『Infection Free Zone (インフェクションフリーゾーン)』のタイトル画像

『Infection Free Zone (インフェクションフリーゾーン)』は、2024/4/12からSteamストアで「早期アクセス版」が配信されているGames Operatorsのポストアポカリプスサバイバルシミュレーションゲーム。

危険な感染者の群れから生存者の拠点を防衛していくサバイバルシミュレーション要素、実在する世界の都市マップを取り入れながら遊べるという画期的なゲームシステム、戦略性抜群のプレイ展開が大きな特徴。

判断力と行動決定力が要求されていくリアルタイムストラテジーゲームが好きな人、黙示録世界で逞しく生き延びていくSLGに興味がある人、自分が住んでいる地域をフィーチャーできるゲームに興味がある人におすすめ。

このゲームはココが魅力!
  • 感染者との防衛戦
  • 世界の実在都市マップで遊べる
  • RTS要素満点のプレイ

感染者から拠点を守る新作SLG

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Infection Free Zone (インフェクションフリーゾーン)』は、爆発的な「感染者」が発生した黙示録世界を舞台に拠点防衛を行う新作シミュレーションゲーム。

ゲームタイトルを直訳すると「無感染ゾーン」となり、これは感染を免れた生存者たちが暮らしていける安全地帯を指している言葉となっている。生存者の拠点を必死に守り抜くことがプレイヤー最大の使命だ。

ゲームのイメージ画像

ジェット機のような速度で広がっていったという「マッドウイルス」が感染の源で、このウイルスは感染した人間を非常に攻撃的かつ俊敏・強力な存在へと内面から変化させていく凶悪な特性を持っている。

瞬く間に広がっていった危険なウイルスによって現代社会は数週間で崩壊し、電気や水、食料も入手困難な状況へと追いやられる。インフラが失われ、僅かな生存者に残されたのは正常な思考力と僅かな希望のみだ。

まさに黙示録世界へと変貌を遂げた地球上の都市部が作品の舞台となっており、ポストアポカリプスがテーマのゲームをプレイすることが好きな人にもバッチリハマる世界観を持っている要注目タイトルと言えるだろう。

ゲームのイメージ画像

本作を開発しているのは、インディーゲームデベロッパーの Jutsu Gamesで、パブリッシングはGames Operatorsが担当している。作品は約1年程度の早期アクセス期間後に正式バージョンとして配信される予定だ。

ちなみにゲームはキックスターターによって開発資金の支援を募るプロジェクトとして発動し、目標額の2万ユーロを上回る23,013ユーロを獲得して開発がスタートしたという経緯を持っている。中々の労作だ。

ゲームの特徴

実際の「地理データ」を活用したマップを用いて遊べる点が作品最大の特徴。世界各国の主要都市をダウンロードし、特徴的な建造物や街並みを利用しながらサバイバルシミュレーション要素に取り組んでいこう。

このゲームシステムを可能にしているのは「OpenStreetMap」に登録されている実世界データの数々で、例えば日本にある実在都市のマップも(全てではないが)ダウンロードして遊ぶことができるようになっている。

世界の都市を選択してデータをDLできる

「OpenStreetMap」は参加者が自由に編纂できる点が魅力のオープンデータ型マップのことで、その性質はウィキペディアに近い。企業や自治体が発行するマップに比べて情報がはるかに「新鮮」になる点が魅力だ。

DLした見下ろし型のマップ内にある任意の場所に新しい「無感染ゾーン」を確立し、避難所と生産施設を割り当てながら「現状に即した用途」に変更していくことがプレイヤーの役割。使えるものは最大限に活用しよう。

地形特性をしっかりと理解しながら、集まった生存者たちにとって必須となる新しい農場や発電所を建設。その後壁や門、塔などで感染者からの防御を確立していく。ストラテジー要素満点の新作PCゲームタイトルだ。

