『WarLeague』は、2023/1/4からSteamで「早期アクセス版」が配信されているSmallToAntの基本プレイ無料PCゲームで、ヒーローキャラクターカードを編成しながらオートチェスバトルを楽しめるSLGタイトル。
個性的な外見と能力を持つ90種類以上のヒーローキャラクター、プレイヤーの戦略性を発揮できるオートチェス方式のバトルシステム、プレイヤー同士のバトルが捗るゲームモードの実装、アプリ版とのクロスプレイが魅力で、基本無料でプレイできるオートチェスゲームを探している人におすすめの新作。
オートチェスを体験できる新作SLG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『WarLeague』は、見下ろし型のプレイ画面で「オートチェス」バトルを体験できるおすすめの新作。多彩な種族に分かれるヒーローキャラクターが総勢90体以上登場し、彼らを操って壮大な集団戦闘を楽しめる必見のタイトルだ。
『Dota 2』のMOD作品『Dota Auto Chess』でそのシステムが脚光を浴びたオートチェスは、MOBAを手軽に楽しめるプレイ形式を持っており、プレイヤーがゲーム内通貨でユニットを購入してラウンド制のバトルで雌雄を決する仕組みを持つ。本作もそんなオートチェスの特徴を持つシミュレーションゲーム作品だ。
プレイ画面は上空見下ろし型を採用。ファンタジー世界を題材としている点にも『Dota Auto Chess』との類似点があるが、本作に登場するヒーローキャラクターたちの中にはアニメ調のかわいいキャラも多数含まれているため、海外ゲーム色はやや薄め。美少女キャラの外見をしたヒーローも手に入るぞ。
▲大群同士の壮絶バトルも体験できる新作シミュレーションゲーム。キャッチーなプレイ画面だ。
ゲーム最大の魅力は、ラウンドが進むことによって1000名規模のキャラクターが入り乱れて戦いを行える点で、徐々に戦場が賑やかになっていくため、大興奮のバトルを味わえる。攻撃によって相手ユニットが吹き飛ぶ描写もあり、『Dota Auto Chess』よりも規模の大きい戦いが展開していく。
なお、ゲームは現時点で開発初期の段階にあるため、不具合やバグが起こっており、それに関しては随時アップデートにて修正中。正式版とは異なる位置のタイトルである、ということを念頭に置いてからプレイを検討しよう。また、ゲームシステムやバランスに関しては予告なしに変わる可能性もあるぞ。
スマホアプリ版とのクロスプレイにも対応する新作タイトル
作品を開発しているのは、本作が初のSteam掲載作品となる新人のインディーゲームデベロッパー「SmallToAnt」。中国語をネイティブに話すデベロッパーで、現在は約半年から1年後に予定されている正式バージョンの配信に向けて目下開発を継続中。フィードバックは公式Discordサーバーで受け付けている。
本作はAndroid OS向けのスマホアプリ版も配信されている新作で、PCバージョンとスマホアプリ版のクロスプラットフォームプレイにも対応。ちなみにスマホアプリ版のタイトルは『联盟大乱斗』で、iOSバージョンは存在しない。PvPを楽しめるコンテンツもあるため、クロスプレイはかなり魅力的だ。
基本プレイは無料のアイテム課金制。気軽にダウンロードできる配信形態が嬉しい新作ゲームだが、開発元の情報が現時点で不透明である関係上、課金要素に手を出すのは控えたほうが無難。無用のトラブルに巻き込まれないように、最初は無料のままでプレイを続けておいた方が安心できるはずだ。
▲スマホアプリ版も存在する新作。操作体系や入力系統ではスマホアプリ版にアドバンテージがある。
インターフェースは中国語一択となり、残念ながら日本語インターフェースおよび字幕・音声は非搭載。プレイ画面に表示されるテキストを理解しながらプレイを円滑に進めていくためには、一定以上の中国語読解力が要求される点には注意しておこう。現時点でマルチランゲージ作品になる予定は立っていない。
ちなみにオートチェスのジャンルを普及させた『Dota 2』のMOD『Dota Auto Chess』は、中国のデベロッパーが生み出したタイトルなので、オートチェスに関しては中国が本場。無料でダウンロードして遊べる気軽な新作ゲームとなっているため、中国語が理解できなくてもチャレンジする価値はあるかもしれない。
要求スペックの低さも作品の大きな魅力
解除できるSteam実績はゼロで、この点は少々寂しいが、スマホアプリ版と同じ作品のため、PCへの要求スペックが非常に低くなっており、ストレージも圧迫しないという利点がある。完全にPC向けとして開発されている作品とは異なるが、気軽に遊べるインディーゲームタイトルとしてはそれなりの魅力があるはずだ。
