『Clothing Store Simulator: Prologue』は、2024/5/23からPCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで正式配信されている開発・パブリッシング「Kiki Games」のPCゲーム作品で、ファッション・アパレル店舗運営に関する様々なことを実際に体験しながら店を展開していく「職業体験型」シミュレーションゲームタイトルの無料体験版。
ファッションブランドと契約を結びながら商品の注文を行い、さらに店舗内部へ什器などを好みのレイアウトで設置しながら「自分だけのお店」を展開していく没入感満点のプレイ要素、感性を活かしながらTシャツのデザインを手掛けられるクリエイティブなコンテンツ、完全無料でダウンロードして遊べる利便性抜群の価格設定が大きな特徴。
近年PCゲームのジャンルで大きな盛り上がりを見せている「職業体験型」のシミュレーションゲームタイトルをプレイして「自分が経験したことのない職業の魅力」を体験することが好きな人、無料でダウンロードして遊べるリーズナブルなゲームを探している人、ファッション・アパレル業界について大きな興味がある人におすすめの新作。
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無料で遊べる職業体験シミュレーションゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで正式配信されている『Clothing Store Simulator: Prologue (クロージング・ストア・シミュレーター:プロローグ)』は、オシャレなファッション・アパレル業界での仕事を模擬体験できるおすすめの新作PCゲーム。ハイセンスな服飾雑貨に囲まれながら遊べるシミュレーションゲーム作品だ。
ゲームの開発とパブリッシングを手掛けているのは、2023/11/14に不動産売買と賃貸経営の要素を体験できるシミュレーションゲームタイトル『Estate Agent Simulator』でSteamストアデビューを飾った新鋭のインディー系ゲームスタジオの「Kiki Games」で、本作は彼らにとって最新タイトルとなる必見のPC向け職業体験型ゲームタイトルだ。
なお、本作は副題が示している通り、来たる2024/6/18に「早期アクセス版」のタイトルとして新規にリリースされる『Clothing Store Simulator』の導入部分を楽しめる「体験版」の立ち位置にあるゲーム作品で、製品版の本編ではない。よってプレイできるボリュームも制限された状態になっているので、この点には十分に注意しておこう。
Steamストアでは自分が気になった新作ゲームを「ウィッシュリスト」へ登録することで、プレイ可能になった時点で「お知らせ」が届く便利なシステムがあるので、これらの便利機能を十分に活かしながら新作PCゲームを手に入れたい人は、無料で作成できるSteamストアのアカウントを作成し、その後色々な新作を見ていくと良いだろう。
本サイトでは近年「Steam」で配信されている魅力的なゲーム作品を数多くご紹介しているので、記事から海外の新作ゲーム作品に興味を持っていただいた人は、オンラインゲームズームのメイン画面から「新規投稿ゲーム記事」の一覧を追っていただけると幸いだ。ピンポイントで調べたい作品がある人向けに、検索システムも常備している。
『Clothing Store Simulator: Prologue』の概要
新作ゲームタイトルの「体験版」である『Clothing Store Simulator: Prologue (クロージング・ストア・シミュレーター:プロローグ)』では、服飾雑貨を主に販売する店舗の運営全般に関するプレイを体験できるようになっている。ファッション・アパレル業界に興味がある人、趣味がファッション関係という人におすすめの新作ゲームだ。
プレイヤーは店舗経営全般に対して権限を持つ人物としてゲーム内へと降り立ち、男性や女性向けのTシャツを自由にデザインしたり、パターンを選択しながら店舗内装の床部分を構築したり、ハイブランドと契約を結んで企業価値を高めたりといったファッションビジネスの世界を体験していくことになる。充実したプレイ要素を持っているぞ。
実際のファッションビジネス業界では、各部署毎に明確な役割があり、特定のスタッフは異なる部署の業務へアクセスする事ができない仕組みになっていることも多いが、本作では商品の陳列や倉庫ストックへのアクセスなど、実際に店員スタッフが行う業務まで体験できる点が特徴。様々なレベルで店舗運営を体験できるコンテンツを持つ。
ファッションで商売を行う上で一番大切な「経済要素」もシミュレーション形式へ落とし込まれており、自社の商品に対する「価格設定」を適切に行うことで「顧客満足度」を上昇させられるシステムがある。市場のバランス要素も取り入れられているため、値下がりした商品を「あえて仕入れる」という目利きな行動をすることも可能だ。
