『The Witcher 3: Wild Hunt』は、2015/5/18から正式配信されているCD PROJEKT REDのPC/CS向け購入型ゲームで、ダークファンタジー世界で主人公「ゲラルト」として冒険を繰り広げるアクションRPG。
緻密に描かれる広大なオープンワールド、名うての「怪物狩り」として挑む戦術性に富んだバトル、50名近い豪華声優陣の演技を堪能できるフルローカライズ、次世代機向けのアップデートが大きな魅力で、シリーズファンの人、没入感満点かつ世界中が絶賛する超人気アクションRPGを体験してみたい人におすすめ。
世界が熱狂するアクションRPG
現在PC版およびPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X/S、Nintendo Switch向けに好評発売中の『The Witcher 3: Wild Hunt』は、美麗なゲームグラフィックに彩られたダークファンタジー世界を舞台に、主人公の「ゲラルト」を操作しながら冒険とバトルを繰り広げるおすすめのアクションRPGタイトルだ。
発売前に予約数だけで100万本という大記録を打ち立て、未発売にも関わらず海外の主要メディアアワードを受賞。発売後2週間で400万本の出荷数を記録し、現在の総売上数は4000万本を超える。2007年に一作目が販売された『The Witcher』シリーズの最高峰として君臨するアクションRPGの金字塔だぞ。
▲世界中から絶賛を持って迎え入れられたアクションRPG。作り込まれた世界観でプレイを楽しめる。
プレイヤーが操作する主人公ゲラルトは、特殊な能力を持つ「ウィッチャー」として名を馳せている存在。プレイヤーは常人では成し得ない「怪物狩り」を生業として生きている彼を操作しながら、「予言の子」を見つける壮大な冒険を繰り広げることになる。没入感の高いストーリー性も大きな見所だぞ。
探索できるオープンワールド型のマップは、実に前作の350倍以上で、圧倒的なスケールを誇るダークファンタジー世界を探索しながら様々なミッションとバトルをこなしていくプレイを大いに楽しめる。全てを遊び尽くすためには軽く100時間はかかるため、一度購入すれば長く遊ぶことができる作品と言えるだろう。
▲ゲーム世界に人々が息づいている圧巻のオープンワールドマップ。どこへ行くのも自由だ。
本作はソロプレイ専用となり、オンラインプレイ要素は一切搭載されていないが、プレイヤーの選択によって分岐していく一方通行ではない「ノンリニアストーリー」はやり込み要素満点で、重要な場面で様々な決断を下しながら主人公ゲラルトの旅路を追うことができる。「ぼっちプレイ」が好きな人にもおすすめだ。
豪華声優陣が50名近く参加してフルローカライズを実現している点も魅力で、没入感満点のストーリーと冒険を完全日本語環境でじっくりと楽しめる。子供向けのファンタジー作品とは異なる「大人向け」の要素を持った深みのある世界も特徴で、綺麗事では済まされない世界観が圧倒的なリアリティーを実現してくれる。
▲ゲラルトのことを快く思っていないNPCも。差別意識や偏見なども垣間見られる人物造形がリアル。
深く感情移入できる骨太なストーリーとオープンワールドの探索要素、そして「怪物狩り」の本領を発揮する戦術性満点のバトルシステムが作品の魅力となっており、一度プレイすれば忘れられないゲームになること請け合い。全ての要素が完璧に融合したゲームシステムで主人公ゲラルトの旅路を追っていこう。
Steamでの販売価格は5588円。なおPC版はフルコントローラーサポートで、CS機と同じ感覚でプレイできる。プレイ難易度も「ストーリー」「ストーリー&バトル」「ブラッド&ハードコア」「デスマーチ」の4段階が用意されており、プレイ中自由に切り替えることができるため、初心者プレイヤーも安心だ。
次世代機向けアップデートでゲームグラフィックが進化
なお、本作は2022/12/14に大型アップデートを敢行しており、これによって「ロード時間の短縮」「ディティールの大幅な改善」「コミュニティーによって作成されたMODの導入」「新規MODの導入」「リアルタイムレイトレーシング対応」が可能となっている。対象となるのはPSとXbox、そしてPC版だ。
▲発売から7年以上が経過した作品だが、最新アップデートでゲームグラフィックが別物へ進化している。
すでに作品を所有しているユーザーには無料で(PSユーザーのみ100円)提供されるこのアップデートは、グラフィックとシステム面を大幅に改善してくれる必見のコンテンツとなっており、特に近年著しいスペックアップを果たしているPCのマシンパワーを遺憾なく発揮できるレイトレ対応が素晴らしい。