ストラテジー要素満点のプレイ画面

都市構造への関心と知識が本作をプレイする上で一番重要になっていく点もポイント。守るのに最適な場所はどこか?食料品店はどこにあったのか?薬局はどこにあったのか?という知識がプレイを円滑に進める礎だ。

現在その都市にある建造物の特徴がそっくりそのままゲームに反映される、というわけではないが、現実世界のデータを架空のゲーム世界に活かすという取り組みが面白く、知っている都市であるほど没入感も高まるはず。

プレイヤーが生存者たちの居住地に設定したエリアは、毎晩ゾンビのような感染者の大群によって襲われる可能性を秘めている。近距離向けや遠距離向けなど、様々な武器を調達して生存者たちの生命を守っていこう。

武器以外に乗り物や壁、照明など、戦術的に活用できるものを「総動員」しながら防衛を行っていける点も作品の大きな魅力で、黙示録世界的なシビアなバトルを堪能できるはず。夢中になれること間違いなしの新作だ。

資源採取が可能

プレイヤーはさらにゲームの最終的な勝利に向けて「ワクチン」「治療法」の研究を行うか、崩壊した都市部を立派に再建していくなどの選択肢も選べるようになっている。SLG要素満点の作風が光るPCゲームと言えるだろう。

プレイ中に自分たち以外の生存者集団(NPC)を見つけることもあるが、中には有効的ではない好戦的な生存者集団も存在するので注意が必要。フレンドリーな取引もしくは「非感染者との対立と戦闘」が待っているぞ。

「自分が住んでいる地域や場所が丸ごとゲームのマップとして再現される」という、昔であれば妄想に近かったことが実際にできるという点で本作には存在価値があり、これから多いに注目されることになるだろう。

なお、開発者の名誉のために言っておくと、本作に取り込んだデータ自体は現実世界の地図構造を忠実に再現しているが、ゲーム内で発生する出来事と現実世界の地理状況には一切の因果関係は存在しないという点に注意。

ゲームで知っている都市をダウンロードして遊んだからといって、「このエリアは感染者だらけの場所だ」と現実世界でうかつに発言することは絶対に避けよう。無論元ネタが分かる人には冗談半分で喋ってもOKなはずだ。

日本語インターフェース対応

Steamストアでの販売価格は3,299円で、現在はリリース記念セール価格となる10%引きの2,969円で販売中。この価格は正式バージョンで値上がりする旨がアナウンスされているので、今のうちに購入するのも手だぞ。

ちなみに「早期アクセス版」とは完成状態にはないゲーム作品を指す言葉として用いられている用語で、この段階にあるゲームでは不具合やバグなどが発生することがある。よく分からない人はこの点に留意が必要だ。

完成していない段階のゲームを世界に向けて公開する目的は、不特定多数の環境下にあるプレイヤーに作品を遊んでもらいながら、開発者が想定していないまたは再現性がない不具合やバグなどを発見することにある。

さらに「もっとこうしたらゲームが面白くなるのではないか」「このシステムはおかしいのではないか」といった意見とフィードバックを取り入れ、それらを作品開発へと活かしていく意味合いも多分に含まれている。

ゲームのイメージ画像

予算が少ないデベロッパーの場合、早期アクセス版を安価に販売することでサポーター的なユーザーを集め、完成までの資金源にするという目的もあるが、いずれにせよゲーム内容は完全ではないので注意しておこう。

したがって本作を本当におすすめできるユーザーは「未完成な状態のゲームをプレイして不具合などを報告できる人」「インディーゲームデベロッパーに意見しながら一緒に作品を完成させることが好きな人」となる。

無論ユニークな「実際の世界都市データをダウンロードして遊べるゾンビディフェンスゲーム的なSLG」に大きな興味を持った人も購入して構わないが、バグと不具合はついて回る、ということを事前に了承すべきだ。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕を実装しており、海外のゲーム作品をプレイするのが苦手な人でも安心してダウンロードできるタイトルとなっている。翻訳精度は今後上昇するかもしれないので期待しよう。

