「Vostok Games」が開発し、2018年8月28日から「STEAM」でアーリーアクセス版の販売が開始されている放射能で汚染されたチェルノブイリを舞台に最大100名のプレイヤーが生き残りをかけて壮絶なデスマッチに挑むバトルロイヤルアクションシューティングゲーム!
不気味な雰囲気を漂わせる広大なマップのステージ、細部まで描き込まれた精密なグラフィック、大人数が参加するバトロワ要素が大きな魅力!
大ヒットFPS「S.T.A.L.K.E.R.」に似た世界観を持つゲームを探している人、多数のユーザー同士が戦うバトルロイヤル要素が好きな人にオススメ!
「S.T.A.L.K.E.R.」の精神を再び呼び戻せ!
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」を開発したウクライナのゲームデベロッパー「Vostok Games」は、2007年に初登場して3作品を世に送り出した終末世界的世界観を持つFPS「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズを世に出した「GSC Gaming World」に所属していたスタッフが新たに設立したゲームスタジオ。
残念ながら「GSC Gaming World」は2012年に倒産して事実上ゲーム業界から消えてしまったわけだが、独特なポストアポカリプス的雰囲気を備えた傑作「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズは現在でも世界中のFPS好きユーザーにプレイされて親しまれており、そのダークで陰鬱な世界観を賞賛する声は未だに多く聞かれる。
▲発売後一年で全世界200万本の売り上げを達成した2007年発表の記念すべき「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズ第1作「S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL」。放射能汚染された地域でのFPSバトルというゲームシステムとホラータッチの世界観が多くのユーザーから熱烈な支持を獲得して大ヒットを記録したことは記憶に新しい。
FPSゲームの歴史に大きな足跡を残した「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズの開発に携わった元「GSC Gaming World」のメンバーがファンの想いを胸に現代らしいゲームシステムで「S.T.A.L.K.E.R.」の世界観を再構築した新作バトルロイヤルゲーム、それが本作「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」なのだ!
世界観も「S.T.A.L.K.E.R.」と同じ!
開発会社「GSC Gaming World」が倒産してしまったことで続編の望みを絶たれたと感じていたファンへの大きなサプライズとなった「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」は、「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズが有していた独特な世界観までも見事に引き継ぎ、精神的な後継作品であることをユーザーにアピールしている!
本作の舞台は原発事故によって放射能汚染されてしまった「チェルノブイリ」一帯。この設定は「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズでも踏襲されていたものでシチュエーションは全く同じだ。人間が立ち入ることが憚られる放射能汚染地帯の目に見えない恐怖、そして荒廃し陰鬱な雰囲気を漂わせる「あの世界」が再び目の前に広がる!
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」は、かつてのFPS名作が持つ雰囲気を備えた作品を探している人にはオススメの新作FPSゲームだ!
「Unreal Engine」で生まれ変わった舞台チェルノブイリ!
「X-Rayエンジン」シリーズで構築された一連の「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズは今見ると若干オールドゲームの雰囲気が漂っているが、世界最高峰のゲームエンジン「Unreal Engine」を採用した「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」では、同じ設定であっても格段にリアルさが向上したゲーム世界になっている!
適切な被写界深度が効いた「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」のバトルフィールド「チェルノブイリ」には奥行きと現実感が同居し、プレイする者をゲームの中へ深く引き込む魅力に溢れている。人間が暮らせなくなったウェイストランドの情景は元になった「S.T.A.L.K.E.R.」に比べて飛躍的な進化を遂げた。
フィールドに配置された各オブジェクトの精巧な作り込みも本作の見所の一つ。長期間に渡って放置されてきたかつての文明の利器が朽ちている様子はハイパーディティールなテクスチャと光源処理によってより一層説得力を増した。並み居る最新PCゲームのビッグタイトルと比べてもトップクラスのグラフィックが随所に冴え渡る。
最大100名のプレイヤーがデスマッチを繰り広げる戦いの舞台「チェルノブイリ」の広さは25平方キロメートルとかなり広く、これは世界中で大ヒットを記録した人気バトルロイヤルゲーム「PUBG」の21平方キロメートルを大きく上回る。この広大なフィールドが全て高精細なテクスチャによって丹念に描かれているのだ!
グラフィック面で特筆すべきは荒廃したフィールドに乱立する樹木の細かい描写。「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズ時代にはゲームエンジンの技術的な制約もあり「それなり」にしか表現できなかった木々が無数の葉っぱを纏った現実世界同様の姿で登場する。時代の進化とゲームエンジンの底力をまざまざと見せつける圧巻の出来栄えだ。
本作のグラフィックがいかに精巧なものに仕上がっているかを象徴する一枚。木々はちゃんと枝分かれして不規則に伸びており、葉っぱの一枚一枚までが丁寧にレンダリングされている。ゲームエンジンの刷新に伴い一から再設計された「チェルノブイリ」は圧倒的な存在感を伴ってユーザーの前に現れるぞ!
こちらは建物内部の光景。「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」にはプレイヤーが侵入可能な建造物が複数存在し、その全てがフィールドと同様に緻密なグラフィックで再現されている。剥がれ落ちた壁の様子や使い物にならなくなった旧式のテレビ、家具や調度品の数々も細かなディティールを有している点が実に素晴らしい。
「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズの精神的後継作を生み出すためにかつての開発者によって立ち上げられた「Vostok Games」の努力が全てこの広大なフィールドに詰め込まれている。生死を賭けた戦いをしている最中に風景やディティールに目を凝らしている暇はないかもしれないが、折を見てぜひこの壮大な光景を堪能してほしい。
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」は、最新ゲームの名に恥じない高精細なグラフィックでバトルロイヤルを楽しみたい人にはオススメの作品だ!
