2021/4/15からSTEAMで配信されているAlexander Žolnai氏の購入型PCゲーム。近未来型の造形を持ったビークルが登場する世界で最大20名のプレイヤーが対戦できるアクションFPS/TPS。
世界最強の呼び声高いゲームエンジン「Unreal Engine」を用いて開発された3Dグラフィックのゲーム世界、デザイン性抜群のビークルを操作しながらプレイヤー同士のPvP要素を体験できるオンラインマルチプレイシステムが大きな魅力で、戦車や車両が主役のアクションシューティング作品が好きな人におすすめ!
ビークル同士のバトルを楽しもう!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Project: Nitro』は、近未来世界を舞台にプレイヤー同士のビークル対決を楽しめるおすすめの新作PCゲーム。2020年に早期アクセス版として登場し、今回「ベータ版」の立ち位置になって配信されているファーストパーソン/サードパーソンシューティングだ。
ゲームには2種類のビークルが登場し、それぞれ異なる移動特性と攻撃特性を持っている。頑丈な戦車型のビークルで重々しく戦うか、機動性に優れた軽量ビークルを活用して多彩な武器を活用しながら戦場をかき乱すか、プレイヤー好みのバトルスタイルで戦える点が特徴で、PvP要素が大いに捗る作品となっている。
現時点でマップは1種類のみとなっており、早期アクセス版の段階で実装されていたマップ「Destiny Desert」はクローズされている。なお、ゲームシステムや仕様については今後急速に変化していく可能性が高いため、今回記述している内容もアップデートで変わることがある、という点を念頭に置いていただきたい。
▲最新ゲームらしいゲームグラフィックでビークルバトルを体験できる新作FPS/TPSゲーム作品だ。
ゲームを開発しているのは、スロバキア共和国在住のインディー系ゲームデベロッパーAlexander Žolnai氏。コミュニティーの助力とアドバイスを受けながら作品にさらなる進化をもたらすため、日々開発に勤しんでいる。本作『Project: Nitro』がSTEAM発登場作品となる若きインディー系デベロッパーだ。
STEAMでの販売価格は1840円。なお、詳しいことは後述するが、早期アクセス版とベータ版の段階で本作を購入したプレイヤーには、無料で新型スキンのアップデートなどを提供してくれるDLC「Project: Nitro - PREMIUM」を無料で入手できる権利が付与される。プレイの幅を広げてくれる面白い取り組みだ。
現状が「ベータ版」という位置付けにあり、作者自身も「未完成」と公式サイトで警告しているため、プレイ中に予期せぬ不具合やゲームシステムの大幅な変更に出くわす可能性は高い。ゲームに対してフィードバックを送って、より良い完成品に導きたいと考えている人にはおすすめできる新作PCゲーム作品だ。
プレイ言語は英語一択で、日本語インターフェース及び字幕・音声は非搭載。汎用コントローラーには連動していないため、キーボードとマウスで操作することが得意な人向けのアクションゲームだ。近未来の戦場でビークル同士のガチンコバトルを体験したい人は、今すぐSTEAMストアで製品情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 近未来のビークルバトルが開幕!
「Unreal Engine」の美麗グラフィック!
『Project: Nitro』最大の特徴は、世界最強の呼び声高いゲームエンジン「Unreal Engine」を用いて再現された3Dグラフィックのゲーム世界。オンラインマルチプレイ時にも安定した描画を生み出すことで知られる同エンジンの高精細なグラフィックは美しく、没入感満点のゲームプレイを楽しめること請け合いだ。
起伏に富んだ本作のフィールドは木々が生い茂るジャングルのようになっており、ビークルを滑らせながら相手を探して移動していくプレイを臨場感たっぷりに体験できる。また攻撃が相手ビークルに当たった際の爆発と煙のエフェクト効果もリアリティー満点で、早期アクセス版の段階に比べると飛躍的に進化しているぞ。
▲戦車型ビークルのバトルは迫力満点。移動スピードも早く、スピーディーな試合展開が生まれる。
フィールドを舞台に多数のプレイヤーが入り乱れて戦う作品の場合、プレイ中にカメラ視点を動かすことが多くなるが、「Unreal Engine」を用いて開発されている本作の場合、カメラをグリグリと動かしてもスムーズに描画されるためストレスが少ない。ミニマップが存在しない作品なので索敵行為が捗るぞ。
見た目は重厚そうに見える戦車系ビークルだが、体感する走行スピードはオフロードカー並みの速さで、戦車が主役のアクションシューティングゲームとは異なるハイスピードバトルを体験できる点がポイント。砲台を回しながら相手プレイヤーを素早く見つけ出し、俊敏な動作と攻撃を繰り出していくスリリングなプレイを味わえる。
最新ゲームらしい高精細なゲームグラフィックを持った作品を求める人には断然おすすめの新作ゲームで、ベータ版の段階を脱して正式バージョンへと進化を遂げれば、さらにプレイ人口が集まっていくことになるだろう。今後の開発でさらにグラフィックと描画に磨きがかかっていくことが期待される新作ゲームだ。
【おすすめポイント】 美麗グラフィックでバトルを楽しめる!
購入者向け無料DLCアリ!
前述の通り、ベータ版の段階にある『Project: Nitro』を購入したユーザーには、もれなく無料のダウンロードコンテンツ「Project: Nitro - PREMIUM」を入手できる権利が与えられる。このDLCは「シーズンパス」の立ち位置に似ており、今後配信される全てのDLCを無料でインストールできるという優れモノだ。
オンライン向けゲームである本作で嬉しいのは、このDLCで権利を手に入れることによって新たなビークル用スキンを優先的にゲットできる点。他プレイヤーとは異なるカラーでバトルに望むことができるため、毎回プレイを続けていく意欲も湧いてくる。ちなみにスキンは正式版ユーザーより1週間早く入手できる仕組みだ。
▲種類豊富なビークル用スキンなどを入手できるDLC「Project: Nitro - PREMIUM」。
正式版やベータ版の段階からサポートしてくれるユーザーへの「心ばかりのお礼」とも言える「Project: Nitro - PREMIUM」だが、こうした一手間かけたユーザーへのプレゼントは素直に嬉しい。新型のスキンは今後毎月登場する予定になっているので、異なるスキンをどんどんコレクションして戦いに参加しよう。
【おすすめポイント】 カラバリ豊富なビークルで遊ぼう!
進化を続ける新作アクションSTG!
2020年の早期アクセス版配信以降、劇的なペースでゲーム世界を変えつつある『Project: Nitro』は、今後の開発次第では大きく化ける可能性を持ったおすすめの新作PCゲーム。当初はSF映画『トロン』のようにハイテクだったグラフィックは鳴りを潜め、現在はリアル寄りのゲーム描画へと切り替わっている。
▲今後のアップデートと改編でゲームがどのような進化を遂げるかについても注目が集まっている。
開発者自身が英語ネイティブではない文章でゲームを紹介しているため、英語圏で暮らしているユーザーたちを巻き込んで作品をヒットさせるためにはもう少し時間がかかりそうだが、コミュニティーの力と支援で作品が劇的に進化を遂げている点は見逃せない。正式配信版でどのような形態になるのか非常に楽しみな新作だ。
【おすすめポイント】 現在鋭意開発中の新作PCゲーム!
Project: Nitroスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Alexander Žolnai.
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