『ウィングスーツヒーロー』は、2022/12/20からSteamで正式配信されているUltra Fun Verseの購入型PCゲームで、ウィングスーツを装着したキャラクターを操作しながら飛行を体験できるフライトアクションゲームタイトル。
自然豊かな世界を舞台にスリリングな滑空アクションを体験できるプレイ要素、Webカメラに映ったプレイヤーの挙動で操作する面白さ満点のゲームシステム、ワンコインでゲットできる安価な価格帯が大きな魅力で、知られざるインディーゲームを発掘してプレイすることが好きな人におすすめの新作。
ウィングスーツで飛行できる新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『ウィングスーツヒーロー』は、3Dグラフィックで再現された世界を舞台に、「ウィングスーツ」を装着したキャラクターを操作しながら飛行アクションを楽しめるおすすめの新作。多彩なロケーションを高速移動するプレイを体験できるタイトルだ。
ゲーム最大のポイントは、PCの「Webカメラ」を利用して遊ぶ点。本作にはカメラに映し出されたプレイヤーを「AI」が認識するシステムがあり、飛行ポーズをとって腕を傾けることでキャラクターを操作できる。入力装置としてカメラを活用するという発想が非常に面白い必見のフライトアクションゲームだぞ。
▲ウィングスーツに身を包んだキャラクターをWebカメラ越しに操作する必見タイトル。
本作の主人公は小さな町で育った若者で、この世界に存在する「ウィングスーツヒーロー」に憧れて育ったというバックストーリーを持つ。逞しく育った主人公は晴れてウィングスーツを装着することになり、空を飛ぶヒーローとしてゲーム内の雄大な飛行要素を楽しむ、という設定だ。自在な滑空を楽しもう。
ゲームを開発したのは、本作がSteamデビュー作となるインディーゲームデベロッパーの「Ultra Fun Verse」。公式SNSを持っていないため国籍などは不明だが、ストアで本作の原題が『我是翼装人』となっている点や、スクリーンショットに中国語が見えるところから、中国語ネイティブな開発者の可能性が高い。
ワンコインでゲットできる価格設定が魅力
ゲームはシングルプレイ専用で、オンラインマルチプレイモードは非搭載。フレンドを誘って一緒に滑空しながら遊べれば楽しさも広がっていくはずだが、個人で作品を制作している可能性が高いため、サーバーの手配までは手が出なかった可能性もある。これについては今後のアップデートに期待しよう。
Steamでの販売価格は470円と安価。ワンコイン価格で気軽にゲットできる点も作品の大きな特徴で、知られざるインディーゲームを購入して遊ぶことが好きな人にもおすすめのタイトルと言える。現時点ではゲーム内の課金要素が存在しないので、買い切り型のゲームタイトルとして気持ち良く遊べるはずだ。
▲切り立った渓谷もロケーションとして登場。操作テクニックが要求されることになるぞ。
インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。ゲームプレイ中に目にするテキストは存在せず、基本的にスピードメーターとプレイタイムなどが表示されていくシンプルなインターフェース構成になっているので、直感的な操作方法で大空の滑空アクションを楽しめるだろう。
なお、詳細については後述するが、PCへの要求スペックも抑えられており、幅広いPC構成に対応する。ただし遊ぶためには「Webカメラ」の実装が必須となるため、カメラを持っていない人は注意。ちなみにどのメーカーのカメラが対応しているかについての記載はないため、この点にも注意しておこう。
ウィングスーツを装着したキャラクターを操作しながら飛行を体験できるフライトアクションゲーム『ウィングスーツヒーロー』は、現在Steamで好評配信中。斬新なアイデアを採用したインディーゲームデベロッパーの意欲作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】カメラで操作するアクションゲーム!
