『コンバット・オーバーラン(Combat Overrun)』は、Assassins Corpより2019/8/16からSteamでリリースされた、新しいタイプのオンラインマルチプレイが体験できる一人称視点(FPS)シューティングゲームだ。
一見すると本作はバトルロワイヤルが中心のゲームに見えるが、本作で何よりも魅力的になっているのが、車両に対するこだわりと物理エンジンを使ったリアリティの追求だ。2つの融合により、銃を持って戦うだけのゲームが別次元で、誰もが満足できるゲームへと進化を遂げている。
まるで写真のようなグラフィックは見るものを感動させる美しさだ。白熱する銃撃戦や現実のような挙動を見せるカーレースなど楽しみ方は幅広い。爽快な操作性で未経験者でもすぐにゲームに馴染むことができる。ライバルたちを相手にわいわいとはしゃぎたい人におすすめのシューティングゲームだ!
こだわりある美麗なグラフィック!
本作のゲームモードはバトルロワイヤルゲームの進化版とも言える設計になっており、「デスマッチ」と「バトルロワイヤル」を兼ね備えている。圧倒されるほどリアルなグラフィックの中で、シューティングを楽しめる最高のゲームだ。
これだけ美しいグラフィックを実現させたのは、「D3D12」で構成された新しいハイエンドグラフィックエンジンを利用したおかげだろう。高範囲に渡るディスプレイスメントマップやリアルタイムで変形する地形、さらには高度なマテリアルブレンドを使用して、大がかりなオブジェクトの詳細をオンザフライで生成できるようになっている。
道路、トラック、洞窟などのゲームエリア内に登場する様々なものがリアルタイムに変化し、多くのバリエーションを生み出していく。そのため、ゲームに夢中になっていると、いつの間にか自分がその世界にいるような高い没入感を生み出す。
自然の景色のように一秒一秒違う表情を見せてくれるのは本当に素晴らしい。ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフルなど、豊富に揃ったたくさんの銃を握り締めて敵に立ち向かっていく。右下にあるレーダーを見ながら、敵を探しつつ、現実世界と間違えてしまうほどリアルなグラフィックをぜひ堪能しよう。
銃撃戦だけじゃなくレーシングもかなり熱い!
乗り物にもかなりこだわりがあり、しっかりとした操作性でありながら、時速100kmの速度で山道をレースダウンして、敵を探し出せる。敵を見つけることができたら、高速で走る車から飛び出して、目の前でスピンさせれば、自分を守るの防壁として利用しよう。乗り物を利用した様々な面白い要素も本作の魅力のひとつだ。
スピード感とリアリティを支えているのは、高いグラフィック技術と物理エンジンがうまく結合しているところだろう。どんなに写真のような美しいグラフィックであったとしても、壁にぶつかって傷一つつかない車を見てしまうと、誰だってゲームであるコトに気がつく。
本作で遊んでいて、そうならないのは、まさにこのグラフィック技術と物理エンジンの融合が見事なハーモニーとなってプレイヤーを満足させているからだ。車両を含めたすべての物理オブジェクトは、衝撃により変形したり、摩擦ですり減ったり、抵抗を受けて止まったりと、実際のマテリアルを元に計算され、現実的かつ再現可能な物理環境が揃えられている。
つまり、同じ壁にぶつかるという結果でもその時出ていた速度によって、車の壊れ方が大きく違ってくるということだ。全ての地形と地面には抵抗が生まれ、地球から来る重力によって、十分な牽引力なしでは急な傾斜を登ることはできない。
さらに泥、深い砂、水なども障害となって、プレイヤーや乗り物の行く手を阻んでくる。十分な装備を整えた乗り物でなければ悪路を進むのは困難だ。現実世界では当たり前の話だが、前に進むボタンを押すだけでどんな道でも進んでいくのが当然なゲームではかなり珍しい。
しかし、悪路を進んでショートカットになれば、ゲームの展開が有利になるのであれば、進みたくなるのがゲーマー魂だろう。プレイヤーは常に行き先を決めるときに、行き止まりで足止めを喰らったり、行き詰まったりすることを想定したリスク管理と、ショートカットから得られるメリットを考えて行動する必要がある。
色々な場面を想定しながら、車で突き進むのは非常に面白い。ライバルたちとの銃撃戦を行うゲームであればなおさらだろう。物理エンジンによって生み出される戦いや車の破壊なども本作の楽しみの一つだ。できるだけ大きく破壊したいなら、より早いスピードで壁に激突してみよう。
まるで事故現場のようなリアリティのある光景がそこで再現される。面白いシステムがあちらこちらに盛り込まれているので、マップを彷徨っているだけでも、高い満足を得られるゲームだ。
未完成となるアーリーアクセス期間中
リアルに再現されたまるで現実世界のようなゲーム空間で、他のプレイヤーたちと自由に遊べる環境になっている。オンラインで見知らぬ誰かとバトルに興じるのもいいし、身近な友だちや家族とローカルな環境で身内だけのバトルを開催してもいい。
遊び方はかなり幅広く揃っており、単純に銃で撃ち合ったり、乗り物を持ち寄ってレースをしたり、戦車を使って気分のままに破壊しまくったり、楽しみを模索すれば色々と楽しみが増えていく。マルチオンラインで大勢のプレイヤーと一緒に遊ぼう。
美しいグラフィックに優れた物理エンジンによるリアリティーなど、本作にはたくさんの魅力が詰まっているが、驚くことにまだ未完成である 早期アクセス期間だ。
期間はおおよそ1年となっており、その間にマップ、車両、武器などをさらに追加して、ゲームにボリュームをつけていく。誰もが満足できるだけの準備ができたところでようやく完成版であるフルアクセスバージョンへと進化する予定だ。
ゲームのメインテーマになっているのが、「車両」「レーシング」「銃」で、これだけであれば、よくあるバトルロワイヤルゲームと変わらない。しかし、本作では開発コミュニティを巻きこみ、多くの人が新しいゲームだと感じられるように様々な意見や提案を元にしたアップデートが繰り返されている。
新しいマルチプレイゲームの開発に参加するのは、実際にゲームをやるのと同じくらいに楽しく、やりがいのあるものだと、スタッフたちは口を揃えている。最終的にゲームをプレイする全てのプレイヤーが満足できるゲームになるまで開発は終わらない。今後もプレイヤーたちのフィードバックに耳を傾けながら、ゲームの調整が繰り返されていくだろう。
ゲームと現実の見事な調和を感じられる本作は、FPSシューティング、レーシングどちらかだけでも十分にゲームとして成り立っているほど面白い。幅広く遊べるゲームを探している人におすすめだ!
Combat Overrunスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K または AMD FX-6300 | Intel Core i7-7700K または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 または AMD Radeon HD 7950 | NVIDIA GeForce GTX 1070 または AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2 GB | 8 GB |
HDD空き容量 | 50 GB | 50 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
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