『Arctic Eggs (アークティック・エッグス)』のタイトル画像

『Arctic Eggs (アークティック・エッグス)』は、2024/5/16からSteamストアで正式配信されている開発: The Water Museum/cockydoody/abmarnie/Cameron GinexのSci-Fi目玉焼きゲーム。

理解不能な世界観を持つゲームの中へ入り込みながら、様々な「目玉焼き」を作り上げていくというインディーゲームタイトルらしいクセのある世界観設定、激ムズな難易度とストイックなプレイ要素が大きな特徴。

他に類を見ない世界観設定を持ったインディーゲームを発掘することが好きな人、配信動画に向いている新作ゲーム作品を求めている人、試練のようなゲームプレイで最高難易度にチャレンジしたい人におすすめの新作。

このゲームはココが魅力!
  • 狂った世界観
  • 卵料理に挑戦
  • 激ムズ難易度

サイケなSF世界で卵料理を作る新作

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『Arctic Eggs (アークティック・エッグス)』は、主人公がひたすら「卵料理」を生み出していくという特異なプレイ要素が特徴の新作PCゲームタイトル。

詳細については語られないが、舞台はSci-Fi世界ということになっており、登場人物たちはどこかSF映画風の出で立ちをしている。主人公(プレイヤー)は脱走に失敗した人物で、歩行と料理だけができるという状態に陥っている。

卵料理に挑戦する新作

ある種「囚われの身」となっている主人公は「料理」を行うことで再脱出するチャンスを窺う、というストーリーラインがあるが、誰がどう考えても思いつかないような物語要素を平然と持っている点に「ヤバさ」を感じる。

後述するが登場するNPCの会話シーンはほぼ意味不明で、真面目にゲーム世界を知ろうとするほど五里霧中になっていくこと間違いなし。容赦ないインディーゲームの洗礼を浴びせてくる必見の新作ゲームタイトルだ。

ゲームを開発したのはThe Water Museum/cockydoody/abmarnie/Cameron Ginexで、パブリッシングはThe Water Museum名義となっている。非常に個性的なゲーム作品を生み出す必見のインディーゲームデベロッパーだ。

登場するNPC

プレイ中主人公にできることは「卵料理」を作っていくことだけで、それ以外はNPCとの対話シーンが大半を占める。さらに追い打ちをかけるように、本作での調理シーンは物理演算が効いていて非常に難しい。

中には卵料理に現実世界ではあり得ない素材を入れることを所望してくるNPCも出てくるため、まともな神経を持ったプレイヤーであれば、本作の世界が「狂っている」ことに気づくはず。どこまでも異常な世界が広がる新作だ。

こうして文章に書き連ねていくと「こいつは一体何を言っているんだ」と思われるかもしれないが、私自身非常に混乱しながらこの記事を製作している。まずは実際のゲームプレイの流れを見て、本作を理解して欲しい。

ゲームプレイの流れ

舞台となるのは、2091年の南極。突如始まる会話シーンで、主人公(プレイヤー)は脱出を企てたために主機能を上官に剥奪されたことが明かされる。そんな主人公ができるのは「歩行」と「料理」だけだ。

対面しているNPCから「そうだ、卵を一つ頼む、両面焼きで、いつもの通りに」と言われた瞬間から実際のプレイがスタート。ファーストパーソンビューでフライパンを見ながら、卵焼きを作っていくことになる。

ゲーム内のロケーション

操作に関してはマウス移動で加熱、片面が焼けたらフライパンの隅っこへ卵焼きを寄せてから手首を振って裏返していく。このパートはかなりセンシティブな操作を要求されるので、失敗しながら「コツ」を掴んでいこう。

チュートリアルセクションを突破すると、先程のNPCから「ここを出たいなら六胃聖の許可が必要だ、街に出て、飢えた者たちに施すといい、そうすれば謁見できるかもな」と言われる。意味は全く不明だが、それが本作のノリだ。

最初に居た場所から場面は代わり、今度は大勢のNPCがいる建造物内部でプレイがスタート。彼らの外見はかなり風変わりで、近寄って会話するとさらにトリッキーなセリフを出してくる。良い意味でぶっ飛んだ世界観だ。

タバコと卵料理

女性NPCに声を掛けると、彼女は先程と同じく卵の両面焼きをご所望。ただしそれに加えて「タバコ」も一緒に炒めて欲しいと告げてくる。彼女によるとタバコは「風味付け」に良いらしい。決して真似しては駄目だ。

その後も主人公は次々とNPCへ話しかけつつ、頼まれた卵料理の数々を作成していくことになる。非常にストイックかつユニークな世界観を持つゲーム作品で、どうしてこんな内容のゲームを作ろうと考えたのかは永遠の謎だ。

異なる料理の「お代」と、それに付随して増加していく難易度がゲーム最大の特徴で、違法な料理を人々に振る舞いながら脱出を目指すプレイ要素にも夢中になれるはず。意味不明ながら長時間熱中できる不思議な新作だぞ。

日本語環境に対応

Steamでの販売価格は1,200円で、現在はリリース記念セール価格となる30%OFFの840円で購入できる(2024/5/24までの期間限定価格)。今なら1,000円を切る価格でゲットできるので、欲しい人は急ごう。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、海外のゲーム作品が苦手な人でも安心してプレイできる。ただしNPCのセリフはほぼ意味不明な内容なので、翻訳されていても「?」となるはずだ。

