『MetaPhysical』は、2021/10/29からSteamで「早期アクセス版」が配信されているPaper Promises Programmingの購入型PCゲームで、超常現象を調査しながら邪悪な活動に終止符を打つホラーアクションゲーム。
ガジェットを駆使しながら幽霊や悪魔の正体を見抜いていく頭脳プレイ要素、最大5名のプレイヤーが一緒に遊べるオンラインマルチプレイ、リプレイが捗るランダム性が大きな魅力で、ソロでもマルチでも遊べるホラーゲームを探している人、調査要素を持つホラーSLGを求める人におすすめのタイトル。
超常現象を調査するホラーゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『MetaPhysical』は、知識とガジェットを頼りに超常現象を起こしている存在を特定し、様々な方法で除霊や退治を行っていくおすすめのタイトル。ソロとマルチプレイに両対応している必見のホラーアクションゲーム作品だ。
プレイヤーは超常現象が発生している複数のロケーションへと赴きながら、手にした本や小道具を駆使して幽霊もしくは悪魔の正体を探っていく。クリーチャーの名前が判明した時点で対処(お祓いor退治)が可能になるシステムが特徴で、近年PCゲームでブームとなっている調査型ホラーゲーム要素を味わえるぞ。
▲不気味な超常現象の正体を見極めながら解決を目指していくホラーアクションゲーム作品だ。
ゲームタイトルである『MetaPhysical』を日本語に直訳すると「形而上学」。感覚を超越した存在について認識しようとする哲学思考のことで、超常現象が発生する本作のタイトルとして見事にハマっている。プレイスタイルにも理詰めな面があるため、理性的にホラー現象に挑むことが好きな人にもおすすめだ。
作品のマルチプレイモードは最大5名のCO-OPをサポートしており、6種類に別れているプレイアブルキャラクターの特性を活かしながら協力プレイ要素でゲームを進める体験を存分に味わえる。早期アクセス版の現時点では8種類のマップが実装され、異なる幽霊や悪魔に立ち向かうプレイが可能だ。
新鋭のインディーゲームデベロッパーが送るタイトル
本作を開発しているのは、これがSteamデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Paper Promises Programming」で、現在は正式バージョンの配信に向けてゲームを鋭意開発中。正式バージョンの配信時期については明言を避けているが、定期的にアップデートは行われている。
Steamでの販売価格は1220円で、この価格は正式バージョンでも変わらない見通し。マルチプレイ込みで遊ぶのであれば、値段以上のプレイ体験を得られる作品と言えるだろう。ただし現時点の本作は未完成なタイトルのため、プレイ中にバグや不具合に見舞われる可能性もある。購入時にはこの点に注意しよう。
▲プレイ視点は迫力満点のファーストパーソンビューを採用。没入感満点に遊べるぞ。
インターフェースは標準で日本語を採用しているため、参入の敷居は低いが、現段階では全てが完璧に日本語訳されているわけではないため、ある程度英語が読める方が望ましい。なお、詳細については後述するが、ゲームのシステム要件は低めになっており、幅広いPC構成のユーザーがプレイできるぞ。
解除できるSteam実績は合計で49種類あり、実績ハンターを自負する人にもおすすめ。汎用コントローラーでの操作には対応しておらず、プレイする際にはキーボードとマウスを用いることになるため、普段コントローラーを使っていない人は遊びやすい作品と言える。この辺は好みが分かれる所だ。
超常現象を調査しながら邪悪な活動に終止符を打つホラーアクションゲーム『MetaPhysical』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。ユーザー評価も高い必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】悪霊や悪魔に対峙する新作!
