『ぷよぷよテトリス(Puyo Puyo Tetris)』は、Sonic Team, Bitbaboonが開発し、SEGAより2018/2/28からSteamでリリースされた、国民的だけでなく世界的にも大人気の「ぷよぷよ」と「テトリス」が手を組んだ魅力満載のアクションパズルゲームだ。
しかも、話題性だけでなく、ゲームとしても抜群に楽しめるように改良して、2つのゲームのルールをうまくミックスするなど、プレイヤーに高い満足度を与えている。対戦のバリエーションもかなり多く、「ぷよぷよ」と「テトリス」どちらかしかやったことがなくても、十分に対戦できるように考えられたシステムが何よりも素晴らしい。
リプレイ機能も搭載しているので、最高のプレイを保存して何度でも繰り返し楽しめる。ビックリするほどの回数の連鎖や殺人級のハイスピードプレイなど、スーパープレイを実現できたときは思い出として記録していこう。豊富なコンテンツとゲームルールが揃っているので、誰にでもおすすめできるアクションパズルゲームだ!
根強いファンを持ち続ける伝説のパズルがついにコラボを実現!
本作は、PlayStation 4、Nintendo Switch版として、2017/4/25に北米版が、4月28日にも欧州版が発売されたタイトルのパソコン版への移植となっている。インターフェイスは英語のみの対応だが、ボイスは英語と日本語の両方から選択可能だ。
もともと、SEGAより2014/2/6にPlayStation 3、PlayStation Vita、Wii U、ニンテンドー3DSの4機種で、マルチプラットフォームとして同時に発売され、瞬く間に話題となったゲームで、2014/12/4にはPlayStation 4、Xbox Oneでもリリースされた。
2017/3/3にはNintendo Switch版である「ぷよぷよテトリスS」が、ローンチタイトルとして発売されるなど、世界的な人気を誇っている。それもそのはず、あの「ぷよぷよ」と「テトリス」が同時に楽しめるという夢のコラボレーションだ。
「ぷよぷよ」と「テトリス」を知らない人はいないと思うが、念のためにそれぞれのゲーム性を話しておくと、「ぷよぷよ」は2つずつ落ちてくる「ぷよ」を同色で4つ繋げることで消すことができ、消したところにさらに降ってくるぷよを連続で消す、連鎖を起こして楽しむゲームだ。
「テトリス」は4つのブロックで構成されたパーツが落ちてくるので、それを横一列に綺麗に揃えることができれば消すことができる。消し続けているとだんだんと落ちるスピードが速くなっていく中で、いかに長く続けられるかがゲームのキモとなる。
それぞれ「ぷよぷよ」と「テトリス」を単独でも楽しめるようになっているので、好きな方だけをずっとプレイするコトも可能だ。さらに対戦モードも用意されているので、マルチプレイで他のプレイヤーと実力を競うこともできる。
ここまでなら、別に「ぷよぷよ」と「テトリス」がコラボする意味はあまりない。ソフトを入れ替えないで遊べるだけで便利な程度だ。本作の最大のメリットは、「ぷよぷよ」と「テトリス」の抜群のコラボレーションにある。まず、「ぷよぷよ」と「テトリス」で対戦ができる。一定期間で2つのゲームが切り替わるモノや片方が「ぷよぷよ」でもう片方が「テトリス」など、ルールの違う中で無茶な対戦も可能だ。
コントローラーだけでなく、マウスやキーボードにも対応したパソコン版ならでは楽しみ方も充実している。たくさんのモードが用意されていて、誰もが確実に満足するだろう。インターネットを使えば、色々なプレイヤーとマルチプレイで遊べる。自分の実力を磨きながら、世界を相手に戦っていこう!
豊富なモードがプレイヤーを満足させる!
本作には1人でストーリーを楽しむ「Adventure(アドベンチャー)モード」が搭載されている。「りんご」「アルル」「アミティ」のハチャメチャな冒険譚が全10章に渡って繰り広げられていく。「テトリス」のキャラも多数登場するので、テトリス側から入った人も満足できるストーリーだ。
このアドベンチャーモードを中心に、たくさんのモードとコンテンツが用意されているのが本作の最大の魅力となるだろう。まずは最大4人で楽しめるマルチプレイモード、シンプルな「ぷよぷよ」と「テトリス」の基本ルール「Versus(VS・バーサス)」だ。これ以外にも、4つのルールが用意されている。
「Swap(スワップ)ルール」
一定時間ごとに「ぷよぷよ」と「テトリス」が入れ替わり、プレイヤーを混乱させていく。それぞれが別フィールドになっているが、連鎖情報などがそのまま移行されるので、画面が切り替わるギリギリの大連鎖が勝敗の決め手となる。
「Fusion(ぷよテトミックス)ルール」
1つのフィールドに、ぷよとテトリミノが降ってくる。テトリミノは重いので全てのぷよを潰せる力を持っている。テトリスをうまく積み重ねておけば、やばい状況からの脱出も比較的容易にできるだろう。
「BigBang(ビッグバン)ルール」
ある程度決まった形で降ってくるようになっており、毎回大連鎖やまとめ消しが可能になっている。誰が一番多く消せたが勝負となるので、相手が邪魔になることがなく、派手に消して回りたい人におすすめだ。
「Party(パーティー)ルール」
「ぷよぷよ」か「テトリス」を選んで、獲得スコアを競うルール。制限時間内ならゲームオーバーになることもなく、積み上がっても再プレイができる。アイテムが降ってくるので、うまい運用が勝負を分けることになるだろう。
すべてがマルチプレイで遊べるようになっており、もちろん、オンラインでの対戦も可能だ。フレンドや全世界のプレイヤーたちと成績を競っていこう。どのモードもかなり熱くなれるぞ。
たくさんのコンテンツが揃っている!
本作にはゲームのルールも多様にあるが、それを後押しするコンテンツも負けてはない。「PuzzleLeague」では全世界のプレイヤーとマッチングで対戦を行い、自分のランキングを高めていけるようになっている。地域別のランキングもあるので、世界だけでなく、身近な場所でも自分の位置がわかるようになっている。
「FreePlay」では、ルールを細かくカスタマイズして対戦が可能だ。自分が得意なルールなどを作り出して、楽しく遊んでいこう。
他にも、次々と現れる挑戦者を倒す「Endurance」で勝ち抜きを目指したり、5つのルールで戦う「Battle」や最大3人のコンピューターと競う「SoloArcade」、徹底的にソロを究める「Challenge」など、数多くのコンテンツが揃っている。
「Replays」を使えば、自分のプレイを見直すだけでなく、他人が投稿したプレイを見るコトも可能だ。自分以外の人のプレイはうまくなる上でかなり勉強になる。落ち物パズルゲームとして伝説級の名作がコラボしただけに、パズルゲームとしての面白さがより引き立った。普段ゲームをしない人でも、「ぷよぷよ」か「テトリス」どちらかに触れている人は多いだろう。
どちらかしかできなくても、十分対戦が楽しめるように考えられているし、もう一方を練習できる環境も揃っている。プレイすればやみつきになること間違いなし。落ち物が好きな人に絶対におすすめしたいアクションパズルゲームだ!
Puyo Puyo Tetrisスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 / 8.1 / 10 (64bit) | Windows 7 / 8.1 / 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-6100 / AMD FX-4350 | Intel Core i5-6500 / AMD Ryzen 3 2200G |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTS 450 / ATI Radeon HD 5750 | NVIDIA GeForce GTX 660 / ATI Radeon HD 7850 |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 7 GB | 7 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
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