「トレイン フロンティア クラシック(Train Frontier Classic)」は「Team Train Frontier」が開発し、2017/12/15にSteamでリリースした鉄道模型の世界を体験できるサンドボックス型鉄道シミュレーションゲームだ!
プレイヤーは用意されたレールを自在に組み合わせ、ビルなどの建造物を設置し、そこで様々な列車を走らせることができるぞ。
「鉄道模型」の「情景レイアウト」にインスパイアされて開発された経緯を持つ本作は、2011年8月30日に「Xbox360」向けのゲームを配信する「Xbox Live Indie Game」で発売された「Train Frontier Express」をPC向けに改良発展させたゲームであり、製作会社も全く同じだ。
ただし現時点では「早期アクセスゲーム」扱いであり、不完全な部分やバグが発生する可能性があるので注意しよう。
ゲームは「シングルプレイ」以外に「オンラインマルチプレイ」に対応しており、作成したマップを複数のユーザーと共有することができる。
自慢のレイアウトを設計したら、世界のユーザーに向けて公開してみるのも良いだろう。
鉄道が好きな人やサンドボックスゲームで好きにゲームを進めたい人にオススメの新作鉄道シミュレーションゲームだ!
ゲーム内で「鉄道模型」を並べて遊ぶ楽しさ!
「Train Frontier Classic」の面白さは、あたかも自分が「鉄道模型」の世界に入り込んだような気分に浸れる点にある。
実際に「Nゲージ」などの鉄道模型に触れたことがある人ならお分かりだろうが、現実の世界で「列車」や「線路」、そして「建造物」などを含めた模型のレイアウトを構築する場合、相当な金額と設置スペースが必要になるため、「鉄道模型」の大掛かりな「情景レイアウト」を作って楽しんでいる人は少ない。
だが本作をプレイすれば、用意された広大なフィールドに好きなだけ線路を敷いて、存分に「鉄道模型」の「情景レイアウト」を堪能できる。
実物の「鉄道模型」とは違って「列車」や「線路」、そして「建造物」にかかる費用も一切発生しないため、思いつく限りの「情景レイアウト」を構築することができるのだ。
さらには「ジェットコースター」ような「現実にはありえない線路」を組み立てることもできるので、楽しみ方は無限に広がると言えるだろう。
「鉄道模型」の世界が好きでたまらない人は、本作で思う存分イマジネーションを爆発させてみよう。
カジュアルな操作方法で誰でも楽しめる!
「鉄道」関連のシミュレーションゲームと聞くと、難解な数値設定や操作方法を連想する人が出てくるかもしれないが、「Train Frontier Classic」ではその心配は無用だ。
本作は「Easy & Quick(簡単で素早い)」というゲーム性を信条としており、誰でも直感的に操作することができるのだ。
メインとなる操作アイコンは「Tracks(線路)」「Terrain(地形)」「Props(建造物)」の3種類のみ。
「線路」については、画面上にオーバーレイで表示される矢印型のカーソルをクリックすれば、パーツ単位でどんどん伸ばして設置していくことができる。
また、高さの調節も自由自在で、「線路」を隆起させれば自動的に「橋脚」が生成されていくぞ。
これは「建造物」についても同様で、画面上部に表示されるスロットから好きな「Props」を選び、任意の場所にどんどん設置することができる。
置いた場所が気に入らなければすぐに「Delete」キーで消去できるようになっているので、自分が納得するまでレイアウトを煮詰めることが可能だ。
「地形」を変化させて「景観」を作り出そう!
「Train Frontier Classic」でユーザーが最初に目にするマップは平坦な草原で、少し面白みに欠ける。
ここで大いに活躍するのが、前項で紹介した「Terrain(地形)」アイコンだ。
画面下部中央にある大きな「Terrain」アイコンをクリックすると、画面上のカーソルを操って任意の場所で「地形」を変化させることができる。
「Terrain」では「Raise(隆起)」「Lower(掘り下げ)」「Flatten(平坦化)」という3種類の操作が選択できるので、「山」や「谷」を作り出して「景観」そのものを変化させてみよう。
本作で「地形」が変化していく仕組みは、3Dモデルで作成された地面のポリゴンを変化させることによって成り立っている。
カーソルをクリックする長さによって隆起や掘り下げの大きさが変化するので、実際に作業を行うと非常に楽しい。
マップに表示されるフィールドが広いために最初は戸惑うかもしれないが、どんどん「線路」を伸ばして「建造物」を設置し、さらに「地形」をいじっていけば、あっという間に立派な「情景レイアウト」が出来上がっていくので、ぜひチャレンジしてみてほしい。
自由な組み合わせが楽しめる「車両編成」システム!
本作のエディット画面は、「情景レイアウト」全体を作成する「Builder」モードと、列車を編成して走らせる「Conductor」モードに分かれている。
基本的には「Builder」で「線路」を敷いて「建造物」を設置し、「地形」を作り上げてから「Conductor」モードに移動し、好きな「列車」を選んで走らせるという流れになるぞ。
尚、選んだ「列車」には乗り込むこともできるため、運転席視点や上空からのアングルなど、「様々な視点」で自分が作り上げた「情景レイアウト」を楽しむことができるぞ。
「Train Frontier Classic」で走らせることができる「列車」は現時点で「23種類」用意されている。
ガチガチのトレインシミュレーターではないので、実在の車両が登場する訳ではないが、欧米で活躍する「貨物車両」や「一般車両」、さらには「蒸気機関車」をモデルとした「列車」が多数エントリーされているため、選ぶ楽しみがあるぞ。
本作に登場する「列車」は「10両編成」を基本としており、最初に先頭車両を選択した後で、2両目以降を選ぶシステムになっている。
連結可能な車両のバリエーションは現時点で「51種類」あり、それらを自由に組み合わせることが可能だ。
勿論10両編成以下で構成することも可能なので、自分が好きな車両編成を楽しもう。
「Train Frontier Classic」は、こんな人にオススメだ!
鉄道ファンには堪らないゲームシステムを持った「Train Frontier Classic」は、「鉄道模型」の世界に入り込んで存分に遊ぶことができる稀有な作品だ。
各オブジェクトは「リアル志向」ではなく、あくまでゲーム的な描写に留められているが、それらを上手に組み合わせて作り上げたレイアウトには何とも言えない魅力があり、見ていて飽きることがない。
また、誰でも簡単に「情景レイアウト」が作成できるように簡素化されたカジュアルな操作性も魅力で、専門知識などを全く必要としない点にも好感が持てる。
イマジネーションを広げればどのユーザーでも「素敵な鉄道模型の世界」が構築できるので、思いつく限り想像力を膨らませてみると良いだろう。
本作は現時点で「日本語インターフェース」及び「日本語字幕」には非対応だが、高度な語学力を必要としないゲームシステムになっているため、多くのユーザーがプレイできるはずだ。
「Train Frontier Classic」は、「鉄道模型」の世界が好きな人や、サンドボックスの世界観が好きな人にはオススメの作品だ!
トレイン フロンティア クラシックスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-4460 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 | NVIDIA GeForce GTX 760 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 2GB | 2GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 11 |
備考 |
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