでしまい、この子でいいのか不安になる感情がなんだかリアル……。

 

またエンゲージしたヒロインには「プリンセスブースト」が発動し、ステータスが上昇したり、バトルの獲得親密度が2倍になるなどの効果が発生。さらに元のレアリティに関係なく必ず最高レアリティの★7相当のステータスとなり、愛だけではなく確かな戦力となる。意中の相手と一緒に戦えるのも嬉しいところだ。

 

▼コラボやイベントも続々!

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すでに発表の通り、サービス開始後には人気アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」とのコラボが開催される。詳細は改めて公開される予定。

 

また、ニコニコ生放送にて『エンゲージプリンセス』定例生放送を実施しており、CVを務める三澤紗千香さん、千本木彩花さんが出演するほか、こちらでも新情報が発表されていく。今後の日程は、2019/4/19(金)、5/24(金)、6/21(金)を予定とのこと。その他、ニコニコ超会議2019への出展も決定していると発表された。今後の続報に期待したい。 

 

体験イベントで感じたこと

今回の体験イベントを経てまず最初に感じたことは、登場キャラがどれも可愛いということと、ゲームスタート時に何回でも引き直せるガチャが嬉しいということ。

 

インストール数を稼ぎたいスマホアプリはすぐにガチャを引かせてもらえずリセマラの必要が出てくるが、PCブラウザゲームである『エンゲージプリンセス』にはその必要がなく、何度でもやり直しが可能。初めに10回もガチャが引ける上にやり直しがきくので、早速お気に入りのキャラクターを見つけることができた。まあ、まだエンゲージリングを渡すかは分かりませんが。

 

バトルも編成が大事と言われるだけあって、奥深い内容と感じた。その上キャラクターのカットインだけでなく結構キャラが動くので賑やかで楽しい。歌姫(DIVA)システムもBGMだけでなく、1曲歌ってくれるのがいい。完全新曲とのことで、人気ボカロPによる名曲がここから誕生するに違いない。

 

またカーソルを置くと説明文が小さく表示される機能もPCならではで、ゲーム初心者にも嬉しいところ。体験イベントでプレイできたのはゲーム序盤だけだったので、今後のストーリー展開にも興味を惹かれた。

 

ドワンゴとKADOKAWAが総力をあげて作り上げるPCブラウザゲーム『エンゲージプリンセス』と、ここから広がっていくだろう壮大なプロジェクトの確かな手応えを感じた今回のイベント。絶賛配信中なので、今すぐチェック!

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ⓒ2018 伏見つかさ/ストレートエッジ ⓒKADOKAWA CORPORATION 2018 ⓒ2018 DWANGO Co., Ltd
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