「ブレイクアーツ2(BREAK ARTS II)」は2018/02/09よりSteamでリリースしたロボットで早さを競うレースゲームだ!
本作は、自分が考えた、最高にカッコよくて強いオリジナルのメカを作り、レースで戦って勝利する。
シンプルなゲームではあるが、ロボット同士のレースでありながら、ただ、レースでドライブのテクニックを競うだけではない。
本作では、ロボット同士の戦いも含まれており、当然攻撃などしての妨害も許されている。
つまり単純にレースの腕前が高いだけでは勝利が出来ないのだ。
ロボットを操作し、妨害を避けてレースでの速さを競う腕と、もっとも自分に合うロボットをカスタマイズする腕の2つが求められる。
レースゲームが好きな人やロボットゲームが好きな人にオススメの新作ゲームだ!
カスタマイズで自由なフォルムを生み出せる自分だけのロボットを作ろう!
このゲームの特徴とも言えるロボットのカスタマイズとはどういうものかと言うと、非常に奥が深く、世のロボット好きであれば大興奮してしまうほどにパーツ設定が細かいのだ。
ブースターなどを取り付ける位置は決まっておらず、自分の好きな場所に設置して良い。
設定した場所によって推力やスピード、加速力は変化せず、自由な位置に装着できる。
さらに装甲なども自由に取りつけてよく、決められたパーツ総量を超えない限りはいくらでも改造して良いのだ。
もちろん、実用的な範囲を求めるのであれば、きっちりと考慮して機体を組まなければならないが、それでもカスタマイズの幅は非常に広い。
その理由は、『BREAK ARTS 2』ではロボット同士のレースという事であり、戦闘による妨害が許されているという事なのだ。
ただただ、速度を追い求めた機体を作っただけでは、戦闘用に調整した機体に撃墜され、結局最下位へと転落してしまうかもしれない。
逆に戦闘用に特化した機体では、速度がまったく出てこず、レース用に特化した機体に妨害などする暇なく追い抜かれ、突き放され、そのまま敗北してしまうかもしれない。
では特化機体が弱いのかといえば、決してそんなことはない。
尖った機体の強さは、しっかりと強さとしてあり、その分野では圧倒的な強さを見せつけることもある。
どの機体にも明確な強みと弱みがはっきりと存在し、よっぽどの変な機体でなければ戦える面白さがあるのが、このゲームのカスタマイズの部分の面白さであり、広さだ。
機体の性能だけではない。例えば、ブースト移動中にだけ、かっこよく可変翼を広げて走りたいと考えるのであれば、可動ジョイント部分を弄ることが出来る。
それも、展開していく速度から、どこまで広げるかという動作終了時の角度といった細かい部分も自由に弄ることが出来る。
もちろん、超高速移動時や、武器を構えた瞬間のみパーツを動かすという選択肢も選ぶことができ、それらを納得するまで動かすことで、多彩な表現をすることも可能だ。
自分のお気に入りのカッコいいロボットでカッコいいポーズを取らせてみよう!
