『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』は、最大10人vs10人で戦う大規模戦略バトルが楽しい、マルチプレイに特化した新しいタイプのRTSだ。
『Total War』シリーズの生みの親であるCreative Assembly社と、「World of Tanks」で有名なWargaming社が共同開発し、基本無料のマルチオンラインゲームとして2017年9月1日からクローズドβテストを開始している。
古代ローマ時代の世界を舞台に、300人の兵士を指揮しながら仲間と協力して勝利を目指そう。渋い世界観のゲームだが操作方法はとてもシンプルなので、RTSが初めての人でも簡単に遊べるおすすめゲームだ!
古代ローマ時代の司令官となって広大なフィールドで戦おう!
『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』では、プレイヤーは古代ローマ時代の3勢力「ローマ」「ギリシア」「蛮族」のどれかに属し、各勢力の「司令官」の中からお気に入りのキャラクターになって軍団を指揮することになる。
司令官は勢力ごとに何人かいるが、それぞれ得意不得意があったり、使用できるスキルが違っていたりするので、まずは自分のプレイスタイルにあった司令官を見つけよう。
司令官を決めたら次は兵科の選択だ。
兵科は「歩兵」「騎兵」「投擲歩兵」「攻城兵器」の4つに分かれており、それぞれの兵科にはいくつかの兵種が存在している。
プレイするのが初めての場合は、司令官の得意兵科を選んでおくのが良いだろう。勢力によっては扱えない兵種があるので、ゲームを始める前にチェックしておくのがおすすめだ。
最大6000もの兵士が戦う大規模なリアルタイムバトル!
司令官になってプレイヤーが指揮するのは、100人の兵士が集まった軍団だ。この軍団を最大で3つ同時に指揮し、仲間のプレイヤーと協力しながら敵勢力と戦う。
10人vs10人、つまり、総勢6000もの兵士たちが入り乱れる壮大なスケールのマルチプレイバトルが本作の醍醐味だ!リアルタイム対人戦ならではの、手に汗握るような戦略と戦略のぶつかり合いが非常に熱い。
3つの軍団を上手く連携させ敵を包囲したり、仲間の軍団と戦っている敵を後ろから攻めたり、自分の好きなように軍団を指揮してチームを勝利へと導こう!
拠点を占領するか敵を全滅させるという勝利条件は、「World of Tanks」でおなじみのルールとなっている。このあたりはWargaming社らしさがでている部分だ。
判断力と決断力が大切!軍団を指揮してチームを勝利に導こう!
一人で300人もの兵士を指揮するのは大変そうに感じるが、簡単に遊べるよう操作方法が工夫されているので安心してもらいたい。
動かしたい軍団をクリックやキーボードの1~3キーで選択して、移動させたい地点をクリックするだけだ。敵の軍団が射程距離に入ると自動で戦ってくれるので、直感的な操作で遊ぶことができる。
司令官のスキルを発動させることで、軍団の攻撃力が上がったり移動速度が上がったりする。状況を見極めながら最適なタイミングでスキルを使用しよう。
局所的なバトルはフィールド上のあちらこちらで展開されているので、フィールド全体を見渡し自分がすべきことを瞬時に理解し行動に移す、判断力と決断力がプレイヤーには必要とされているぞ!
Total Warシリーズをプレイしたことがない人は、「ピクミン」のようなゲームを想像してもらうと分かりやすいかもしれない。ピクミンたちに指示をだして、敵のピクミンを減らしていくという感じだ。
本作に登場するキャラクターは、ピクミンのようなかわいい見た目ではないが、どんなときでもプレイヤーを信じて指示通りに動いてくれるかわいい奴らだ。
さまざまな兵科を使い分けて戦場を支配しよう!
『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』に登場する兵科「歩兵(近接)」「歩兵(遠距離)」「騎兵」「投擲兵器」について簡単に紹介していこう!
本作の兵科は、歩兵(近接)>騎兵、騎兵>歩兵(遠距離)、歩兵(遠距離)>歩兵(近接)のように、三すくみの関係になっている。実際の戦争と同様の力関係になっており、リアルな戦場を体験することができそうだ!
■歩兵(近接)
一番オーソドックスな兵科。移動速度が遅いものの突撃による白兵戦を得意としており、確実に敵の足止めをすることができる。
遠距離タイプの兵科を護衛するのも役割の一つ。遠距離タイプの兵科は敵に近づかれるととても脆いので、彼らを守ることは勝利のために大切だ。
歩兵(近接)には、「剣兵、槍兵、長槍兵、両手武器兵」の4つの兵種が存在しており、戦い方や特長が違うのでフィールドにあった兵種を選ぶようにしよう。
■歩兵(遠距離)
いろいろな物体を投げて攻撃する兵科。
敵の射程外から攻撃することが可能であるが近距離での戦いは苦手なので、一方的に攻撃するための位置取りが大切となる。フィールド上の有利なポジションを事前に把握し、敵より先に占拠しておくことが活躍の秘訣だ。
投擲による攻撃は味方にも当たるので、敵味方が入り乱れる混戦では使用しにくい。しっかり射線が通っていることを確認してから攻撃するようにしよう。
歩兵(遠距離)には、「投石兵、弓兵、投槍兵」の3つの兵種が存在している。攻撃可能な範囲は石>弓>槍の順で広いが、装甲を貫く力はこの逆。軽装甲の敵なら投石兵が適しているが、重装甲の敵を相手にするなら投槍兵を使用したい。
■騎兵
馬にまたがり戦場を颯爽と駆け抜ける兵科。移動速度が速く、敵の歩兵(遠距離)を蹴散らすことが重要な任務だ。
移動速度を活かして偵察をしたり、敵騎兵の殲滅をしたりして、戦況を有利に傾かせるような立ち回りが要求される。
仲間の歩兵(近接)が敵の足止めをしてくれると、歩兵(遠距離)との戦いも楽になるので、仲間同士で上手く連携したい。
■投擲兵器
超遠距離からの攻撃が可能な兵科。攻撃力が高く、使い方次第では戦場を支配してしまうことすらできる。ただし、移動速度がとても遅く、近距離戦闘では無力に等しいので注意。近づかれると、他のどの兵科が相手でも負けてしまう。
攻撃力が高いので仲間に当ててしまうと、味方に甚大な被害をもたらすこともある。位置取りだけではなく、攻撃ポイントもしっかり吟味して使用したい。
投擲兵器には、「投石器、小型弩砲」の2つの兵種が存在している。この中では投石器が使いやすくておすすめだ。敵を直接攻撃するだけではなく、敵の進路を攻撃することで牽制するなんて使い方もできる。
勢力と司令官の個性を把握して得意戦法を見つけよう!
