「Pararea」未だVRのゲームはシングルゲームが多いが、マルチオンラインで人一緒にVR空間を共有できるおすすめの新作ソーシャルVRゲームだ！

「パラーレアソーシャル（Pararea--Social VR for Everyone）」は2017/09/16にSteamでリリースしたソーシャルVRゲームだ！

本作は「オンラインマルチプレイ」を前提に開発されており、プレイヤーは他のプレイヤーと同じ「VR空間」を共有し、共に過ごすことができるようになっている。

映像コンテンツの視聴や多様なアクティビティ、さらには食事会などを、VR上にいるユーザーと「同時に」体験できる点が「Pararea Beta」最大の特徴だ。

「HTC Vive」「Oculus Rift」「Windows MR」全てに対応している「Pararea Beta」は、PC向けVRヘッドセットを所有しているユーザーであれば「誰でも」気軽に始められる魅力を持っている。
 

VR空間を誰かと共感、体験できるオンラインVRゲーム！

オンラインを通じて「離れた場所にいるユーザーが同じ空間を共有する」というコンセプトの元開発された「Pararea Beta」では、利用するユーザーが「アバター」となって参加し、様々なレクリエーションを行えるようになっている。

「Pararea Beta」では「アバター」が数種類の「プリセット」として用意されており、顔などの各パーツを「カスタマイズ」して使用することができる。

「プリセット」には手足が全て表現されている「人間型」以外にも、「胴体」と「頭」と「手」がそれぞれ離れた状態になっているキャラクターモデルもあるので、好みのアバターを選ぶと良いだろう。
ちなみに各プレイヤーのユーザーネームは「アバター」の上部に表示されるぞ。

本作の基本移動方式は「ワープ方式」だ。
画面上の任意の場所に「足跡」のアイコンを置き、その場所へとワープ移動を行う。
所謂「VR酔い」に強い移動方式なので、長時間の滞在には適していると言えるだろう。

「VR空間内」では目の前に「設定」画面を呼び出せるようになっている。
基本画面には「Activity」「Me」「Browser」「Friend」「Tool」という5種類のアイコンが表示されており、ここから場所移動やインターネットの閲覧、そして各種機能の実行を命令できる仕組みだ。

「Browser」で表示されるインターネットブラウザは「板状」の形状になっており、ここでは通常のインターネット閲覧と何ら変わらない機能を楽しめる。

インターネット閲覧は「1人で」行う場合が圧倒的に多いが、「Pararea Beta」で提供される「VR空間」の場合は、一度に大勢の人が同じインターネットブラウザを見ることができるという点がユニークだ。

「Tool」のボタンを押して「Camera」を選ぶとカメラが出現し、「VR空間」内で写真が撮れるようになる。
レンズは反転できるので、「自撮り」をすることも可能だ。

活用法は色々！ただし利用者の姿勢と参加者数が問われる作品！

「Pararea Beta」では、フレンドと集合して同じ場所に出向き、ペイントガンを使用してシューティングごっこを楽しむこともできるし、一緒に「映画」などの映像作品を鑑賞することもできる。

親密になったら「バーベキュー」セットを囲んで食事会を行い、「バー」でデートもできるし、ビジネス的に利用する場合には「社員同士」で集合して「会議」を行うのも面白いだろう。

MMORPGにおける「ダンジョン戦」のように、「明確な目的意識」を持ってオンライン上のユーザーが集結しているのとは違い、「VR空間を共有する」という「漠然とした目的」しかないサンドボックスゲームに近い。

「Pararea Beta」は、こんな人にオススメだ！

「Pararea Beta」は、「ソーシャルVR」黎明期に登場した野心的な作品だと言える。

世界中のプレイヤーが「アバター」となって一箇所に集合するというシチュエーションは2Dの「ソーシャルゲーム」と同じ構図ではあるが、ユーザー自身が仮想空間でのコミュニケーションを通じて繋がりを「体感する」という点が大きな違いだ。

現時点では「アーリーアクセス版」であり、「アバター」のプリセットも少ない状態だが、今後開発が進み、カスタマイズ性が広がってユーザーの「個性」が表現できるようになったら、十分に「化ける」可能性はあると言えるだろう。

製品版の正式リリースは2018年5月を目処にしているそうなので、それまでの期間に利用して感じたことをどんどんフィードバックしていけば、さらに面白い作品になるに違いない。

また、今のうちから気の合うフレンドを見つけて仲良くなっておくと、今後の楽しみが増えることだろう。

「Pararea Beta」は、様々な「ソーシャルVR」を体験してみたい人にはオススメの作品だ！