レッドファクションゲリラ(Red Faction Guerrilla Re-Mars-tered Edition)は2018年7月4日にゲーム配信サイト「STEAM」でダウンロードサービスが始まった。
開発メーカーは「Volition, KAIKO」でパブリッシャーは「THQ Nordic」になっている。
本作は10年ほど前に出た「Red Faction Guerrilla」のリマスター版で、オープンワールド型の三人称視点(TPS)アクションゲームだ。
オリジナル版であるRed Faction Guerrillaは破壊をダイナミックに表現しており、それが売りとなっていた。
本作のRed Faction Guerrilla Re-Mars-tered Editionでも、テーマを崩すことなく、グラフィックの技術の進化などでオリジナル版を凌駕しながら、素晴らしい完成度を誇っている。
破壊活動を同じようにフィーチャーした『Crackdown3』や、物理演算を用いて遊び部分に力を入れた『ジャストコーズ4』あたりのタイトルを楽しめた人には、間違いなく刺さるオススメのタイトルだ。
Red Factionの歴史
Red Faction Guerrillaは第1作である「Red Faction」から50年後の未来を舞台にした物語である。
再結成されたRed Factionのメンバーとなった主人公であるプレイヤーは、暴君のような圧政を行う地球防衛軍(Earth Defense Force)から、火星の自由を取り戻すために戦いを開始する。
破壊系ゲームの限界に挑む物理演算を使った破壊表現は、過去のゲームの中でもトップクラスのやばさを誇っている。
その破壊表現を最大限発揮できる広大なオープンワールドは爽快感に満ちた最高の戦闘が楽しませてくれるはずだ。
SF好きを満足させる壮大なRed Faction Guerrilla の世界観
Red Faction Guerrillaのゲーム本編の舞台となるのは地球から遠く離れた火星。
21世紀、地球人たちは地球外の惑星にも勢力を伸ばしていき、火星を殖民惑星にする。
2125年に大気を得ることに成功すると、地球から派遣されたEDFによって統治が始まった。
火星は広大で過酷な環境にある。荒んだパーカー採掘基地からエオス地区にあるEDFの首都まで、様々な情勢が広がっているのだ。
破壊をメインテーマにしたRed Faction Guerrillaは存在するありとあらゆる物が破壊可能になっている。
しかもそれが制限なく探索できるオープンワールドとくれば、自由行動は尋常ではない楽しさだろう。
好きな時間に好きな場所へ行って、好きな物を破壊していけるのだ。
オープンワールドにはEDFや反乱組織であるRed Factionだけでなく、争いに巻き込まれた圧政下の移住者たちも存在している。
自由度の高い惑星の中でどんなコトをしていくのか、全てあなたに委ねられているのだ。
オープンワールドだからこそ出来る選択の自由
Red Faction Guerrillaの広大なオープンワードルだからこそできる自由な選択。
いつ、どこで、誰を、どのように攻撃するかをプレイヤーは好きなように決められる。
即席に用意した武器や改造した乗り物、鍛え上げたゲリラ戦術をうまく使いこなし、地球防衛軍の兵に攻撃するのだ。
火星を支配する地球防衛軍の力が落ちていけば、ミッションの進行が有利になっていく。
自分のプレイスタイルやミッションの状況なども考えて、ゲリラ戦を挑む場所を選んでいこう。
破壊活動を利用して、EDFを弱体化させるには、戦術的な破壊が重要となる。
破壊表現はダイナミックな物理演算で描かれるため、何がどのように壊れていくのかを眺めているだけでも非常に楽しい。
物が壊れていく様が楽しいなんて、パソコンの進化を感じさせる素晴らしい技術だ。
もちろん物理演算による破壊が楽しいだけではない。
壊れた敵の拠点は壊れた状態のままゲーム上に反映されていく。
つまり、1度の襲撃で壊滅させられなかったとしても、その破壊は決して無駄にならないのだ。
内部に侵入し、壁や床に穴を空けて脱出すれば、次はそこから奇襲する戦略もとれるようになる。
強大な拠点であれば、奇襲攻撃や連鎖爆発など狙い、敵の拠点を少しずつ壊していく戦法も有効だ。
壁や床に穴を空けるだけではなく、階段を崩しておけば追っ手の足を止めるコトも出来るし、車で突っ込んで壁を突破するなど、破壊をうまく利用すれば臨機応変に戦況を導いていくことも可能だ。
最初はどう破壊していけば、どうなるのかなんて想像も出来ないかもしれない。
だが、何度も行っていくうちに壊し方などが見えてくるようになる。
狙ったとおりに建造物などが破壊されていくのを眺めていると、脳から変な液が出てくるかのように興奮するに違いない。1度は体験して欲しい感覚だ。
圧倒的に美しく変わったグラフィック
Re-Mars-tered Editionとオリジナル版の大きな違いは、グラフィック性能が圧倒的に上がったところにあるだろう。
特に高いレベルの移植やリマスターを行う会社で知られるVolition, KAIKOが開発を手掛けたことによる功績が大きい。
Volition, KAIKOと言えば、Darksidersの現世代向けリマスターを含む数多くの名作に関わってきた会社だ。
グラフィックの技術も素晴らしいものがある。
鏡面マップに再加工したテクスチャなどの技術を駆使して作り直されたグラフィック。
シェーダーとポストプロセスの再加工やシャドウレンダリングやライティングの改善、ネイティブ4K対応など、専門用語を並べていくだけでも、オリジナル版との違いは明白で別次元だ。
オリジナル版から10年ほど経っているため、その進化は計り知れない。
作り込まれた美しいグラフィックの建物や機械、ロボットなどがビックリする勢いで破壊され、見るも無惨な姿に変わっていく。
その姿はどこかカタルシスを感じさせる。綺麗であればあるほど、それを破壊するのは、なににも勝る快楽になるのだ。
Red Faction Guerrillaを凌駕する圧倒的に進化したリマスター版であるRe-Mars-tered Editionグラフィックスで行う破壊活動の全てが楽しくないわけがない。
いや、むしろ危ない癖を覚えてしまう人もいるはずだ。破壊活動の楽しさを肌で感じてみよう。
シングルプレイだけでも相当楽しめるRed Faction Guerrillaだが、マルチプレイにも対応している。
もちろん、グローバルでの接続が可能だ。世界中のプレイヤーの前では逃げも隠れも出来ない。
あらゆる物が壊せるマルチプレイで自分のゲリラスキルを磨き、火星を守るという大義名分をひっさげて、全ての物を破壊尽くそう。
単純なアクション好きはもちろんのこと、戦略を立てたり、シミュレーション系のゲームが好きであれば、物理演算による破壊と攻略は絶対に楽しめるはずだ。
おおよそ10年来に戻ってきたリマスター版「Red Faction Guerrilla Re-Mars-tered Edition」で心ゆくまで破壊を堪能して欲しい!
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