「サンダーティアワン(Thunder Tier One)」は「fagOut Studio」が開発した、現在早期アクセスゲームの新作トップダウン型RTSシューティングだ!
プレイヤーはエリート国際部隊「Thunder」の一員となって、国際的テロ組織「White Octopus」の脅威から世界を救うために様々な作戦に参加することになる。
現時点ではまだ多くの情報が明かされていない状態だが、本作には世界各地で起こる「テロ事件」に関するシナリオが用意されており、全部で10種類のミッションが実装されることが決定している。
さらにシングルプレイ専用の「Lone Wolf」モードや「Stand Ground」モード、そして最大4名まで参加が可能なマルチプレイCo-opも実装される予定だ。
また、「Thunder Tier One」では「PvP」が可能になる「Hostage Rescue(人質救出)」「Search Party(パーティー探索)」「Escape and Evade(避難と脱出)」「Team Elimination(チームデスマッチ)」などのモードも実装予定なので、ローカルやオンラインでの対戦も楽しみだ。
プレイ言語は「英語」「フランス語」「ポーランド語」「ポルトガル語」の4種類となり、現時点では「日本語インターフェース」及び「日本語字幕」はサポートされていないので注意しよう。
リアルなシチュエーションのガンシューティングアクションが好きな人にオススメだ!
「Thunder Tier One」の基本ゲームシステム
「Thunder Tier One」の基本プレイ画面はトップダウン式になっている。
プレイヤーは操作するキャラクターを上空から見下ろす格好になり、武器の照準はキャラクターの前方付近に表示される仕組みだ。
一部の場所では視点の移動が可能になっているので、突入前に建物の構造を確認したい場合に利用しよう。
キャンペーンモードでプレイを行う場合、1つのミッションには細かい「サブ目標」が設定されており、プレイ中はそれらの目標を達成しながら先へ進んで行くことになる。
「サブ目標」は画面右側に表示され、本部との更新は画面下部に字幕で表示されるので、これらの進捗状況を確認しながら進めるのが本作のセオリーだ。
テロリストが建物内に立て篭っている場合はドアが施錠されているので、チームの誰かに命じて解錠する必要がある。
突入したら一気に制圧を行い、ターゲットを殲滅するのだ。
侵入場所が複数設定されている場合は事前に綿密な「作戦」を立て、万全の状態で突入しなくてはならないぞ。
ちなみにマルチプレイを選んでいる場合、プレイヤー不在の際は「AI」がチームメンバーを操作する仕組みになっている。
「Unreal Engine 4」が生み出すリアルなグラフィックも魅力!
「Thunder Tier One」のゲームエンジンに使用されているのは「Unreal Engine 4」だ。
2015年に使用が完全無料化(商業利用する場合は一部ロイヤリティが発生)されたこの画期的なゲームエンジンは、多くのインディー系ゲーム開発会社で積極的に導入されてきているが、本作の開発元である「fagOut Studio」も例外ではない。
大量の処理を難なくこなし、開発時にも「コード」をすぐに映像化できるという利点を持つ「Unreal Engine 4」は、特に「影の処理」において抜群の性能を発揮する。
「Thunder Tier One」はトップダウン型の視点を採用しているので「高低差」の視認性が重要になるが、「Unreal Engine 4」の優れた描画能力のお陰で「影」による立体感が出ており、その課題は完全にクリアしている。
本作ではミッションの条件によって「昼間」と「夜間」のステージが両方用意されているが、そのどちらにも一定以上のリアリティがあり、細部の状況も分かりやすく描写されている。
構図は「俯瞰」であるものの、その場に居合わせているかのような臨場感を体験できるのが素晴らしい。
「Thunder Tier One」の世界観
「Thunder Tier One」でプレイヤーが対峙する敵は、1985年に結成された国際的テロ組織「White Octopus」だ。
彼らは世界各国で無差別テロを敢行しており、世界的な脅威となっている。
その「White Octopus」に対抗すべく組織されたのが、世界各国のエリート兵を招集して秘密裏に結成された対テロ専門の国際部隊「Thunder」なのだ。
現実には「国家を跨いで」活躍できるような対テロ専門部隊は存在しないが、世界各国のロケーションが舞台となる本作の場合、このような設定の方がやりやすかったのだろう。
どんな国にも乗り込んで行くという「超法規的な活動」ができてしまうのは実にゲームの世界らしくて痛快だ。
「Thunder」は世界中のエリート兵が集められた組織という設定なので、当然所属する人種にもバリエーションがある。
現時点ではアジア系人種は登場しないようだが、没入感を高められるキャラクターを選択してプレイすれば盛り上がるはずだ。
細かい装備や武器の設定が可能!
「Thunder Tier One」には操作するキャラクターの「装備カスタマイズ」画面があり、プレイヤーは任務に最適な装備を選択できるようになっている。
銃器に関しては「Primary(主力武器)」と「Secondary(サブ武器)」の選択が可能で、武器の種類によって携行できる「マガジン」の数が変わってくる。
また、「グレネード」などの投擲武器や突入用「フラッシュバン」も持ち運べるぞ。
身体の部位は7種類に別れており、それぞれの部位別に装備品を選択して身につけられるようになっている。
「Headgear(ヘッドギア)」
「Face(顔面)」
「Jacket(ジャケット)」
「Hands(手)」
「Trousers(下半身)」
「Vest(防弾ベスト)」
「Backpack(バックパック)」
銃器に関しては残念ながら実名表記ではないが、シルエットや性能に関してはモデルとなる実銃に似ているので、銃器に関してある程度詳しければ選択で迷うことは無いだろう。
「Thunder Tier One」は、こんな人にオススメだ!
2016年に「Sniper Tactical」というシューティングゲームを開発している「fagOut Studio」は、ミリタリー系ゲーム専門のゲームスタジオだ。
開発スタジオとしての歴史は浅いが、彼らが作り出す「カジュアル」と「リアル」のバランスが取れたゲームシステムは魅力で、多くのプレイヤーが楽しめるような作りになっているのが特徴だ。
「Sniper Tactical」では狙撃前にある程度「プラン」を構築する必要があったが、その戦略性は一部「Thunder Tier One」に引き継がれており、壁越しにターゲットを特定し、一気に排除するというスリリングな展開も味わえるようになっている。フレンドとCo-opをプレイすれば、さらに緊迫した展開を体験できることだろう。
2017年以降調整が難航して配信が停止された状態になっている本作だが、全ての問題を解決した状態で再び配信されることを期待して待とう!
「Thunder Tier One」は、Co-opや突入要素を持ったシューティングが好きな人にはオススメの作品だ!
サンダーティアワン(Thunder Tier One)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 3.1GHz / AMD FX-6300 3.5GHz | Intel Core i7-3770 3.4GHz / AMD FX-8350 4.0GHz |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 950 / AMD Radeon R7 370 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 480 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | 11 | 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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