『Task Force』のタイトル画像

『Task Force』は、2022/8/28からSteamで正式配信されているTracer Interactiveの購入型PCゲームで、ミリタリー調の世界観を舞台にオンラインシューティングバトルを体験できるアクションTPS。

キャラクターの動きと射撃の精度が連動しているユニークなシステム、キルストリークやキャラの成長要素、武器アンロックやパークなどが存在しない公平なゲームシステム、競争力抜群のプレイ要素が大きな魅力で、未完成のインディーゲームをプレイしながら開発元をサポートしたい人におすすめの新作。

未完の新作アクションTPS

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Task Force』は、特殊軍事作戦をテーマとしたアクションシューティングバトルを体験できるおすすめの新作。ミリタリー系の世界観に浸りながらオンラインPvPの世界を楽しめるタイトルで、サードパーソンビューが特徴のTPS作品だ。

Steamでのステータスは「正式配信中」となっているが、本作は現段階でも開発が進行中のタイトルであり、今後実装されていく予定のマップなどがストア内で予告されている。少人数のインディーゲーム開発者集団が低予算で取り組んでいる作品であるとの表明がストアにあるため、この点を理解しておこう。

開発途上にある『Task Force』

▲主にサードパーソンビューでプレイを進めていくカジュアルなミリタリー系アクションTPSだ。

ゲームシステムはサードパーソンビュー形式のアクションシューティングゲームで、プレイヤーは爆弾や人質などの目標が設定されているマップでラウンド制のバトルを展開していくことになる。カバーアクションやはしご登りなどの移動アクションを織り交ぜながらプレイを楽しめる点が特徴の新作ゲームだ。

現時点でアクセスできるゲームモードが不安定な上、突如ゲームシステムが改変されて別物へと変化していく可能性もあるが、これらの要素を許容できる人には向いていると言える。インディーゲーム作品の開発を意見とフィードバックでアシストすることが好きな人向けのタイトルとなっているぞ。

小規模なインディーゲームデベロッパーが開発中のタイトル

ゲームを開発しているのは、少人数で活動しているインディーゲームデベロッパーのTracer Interactive。結成されたのは2017年頃で、本作は外部ユーザーに資金提供を募ってから開発をスタートさせた経緯を持っている。その後開発計画が一度頓挫し、今回再び「再起動」してSteamに登場した次第だ。

本来であれば未完成なゲームを公開する際には「早期アクセス版」のステータスに設定することが望ましいが、すでに開発資金は決定的に底をついてしまっているようで、未完成の状態で正式リリースするという手段に出ている。キャラモデルのいくつかに関してはストアで購入できるアセットの流用だ。

未完成の状態にある『Task Force』

▲スコープを用いる武器でファーストパーソンビューを使えるシステムも実装される予定。

Steamでの販売価格は1010円で、現在はリリース記念セールとして40%引きの606円でゲットできる(2022/9/4までの割引価格)。基本的にマルチプレイ専用のゲームとなるため、ソロ向けゲームシステムは非搭載。人の集まりがない場合にはプレイそのものができない可能性がある点には注意しておこう。

インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。ゲームシステムを理解しながら円滑にプレイを進めていくためには、基礎的な英語読解力が要求される。なお、ゲームは汎用コントローラーでの操作を部分的ながらサポートしているので遊びやすいぞ。

ミリタリー調の世界観を舞台にオンラインシューティングバトルを体験できるアクションTPS『Task Force』は、現在Steamで配信中。全てにおいて不完全な状態にある、ということを許容できるのであれば、プレイする価値がある作品だ。興味が湧いた人は今すぐゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】開発途上のアクションTPS!

射撃システム

『Task Force』の射撃システムでは、キャラクターの動きと射撃精度が連動しており、十分に狙いをすましていないと撃った弾丸が拡散する傾向を持っている。これによって現実世界に近いシューティング体験が生まれ、単純に走りながら照準を合わせるだけの画一的なプレイ要素から開放される仕組みだ。

ライフルは単発射撃とバースト、連射の3タイプで弾を撃つことが可能。これらの機能を能動的に切り替えつつ、状況に合った攻撃を繰り出していくことが大切で、一箇所に留まって狙い撃ちする場合には単発を、走りながら打つ場合にはバーストと連射を、という使い分けもできるので面白い。

ユニークな射撃システムを持つ『Task Force』

▲銃器の射撃モードとキャラの体勢で精度が動的に変化するシステムを採用。リアリティー満点だ。

この射撃システムは汎用コントローラーでの操作にも十分にフィットする設計となっているので、普段アクションFPS/TPSをコントローラーでプレイすることが多い人にはアドバンテージがある。正確性を左右する要因は複数あるとのことなので、何度も試行錯誤がら射撃精度を高めるプレイにも熱が入るはずだ。

ミリタリーゲームファンが最も気にするマガジンチェンジアクションについてもリアリティーを追求しており、銃器を連射する際には反動で重厚が徐々に上を向くなどの挙動も実装。ただしこれらの機能については未だ改善中となっており、アップデートでより精度を高めていく旨がアナウンスされている。

【おすすめポイント】リアルな射撃システムを実装!

