『Kanjozoku Game レーサー』は、2022/7/17からSteamで正式配信されているSGデベロッパーの購入型PCゲームで、90年代の日本をモチーフとする世界でストリートレースを体験できるアクションレーシングゲーム。
90年代から2000年代に生産された日本車を再現したビークルの実装、やりこみ要素満点の車両カスタマイズシステム、警察車両とのチェイス要素、同じゲームをプレイしているユーザー同士で戦えるPvPが大きな魅力で、日本を題材とするストリートレースゲームをプレイしたい人におすすめの新作。
日本のストリートレースを体験できる新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Kanjozoku Game レーサー』は、日本をイメージしたストリートレースの世界を体験できるおすすめの新作。90年代から2000年代前半に主流だった国産車両に似たビークルを乗り回しながら、痛快なレーシングアクションを楽しめるタイトルだ。
ゲームの詳細説明欄には「90年代 大阪環状 違法ストリートレース」というキャッチコピーがあるが、プレイ中に目にする標識には首都高のものが用いられており、説明と実際のマップには矛盾点がある。こういったインディーゲームタイトルらしいミスを許容できる人であれば、プレイを楽しめるだろう。
プレイ開始直後に乗り回せるデフォルト車両はホンダの「シビック EF」シリーズに酷似した車両で、実装されているその他の車両はゲーム内通貨「JPY」で購入していく流れ。プレイを継続しながらお金を貯め、徐々に欲しい車両をアンロックしていく要素を楽しめるため、コレクション性は抜群だ。
▲アーケードライクなゲームプレイで違法ストリートレースの世界を体験できる新作だ。
なお、プレイヤーは車両に乗り込むキャラクターをプレイ開始直後に選択することも可能で、キャラは全てアニメ調の美少女。モデリングに大きな違いはないが、外見や髪型の違いで個性が変わっているので、自分好みの主人公キャラクターを選んでストリートレースの世界へと飛び込んでいこう。
違法なストリートレースを行っている関係上、プレイ中に警察車両が追いかけてくる演出もあり、これを回避しながら逃げ切るとボーナスが入るという仕組みも。現実世界では決してやってはいけないことを可能にするゲームらしい演出と仕組みが面白く、クライムゲームとしての側面も持っている。
ゲーム内通貨は車両の購入だけではなく「改造」にも利用することが可能。手に入れたマシンを自分色に染めながらさらなるレースに参加してお金を稼いでいくプレイも捗り、一度購入すれば長く遊べること請け合い。目にする景色に「日本語」が多い点も良く、日本で暴れ回っている感覚に浸れるぞ。
1000円以下で購入できる安価なインディーゲーム
Steamでの販売価格は799円と比較的安価。1000円を切る価格帯でゲットできるお手頃なインディーゲームタイトルで、標準実装されているオンラインマルチプレイで遊ぶのであれば、値段以上の面白さを体感できるはずだ。なお、ゲームは汎用コントローラーでの操作も部分的にサポートしており、遊びやすい。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応となるが、プレイ中目にするテキストの量はそれほど多くないので、基礎的な英語読解力を持っていれば十分にプレイできるはず。アーケードライクな挙動とシステムで遊べるレースゲームが好きな人におすすめだ。
▲夜間に行われる違法ストリートレースの世界を再現。車両のカスタマイズ要素が魅力だ。
作品はValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」での操作もサポートしているため、該当機種を持っている人はゲームを外に持ち出してプレイすることも可能。詳細については後述するが、要求スペックについても控え目となっているので、幅広いユーザーが気軽にダウンロードしてプレイを楽しめるはずだ。
現時点で配信開始から数ヶ月が経過しているが、作品は定期的にアップデートを敢行しており、マッチング時に発生してしたバグが修正されるなど、完成度を高めている。安価なインディーゲームの中には、やりっ放しで放置されている作品群が少なくないが、メンテナンスがマメに行われている点には好感が持てる。
90年代の日本をモチーフとする世界でストリートレースを体験できるアクションレーシングゲーム『Kanjozoku Game レーサー』は、現在Steamで好評配信中。日本人ユーザーも数多くプレイしている注目タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】日本を走れるレースゲーム!