奇妙な世界観

本作はXboxコントローラーとDUALSHOCKコントローラーでの操作をフルサポート。マウスとキーボードで遊んでも楽しいが、普段コントローラーでゲームをプレイすることが多い人でも安心できる作品と言えるだろう。

解除できるSteam実績は10種類。現時点でValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については調査中だが、新作、特にインディーゲームタイトルは審査が遅くなる傾向があるため、長い目で互換性を見守っていこう。

なお、本作はWindows OS以外にMac OSにも対応するハイブリッドタイトルとなっているが、MacOS 10.15 Catalina以上と互換性はない。マルチブート環境で古いOSを保持している人向けの通な新作ゲームだ。

システム要件

キャラクターのポリゴンが粗い本作は、PCへの要求スペックも低め。ストアには最低動作環境のみが記載されているが、グラフィックボードはNVIDIAのGT 1030クラスでも動かせる。ローエンド環境でもOKなタイトルだ。

弾薬と卵料理

CPUの最低動作モデルはIntelのi5-3470クラスかそれ以上のプロセッサーで、参入の敷居は低い。現行のほぼ全てのPCゲーマーが遊べるおすすめのインディーゲーム作品で、インストールサイズも1GB程度と極小だぞ。

総評:狂気の世界を許容できるかの試金石

私はかなりのゲーム記事をこれまでの人生で生み出してきているが、かつてこれほどまでに狂気を宿したゲーム作品を見たことがない。狂気をテーマとするゲーム自体は存在しているが、本作が内包する狂気は異なるものだ。

まず、世界観について多くが語られることがなく、あったとしてもSteamストアに記載されている簡易的な説明のみ。大手のパブリッシャーでは絶対に許されないであろうスタンスが、本作の立ち位置を際立たせている。

だからといって説明不足かつ意味不明なゲームは「駄目」なのかと問われると、それは違うと断言できる。ゲームの面白さを決めるのは綿密なストーリー要素ではなく、触った人物が直感的に感じ取れる「感覚」だからだ。

ハッキリ言うと本作の世界観は狂っており、作中にまともな人物は1人も存在しない。大型のゲーム内の1コンテンツとして狂った世界を描く作品はあるが、筆者にとって全編通じて狂気に満ちているゲームは本作が初めてだ。

およそ食材という概念から逸脱した「物」を調理しろと頼んでくるNPCの面々もぶっ飛んでいるが、断る選択肢が存在しないというシステムもどうかしており、一度踏み込んだら抜け出せない恐ろしさを感じる。

狂気を感じる新作

人間の精神にも「これ以上進んだら正常な日常生活を送れない」というラインが存在すると思うが、本作では最初からそのラインを超えたところに世界観が存在しており、否応無しに向き合っていく羽目になるのだ。

ゲームをあくまでゲームとして捉え、その中で起こる出来事をすべて「遊びの範疇」と捉えられる人であれば、次々とオーダーされてくる不気味なレシピにも平然と取り組めるかもしれないが、個人的には恐怖感を覚える。

まるで狂った人物の頭の中を覗いて、そこに溢れている意味不明な言語の数々と向き合っているような感覚に陥る本作は、プレイする人によっては「トラウマ級」のインディーゲームタイトルになるかもしれない、と思う。

だからといって本作を「危ないから遊ぶな」と言うつもりは毛頭なく、むしろ予定調和だらけの今のゲーム世界には良いカンフル剤になってくれるのではないか、という無謀で甘い期待を抱いていたりもするから恐ろしい。

大手のゲーム企業を批判するつもりはないのだが、まずゲーム開発を始めるにあたって「会議」で本作をプレゼンテーションしたら、周囲の人々や重役はどんな反応を示すのだろうか。ちょっと考えてみて欲しい。

ひたすら意味不明な会話が続き、そこで卵料理だけをひたすら製作していくゲームなのです、と説明したところで、「こいつはとうとう頭がどうかしちまったな」という顔をされるだけだろう。それが一般社会の反応だ。

ところがサブカルチャーシーンというのは面白いもので、時に意味不明として多くの人に受け入れられなかった作品が、ある出来事をきっかけにメジャーシーンへと躍り出てくることもある。これは時代が証明している事実だ。

本作は今のところ「通好みなアクションゲーム」であり、当然幅広い年代のプレイヤーに受け入れられる素養があるわけでもないが、とある配信動画などをきっかけにバズっていく可能性は大いにある、と考える。

このゲームが持っている魅力を世間一般の人々にアピールしていく方法論はかなり難しいが、激ムズ難易度を誇る本作には人を惹きつける「何か」があり、それを上手く映像化・言語化できれば売れる可能性はあるはずだ。

つまるところ、本作を正しく楽しむためには「狂気の世界」を許容できるか否かの「選択肢」を迫られ、そこでどう判断を下してプレイするかで評価も分かれていく。狂った世界をもつゲームの「試金石」になれる新作だ。

【おすすめポイント】狂った世界へGO!

Arctic Eggs (アークティック・エッグス)スペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10
CPU Intel® Core™ i5-3470 or newer
メモリー 4GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GT 1030 or newer
VRAM
HDD空き容量 1GB
DirectX
回線速度

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