ゲームシステム
『ウィングスーツヒーロー』の肝は、「Webカメラ」に映し出されたプレイヤーの仕草をAIが判断して操作に反映していくゲームシステム。多彩なロケーションが用意されているステージを高速で飛行し、独特な操作体系を体得しながらゲーム世界を遊び尽くそう。時速300キロ超えの世界を体験できるぞ。
作品には山、湖、木、崖、川、海、島、峡谷、トンネルなどの景色を持つロケーションがプレイマップとして用意されており、時に広大な風景を堪能しつつ、時に過酷な飛行ラインを縫うように飛び回るプレイ要素が展開。普段PCゲームの操作に利用する入力デバイスを用いないため、会得するのは至難の業だ。
プレイヤーの映像は、Webカメラを介して画面の右下に表示される。ここでプレイヤーが両腕をどのような形にしているかを作品内のAIが解析してキャラクターの挙動に結びつけるというシステムだ。ある意味VRゲームで遊んでいるような感覚に浸れるタイトルで、この試みは非常にユニークで面白い。
▲カメラを介してキャラクターの操作をコントロールしていく面白プレイ要素が展開。
ただしモーションキャプチャー専用のデバイスを用いて遊ぶ仕組みではなく、本来の用途とは異なる使い方でWebカメラを使用する関係上、操作の的確さについては疑問符が残る。細かいニュアンスに対応する操作システムとは言い難く、あくまで大味な操作体系になっている点には注意しておこう。
高速で飛行する点が作品の大きな魅力となっているが、特にゲーム内で戦闘シーンが起こるなどの仕組みは無く、ヒーローという設定を活かしきれていない点もやや残念。相手を追尾しながら攻撃を加えていくアクション要素があれば、作品がかなり引き締まると思われるが、作者はあくまで「飛行」にこだわったようだ。
カメラに映し出される画像には注意が必要
マルチプレイモードの不在という点も少々残念に思えるが、プレイ画面に自分の姿が映ってしまう関係上、プライバシーを保護できない可能性があるので、これはこれで正解なのかもしれない。匿名性を保持しながらゲームをプレイすることが好きな人は、本作にマルチプレイが登場した場合は注意だ。
ゲームに自分の姿が映し出されているという点が引っかかる場合には、素直に購入を控えるのも手。プレイ中に記録されたプレイヤーの画像がその後どのような扱いを受けるかも分からないので、ある意味で恐ろしさを感じる作品とも言える。顔出しOKでゲーム実況をしている人には向いている新作ゲームだ。
▲基本的にはオフラインゲームのはずだが、内部処理については不明なので注意しておこう。
無論作者にプレイヤーの映像を無断活用する意図が全くないことも考えられるため、上記の記述はあくまで「推測」の域を出ないが、公式サイトやSNSアカウントを持っていないインディーゲームデベロッパーの作品となると、少し身構えてしまうのは致し方ないところ。作者の積極的な情報開示も求められる新作だ。
ゲームグラフィックについては次第点。ハッキリ言ってしまえば数十年前のPCゲームに等しいクオリティーであり、最新ゲームらしい高精細な描画とは正反対の画質。ただしゲームの面白さはグラフィック品質とは別問題なので、カメラに向かって飛行ポーズを取りながら夢中になって遊べば関係なくなるはずだ。
色々と惜しい点を持つ新作アクションゲームだが、Webカメラで操作を行うという画期的なアイデアは面白く、ゲーム自体にも「借り物」ではない独自性が窺えるので、インディーゲームとしては立派に成立している作品と言える。後は操作精度の調整が上手く進めば、多くのプレイヤーの興味を引くだろう。
【おすすめポイント】大空の滑空を楽しもう!
システム要件
『ウィングスーツヒーロー』のシステム要件は低め。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」もしくは「RX 5500XT」となるため、現行のローエンドなゲーミングPCがあれば十分にプレイできるはず。CPUの推奨モデルもIntel「i-5」クラスなので、これをクリアできる人は多いはずだ。
▲PCへの要求スペックは低め。軽さも大きな魅力となっている新作アクションゲームだ。
OSに関してはWindows 7からサポートされており、理由があってOSのアップグレードを行っていない人も安心。インストールサイズは2GBとスマホアプリ並みに軽く、ストレージへの負担も少ない。ただしCPU内蔵グラフィックはサポート対象外となっているため、その点には注意しておこう。
【おすすめポイント】軽さも光る新作ゲーム!
今後の情報開示に期待
Webカメラ映像でキャラクターを操作するという斬新なアイデアを持つフライトアクションゲーム『ウィングスーツヒーロー』は、今後の積極的な情報開示が期待される新作。システム要件で「ブロードバンドインターネット接続」が要求されている点など、少々不審な部分があり、この点に関して説明が必要だ。
またWebカメラには各社様々な製品が存在しているが、どのモデルが対応しているのかなどの記載が無く、外付けでカメラ購入を考えている人にとっては不安材料になる。プレイヤーの姿が始終映し出されてしまう作品だけに、この部分をクリアにしておかないと、購入をためらう人は多くなるだろう。
▲ゲームが上手く動作しない場合には、Steamで「返金」を申し立てるのも手だ。
ウィングスーツを装着したキャラクターを操作しながら飛行を体験できるフライトアクションゲーム『ウィングスーツヒーロー』は、現在Steamで配信中。ワンコイン価格でゲットできるお手軽なインディーゲーム作品だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】今後に期待の新作!
ウィングスーツヒーロースペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Ultra Fun Verse.
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