おしゃれな洋服をハンガーに吊るして展示したり、通路に見栄えの良い観葉植物を配置して導線に視覚的なセンスを発揮させたりと、店舗を魅力的に見せていくためのコンテンツもあるので、いつもリアル店舗に立ち寄ってショッピングを行うことが好きな人であれば、自分が理想とする店舗の実現を目指していくプレイ要素に夢中になれるはず。
商売を軌道に乗せながら大きな収益を目指すことも大切な本作では、ビジュアル的にもやり甲斐のある商売に携わりながら、自分のセンスを遺憾なく発揮して顧客を集め、さらなる店舗拡張にも挑戦して成長を続けることができる。ファッション・アパレル業界に興味を持っている人にとって、これ以上ない感動を与えてくれるSLGタイトルだぞ。
小さなブティックとしての成功を目指すのか、それとも街のファッショントレンドを担う「情報の発信地」にまで拡大を続けていくのかはプレイヤー次第。「大いなるビジネスチャンス」が眠っている本作をプレイしながら、業界の競争に参加し、苦労を重ねて顧客満足度を高めていきながら、ビッグチャンスをモノにして成功者へ上り詰めよう。
なお、Steamストア内では「注意書き」として開発者が特定のコンテンツでAIによる自動生成イメージを利用している旨が報告されている。ゲーム内に登場するデザインパターンのいくつかは生成AIが生み出した画像であり、人間が考え出したパターンとは異なる、という点が了承できる人であれば、本作の世界を楽しくプレイできるはずだ。
ちなみにSteamストアは当初生成AIコンテンツを導入したゲーム作品に対して明確に反対する立場をとっていたが、最近はその規制が緩まっており、但し書きを添えることで生成AIを導入したゲーム作品の掲出も可能になってきている。今後もこれが続いていくのかは不明だが、開発者にとっては作業時間が短縮される恩恵もあるため、便利だ。
日本語インターフェースをサポート
ゲームは「ソロプレイ専用」のタイトルとなり、ローカルとオンラインでのマルチプレイには非対応。1人でじっくりと遊べるシミュレーションゲームを探している人にはおすすめできる体験版で、何より「完全無料」でダウンロードしてプレイを楽しめるため、初期投資がほぼゼロになっているという点でリスクも非常に低いという利点がある。
作品は標準で日本語インターフェースをサポート。ただし海外ゲーム作品の場合、翻訳精度が不完全になっていることも多く、また翻訳に対して一定の審査基準があるわけではないため、プレイしてあまりにも意味が通らない場面に遭遇した場合には、デフォルトの言語でプレイを進めていく回避策なども講じていくとスムーズに遊べるはずだ。
解除できるSteam実績は現時点で1つも存在しないが、本作は製品版の一部を楽しめる「体験版」の立ち位置にあるゲーム作品なので、これはあまり気にならないはず。なお、現段階でValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については未審査状態であり、審査の進捗に応じて対応するか否かがSteamストアページへ掲載される見込みだ。
PCへのシステム要件に関しては「中程度」。推奨要件で提示されているグラフィックボードはNVIDIAのGTX 1660 SuperクラスもしくはAMDのRadeon RX 5600XTクラスのパーツとなっているため、現行のミドルスペック帯にあるゲーミングPCを持っていればほぼ安全圏と言える。メインメモリの推奨搭載量は16GBと、かなり一般的な数値だ。
インストールサイズは現時点で約7GB程度に収まっているが、今後の開発進捗によって新たなコンテンツが実装された場合には、この容量が増加していく可能性も十分にある。ゲームをインストールする際にはストレージの空き容量に余裕を持っておくと安心だ。ただし「自分は体験版だけ遊びたい」と考えている場合には、この限りではない。
総評:ユーザー評価も高い必見の新作シミュレーションゲームタイトル
Steamストアには記事執筆時点で122件に及ぶユーザーレビューが寄せられており、その総評は「非常に好評」と、これ以上ない出だしを見せている。レビューを送ったプレイヤーは世界各国に分かれており、本作が国境を超えて通用するゲーム作品であることを物語っている。今後が日本人プレイヤーの数も飛躍的に増えていくことだろう。
ユーザーレビューの内容は非常に好意的で、全体で1時間を切るプレイ時間と内容でありながら、プロローグ版が持っている世界観を存分に楽しめたことが記載されている。また開発者が抱いている今後の展望にも大きな期待が寄せられており、ユーザー自身も作品に対して具体的な改善案や追加コンテンツの案を持っていることが印象的だ。
Steamにゲームのレビューを投稿するプレイヤーは、総じて「辛口」であることで知られており、これは国境を超えてほぼ同じ傾向であることが窺える。そんなプレイヤーから「非常に好評」という総合評価を獲得することは難しく、本作はその点で「第一関門」を突破したインディーゲーム作品と言えるだろう。今後の展開も非常に楽しみだ。
