『Brisk Square』は、2022/12/24からSteamで正式配信されているOuterlynxの購入型PCゲームで、SF未来世界を舞台に無限に続くベルトスクロール式のバトルを楽しめるVR専用アクションゲームタイトル。
サイバーパンクな都市部をフィーチャーした没入感満点のゲームグラフィック、身体を動かしながら華麗なアクションバトルを展開していくやり込み要素満点のゲームプレイ、プレイヤー同士のPvPを楽しめるモードが大きな魅力で、スタイリッシュな剣戟アクションを仮想現実世界で体験したい人におすすめの新作。
サイバーパンク世界で戦うVRゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Brisk Square』は、映画に出てきそうなサイバーパンク都市を舞台に、ベルトスクロール方式のアクションバトルを体験できるおすすめの新作。迫りくる敵キャラクターを多彩な武器で蹴散らしながら前進を目指すアーケードライクなプレイが特徴のVRゲームだ。
ベルトスクロール式のアクションゲームと言えば「横スクロール型」を連想する人も多いだろうが、本作の場合にはステージが奥から手前に迫ってくる方式を採用。プレイヤーは凶悪な「ハンター」に立ち向かう主人公としてゲーム世界へと降り立ち、危険なトリックだらけの街路を突き進んでいくことになる。
▲SF未来世界でアクション要素満点のベルトスクロールバトルを体験できるVRゲームだ。
ゲーム内では自動的に前方へと進む移動モーションが起こり、その中で敵キャラクターに正確な攻撃を浴びせつつ、仕掛けられたトラップも回避するアクション要素を体験できるようになっている。テーマパークのアトラクション的なプレイ展開が面白く、幅広い年代のユーザーが楽しく遊べる作風が大きな特徴だ。
プレイ中に武器を進化させながらバトルスタイルを構築できるシステムがあり、さらにキャラクターに対してポイントを振り分けいくスキルツリー要素も実装されているため、違ったスタイルを構築しながら何度でもチャレンジできて楽しい。どうしても攻略できない場所がある場合には、異なるビルドで挑戦しよう。
無料のデモバージョンも配信中
ゲームを開発・運営しているのは、2021年にVRゲーム『pleXus VR』でSteamデビューを飾った新鋭のインディーゲームデベロッパー「Outerlynx」。本作は彼らにとって2作目となるVR専用ゲームタイトルで、今後のアップデートや次回作の発表にも期待がかかる。積極的に製品をリリースしているスタジオだ。
Steamでの販売価格は1200円と比較的安価。プロシージャル生成されていく無限のベルトスクロールマップ要素があるため、マルチプレイを含む様々なモードをプレイすれば値段以上の体験を得られるはず。ちなみにストアでは無料の「デモ版」も配信中なので、まずはこちらで感触を確かめるのもアリだ。
▲素早い判断力と的確な攻撃が求められるおすすめのVR専用アクションゲームタイトルだ。
インターフェースは英語一択で、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声は非搭載。ゲーム内で目にするテキストの量はそれほど多くないが、システムを理解しながらプレイを進めていくためには基礎的な英語読解力が必須。この点で英語が苦手な人にはやや敷居が高いゲームと言えるかもしれない。
ゲームは一般的なVRヘッドセットをほぼサポートしているが、プレイするためには「立位」が必要になるため、この点には注意が必要。物理的に身体をかがめてトラップをやり過ごすスタイルで遊ぶことになるので、先へ進むほど運動量も増加していく。直線移動だけの作品のため、VR酔いはそれほどないはずだ。
SF未来世界を舞台に無限に続くベルトスクロール式のバトルを楽しめるVR専用アクションゲーム『Brisk Square』は、現在Steamで好評配信中。サイバーパンクとアクション要素が好きな人にはハマるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】痛快なバトルを体験できる新作!
