【Survival Nation】ゾンビだらけのオープンワールドを生き延びろ！オープンワールドを舞台に、バトルと探索、アクティビティー等を楽しめる新作VRゲーム

『Survival Nation』は、2023/2/3からSteamで正式配信されているWenkly Studio Sp. z o.o.の購入型PCゲームで、オープンワールドでゾンビと戦いながら活動していくVR専用サバイバルアクションゲームタイトル。

銃器を用いながらゾンビの群れと戦うバトル要素、広大な自然を探索しながら釣りや食事、ロッククライミングなどに触れられるアクティビティー要素、ソロとオンラインマルチプレイで遊べる便利なゲームモードが大きな魅力で、仮想現実世界で遊べるサバイバルゲームを求めている人、協力プレイが好きな人におすすめの新作。

ゾンビと戦いながら活動するVRゲーム

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Survival Nation』は、仮想現実世界に再現されたオープンワールドマップを舞台に、ゾンビバトルとサバイバル要素、そしてアクティビティーを体験できるおすすめの新作。ゾンビゲームでありながらも生活要素も含まれているアクションゲームタイトルだ。

プレイヤーが体験するのは、ゾンビたちが徘徊している世界でのサバイバル要素。一般的なゾンビサバイバルゲームではバトルシーンがメインとなり、無論本作にもその傾向はあるが、その一方で飢えと乾きを満たしながら自然世界で生活していくコンテンツも味わえるため、単なるゾンビゲームを超えたプレイ要素を楽しめる。

▲ゲームはソロとオンラインマルチプレイに両対応。1人でも遊べるフレキシブルな作風が光る。

プレイ視点は迫力満点のファーストパーソンビュー。VRゲームらしい「物を掴む」動作などを存分に味わいながらプレイを進められるため、面白さは満点。身体を動かす要素にこだわった作風が特徴の新作ゲームで、オープンワールド内部に用意されている様々なアクティビティーに触れることが楽しくなるはずだ。

新鮮な魚を釣り上げて調理する、断崖にある木につかまってクライミングを行う、謎解き要素にチャレンジするなど、ゾンビバトル以外のサブコンテンツが充実しており、マルチプレイでフレンドや世界のプレイヤーと交流しながらプレイする要素も大いに捗るはず。遊び甲斐満点のゲームシステムを持つ必見作だぞ。

標準で日本語インターフェースを実装

ゲームを開発したのはVRゲームスタジオ「Wenkly Studio Sp. z o.o.」。パンデミック以前にはVRアーケードビジネスを行っていたようだが、不特定の人間が同じVRヘッドセットを着用するという関係上、VRアーケードの需要は現在も激減しており、同社はソフトのみを配給するビジネスモデルにシフトしている。

Steamでの販売価格は3400円で、ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕を実装しているため、参入の敷居は低い。対応するVRヘッドセットのリストはSteamストアにも公式サイトにも記載されていないが、VRゲームを専門職とするスタジオなので、一般的なモデルに関してはほぼサポートしていると思われる。

▲ゾンビ軍団を射撃で撃退していくプレイ要素も体験できる。世界観はややカジュアル寄りだ。

PC向けVRゲーム作品の多くがそうだが、ヘッドセットのレンズが持つ画像の解像度が大きい関係上、一般的な2Dゲームよりはスペック面での敷居が高い。ただVRゲームに手を出すプレイヤーの多くはミドルスペック以上のパーツでPCを構成しているはずなので、この点はあまり問題にはならないだろう。

解除できるSteam実績は1つも存在せず、この点はやや寂しいが、比較的良心的な価格設定とソロ及びオンラインマルチプレイの両対応でフレキシブルに遊べる作品となっているため、両方のモードを利用する場合には値段以上に楽しめるはず。仮想現実世界で様々なアクティビティーに触れられる必見のインディーゲームだ。

オープンワールドでゾンビと戦いながら活動していくVR専用サバイバルアクションゲーム『Survival Nation』は、現在Steamで正式配信中。VRゲームの面白さを引き出す仕掛けが楽しい必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】オープンワールドで遊べる新作！

ゲームシステム

『Survival Nation』では、主にクエスト達成形式のプレイが展開。前述の通りゲームはソロとマルチプレイに分かれる2種類のモードで遊ぶことができるので、状況に応じて最適なモードを選択して遊ぼう。アクションFPS要素が高めの作品でありながら、同時にRPG要素も体験できるため、プレイの満足度は高いぞ。

ゲームのメインコンテンツと言えるゾンビ軍団とのバトルシーンでは、異なる武器類を用いて戦術的な戦いを進めることが可能。ライフルをコッキングする操作や、火炎瓶または地雷を放り投げる動作を体感できるようになっているため、VRゲームらしい「身体を使った操作」が大いに捗る。群がるゾンビを倒していこう。