敵は人間だけじゃない!迫り来る突然変異と放射能とも戦え!
「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズを決定的に印象付けたのは放射能によって汚染され、凶暴化した残忍かつ危険なクリーチャーたちだったが、「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」ではその世界観も一部受け継がれており、プレイ中には突然変異した獰猛な生物と出会う危険性を秘めている。
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」に登場する突然変異種
初代「S.T.A.L.K.E.R.」に登場した突然変異種のミュータント「Pseudodog」にも似た狼の成れの果て。対人戦に気を取られていると突然襲いかかってくる非常に厄介な存在だ。現時点ではこの狼しかいないが、本作はまだアーリーアクセス版の状態であるため、ファンの要望があればさらに別の種類が追加される可能性は高い。
純粋に他プレイヤーを狙い続けることになる「PUBG」とは異なり、本作ではNPCからの攻撃にも気をつける必要がある点がポイント。広大なチェルノブイリでは人間と同様に突然変異種にも細心の注意を払わなくてはならない。バトルロイヤルゲームは数多くリリースされているが、敵対NPCが登場するのは本作くらいのものだろう。
プレイヤーの体を蝕む放射能に対処せよ!
「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズと世界観を共有する作品として登場した本作にはもう一つ忘れてはならない「敵」がいる。それが「チェルノブイリ」の名を世界中に知らしめた「放射能」の存在だ。本作では放射能が強いエリアが複数登場し、適切な装備品を身につけていないと命に関わるダメージを受けることになるぞ!
放射能には濃度が設定されており、地域を問わずランダムで発生する。放射能濃度が高くなった地域に留まることは即「死」を意味し、それが各プレイヤーの行動パターンに多大な影響を及ぼしていくことになる。突然変異種の狼と放射能、そして自分以外の全てのプレイヤーがユーザーに牙を剥いて襲いかかるのだ。
高濃度の放射能が発生しているエリアにはゲームプレイを優位に進めることができる便利な武器や各種アイテムが配置されていることが多い。幸運にも「ガスマスク」や「酸素ボンベ」などの耐放射性装備品を手に入れることができたプレイヤーは、危険な放射性濃度に達したエリアで探索プレイを存分に楽しめることだろう。
ちなみに耐放射性装備を持っていないプレイヤーは高濃度の放射能が発生しているエリア一帯に侵入することができないため、「ガスマスク」や「酸素ボンベ」を持っているプレイヤーはこの状況を逆手にとって敵プレイヤーの追撃を逃れる「安全地帯」として利用するという手もある。
危険に満ちたチェルノブイリでは「目に見える敵」と「目に見えない恐怖」が待ち受けている。五感を研ぎ澄まし、生存率100分の1という過酷なバトルで勝ち残るのだ!
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」は、過酷な状況の中でシビアなFPSをプレイすることが大好きな人にオススメの新作ゲームだ!
最後の1人を目指して生き残れ!
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」のバトルロイヤルに参戦したプレイヤーの目標は1つ、それは最後まで生き延びて1つしか席が用意されていない脱出用ヘリコプターに乗り込むこと!放射能の脅威と突然変異種の猛威、そして他プレイヤーとの仁義なきバトルを制して地獄と化した「チェルノブイリ」から生還するのだ!
ゲームは超人気作品「PUBG」と同様に空中からパラシュートで地上に降下するところからスタートする。降り立った地域にどのような建造物があるかすぐに確認し、武器や防具、各種のアイテムを探索で発見しよう。この序盤で手に入れた武器がゲームプレイに大きな影響を与えることになる。とにかく迅速な行動が求められるぞ!
ゲームには20種類以上の武器と25種類を超えるアタッチメント、そして15種類の防具が登場。これらは今後のアップデートによってさらに増えていく予定だ。さらにプレイ中は空中から不定期に物資が投下されることもあり、バトルと同時に資源争奪戦の様相も呈することになる。貪欲に良いアイテムを狙っていこう!
運良くスナイパーライフルを入手すれば遠距離から一方的に相手プレイヤーを仕留めることが可能になる。是非とも押さえておきたい武器だ。ちなみに本作は武器のディティールも精巧に再現されており、一人称視点で見た際の武器のグラフィックが非常にカッコ良い。武器のリアリティは没入型FPSで最も重要な部分だ。
広大な「チェルノブイリ」のマップ内を素早く移動するための手段として各種の車両も完備。仲の良いフレンドと一緒にログインして同じマッチに参戦し、片方が「運転役」もう片方が「狙撃手役」として走り回るという遊び方もできる。「PUBG」と同様に仲間と協力しながら「ドン勝ち」を狙っていくプレイも一興だ。
本作が巷に溢れるバトルロイヤルゲームと一線を画している点はやはり「核物質に汚染されたウェイストランド」というゲーム設定。忍び寄る放射能汚染の恐怖と突然変異種の存在がプレイヤーたちの不安を掻き立て、通常のバトルロイヤルゲームでは味わうことのできない緊張感をもたらしてくれるのだ。
ゲームシステムとグラフィックを一新して現代に蘇った「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズの精神的後継作である本作をプレイして、かつてのスリリングなゲーム体験を再び味わってみよう!
「フィアー・ザ・ウルブス(Fear The Wolves)」は、「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズファンに捧げられた極上のバトルロイヤルゲームだ!
フィアー・ザ・ウルブススペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10 (64bit) | Windows 7/8/10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2130 | Intel Core i7-3930K |
メモリー | 8 GB | 16 GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 650 Ti / AMD Radeon R7 260 | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 390 |
VRAM | 1 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 16 GB | 16 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続必須 |
© 2018 Vostok Games, Focus Home Interactive. © 2018 Valve Corporation.All rights reserved.
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