現段階で解除できるSteam実績も合計で19種類用意されており、普段から実績ハンターを自負するプレイヤーにもおすすめできる作品と言える。なお、作品はソロプレイ専用のタイトルで、マルチプレイ要素は存在しない。

また、現時点で汎用コントローラーやSteam Deckでの操作についてはストア上に記載がなく、公式には認められていない状態になっている。フォントが小さいので、Steam Deckとの互換性は今後も無さそうな感じはする。

システム要件

3Dモデルを取り込む作品ではあるものの、ゲーム内での「動的な要素」は薄いため、PCへの要求スペックは低めになっている。推奨要件で提示されているグラフィックボードはGTX 1060もしくはそれ以上と軽めだ。

CPUの推奨モデルはIntelのi5-11600KFクラスと、プロセッサーの面でも参入の敷居は低い。現行のローエンドなゲーミングPCがあれば十分にプレイできる新作で、多くのPCゲーマーが基準をクリアできるだろう。

インストールサイズも約5GB程度とかなり軽め。ただし多くの都市データをダウンロードしていった場合、基礎的なインストールサイズ以上に容量が膨らむ可能性はあるので、この点には注意しておこう。

都市の再建を目指す

実在する都市マップデータをダウンロードしながら感染者との防衛戦を体験できるおすすめの新作PCゲーム『Infection Free Zone (インフェクション・フリーゾーン)』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。

開発初期段階のゲーム作品にありがちな「バグと不具合の多さ」からSteamユーザーレビューは現在荒れており、記事執筆時点でのユーザー総合評価2,515件の概要は「賛否両論」の状態になっている。

2024/4/13には早くもバグフィックスが行われているため、開発者チーム自身もゲームが抱えている問題にしっかりと向き合い、今後も改善を続けていくことが予見される。長い目で見守っていく姿勢も必要になるはずだ。

とは言うものの、本作が持っている独創的な視点とアイデア・発想からは目が離せない。作品に興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、ゲームの詳細情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】世界の都市で生存を目指せ!

ゲームプレイの流れ

初回にゲームをスタートすると、都市の選択画面が登場。このマップにある都市を選んで開始エリアを選択する流れで、前述の通り自分が好きな都市を個別にダウンロードし、そこをプレイの舞台にすることもできるぞ。

ゲームにはデフォルトでアメリカのアトランタやオークランド、イギリスのケンブリッジ、中国の広州、フランスのディジョンなどの都市があり、そこに「OpenStreetMap」に登録されている実世界データも足すことができる。

特定の地図を選択し、そこにエリアを設定することでプレイがスタート。現実世界で人口が多いエリアや地域を選択した場合には、「難易度が上昇する可能性がある」という警告文が表示されるという親切設計だ。

プレイ開始直後には、ゲームの世界観が分かるアニメーションムービーが流れ、多くの人々を蝕んでいった「マッドウイルス」についてニュース映像風に編集したムービーパートを閲覧できる。気分を高めていこう。

ゲームのプレイ画面

そこからムービーパートがプレイヤーが置かれている現在の状況にフォーカスし、生存者たちが追い詰められている状態がよく分かるシーンが展開。丹念にゲームの世界観を綴っていく姿勢には好感が持てる。

「隠れている必要はない!」「新たな我が家を作り上げよう」というセリフと共に、ついに生存者たちは決起して地上での生活を取り戻す意思を固める。感染者と戦いつつ、事態改善への道筋を辿る決死の決意表明だ。

見下ろし型マップでのプレイ

プレイパートが始まると、取り込んだマップを俯瞰のプレイ視点で眺める操作パートが展開。最初に全ての拠点である「本部」の位置を地図上に指定することになる。慎重に場所を決定していこう。

本部に設定可能な建造物はハイライト表示され、建物の規模によって収容可能人数と居住区の数が割り出される仕組み。大型の建造物ほど防衛面で苦労するため、一番最初は小型の建造物を選ぶことが推奨される。