また、野生生物をハントするミッションも存在し、この場面では両腕を使って操作する「弓矢」を扱える。動物愛護精神を持っている人にはやや不向きなコンテンツだが、ディストピアな世界を生き抜くために動物を狩っていくプレイ要素も展開するので、VR世界で武器全般を操ってみたいと考えている人には向いている。

▲迫力のファーストパーソンビューでゾンビ退治。様々な種類のゾンビが登場するぞ。

バトルシーン以外にもコンテンツが存在している点が本作の大きな特徴で、ポラロイド写真をヒントにその場所を探し出していく要素や、金属探知機を用いたアイテム探し、絶景スポットを堪能できるエリアの制覇、謎解き要素へのチャレンジなど、エンターテインメント性に優れたゲームシステムの数々に触れられる。

これ以外にも前述した飢えと乾きを癒やすサバイバルシステムもあり、釣りコンテンツにもアクセスできるため、MMORPG作品に近いコンテンツ内容となっている。マルチプレイで接続して遊べる人数の規模こそMMOではないが、この手のジャンルを好きでプレイしている人であれば、のめり込みやすいはずだ。

VRアーケードの見識を用いて開発された新作

開発元のWenkly Studio Sp. z o.o.がVRアーケードゲームを専門で開発していたことも、本作がエンターテインメント性に優れる理由。仮想現実世界で遊ぶタイトルに相応しいコンテンツを意識し、幅広い年代のプレイヤーが「面白さ」を実感できるゲーム作りを念頭に置きながら開発されたことが伝わってくる。

アーケード向けのゲームタイトルは短時間で「楽しい」と感じさせる要素を持っていることが必須で、長時間ムービーシーンやカットイン場面を垂れ流すような眠たい作風はご法度。本作はその点で世界のユーザーがすぐにVR世界の活動を楽しく味わえるようなコンテンツ作りに注力しているため、飽きることがないはずだ。

▲釣り上げた魚を火に近づけて焼きながら食べる、という動作も身体を使って体験できる。

マルチプレイ向けに作られたという本作は、他プレイヤーとの交流要素にも注意を払っており、お互いにコミュニケーションを取り合いながら協力プレイで遊べるので、マルチプレイ時にはソロプレイ時とは異なる楽しさも生まれてくる。現時点ではオンラインPvP要素が存在しない作品だが、ゾンビに共闘で立ち向かえる点は魅力だ。

過剰にリアリティーを求めないグラフィック品質もVRゲームのポテンシャルと限界を知り尽くしたスタジオらしく、最適化の面でも文句なしのクオリティー。PCへの要求スペックがやや高い点を除けばパーフェクトなタイトルに仕上がっており、多くのユーザーを満足させてくれる作品と言える。面白さは満点だぞ。

なお、本作はSteamストアで2023年内のロードマップを公開しているので、ゲームがどのようにアップデートで進化していくかに興味がある人は一読しておくことをおすすめする。新マップや新敵キャラクター、そしてPvPモードの実装、マップ拡張などがアナウンスされており、一度購入すれば長く遊べる作品になりそうだ。

【おすすめポイント】たっぷり遊べる新作ゲーム！

システム要件

『Survival Nation』のシステム要件は中程度。最低要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」で、推奨要件では「RTX 2060」となるため、ミドルスペック帯のゲーミングPCを持っていれば安全圏と言える。CPUの推奨モデルは「i-7 9700K」クラスのプロセッサーとなっているぞ。

メインメモリの推奨搭載量は16GBと妥当な数値。なお、OSに関してはWindows 7からサポートされているので、理由があってOSのバージョンをアップしていない人でも安心して遊べる。インストールサイズは最低で6GB、最高10GBほどの容量となるが、オープンワールドゲームとしては軽量級の部類に入るだろう。

▲要求スペックは中程度。CPUとグラフィックボードの推奨パーツには注意しておこう。

ゾンビゲームとしての面白さも持ちながら、同時にオープンワールドを楽しむための仕掛けもしっかりと実装されている本作は、カジュアルにサバイバルを体験してみたい人におすすめのVRゲームと言える。VRアーケードゲーム開発で培ってきた手腕が遺憾なく発揮された必見のアクションゲームタイトルに仕上がっているぞ。

オープンワールドでゾンビと戦いながら活動していくVR専用サバイバルアクションゲーム『Survival Nation』は、現在Steamで正式配信中。PCへの要求は中程度だが、決してハイエンド向けのゲームタイトルではない。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】ミドルスペック推奨！