ゲームシステム
『Brisk Square』には、「Brisk Mode」「Dual Wield Mode」「Multiplayer」「Campaign」に分かれる4種類のゲームモードが実装されており、ソロプレイもしくはオンラインマルチプレイでゲーム世界を楽しめるようになっている。ベルトスクロールアクションバトルを極めてモードを遊び尽くそう。
ゲームタイトルの一部が付けられている「Brisk Mode」では、どこまでも続く無限の街路にチャレンジしてバトルを繰り広げていくプレイ要素を体験できる。初期状態で装備しているのは「刀」風の武器で、腕を振りながら敵や障害物を切り刻んでいくアクション要素をたっぷり味わえる。ノリノリで遊べるぞ。
前述の通り、キャラの移動は自動的に行われ、奥から手前にかけてトラップや障害物、そして敵キャラクターが近づいてくる。当たり判定があるラインまで待ちながら、的確な操作で攻撃や回避を繰り出していこう。ある意味でリズムゲームに近いタイミングの良さが求められる作品で、運動神経とセンスも問われる。
▲奥から手前へと近づいてくる脅威を次々と処理していくプレイ要素が展開。スリルは満点だ。
ゲームに流れるのは、サイバーパンク世界らしいリズム感を持つゴリゴリのオリジナルBGM。時折見えるビル群の中に日本語の看板があるなど、ある意味で「ベタな世界観」を持つタイトルだが、仮想現実世界に入り込んでプレイすると没入感もアップし、真剣にプレイしてしまうこと請け合い。なり切って遊ぼう。
常に正面で起こっていることに集中しながらプレイしていくスタイルの作品で、人によって差異はあるものの、一般的なVRゲームと比較して「VR酔い」を起こしにくいゲームタイトルと言える。最初は距離感を掴むのに「慣れ」が必要だが、一度体得すればグッドタイミングで攻撃を繰り出せるだろう。
念動力で敵キャラクターを攻撃できるシステムも搭載
なお、使用する武器には「クールダウン時間」が必要になる物が存在し、一度オーバーヒートするとしばらく使えない状態になる。この場合にはもう一つの攻撃手段である「サイコキネシス (念動力)」を使ってみよう。これは特定のオブジェクトを持ち上げて敵にぶつけられる攻撃方法で、カッコ良さは満点だ。
通路が行き止まりになっている場所には左右を示す「矢印」が登場。両腕をどちらかの矢印に重ねることで通路が90度回転し、新たな無限のマップを突き進んでいくことになる。前項でも触れたがプレイ時間が増すことでプレイヤーが体力を奪われるので、持久戦になることを覚悟してからプレイを始めよう。
「Brisk Mode」でゲームオーバーになると、それまで進んできた距離や敵の撃退数、オブジェクトの破壊数などを元に経験値が加算され、スコアに応じた「スキルポイント」を獲得できる。このスキルポイントはホーム画面の専用ページで固有スキルのアンロックに用いることが可能で、キャラを育成できるぞ。
▲ゲームには様々な武器が登場。異なる武器に持ち替えながらバトルを楽しめる要素もある。
スキルツリーの進化に加えて武器をアンロックしていく要素もあるため、何度もチャレンジしながらゲーム世界を極めるプレイ要素も大いに捗るはず。ストーリー性を体験したい場合には難易度選択式のキャンペーンモードに挑戦し、フレンドと一緒に盛り上がりたい場合にはマルチプレイで遊んでみよう。
座位ではなく「立位」でプレイする作品のため、ゲームが上手くなるとエクササイズ効果にも繋がりそうなタイトルで、運動不足の人にも向いている新作VRゲームと言える。特にトラップを避ける場面などでは実際にかがむことが求められるので、プレイエリアの周囲に邪魔な物が置かれていないか確認しておこう。
視点が普段と異なるため、どうしても起こってしまう「VR酔い」を極力避けた作風が素晴らしく、VRゲームならではのアクション要素も織り込まれているため、本作は「VRの長所を伸ばして短所を目立たなくする作風」が光る新作といえる。VRゲームを専門に発表しているスタジオらしいタイトルだ。
【おすすめポイント】誰もが夢中になって遊べる新作!
システム要件
『Brisk Square』のシステム要件は中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」クラスのパーツになるため、現行のローエンドからミドルスペック帯のゲーミングPCがあれば快適にプレイできるはず。CPUの推奨モデルも「i7-6700HQ (ノートPC向けCPUの型番)」で、参入の敷居は低い。
OSに関してはWindows 7からサポートされており、こちらの面でも参入の敷居は低い。メインメモリの推奨搭載量は8GBで、これをクリアできる人は多いだろう。発表当初のVRゲームは総じてスペックが高いPCでしか動作しなかったが、現在はかなり最適化が進んでおり、気軽に導入できるようになった。
▲PCへの要求スペックは中程度。多くのユーザーが遊べる新作VR向けアクションゲームタイトルだ。
とは言うものの、VRヘッドセットの中には高解像度をウリにしているモデルもあり、そういったモデルを扱う際には相応のスペックが求められることも事実。なお、インストールサイズは6GBと少なめで、ストレージへの負担は小さい。普段ストレージが逼迫気味なユーザーでも安心してダウンロードできる作品だ。
SF未来世界を舞台に無限に続くベルトスクロール式のバトルを楽しめるVR専用アクションゲーム『Brisk Square』は、現在Steamで好評配信中。VRゲームの中では軽量級に近い必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】軽さも光るVRゲーム!
Brisk Squareスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1060 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 3GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須 |
(C) Outerlynx.
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