移動アクション

『Task Force』の移動アクション要素は豊富。基本的な「立つ」「しゃがむ」「伏せる」という3要素は全て完備され、さらに「覗き込み射撃」「ダッシュ」「壁のぼり」「はしご登り」などのアクションもバッチリ搭載されている。自キャラを背後のカメラ視点で見ながら戦うプレイ要素も捗るぞ。

ダッシュしながら壁に登る動作と、立ち止まった状態で壁に登る動作がそれぞれ異なっている点もポイントで、細かいアニメーション処理が臨場感を出している。素早く構造物によじ登りたい場合にはダッシュとジャンプを織り交ぜた方が早い点は現実世界と同じで、そこにリアリティーが生まれる仕組みだ。

豊富な移動アクションがある『Task Force』

▲キャラのアクションやモーションがリアルな新作アクションTPS。移動テクニックをマスターしよう。

走りながら円を描く運動に関してもアニメーション処理が強化されており、人間の自然な移動アクションを目指すために今後も改良が重ねられていく予定。最終的にはしゃがんで周囲を見回しながら銃を構える際にも下半身が追随していくモーションが搭載されていくとのことで、今から非常に楽しみだ。

【おすすめポイント】人間らしいアクション要素が展開!

公平なゲームシステム

『Task Force』は説明文で「搭載されていないシステム」の一覧を列挙している。そこには「HPの回復なし」「キャラクターの成長要素なし」「キルストリークやパークシステムなし」「略奪要素と武器ドロップなし」などが記載されており、プレイヤー同士が公平な状態で戦えることを示唆している。

公平なゲームシステムを持つ『Task Force』

▲誰もが同じ条件とステータスで戦うため、不公平が生じないゲームシステムと言える。

一般的なミリタリー系アクションFPS/TPSゲームには上記の機能が標準実装されていることが多く、プレイヤー同士に「格差」を生み出しているが、本作の場合は常に同じステータスと武器で戦いに挑めるため、不公平が生じない。ちなみに現実を度外視したスキン要素も登場しないそうだ。

【おすすめポイント】ストイックな新作ゲーム!

システム要件

開発途上の作品なのであくまで参考程度だが、『Task Force』の要求スペックは低め。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 970」で、CPUは「i7-4790」となっているので、現行のローエンドからミドルスペックのゲーミングPCを持っていれば十分にプレイできるはずだ。

要求スペックが低い『Task Force』

▲幅広いPCユーザーが遊べる要求スペックの低さが魅力の新作アクションTPSタイトルだ。

ただしインストールサイズは最大50GBと重く、普段ストレージに余裕があまり無い人にはキツい作品と言える。どこでこれほどまでの容量に肥大化するのかは判然としないが、今後のアップデートによって更に容量が増える可能性もあるので、事前にストレージの空きを増やしておくと良いだろう。

【おすすめポイント】幅広いPCユーザーが遊べる新作!

完成が望まれるインディーゲーム

数年前に一度開発が頓挫し、その後再び開発が再スタートした『Task Force』は、「いわくつきの新作ゲーム」と言えるタイトル。一度開発が失敗した背景について詳しい説明がなされていないが、実際に出資したユーザーの証言によると、メインで関わっていた開発者が精神的に不安定になってしまったそうだ。

開発元は態勢を立て直して再開発に乗り出しているが、初期に募った出資金額は使い切られた事が判明しており、今後の動向と開発進捗に期待が寄せられている。初期段階で出資・援助してくれた人たちのためにも「作品を完全な状態でリリースすること」が求められているので、現在の開発者にとっては正念場だ。

今後に期待の『Task Force』

▲謎の開発頓挫を経て再起動した新作アクションTPS。無事にすべての機能を搭載してほしい。

完全に出来上がった状態ではないゲームを「正式版」のステータスでリリースしていることには疑問が生じるが、前述の通りそれだけ開発者たちに余裕がないことは明白。出資を募って支援を受けながら開発していた期間はとうの昔に過ぎているので、空白期間を埋めるためにも真の正式版を作らなくてはならない。

ミリタリー調の世界観を舞台にオンラインシューティングバトルを体験できるアクションTPS『Task Force』は、現在Steamで配信中。紆余曲折を経ながらも完成を目指して開発が進められている注目タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】今後に期待のアクションTPS!

Task Forceスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 7 (64-bit)
CPU Intel Core i5-2500K or AMD FX-6300
メモリー 4GB
グラフィックカード Geforce GTX 570 or Radeon HD 7850
VRAM
HDD空き容量 25GB
DirectX Version 11
回線速度 ブロードバンドインターネット接続

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