ヒーローキャラクターカードを編成しながらオートチェスバトルを楽しめるSLG『WarLeague』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。手間いらずで遊べるゲーム作品を求めている人におすすめのタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
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ゲームシステム
『WarLeague』のバトルシステムは「ラウンド制」で進行。エジプトをイメージしたマップ内で自分が選択したカードユニットを編成しながら戦いを進めていく方式で、セッティング後のバトルは完全な自動判定で行われていく。ヒーローキャラクターの選択で自分の戦略性を発揮できる点がゲームの大きな特徴だ。
ヒーロー選択画面では、マス目に仕切られた編成枠にヒーローを配置していく。カードになっている各ヒーローキャラクターは表示画面で属性や特性などをチェックすることが可能なので、シチュエーションに応じた編成を生み出していくと効果的に戦えるはず。キャラの総数が非常に多いので、まずは覚えることが肝心だ。
▲『WarLeague』のヒーロー編成画面。カードの情報はポップアップ画面で確認できる。
ゲームプレイの骨子は『Dota Auto Chess』とほぼ同じで、ゲーム内通貨でユニットを購入してバトルに挑む点とインターフェース、見下ろし型のグラフィックで類似点を見ることができる。麻雀に触発されて開発された経緯を持つ同作と非常によく似ているが、バトルフィールドが盤面状になっていない点が違いだ。
最大の見所は、やはり1000名以上のキャラクターを同時に登場させていくシステムで、ラウンドの進行でキャラ数が増加していくとプレイ画面も非常に賑やかになってくる。90体以上のヒーローと60以上に及ぶスキルで自分なりの戦略性を発揮しつつ、徐々にエスカレートしていくオートチェスバトルでの勝利を目指そう。
なお、本作はアップデートで8名のプレイヤーが競い合うPvPモードが実装されており、これも『Dota Auto Chess』との共通項。ゲームシステム面でのオリジナリティーには欠けているが、今後の開発進捗でシステムが変わっていくことも十分に考えられるため、先が楽しみな新作シミュレーションゲームタイトルと言える。
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システム要件
スマホ版を同時展開している作品らしく、『WarLeague』の要求スペックは低め。グラフィックボードは「Shader Model 2.0」をサポートするモデルかつ256MBのVRAMを実装するパーツが最低ラインとなるため、ローエンドなゲーミングPCでも問題なく動かせるはず。メインメモリの必須搭載量も4GBと少なめだ。
CPUは動作クロック4GHzのモデルが必須となっており、これに該当するのはIntelの「Pentium Gold」や「i-5 10600K」クラスのモデルとなる。この点はややスペックが高いので、ダウンロードする前にCPUの性能をチェックしておくと安心。これ以下の周波数を持つCPUモデルでも動くと思われるが、保証はない。
▲総じて要求スペックは低め。ただしCPUの周波数が高めに記載されている点は気になる。
OSに関してはWindows 7からサポートされ、参入の敷居は低い。インストールサイズも2GBと低く、ストレージにあまり余裕がない人でも安心してダウンロードできる作品と言える。CPUの動作クロックに関して引っかかる場合には、スマホアプリ版をプレイするという手もあるので、臨機応変に考えよう。
【おすすめポイント】スペックの軽さも魅力!
正式版への展望
最長で約1年後の正式配信を目指している『WarLeague』は、早期アクセス版の期間中に寄せられたプレイヤーのフィードバックを参考にしつつ、ゲームシステムやバランスを改善していく見込み。カードの種類と未完成な部分への手入れなどが表明されており、現在よりも洗練された状態でリリースされる模様だ。
公式Discordサーバーで開発者が用いている言語が中国語のみとなっているなど、本作は明らかに中国のプレイヤーに焦点を当てて開発されている作品と言えるが、折角ストアで英語の説明文を披露しているので、プレイ言語に「英語」を加えるとプレイヤー数の増加が期待できるはず。アップデートにも期待しよう。
▲現状の本作は中国人プレイヤー向け。ワールドワイドな展開も望まれる新作ゲームだ。
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【おすすめポイント】完成に期待の新作ゲーム!
WarLeagueスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) SmallToAnt.
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