ゲームシステム
『Kanjozoku Game レーサー』は、複数のプレイヤーが参加できるオンラインマルチプレイモードをサポートしており、マッチングしたユーザー同士でレーステクニックを競い合える。同じ道路を走っているNPC車両や警察車両に注意しながら、カジュアルなレーシングバトルの世界を楽しもう。
マルチプレイモードはプレイ中随時開催されていく流れで、タイマン対決ができるPvPモード以外に、多数のプレイヤーが一緒に1位を目指して競い合うレースモードを体験できる。普段はフリーロームでマップを走りながらゲーム内通貨を稼ぎつつ、オンラインモードで更に多くのお金をゲットしていく流れだ。
プレイ時には気分をアゲてくれるノリノリのBGMが流れ、違法なロードレースの世界に浸りながら遊べること請け合い。リアルな車両の挙動とは異なるカジュアルな操作性を持っているので、カーレースシムのような堅苦しさはない。幅広い年代の人が気楽にプレイできるおすすめのタイトルとなっているぞ。
▲時間帯設定は夜間のみ。スリリングなアクションレーシング要素を体感できる新作だ。
インターフェースはレーシングゲームとして一般的なもので、画面右下にスピードメーター、画面左下にマップと現在位置が表示される仕組み。なお、マルチプレイ中は画面左上のチャットウィンドウに文字を打ち込むことで他プレイヤーと会話できるようになっているので、活用すると面白いだろう。
マップによっては路線が2つしかない場合もあり、同時に走行しているNPC車両をいかにパスしていくか、という運転テクニックも求められることになる。複数のプレイヤーで一緒にレースをしている際にはかなり盛り上がること請け合いで、ゴールを目指しながらぶっ飛ばしていくプレイにも熱が入るぞ。
NPC車両に触れずにパスすることでゲーム内通貨をゲットできる仕組みもあり、連続して華麗に追い越していくとコンボ収益も発生。接触してもマシンにダメージが出ることはなく、あくまで速度が減速するだけなので、マシンの最高速度を出しながらガンガン攻めていこう。思わず夢中になる新作ゲームだ。
【おすすめポイント】トップを目座して戦おう!
カスタマイズ要素
『Kanjozoku Game レーサー』のお楽しみ要素は、手に入れた車両をチューニングできるカスタマイズシステム。かなり細かい部分までカスタマイズできるようになっている点がポイントで、1000円以下の価格帯の作品でありながら、やり込み要素は非常に高い。とことんこだわったチューニングを施そう。
エンジンに関しては内部、ターボチャージャー、ECU、燃料、吸気、排気などに手を入れることが可能で、2JZ、RB26、VQ35、4AGE、B16B、13B、LS3、SR20、CA18などのエンジンに交換することもできる。バンパー、ボンネット、フェンダー、ライトなども自由に変更可能だ。
▲多彩な車両をゲットしながらカスタマイズを施すプレイ要素が大いに捗る新作ゲームだぞ。
また、ホイール、リム、タイヤ、キャンバー、車高調整、スペーサーなども設定できるため、同じ車両でも異なる性能を発揮できて面白い。色々と弄りながらレースに参加して試行錯誤し、これだと思うベストなカスタマイズ要素を見つけ出していこう。車が好きなユーザーであればハマること間違いなしだ。
さらに「ペイントショップ」へアクセスすれば、車体の色を自由に変更できるため、レースに参加して改造に必要な費用を手に入れていくプレイにも熱が入るはず。コレクション要素に加えてカスタマイズ要素も存分に味わえる必見の新作インディーゲームで、長時間夢中になれる魅力を持つタイトルだ。
【おすすめポイント】改造し放題の新作ゲーム!
システム要件
『Kanjozoku Game レーサー』のシステム要件は中程度。推奨環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 1070」となるため、高解像度かつ最高設定でプレイしたい場合には、ミドルスペック帯のゲーミングPCが必須となる。メインメモリは最低4GBで、CPUは「i-5」クラスが推奨ラインだ。
インストールサイズは3GBとスマホアプリ並みに軽く、ストレージを圧迫しない。普段ギリギリの容量でPCを動かしている人でも安心してダウンロードできる新作タイトルと言えるだろう。なお、OSに関してはWindows 10以上が必須となるので、古いOSのままでいる人はバージョンアップを検討しよう。
▲インストールサイズの少なさと要求スペックの軽さが光る新作レーシングゲームタイトルだ。
カジュアルな操作体系で違法なストリートレースの世界を体験できる『Kanjozoku Game レーサー』は、多くの人が盛り上がりながら遊べるシステム設計が際立つおすすめの新作。一部の車両モデルや画像に関して無断借用疑惑があるが、今後はそういった「怪しい一面」を取り去っていってほしい。
特に素性が知れないデベロッパーが開発しているインディーゲーム作品で多く目にする「アセット流用」や「アセット盗用」に関しては取り締まり方が非常に難しく、ある意味で開発者の良心に委ねられている面もあるが、プレイヤーから料金を取って販売する作品の場合、こうした面はクリアにする必要がある。
90年代の日本をモチーフとする世界でストリートレースを体験できるアクションレーシングゲーム『Kanjozoku Game レーサー』は、現在Steamで配信中。借用した3Dモデルの利用を止め、権利関係をクリアにしたモデルへの置き換えを行えば、さらなる人気が出そうなインディーゲームタイトルだ。
【おすすめポイント】改善に期待のレーシングゲーム!
Kanjozoku Game レーサースペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 |
(C) SGデベロッパー.
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