ロボットが好きで好きで仕方ないというプレイヤー向けに用意されているのが鑑賞モードだ。
自分の組み上げた最高にカッコいいロボットをじっくり眺めて楽しむことが出来るし、撮影することもできる。
付け加えると、表彰台へと上ったときのポージングも弄ることが可能であり、思う存分に自分の考えた最強にカッコいいロボットを他のプレーヤーたちにも見せつけられるのも魅力の1つだ。
では肝心のゲーム部分はというと、これがまた熱い。
オンラインモードでは国内ではなく海外の強者ともレースで勝負ができる。
(ただし回線の問題があり、ラグが生じる可能性は考慮する必要がある)
他には、ただひたすらに記録を追い求めて世界の強豪と勝負するタイムアタックモード、ソロ用のAIたちとレースをするグランプリモードやよりお手軽なクイックレース、そしてガレージでは自分のメカを制作し、じっくりと鑑賞するマシンデザインと、細かいデータを確認するマイデータがある。
特にオンラインでの戦闘は、コースについてもじっくり把握しなければならないのだ。
カーブが多い箇所でスピードを重視しすぎたり、攻撃するための武器を積み込みすぎると、そのスピードや重量のせいでカーブを曲がれきれずに衝突や、最悪の場合エリア外へと放りだされてそのまま敗北する可能性がある。
かといって直線ばかりのエリアで、スピードを重視しすぎて、一人でいきなり飛び出すと、視界が広く、射線も確保しやすいため、後方の他のプレイヤーから集中砲火を浴びて、機体がブレイクされてしまい、やはり最下位へと転落させられたりしまう。
そこで、いかにして他のプレイヤーを出し抜きつつ、勝利するのか。
レースだけでなく、対人戦の熱い駆け引きを楽しめるのも『BREAK ARTS 2』の魅力的な要素の1つだ。
何より、その気になれば、自分が理想とする徹底してこだわった機体でも勝利を狙えるのがいいのだ。
自分の腕に絶対の自信があれば、速度だけを徹底的に重視したロボットをカスタマイズし、相手の妨害などなんのそのと、全てを避け切ってゴールしてしまうのもよし。
逆に重装甲大火力の機体を作り出して、自らの前を行くものを悉く火力で殲滅して、悠々とゴールするのも良し。
幅広い己だけの戦略でレースに挑み、勝利することだって出来るのだ。
タイムアタックもまた、速度を出すだけではなく、コース中に出て来るAIを撃破するとタイムが短くなるといった要素がある。
そのため、速度に特化した機体だけでなく、最低限AIを撃破するだけの機体や腕を求められることとなり、コースのどこで撃破するかをよく考える必要が出てくる。
如何に世界最速を取るために、徹底的にコースを研究し、機体を考えるというのもこのゲームならではの楽しいポイントだ。
己だけの最強の機体を作り、見せびらかしたいという人にとっても、非常に魅力的に感じる点ではないだろうか。
また、カッコいい機体を楽しみたいが、オンラインでプレイするのは怖いと感じてしまう人のためには、ソロ用のモードをお勧めする。
グランプリモードや、クイックレースは9つの難易度に、さらにエクストラが追加されており、かなりの歯ごたえのある難易度となっている。
たかがAIと舐めているとあっさり敗北することになったりするので、気を付けてほしいが、その分プレイヤーを熱くさせる試合も多い。
特にAIはしっかりと作られているほか、難易度が上がれば上がるほどもちろん手強くなってくる。
オンラインでの試合とはまた違う、激闘を繰り広げることも可能だ。
勿論、オンラインで遊ぶ方が中心のプレイヤーだって、ソロ用のモードは十分に楽しめるものとなっている。
本番であるオンラインでのレースに出す前に、機体のテストとして遊んでみてもいいだろう。
ガレージ内でも機体のテスト自体は可能だが、こちらの方がより実戦には近い形になっているだろう。
レースとバトルの両方を楽しめる戦略アクションレースゲーム!
総評すると、間違いなくロボットゲームが好きで好きでたまらないというプレイヤーにはオススメのアクションレースゲームとなっている。
独特の操作性や、ロボットのカスタマイズなど、ロボット好きなプレイヤーなら拘りたいポイントを存分に弄れる箇所が多く、自分だけの最強のロボットをまさしく生み出すことが出来る。
レースゲームが好きなプレイヤーも、ぜひ手に取ってもらいたい。
コースの特性の把握や、相手の機体との駆け引き、そして攻撃や罠といった妨害が出来るというメカアクションとレースが混じったこのゲームの魅力は、きっと伝わるはずだ。
そして、対人戦や記録の更新合戦が好きなプレイヤーもオンラインレースでの試合の熱さ、記録を詰めていく楽しさが盛りだくさんなこのゲームを、ぜひプレイしてほしい。
ブレイクアーツ2(BREAK ARTS II)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 | Intel Core i5-6500 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 550 Ti | NVIDIA GeForce GTX 960 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 3GB以上 | 3GB以上 |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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