バトルゾンビシューター:サバイバル・オブ・ザ・デッド(BATTLE ZOMBIE SHOOTER:SURVIVAL OF THE DEAD)は2018年6月9日にゲーム配信サイト「STEAM」でダウンロードサービスが始まった。
開発・販売のメーカーは共に「DRUNKEN APES」になっている。
マインクラフトのような角張った可愛いポリゴンキャラが登場する見下ろし型の3D風だが2Dのガンシューティングゲームだ。銃をうまく使って敵となるゾンビたちを撃破しよう。
2020年に行われた核戦争後、人類の99%が死滅した世界が舞台になっている。
ほとんどの人間がゾンビになり、ゾンビたちも食料も求めて争うようになっている世界。
ここまでならよくあるゾンビ退治のシューティングゲームだ。特に変わった点はない。
しかし、このバトルゾンビシューター:サバイバル・オブ・ザ・デッド、最大の驚きのポイントは、プレイヤーの分身である主人公もゾンビであるところ。
つまり、ゾンビが銃を持って、ゾンビと戦って殺し合うゲームになっている。
想像もしないような驚きの設定だ。おまけにゾンビのキャラクターは3Dだが2Dの可愛らしく仕上げられている。
恐いホラーが苦手という人でも、3D酔いする人にも見下ろし型なので安心してプレイできるようになっているの好印象。ちょっと変わったゾンビものをやってみたいという人はオススメのタイトルだ。
ゾンビ対ゾンビの銃撃戦が見られる他に類をみない設定
バトルゾンビシューターの最大の魅力とも言えるべきものはやはり、主人公がゾンビであるという点に集約するだろう。
音楽もどろどろとした恐い曲調でゾンビたちの恐ろしさを感じさせるものがあり、とても良い出来だ。
2020年と実に近未来の世界を描いてありながら、核戦争により人間の99%が死滅しているとかものすごくぶっとんだ設定なのは面白い。
ゾンビたちが銃を持って戦うために必要な環境が十分に整っていると言える。
荒廃した世界でどんな出来事が起こるのか、興味が尽きない。
ゾンビと言えば、腐っていて気持ち悪い印象を持ちがちだが、このゲームのゾンビはマインクラフトのような四角の集まりで出来ているために、気持ち悪さをまったく感じさせない。
むしろ可愛らしいまであるキャラだろう。
▲まるでレゴブロックの人間たちのように、殺し合っているのにどこかほっこりしてしまう。血糊なども子ども落書きようで、不気味さは微塵にも感じないはずだ。
ゾンビたちは最初に使う武器を選ぶことが出来る。武器には攻撃速度の早いものや威力のあるものなど、数種類から選択が可能だ。
自分が戦いやすい武器を選んでおくと良いだろう。
それが終わったらいよいよゾンビの外見を決めることになる。
最初に選べるゾンビの数はあまり多くはないが、実績を積むことにより30種類以上も新しいゾンビのスキンが使えるようになる。ゾンビの姿を自由に変えられるというゲームは他に類を見ない。おまけに豊富に種類があるのは嬉しい限りだ。
ゾンビなので当然、動きも遅い。銃を撃たれてしまったら、逃げるや避けるなどの回避行動はかなり厳しいので、見つかる前に相手を倒すような立ち回りが重要となる。
撃ち合いになった場合も、先に撃っていた方が圧倒的に有利なので、相手を見つけることが何よりも優先されるだろう。
基本的に街を彷徨いながら、敵を見かけたら倒していく流れになるのだが、あちらこちらにアイテムが散らばっている。
それらのアイテムを回収するたびに、プレイヤーの分身であるゾンビはドンドン強くなっていく。
他のゾンビたちと戦いを有利にするためにも、積極的にアイテムを取得しておくべきだ。
もしも、相手のゾンビに見つかって殺されてしまっても、すぐに蘇るので、そんなに神経質に考える必要もない。気軽に遊べるのも、このバトルゾンビシューターの魅力とも言える。
圧倒的な拡張性のあるマルチプレイ
バトルゾンビシューターはローカルで大人しく遊ぶモードの他に、インターネットに接続してみんなで遊ぶマルチプレイがある。
マルチプレイというなら、最近では割とどんなソフトにでも取り入れられているので、驚くほどのことでもない。
しかし、このバトルゾンビシューターは違う。
なんと、驚きの最大100人まで参加できるとんでもない対戦を行える。
そんなに人数を集められるか不安ではあるが、将来的な拡張性を考えると、これはすごい。
今後の展開が非常に楽しみだ。
ゲームモードには完全な殺し合いとなるデスマッチの他に、 IOスタイリングゲームも用意されている。
どちらのモードも楽しいが、やはり殺し合いの出来るデスマッチが楽しいだろう。
戦いを勝ち抜くことでゾンビのレベルが上がっていく。ゾンビのレベルを上げて、リングの王を目指そう!
どことなく不思議な世界観
マインクラフトと同じようなレベルなので、特別グラフィックについて語ることはない。
しかし、その世界観は非常に変わっていて、どこか幻想的なものがある。
電灯などの光を受けると影が大きく伸びる。それは別に普通のことだ。しかし、この世界では人間の99%は死滅しており、電灯をつける意味などないのだ。
そう考えると電灯がついていることも不思議だし、どう言った仕組みで動いているのかなど、考え始めるとかなり面白いものがある。
開発メーカーである「DRUNKEN APES GAMES」は以前には、「HORROR OF THE DEEP TRAILER」という本格的なホラーゲームにも挑戦しており、その実力はかなり高い。
その技術力を持って、バトルゾンビシューターを作り上げたのだから、ゲームとして雰囲気作りは完璧なのだろう。
実際にゲームをやっていると、ゾンビたちとの撃ち合いばかりではなく、随所に目をひく演出が紛れており、ついつい見入ってしまう。
時間があるときなど街の中を散策して欲しい。
気がつかなかった不思議な演出をいくつも見つけることができるはずだ。
気持ち悪さのまったくない新しいゾンビゲーム!
ゾンビというテーマはどうしてもホラーになってしまうことが多いが、このバトルゾンビシューター:サバイバル・オブ・ザ・デッドでは、それを逆手に取り、気持ち悪さを全て排除してあるというのは、非常に好感を持てる。
トラウマクラスのゾンビのイラストなんて見せられた日には、相手を恨んでしまうかもしれない。
その点、このゲームのようなタッチなら、銃撃を受けて血が激しく飛び散るようなシーンでもまったく恐さを感じなくてすむ。
ゾンビという素材を使って、ここまで可愛く演出できるのは本当にすごいことだ。今までに類を見なかった潔さを感じてしまう。
恐いより可愛いを追求してくれたおかげで、ゾンビシューティングゲームでありながら、相手を気にすることなく、気兼ねなく勧めることが出来るのは嬉しい。
マインクラフトのようなキャラクターたちなので、今後は自分でスキンを作って導入できるなど、おまけ的な要素も追加されていくとさらにゲームが楽しくなっていくだろう。
非常に楽しみだ。
気持ち悪いゾンビは苦手という人でもシューティングが好きであれば、ぜひやってみて欲しい。多人数での戦いは本当に最高だ!
バトルゾンビシューター:サバイバルオブザデッドスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GBの空き容量 | 20GBの空き容量 |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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