『エルデンリング ナイトレイン』3日間の死闘を仲間と生き抜け！圧倒的臨場感のサバイバルアクションが遂に登場！

2025年5月30日、フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメントから世界累計出荷3,000万本を突破した『エルデンリング』のスピンオフ作品『エルデンリング ナイトレイン』が満を持して発売される。PS5、PS4、Xbox、PCに対応し、価格は通常版5,720円（税込）から。このゲームは『エルデンリング』の世界観を踏襲しながらも、全く異なるゲームデザインで再構築された協力型サバイバルアクションだ。

舞台となるのは「リムベルド」と呼ばれる広大なフィールド。本作は『エルデンリング』とは破砕戦争までの世界観を共有しつつも、完全なパラレルワールドとして描かれる新たな冒険の地となっている。プレイヤーは「夜渡り」と呼ばれる8人の個性豊かな戦士から1人を選び、最大3人で協力して3日間を生き抜くことを目指す。時間経過とともに探索可能なエリアが狭まっていく緊張感の中、装備や能力を強化し、最終的に「夜の王」と呼ばれる強大なボスに挑む、濃密なゲーム体験が待ち受けている。

ローグライクの要素を取り入れたゲームデザインにより、プレイするたびに拠点や敵、入手できる武器やアイテムがランダムに変化。この予測不能なフィールドで、いかに効率良く自分のキャラクターを強化できるかが勝利の鍵となる。フロム・ソフトウェア伝統の手に汗握る戦闘と探索が、よりハイペースで濃縮された形で楽しめる一作だ。

個性際立つ8人の夜渡りたち

『エルデンリング ナイトレイン』の特徴は、プレイヤーが操作する8人の「夜渡り」と呼ばれるキャラクターの多様性にある。剣士や魔女、亜人など、それぞれが異なる出自と能力を持ち、固有の「スキル」と「アーツ」を駆使して戦場を駆け巡る。

「追跡者」はバランスの取れたオールラウンダーとして近接武器の扱いに長け、「守護者」は大盾を持ち防御に特化、「搦手」は素早い動きで敵を翻弄する特性を持つ。さらに「魔女」は魔術や祈祷を操り、FPを回復しながら戦うことができる。新たに公開された「執行者」は忍者のように敵の攻撃を弾き返す妖刀を使い、「鉄の目」は弓による遠距離攻撃を得意とし、「無頼漢」は巨大な墓石を召喚して攻撃と防御を両立させる。それぞれのキャラクターの特性を活かした立ち回りが勝利への道を開く。

戦略性とローグライク要素が融合した新たなゲームシステム

本作のゲームプレイは、フロム・ソフトウェア作品特有の緊張感ある戦闘と、ローグライク要素が見事に融合している。プレイヤーは「円卓」と呼ばれる拠点から出撃し、昼間は自由にフィールドを探索してキャラクターを強化する。時間経過で探索可能エリアが狭まり、夜には強力なボスとの戦闘が待ち受ける。これを二日間繰り返し、三日目には最強の敵「夜の王」との決戦に挑む。

武器システムも本作独自の要素が光る。武器は左右の手に3つずつ装備可能で、それぞれが持つ「付帯効果」が全て反映される。単純なステータス強化から特殊なアクション発動まで、多様な効果を組み合わせることで自分だけの戦闘スタイルを確立できる。また「遺物」と呼ばれる特殊アイテムを入手することで、周回を重ねるごとにキャラクターが強くなっていくローグライク要素も実装されている。

協力プレイを前提とした革新的なバトルデザイン

『エルデンリング ナイトレイン』の最大の魅力は、最初から3人での協力プレイを前提としたゲームデザインにある。これまでのフロム作品では、ソロプレイとマルチプレイの両方に対応するため難度設計が難しく、白霊（協力プレイ）は救済措置的な位置づけだった。

しかし本作では3人の協力を前提としたボス戦が実現。特に最終日の「夜の王」との戦いは圧倒的な強さを誇り、3対3の均衡の取れた戦いとして設計されている。味方が一人でも倒れれば均衡が崩れ、一気に不利な状況に陥るというスリリングな展開が待ち受ける。ソロプレイも可能だが、難易度は相当高く設定されている。

また、プレイヤー間のルーン（経験値）共有システムや、離れた場所で活動していても全員がルーンを獲得できる設計など、協力プレイを促進する仕組みが随所に施されている。友人と共に戦略を練り、息の合った連携で強敵に立ち向かう爽快感が本作の大きな魅力となっている。

40分で凝縮されるフロムゲーの真髄

『エルデンリング ナイトレイン』の1プレイは約40分と公表されており、短時間で凝縮された体験を提供する。これはダンジョン探索、キャラクター成長、強敵との戦闘といったRPGの本質的な面白さをハイペースに詰め込んだ設計だ。フィールドのランダム性により、プレイするたびに異なる体験ができる再プレイ性の高さも本作の強みとなっている。

クロスプレイに関しては、同一プラットフォーム内の世代間（PS4とPS5、Xbox OneとXbox Series X|S）では可能だが、異なるプラットフォーム間（PSとXboxなど）では不可となっている。合言葉システムを使えば、友人と確実にマッチングしてプレイすることができる。

エルデンリング本編のようなオープンワールドRPGとしての広大な探索要素や、NPCイベントの網羅的なやり込み要素と比較すると、ボリュームはやや控えめに感じる可能性もある。しかし、その分だけ濃縮された緊張感と爽快感に満ちたゲーム体験を提供してくれるだろう。

多彩な「夜の王」たちが待ち受ける

本作の最大の山場となるのが、3日目に登場する「夜の王」との決戦だ。これまでに「夜の魔、リブラ」という名の夜の王が公開されており、戦闘前に選択肢が発生し、選択に応じた恩恵と代償があるという興味深いシステムも実装されている。

「三つ首の獣、グラディウス」と呼ばれる夜の王は、3つの首を持つ獣であり、戦闘中に3体に分裂するという驚きの展開も待ち受けている。戦闘では、本編にもあった「発狂」状態異常を引き起こす攻撃を多用するなど、フロム・ソフトウェア伝統の手応えある戦闘が楽しめる。

夜の王たちは全部で8体存在し、その圧倒的な強さに立ち向かうためには、3日間の限られた時間の中でいかに効率よくキャラクターを強化できるかが勝利のカギとなる。探索と強化、そして最終決戦という一連の流れに、フロム作品の醍醐味が凝縮されている。