ゲームシステム
『MetaPhysical』の本質は「傾向と対策」。本作には登場する幽霊や悪魔に関するデータを記したジャーナルがあり、プレイヤーはマップ内を探索しながら手がかりを集めつつ、特徴が一致しているエンティティーを特定する作業を行うことになる。この際に豊富なガジェット類を活用していく仕組みだ。
▲プレイ中に参照できるジャーナルには、様々なタイプのエンティティーについて記述がある。
マップへ突入する前には、アイテムや武器、ガジェット類をピックアップすることが可能。ゲームには懐中電灯、岩塩カートリッジ付き散弾銃、動作検出器、塩、チョーク、EMFデバイス、温度計、ライター、ガソリン、シャベル、刀、聖水、日本酒、お祓いの手順を記した本などのアイテムが登場する。
登場するエンティティーの種類に応じて退治方法が変わる点がポイントで、人間の幽霊を相手にする場合には、該当する人物の「墓」を発見して遺骨を燃やす必要があるなど、クリアするためのアクションがことごとく変化するので面白い。どのアイテムが有用なのかをしっかりと理解することが大切だ。
▲プレイヤーが乗ってくる車のトランクには、様々なアイテムとガジェット、武器が積んである。
近代文明の利器であるEMFデバイスや動作検出器などを使用することでエンティティーの特定を行えるため、多彩なアイテムを活用しながら科学的に超常現象へ対峙していくプレイに夢中になれること請け合い。オカルト要素やエクソシズム、科学分野の世界が好きな人にはたまらない新作ゲームだ。
人間の幽霊を相手にしている場合には比較的穏便に事を進められるが、場合によっては「刀」などの武器を携行してバトルアクション要素に挑まなくてはならない場面も出てくるため、常に「全方位型」で準備を進める姿勢も大切。何が起こるか分からないドキドキ感と調査プレイ要素が秀逸な作品だぞ。
なお、本作には「音声認識システム」があり、特定のエンティティーに話しかけたり、悪魔祓いを行うための文言を喋ったりといった没入感を高めるプレイも展開する。マイクは必須ではないが、あったほうがプレイが盛り上がるのは必至。マルチプレイ時に他プレイヤーたちと話し合えるので便利だ。
▲悪霊を払うために書物を読み上げるプレイ要素も展開。没入感を高めるシステムだ。
最大5名のプレイヤーが一緒に遊べるオンラインマルチプレイでは、ドクター、ハンター、心理学者、司祭などに分かれている6種類のプレイアブルキャラクターが持っているスキルを考慮したCO-OPを体験できるので、ソロプレイ時よりも面白さが増すこと間違いなし。みんなと一緒になって戦おう。
エンティティーの名前や攻撃性などがランダム化されている本作はリプレイ性にも優れており、何回プレイしても同じ展開にはならない。ゲームのコア部分が変化することによって長期的なプレイにも耐えられる構造をしている点が秀逸で、この点もSteamユーザーの高評価に繋がっているポイントだ。
推理力や観察力、洞察力を発揮できる探索型ホラーゲームが好きな人にはおすすめの新作タイトルで、エンティティーが「何者なのか」を特定するプレイ要素に夢中になれるはず。ソロとマルチで遊べる利便性も素晴らしく、不具合やバグが解消されれば、多くのユーザーで賑わうタイトルになるだろう。
【おすすめポイント】臨場感抜群のホラーゲーム!
システム要件
『MetaPhysical』のシステム要件は中程度。ストアの推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」もしくは「Vega 56」となるため、現行のミドルスペック帯ゲーミングPCであれば快適なプレイが実現するはず。メインメモリの推奨搭載量も8GBと低めで、これをクリアできる人は多いはずだ。
CPUの推奨ラインも「Ryzen 7 2700」もしくは「i5-10400」と低めで、プロセッサー面でも参入の敷居は低い。ただしOSに関してはWindows 10以上が必須となっているので、Windows 7やWindows 8.1などの古いOSのままでいる人は、この機会にOSのアップグレードを検討しよう。
▲PCへの要求スペックはそれほど高くない。設定次第ではローエンドなゲーミングPCでも遊べるぞ。
インストールサイズについては明言されておらず、完成バージョンでどの程度までサイズが膨らむのかも未知数。ゲームは配信後複数のアップデートを実行しているため、最終的なインストールサイズが更に大きくなる可能性もある。ゲームのトップ画面に表示される最新情報に注意しておこう。
【おすすめポイント】幅広いPC構成に対応!
正式版への展望
『MetaPhysical』を開発しているPaper Promises Programmingは当初、本作の正式バージョン配信時期について、早期アクセス版と同じ2021年の10月付近としていたが、2022年12月現在でも早期アクセス版のままとなっており、作業が難航していることが窺える。何とか無事に完成させてほしいところだ。
正式バージョンではさらに多くのマップとエンティティー、プレイアブルキャラクターが実装される予定で、これが実現すればかなり長期間遊べる作品になるはず。公式Discordサーバーではユーザーからの意見も募集中なので、思うところがある人は厭離なくデベロッパーにアイデアなどを提供しよう。
▲非常に優れたシステムを持つホラーアクションゲームタイトル。正式版の完成を願おう。
超常現象を調査しながら邪悪な活動に終止符を打つホラーアクションゲーム『MetaPhysical』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。無事に完成させ、さらに多くのプレイヤーを引き込んでほしいタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】正式版に期待のホラーゲーム!
MetaPhysicalスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨、インターネット接続が必要 |
(C) Paper Promises Programming.
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