プレイヤーはNPCへ指令を送る立場の人物で、ゲーム内で「食べ物を探せ」などの命令を実行し、NPCに周囲への探索を行わせることができるようになっている。これら一連の動きはタスク形式で表示される仕組みだ。

NPCのチーム情報はポップアップ形式の別画面で確認可能で、マップ上にもアイコンで現在の居場所が表示される。特定の建造物に移動する際には点線とアイコンの動きによって状況を把握できるぞ。

プレイ画面の上部にはゲームプレイに関する全ての数値が表示され、これらをマネジメントしていくプレイ要素も展開。仕組み的には完全にストラテジー系シミュレーションゲームのそれなので、慣れていると分かりやすい。

感染者の襲撃シーン

ゲーム内では常にリアルタイムで時間が経過。またマップはズームインとズームアウトが自在となっており、複数のNPCへ異なる行動を取らせることができる。周囲の建物に対して物資の探索をしっかり行っていこう。

探索を行っていない建造物には「?」マークが表示され、そこへNPCを派遣することによって中の状況を把握できるようになっている。資源や別の生存者NPCを発見することもあり、ドキドキ要素は満点だ。

夜間は感染者襲撃タイム

昼夜の時間変化を持つ本作では、夜間が最も危険な時間帯となる。ゲーム内でも警告されるが、夜間には探索を自重し、NPCを帰還させて安全に過ごす&各種建造物を防衛させることを優先するのが得策。市民の命を守ろう。

本作で最も恐ろしい敵となる「感染者グループ」は、マップ上でランダムに出現。NPCが感染者グループを発見すると本部へ逐一報告が入るので、そこで「何をするのか」「何をさせるのか」判断して指示を送ろう。

感染者グループに本部などが襲われると、建造物の耐久度がどんどん減ってしまうため、補修を行う必要がある。複数の感染者グループが出現して一度に向かってくることもあるため、プレイヤーの判断力は非常に重要だ。

リアルタイムストラテジーゲームを何本も遊んだことがある人であれば、ある程度ゲームの方向性やシステムを理解しながらプレイを継続できるかもしれないが、初見で始めると苦労することも多くなるだろう。

ちなみにプレイ内の時間は画面上で一時停止や早送りができるので、じっくりと戦略を練りたい場合や、素早く次の場面へと持っていきたい場合などに活用していこう。これもRTSではおなじみのシステムだ。

ファーストパーソンビューではないプレイ視点は一見すると地味だが、夜間に大量の感染者グループが湧いた際には、緊迫感を煽るBGMも相まって緊張感が高まる。上手く構築された必見のPCゲームと言えるだろう。

【おすすめポイント】生存者を守り切ろう!

正式版への展望

約1年後に配信される予定の正式バージョンでは、新たなストーリー要素や建造物などを実装する予定。プレイヤーのフィードバック次第では開発期間が伸びる可能性も示唆されているので、完成を楽しみに待とう。

ゲームプレイに没入感をもたらす仕組みは開発者が数多く用意しているそうだが、それが完全に機能するかをテストする必要があるため、アップデートに関するフィードバックと意見はかなり重要になるはず。

早期アクセス版のゲームが大きく「化ける」ことはSteamではよくあることで、これは一重に熱心なコミュニティーの献身にかかっている。作品を良いものへ変化させる原動力はいつもユーザーが持っている。

実際の地図データを取り入れながら熾烈な防衛戦を繰り広げていくおすすめの新作PC向けシミュレーションゲーム『Infection Free Zone (インフェクションフリーゾーン)』は、現在好評配信中。

日本人プレイヤーも多く遊んでいる必見のおすすめタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】正式版が楽しみな新作!

インフェクションフリーゾーンスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10
CPU Intel® Core i5-3570K
メモリー 8GB
グラフィックカード NVIDIA® GeForce® GTX 680 / AMD Radeon HD 7970
VRAM
HDD空き容量 5GB
DirectX
回線速度

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