『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』に登場する勢力と司令官たちを紹介しよう!
勢力ごとに兵士たちにも特長があるのがおもしろい!
投擲が得意な勢力や森に潜んでの奇襲が得意な勢力などがあるので、ゲームを始める前にお気に入りの勢力をチェックしておこう!
司令官たちは古代ローマ時代に活躍した英雄たちを中心に、さまざまな時代の有名人物が立ち並んでいる。史実に基づいたスキルを持っていたり得意な兵科があったりするので、自分のプレイスタイルにあった司令官を選ぼう!
■ローマ(ROME)
ローマの特長は、兵士たちに杭や柵などのアイテムを装備させられることだ。また、ピルムと呼ばれる槍の扱いに長けた歩兵も多い。
万能型の重装備兵士が多く、パワフルな正攻法での戦いを得意としているぞ!
ローマの司令官は、「カエサル(Julius Caesar)」、「ゲルマニクス(Germanicus)」、「スキピオ(Scipio Africanus)」の3人。
■ギリシア(GREECE)
ギリシアの特長は、それぞれの兵科が得意分野に特化した存在であることだ。
歩兵(近接)は密集陣形による白兵戦に特化し、騎兵は突撃力に特化している。また、歩兵(遠距離)の射程は他の勢力よりも長い。兵科の強みを活かした立ち回りが要求されるぞ!
司令官も兵科の得意不得意が顕著になっており、上手く噛み合ったときの爆発力が非常に高い勢力だ。
ギリシアの司令官は、「アレクサンドロス大王(Alexander the Great)」、「キュナネ(Cynane)」、「レオニダス(Leonidas)」、「ミルティアデス(Miltiades)」の4人。
■蛮族(BARBARIAN)
蛮族とは、ローマやギリシアに属していないケルト人、ガリア人、ゲルマン人、イケニ人などの総称。他の勢力とくらべると兵士個々の能力は低いが、良好な移動速度と視界があり、森などの地形効果の恩恵を高く受けることができるのが特長だ。
蛮族の司令官は、「アルミニウス(Arminius)」、「ブーディカ(Boudica)」、「ウェルキンゲトリクス(Vercingetorix)」の3人。
現在は3つの勢力が実装されているが、今後のアップデートで新勢力も追加予定だ!
すでに日本の戦国時代を思わせるイメージ画像が公開されているので、今後は日本勢力も参戦するに違いない。
『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』の勢力図がどのように変わるのか、これからの動きにも期待したい!
お金や経験値を貯めて上位兵種を開放!多彩な兵種は159種以上!
『トータルウォー:アリーナ(Total War:ARENA)』では、ゲームをプレイするたびにお金(シルバー)や経験値を獲得できる。そしてこれらを消費することで、兵士に持たせる消耗品を購入したり、上位の兵種を開放したりすることが可能だ。
兵種の開放は勢力ごとのツリー形式となっており、目当ての兵種を目指して一つずつ開放していく。
Tier1~10まで10段階のランクがあるが、初めはどの勢力も一番弱いTier1の2兵種しか選べない。そこからランクアップしつつ、徐々に多彩な兵種へと分岐していくのだ。
このような兵種の開放システムは、「World of Tanks」や「World of Warships」などと同じなので、Wargaming社のゲームをプレイしたことがある人ならすぐに馴染めるはず。
数多くの兵種を使い分けながら、自分のプレイスタイルにあった軍団を編成しよう!
史実に基づいた世界観と緻密に作り上げられたフィールで白熱バトル!
バトルで使用するフィールドは、古代ローマ時代など当時の地形を参考に、ゲーム性を高めるための工夫が施されている。
本作を含めRTSではフィールドを把握することがとても大切。高所を陣取ったり障害物や地形効果を受けたりすることで、バトルを有利に進めることができるはずだ。
刻一刻と変わる戦況の中で、リアルタイムな大規模な戦略バトルが楽しめる本作は、長い歴史を持つTotal Warシリーズの最新作として日本に上陸した。
壮大なスケールで戦う、マルチプレイに最適化されたゲーム性は、RTS経験者でも新鮮な楽しみ方ができるはずだ。
もちろん初心者でも遊べるように、操作はシンプルかつ直感的に作られているので、RTSが初めての人でも安心して楽しもう。
古代ローマ時代の世界観や新しいRTSに興味がある人は、是非プレイして欲しいおすすめゲームだ!
(C) SEGA (C) Wargaming.net
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