本アップデートでは、無料ダウンロードコンテンツとして配信されたすべてのアイテムはすべて収録され、また「フォトモード機能」や、Netflixで放映された『ウィッチャー』のドラマシリーズをモチーフにした剣、防具、別衣装なども実装される。高精細になったグラフィックを楽しむための仕掛けもバッチリだ。
▲ドラマ化された『ウィッチャー』シリーズの衣装をモチーフとするアイテムも実装。
解除できるSteam実績も78種類存在し、またValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも互換性があるので、家から外へゲームを持ち出してプレイすることも可能。次世代機の本領を発揮するアップデートを体験できるため、Xbox Series X/S、PS5プレイヤーが今から本作をプレイすることにも十分な価値がある。
なお、新規ユーザー向けに有料DLC『The Witcher 3: Wild Hunt - Blood and Wine』と『The Witcher 3: Wild Hunt - Hearts of Stone』を同梱した「コンプリートエディション」が併売中なので、アップグレードした本編とDLCのすべてを味わってみたい人は、こちらを購入してみるのもアリだ。
▲コンプリートエディションで楽しめるDLC「Hearts of Stone」。個別販売も行われている。
本作は大人プレイヤーに向けたゲーム作品のため、容赦ない暴力表現や一部性的なコンテンツを含んでいる点には注意。日本ではレーティングが「CERO Z (18歳以上)」となっているので、規定年齢に達している人はプレイを楽しめるぞ。壮大な冒険とドラマが待ち構えている世界を楽しみたい人は、今すぐプレイを始めよう。
【おすすめポイント】世界が認めたARPGの金字塔!
ゲームシステム
『The Witcher 3: Wild Hunt』の特徴は、プレイヤーの選択肢が影響を及ぼす世界の存在。クエスト内でとった行動が主人公ゲラルトを取り巻く人間関係やストーリー展開に大きな影響を及ぼすことになり、世界は数十種類の状況へ枝分かれしていく。マルチエンディングも実装されているのでリプレイ性も抜群だぞ。
前述の通り、初回プレイ時には「ストーリー」「ストーリー&バトル」「ブラッド&ハードコア」「デスマーチ」に分かれる難易度を選択できる。優雅に物語を追いながら遊びたい初心者プレイヤーは「ストーリー」を、熟練ゲーマーやスリルを追い求めるプレイヤーは最高難易度の「デスマーチ」でプレイをスタートしよう。
▲日本語版はすべての登場人物が吹き替えCVを持っており、国産RPGと遜色のないプレイが展開。
シリーズをプレイするのが初めての場合、または長い間作品に触れておらず、基本的な操作体系を失念してしまった人のために、本作にはチュートリアルを兼ねたプロローグが用意されている。いざバトルになった際に戸惑うことがないよう、基礎をしっかりと身につけてから冒険をスタートしよう。親切さが光る作品だ。
主人公ゲラルトの声を演じる山路和弘さんをはじめ、田中敦子さんら実力派声優陣によって日本語音声を吹き込まれたキャラクターが展開するストーリーパートは必見。極上の洋画作品を見ているような感覚でプレイできる上、もともと日本版として制作された作品かのような錯覚も覚える。完璧な音声周りが秀逸だ。
▲豪華声優陣の高い演技力で抜群の没入感が生まれている。声優ファンも必見だぞ。
記号的な存在ではなく、しっかりとした意思と自我を持っているNPCが多数登場することでドラマ性が深まり、数々のクエストを受諾しながら冒険を進めるゲラルトになり切ってプレイを楽しめる点が魅力。ソロプレイ専用のアクションRPGとして一種の高みに達した作品で、小説を読み進めているような気分で遊べる。
選択肢で変化するストーリーを楽しむことが好きな人にもおすすめできるRPG作品で、その完成度は非常に高い。全てをクリアしてエンディングを目撃した後、「あの時こちらを選んでいたらどうなっていたのか」という「if」をリプレイできるため、長期間飽きずにプレイできる作品だ。やり込み度の高さは絶品だぞ。
「怪物狩り」の本領を発揮せよ
冒険中に遭遇する各種モンスターとの戦いこそ『The Witcher 3: Wild Hunt』の醍醐味。本作には危険な怪物キャラクターが多数登場し、「怪物狩り」の能力を持つゲラルトの本領を遺憾なく発揮できる。「鋼の剣」と「銀の剣」を使い分け、襲いかかる脅威に対処しながら壮大なストーリー要素を進めていこう。
