「トライン エンチャント エディション(Trine Enchanted Edition)」は、「Frozenbyte」が製作を手がけた2009/07/02にSteamでリリースした横スクロール型パズルアクションゲームだ!
プレイヤーは異なる能力を持つ3人のキャラクターを操作し、パズルアクションを駆使しながら敵を倒し、ファンタジー色が濃いゲーム世界を進んでいくことになる。
本作はオリジナルの2009年に発表された「Trine」をリメイクした作品で、続編である「Trine 2」で使用した物理エンジンを使用し、より精細なグラフィックとゲームプレイの調整を施しているのが特徴だ。
ちなみにランチャーから選ぶことで、オリジナルの「Trine」をプレイすることもできるぞ。
オリジナルの「Trine」はヒットし、その後「Trine 2(2013年)」「Trine 3(2015年)」という2本の作品が続編として発表されている。
本作はその原点である初代「Trine」のオリジナルとリメイク版を楽しめるハイブリッド作品なのだ!
横スクロールアクションが好きな人にはもちろん、ファンタジーストーリーが好きな人にもオススメのゲームだ!
横スクロールの世界でパズルアクションをふんだんに楽しめる!
横スクロール型アクションゲームである本作には、パズルアクションの要素がふんだんに組み込まれている。
一見進めないと思える場所でキャラクターのスキルを発揮し、足場を作り出しながら先を目指すというのが本作の醍醐味だ。
プレイヤーが操作するキャラクターは禁断の秘宝「Trine(トライン)」によって三位一体の姿に変えられてしまった「女盗賊」と「騎士」そして「魔法使い」という設定で、プレイ中はこの3人を交互に呼び出すことができる。
3人はそれぞれ異なるスキルを持っているので、適材適所で使い分けることが攻略の鍵になるぞ。
ステージの状況をよく観察し、置かれているアイテムなどの位置情報を判断しながら、そこに最適と思われるキャラクターを呼び出して対処する。
「Trine Enchanted Edition」が内包しているパズル要素は時にプレイヤーを悩ませるが、単純には進めない点に面白さがあり、仕掛けを解いたときの喜びはひとしおだ。
「Trine 2」エンジンが描き出す幻想的なグラフィック!
初代「Trine」のグラフィックも決して雑ではなく、今見ても十分に美しい出来栄えだが、製作を手がけた「Frozenbyte」は続編「Trine 2」で使用したゲームエンジンを使用し、さらにグラフィックを進化させている。
横スクロール作品であることを忘れてしまうような奥行きの描写、そして緻密に計算された光のエフェクト類は、架空のゲーム世界にリアリティを与えることに成功している。
そして元々緻密に再現されていたキャラクターやオブジェクトの精細さは一段と向上し、まるで自分が幻想世界の主人公になった気にさせてくれる。
世界的に成功を収めた初代「Trine」をビジュアル面で大幅に進化させ、若い世代にもアピールできるような作品として登場した「Trine Enchanted Edition」は、さらに多くのファンを増やし続けていくことになるだろう。
もちろんオリジナルバージョンもちゃんと収録されているので、当時の雰囲気を味わいたい人はそちらで進めるのもアリだ。
しっかりとしたストーリーが語られるアクションゲーム!
ゲームは最初に重厚なイントロからスタートする。
基本的にはアクション作品ではあるが、RPG作品に見られるようなきちんとした世界観が語られるのには好感が持てる。
プレイヤーは最初に個別にキャラクターを操作しながらチュートリアルを行っていく流れになる。
一番最初に操るのは「女盗賊」だ。
彼女の動きは実にしなやかで、アクションによって揺れる衣装の質感も良く出来ている。
彼女は弓矢を使ったアクションや、高い場所へムチを放って移動する能力に長けており、3キャラクター中、最も軽快な動きを見せてくれるのが特徴だ。
2番目に登場する「魔法使い」は、念動力のような魔法を使ってオブジェクトを移動させることができる。
四角い箱状のオブジェクトは場所を移動させて進路を切り開く以外にも、重ねて階段状にすることが可能だ。
今後ゲームを進める中でこのようなオブジェクトが出てきたら、まず「魔法使い」の出番だと思って間違いない。
3番目に登場する「騎士」は全身を鎧で固めた無骨なキャラクターで、近接戦闘や物理攻撃を得意とする。
ステージを進める中で「扉」が道を塞いでいたり、または太い「ロープ」で何かが固定されていて先へ進めなくなっていたりする場合、「騎士」の腕力で「扉」や「ロープ」を破壊することができるぞ。
秘宝の力で三位一体となってしまった3人は今や瞬時に切り替えることができるようになっているので、ステージの状況と各キャラクターのスキルを頭の中で組み合わせながら進んでいこう。
「Trine Enchanted Edition」で加わった新要素!
「Trine Enchanted Edition」は、単にゲームエンジンを変えて描画性能を上げただけのゲームではない。本作では初代「Trine」には搭載されていなかった新機能が実装されているのだ!
まず目を引くのはオンラインとローカルで最大3人までの同時プレイ(Co-op)を実装した点で、各プレイヤーは本作に登場する3人のキャラクター「女盗賊」「騎士」「魔法使い」をそれぞれ操ることができる。
一人三役ではなく、各プレイヤーの技量が問われるこの同時プレイでは、今までになかった楽しみ方ができるだろう。
さらに本作ではゲーム途中でセーブすることが可能になった。
ステージで行き詰まり、どうしても先に進めなくなってしまった場合には中断し、翌日気分も新たに再開することもできるため、大変便利な機能だ。
「Trine Enchanted Edition」は、こんな人にオススメだ!
幻想的なファンタジー要素が満載の世界でパズルアクションが繰り広げられる「Trine Enchanted Edition」は、初代「Trine」から大幅に進化したグラフィックが美しい作品だ。
各ステージの難易度も適度にバランスが取れており、単純なアクションゲーム以上のプレイ体験ができる点も良い。
それぞれ特徴を持った3人のキャラクター「女盗賊」「騎士」「魔法使い」は、多くのプレイヤーに気に入られることだろう。
また、本作ではステージ毎に変化する「景色」や「色合い」も実に印象的で、発生するエフェクトなども煌びやかに演出されるため、プレイ中に飽きることがない。
本作は、操作と視覚の両方に訴えるゲームなのだ。
魔法のような美しさで彩られたファンタジー世界が好きな人や、パズルアクションゲームが好きな人ならば、一度は本作をプレイすることをオススメする。
さらにフレンドと協力プレイを行えば、ますます面白く楽しめることだろう。
「Trine Enchanted Edition」は、美しいビジュアルとアクション要素が融合したゲームが好きな人にオススメの作品だ!
トライン(Trine Enchanted Edition)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 または AMD A8-6500 | Intel Core i5-2400 または AMD FX-8120 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 8800 GT または AMD Radeon HD 4850 | NVIDIA GeForce GTX 560 または AMD Radeon HD 7750 |
VRAM | 512MB | 1GB |
HDD空き容量 | 4GB | 4GB |
DirectX | Version 10 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要ゲームパッド推奨 |
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