『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』のタイトル画像

『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』は、2022/11/3からSteamで正式配信されているNaconの購入型PCゲームで、世界ラリー選手権の世界をリアルに再現したシリーズ待望の最新作。

2022年に導入された新レギュレーション「ハイブリッドユニット」の挙動を再現した物理演算システム、最新データに基づく49チームと37種類の車両、他プレイヤーに挑戦できるリーグモードが魅力で、世界ラリー選手権ファンの人、オフロードと公道を疾走するスリル満点のプレイを味わいたい人におすすめの新作。

WRCファン必見の新作タイトル

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』は、2021年に発表された『WRC 10』に続くラリーファン必見のシリーズ最新作。2022年の最新データを元に再現された49チームと37種類の車両で様々なコースを体験できるレーシングゲームだ。

世界ラリー選手権は、ヨーロッパや中南米、アジア、オセアニアなどで開催される国際自動車連盟主催の世界選手権で、ここ日本でも6回に渡って開催された経緯を持つ。2022年11月には12年ぶりに「ラリージャパン」が復活し、愛知県と岐阜県を舞台に壮絶なレースが行われる予定だ。

WRC公認の新作『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲世界で最も過酷なレースと言われるラリー選手権の世界をリアルに再現する新作。

2022年最大のトピックは、新たなカテゴリーである「ラリー1」の登場。電気エネルギーを併用するエンジンを搭載した車両が「WRカー」に変わってカテゴリー最上位に置き換えられるという大幅なレギュレーション変更が行われ、レースに参加する各企業は新エンジンを実装したマシンを導入していった。

本作ではこの「ハイブリッドユニット」の挙動を再現するために新たなメカニズムが導入されており、走行時にバッテリー状態に目を光らせる必要があるなど、根本的に異なるプレイ体験が生まれるようになっている。新レギュレーションに伴ってゲームシステムとマシン設計に変更が加えられた注目作だ。

作品には22カ国から成る合計750キロメートルのスペシャルステージ(SS)が実装され、「ラリー1」「ラリー2」「ジュニアWRC」に分かれる49種類のチームが登場。マシンに関しては前述のハイブリッド車を含む37台の車両が収録されており、最新バージョンにアップデートされたデータでプレイを楽しめるぞ。

コンソール版も販売中

Steamでの販売価格は4100円で、各種のDLCを同梱した『デラックス・エディション』も4718円で併売中。なお、本作はPC版以外にPSとXbox向けにも配信されているマルチプラットフォーム対応の新作ゲームで、PS5とXbox Series X/S版は次世代機向けに最適化された仕様で配信されている。

CS版も配信中の『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲滑らかなフレームレートでプレイしたい場合には、PC版もしくは次世代機コンソール版を選ぼう。

インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。ちなみに本作は12月に「Nitendo Switch」向けの配信も予定されているので、スイッチユーザーの人はもう少しだけ辛抱しよう。なお、異なるハードでマルチプレイを楽しめるクロスプラットフォームプレイには非対応となる。

PC版は部分的ながら汎用コントローラーでの操作をサポートし、直感的な入力系統でプレイできる点も魅力。解除できるSteam実績も44種類と豊富なので、実績ハンターを自負する人にも見逃せないタイトルとなっている。最新の物理演算とデータでWRCの興奮を味わえるラリーファン必見作だ。

世界ラリー選手権の世界をリアルに再現したシリーズ待望の最新作『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』は、現在PCおよびPS、Xbox向けに好評配信中。スリリングなレース体験を味わえるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】人気ラリーゲーム最新作が登場!

ゲームシステム

『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』最大の特徴は、2022年から導入されたハイブリッドマシンを操作できるゲームプレイ体験。ラリー界の革命と言われる新レギュレーションがゲーム内でリアルに再現されており、新たな車両の物理学と相まって最高のプレイを提供してくれるぞ。

全体のコースを細かく区切った「SS」コースで最速タイムを目指していく本作では、ラリー選手権の特徴であるコ・ドライバーの指示が音声で流れ、さらに画面上にも次の地形と路面状況に関する内容がポップアップ式のアイコンで素早く表示される。プレイヤーはこれらを頼りに操作する仕組みだ。

スウェーデンマップがパワーアップした『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲雪景色の中を疾走する「ラリー・スウェーデン」は順当にパワーアップを遂げた。

ゲームには前シリーズ作品には無かった6種類のSSを備えたラリー・スウェーデンも搭載され、ラリーファンの中でも人気が高い国でのレースが大いに捗ること請け合い。前作から変わったマシンの挙動に慣れながら、最速でコースを駆け抜けていくアドレナリン全開のプレイをたっぷり味わっていこう。