ゲラルトは剣術以外に魔法要素の「印」を利用できる。魔法の罠や炎、そしてダメージ軽減などの効果を持つ「印」を織り交ぜながら戦術的にバトルを進めていくことが勝利への近道となり、そこに大きなやり込み要素も生まれる。類い稀なる能力を持った「ウィッチャー」の名に恥じない戦いを繰り広げよう。
▲多彩な外見と攻撃スタイルを持つモンスターが登場。ダークファンタジーRPGの本領が発揮される。
主人公ゲラルトにはRPG作品らしい成長要素が用意されており、数々のアイテムを取得しながらマップの先を目指して探索と冒険を進めるプレイも大いに捗る。サブコンテンツも幅広く、自分が思うままにオープンワールドマップを移動できるので、その自由度も大きな魅力だ。長時間夢中になってプレイできるぞ。
圧巻のオープンワールドで壮大な物語と戦術性に富んだバトルを体験できる『The Witcher 3: Wild Hunt』は、海外RPG作品好きを自称する人には一度はプレイしてもらいたいおすすめのアクションRPGタイトル。世界のユーザーを魅了した面白さ満点のプレイ体験は、ゲーマー人生の中に大きく刻まれることだろう。
一方通行ではないストーリーと自由な探索要素こそが本作の魅力で、主人公のゲラルトを操作しながら作り込まれた世界を観察し、今人々に何が起きているのかを理解することによって、全ては「予言の子」を発見するという大きな目標に繋がっていくことが分かるはず。選択肢が物語を書き換えていく要素が秀逸だ。
【おすすめポイント】やり込み要素満点のARPG!
アップデート要素
『The Witcher 3: Wild Hunt』の特徴は、次世代型ゲームエンジン「RED Engine」によって生み出されるゴージャスなファンタジー世界の冒険要素だったが、2022年末の大型アップデートによってグラフィックはさらに凄みを増し、最新ゲームと比較しても遜色のない映像美を獲得するに至った。
グラフィック向上の恩恵は細かさを増したテクスチャーにも現れており、スタート直後に目にするゲラルトの「鎖帷子」の再現度や、日差しが差し込んだ豊かな大自然などにその恩恵が窺える。しばらく休眠状態だったプレイヤーは、久しぶりに本作をプレイすればその圧倒的なグラフィック向上に驚くはずだ。
▲高解像度のディスプレイで本領を発揮する精緻なグラフィックは必見。別物に進化している。
PC版の場合にはNVIDIAのRTXグラフィックボードで進化を発揮する「リアルタイムレイトレーシング」が目玉となっているが、AMDのRadeonユーザーはこの機能をオフにすることも可能。レイトレがあれば最高のグラフィック表現を楽しめるが、オフにしていても十分にアップデートの恩恵は味わえるので安心だ。
美しいグラフィックで彩られたダークファンタジー世界で主人公「ゲラルト」として冒険を繰り広げるアクションRPG『The Witcher 3: Wild Hunt』は、現在Steamおよび各プラットフォームで好評配信中。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】最強バージョンに進化した必見作!
The Witcher 3: Wild Huntスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/8.1 (64bit) | Windows 7/8/8.1 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K または AMD Phenom II X4 940 | Intel Core i7 3770 または AMD FX-8350 |
メモリー | 6GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 または AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 770 または AMD Radeon R9 290 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 40GB | 40GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
CD PROJEKT®, The Witcher® are registered trademarks of CD PROJEKT Capital Group. The Witcher game © CD PROJEKT S.A.
The Witcher 3: Wild Huntの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。