SSの総数は165で、これらのコースを徹底的に頭に叩き込みながら操作を行うプレイに熱中できること請け合い。全てのSSには時間制限があるため、苦手なコースがあると先に進むことができない。路面状況とマシンのコンディションを考えながらタイムを縮めていくことが大切なレーシングゲームだ。

165のSSを持つ『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲プレイ中のカメラ視点はFPSとTPSを両方実装。好みに応じて切り替えながら遊べる。

一新されたリーグモードでは、オンラインで自分と同等レベルのプレイヤーとマッチングできるようになっており、腕前が上がると、さらに好成績を出しているユーザーとマッチングできる仕組み。徐々にドライビングテクニックを磨きながらオンライン対戦を楽しめる点がポイントとなっている。

登場するマシンのカスタマイズ要素がパワーアップしている点も作品の特徴で、自分でデザインしたオリジナルのラリーカーを他プレイヤーと共有できるようになっている。ソロプレイだけではなく、オンライン要素も充実させた新作ゲームで、世界のラリーファン達と交流しながらゲーム世界を遊び尽くせるぞ。

リアルなマシンが魅力の『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲リアルに再現されたマシンの描写が素晴らしい必見の新作ゲームタイトルだ。

なお、シリーズ作共通の楽しみ方として、過去の世界ラリー選手権に登場したレジェンドマシンでコースに挑むことが可能となっているので、ディープなラリーファンの要望も十分に満たしてくれるはず。お目当てのマシンが見当たらない場合には、同時販売中のダウンロードコンテンツもチェックしてみよう。

グラベル(未舗装道路)とターマック(舗装道路)の両方が混在する状況下でマシンをセッティングしながら戦うラリー選手権の世界には独特な面白さがあり、一度ハマると長時間夢中になる魅力に満ちている。初心者プレイヤーにも大きなインパクトを与えること間違いなしのおすすめゲームタイトルだぞ。

【おすすめポイント】進化したゲームプレイが楽しい!

システム要件

『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』PC版の要求スペックは中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1660 Ti」もしくは「Radeon RX Vega 64」となるため、快適にプレイしたい場合にはミドルスペック帯のゲーミングPCが要求されることになる。

CPUに関しては最低で「i-5 2300」「FX-6300」、推奨が「i-7 4790K」もしくは「Ryzen5 2600」。メインメモリ搭載量は最低で8GB、推奨で12GBが要求される。高解像度のディスプレイでプレイする際には、グラフィックボードに余裕があると安心。OSはWindows 10以上が動作ラインだ。

システム要件が中程度の『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲最新の3Dレーシングゲームだけあって、PCへの要求スペックはそれなりに高い。

インストールサイズは約47GBと大きめ。普段ストレージに余裕がない状態でゲームを詰め込んでいる人は、本作のために容量を整理しておく必要がある。ただしダウンロードコンテンツは車両のバラ売りとなっているので、全てのDLCを揃えた状態でもそれほどサイズが膨らむ心配は無さそうだ。

【おすすめポイント】ミドルスペック推奨の新作ゲーム!

KT Racingの最終作

『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』の開発元であるフランスのゲームスタジオKT Racingは、前作となる『WRC 10』にも携わっているスタジオだが、残念ながら本作を最後にWRCシリーズの開発からは外れることが明らかになっている。理由はライセンス契約の移譲だ。

2023年からWRCプロモーターはエレクトロニック・アーツコードマスターズにランセンスを委任することを決定しており、これによってNaconとKT Racingのパートナーシップで展開してきた同シリーズは事実上の終焉を迎えることになった。本作にナンバリングが無いのは、そういった諸事情の現れだ。

KT Racing最終作の『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』

▲2023年からはライセンスが他社に渡る人気シリーズ。今後の動向と情報にも注目だ。

コードマスターズがレーシングゲームの開発分野でユーザーからの高い支持率を誇っていることは周知の事実で、『DiRT』や『F1』シリーズで不動の地位を築いている信頼性の高いブランド。WRCファンからも開発の要望が多かった同スタジオが、ついにWRCの名前を冠したタイトルの開発に乗り出すことになる。

長年WRCシリーズを支えてきたKT Racingが2022年でフェードアウトすることは少々残念だが、最後だからと力を抜かず、2022年の新レギュレーションをフィーチャーした作品を送り出したことには敬意を表したい。『WRC Generations – The FIA WRC Official Game』は、現在好評配信中だ。

【おすすめポイント】KT Racing最後のタイトル!

WRC Generationsスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10
CPU Intel Core i5-2300 or AMD FX-6300
メモリー 8GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GT 1030 or AMD Radeon R7 360
VRAM 2GB
HDD空き容量 47GB
DirectX Version 12
回線速度

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