個人的にはゲームグラフィックをもう少し洗練させていくと、より一層リアリティーが増していくと感じた。動作環境の敷居を下げていくことは、より多くのプレイヤーを惹きつけることにも繋がる大切な要素ではあるが、最高画質に設定すると没入感がさらに高まる仕掛けを行うことで、ハイエンド環境のプレイヤーにもアピールできるはず。
ゲームグラフィックのリアリティーと高精細さはそのままPC環境への負担に直結していく事が多いが、近年はNVIDIAやAMDも自前のプログラムで負荷を軽減しながらリアルなプレイ画像を生み出せる仕組みを発表しているので、最新ゲームらしいグラフィック環境を容易に実現できる下地も整っている。描画面の向上に期待したい新作だ。
ファッション業界に入り込んで、売上の向上を目指しながら自分の店舗運営を行っていくおすすめの新作シミュレーションゲーム『Clothing Store Simulator: Prologue (クロージング・ストア・シミュレーター:プロローグ)』は、現在Steamストアで無料配信中。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、ゲームをダウンロードしよう。
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ゲームプレイの流れ
ゲームをスタートすると、メイン画面で新規のゲームプレイを開始するか、それとも以前セーブしたデータをロードするかを選択できる。この画面上には、開発者が今後アップデートで実装されていくコンテンツについて箇条書きで示しているので、非常に頼もしい。フィードバックを募集している公式Discordサーバーへのハブもあって便利だ。
新規にプレイを開始すると、最初にゲームの概要について触れられるテキスト項目が出現。「あなたは小さな店から街で最も重要なファッションセンターへの旅の第一歩を踏み出していきます。いくつかの商品を購入し、通路を埋めて販売を開始します」という文章が表示されていくので、しっかり読んで「世界観」を把握しながら遊んでいこう。
プレイ視点はファーストパーソンビューを採用。一番最初は3Dモデルで構築された街を歩き回るシーンから初めていくことになる。画面の右上には現在時刻(ゲーム内)と資金、レベルなどが表示され、チュートリアルセクションの達成項目とその概要、数なども確認可能だ。没入感を最高に高めてくれるプレイ視点が光る新作ゲーム作品だぞ。
街を歩き回ると、自分が運営を担当することになる中型の店舗が出現。内部は基礎的な内装作業が完了しているが、カウンターとデスクトップコンピューター以外には何も置かれていない簡素な状況。開店準備中の中規模な店舗を見たことがある人ならおわかりだろうが、非常に殺風景な眺めだ。最初に製品を発注するところから始めていこう。
コンピューターにアクセスすると、画面に「卸売業者」「製品」「ストアマネージャー」「労働者」に分かれる4種類のカテゴリーが出現。プレイヤーは本作をプレイ中、このコンピューターを介して様々なコンテンツにアクセスし、必要とする人材や資材、製品などを随時調達していくという仕組みだ。日本語翻訳も分かりやすく、遊びやすいぞ。
「卸売業者」の項目をクリックすると、そこから「製品」「家具」「ブランド」「デザインワークショップ」のカテゴリーが出現。ここでは自前の軍資金を元に、該当するセクションから様々な商品や資材を購入できるようになっている。ちなみにゲーム内での販売価格は「ドル」表記になっており、女性向けドレスの10着の卸値は200ドル程度だ。
「家具」のカテゴリーでは、店内に商品を陳列する際に必要な「什器」を購入できる。ハンガー付きのラックなどは必須なので、チョイスしながら購入を進めていこう。なお、ゲーム内に登場する架空のブランドはプレイヤーのレベルによって新たにアンロックされ、プレイを進めていくほどに選択肢が増えていく模様。今後が非常に楽しみだ。
商品や家具などを購入後、自分が発注した物が到着するので、物理的にマップ内を移動して店舗の外に置かれている商品を確保していく。行動する際には画面右側にテキストで指示が出るため、これに従っていけばOK。まだ開発初期段階にある作品のため、一部の翻訳が間に合っていない部分も見受けられるが、重要な部分は翻訳済で安心だ。
最初に購入した商品を店内へ陳列すると、どこからともなくNPCの「お客様」たちが続々と出現。彼らは店内へと入り込み、商品をしばらく見た後に、商品をレジへと運んでくるので、レジ係になって販売を行おう。基本的には商品発注と陳列、販売までがセットになっており、これを通じて仕入れ値と売値の差額を儲けていくという仕組みだ。
開発途上にある作品のためか、NPCの挙動が時折「不自然」になることもあり、また開店準備から実際の回転までが現実世界に比べて大幅に簡略化されていることも気になるが、ゲームとして遊ぶのであれば多少はデフォルメされていても許容範囲と言える。「こうしたほうが良いでのではないか」という要望があれば、遠慮なく発信していこう。
なお、体験版では「労働者」のセクションが利用できないため、すべての作業工程を自分自身の力で行っていく必要がある。早期アクセス版としてスタートする製品バージョンでは、こちらの項目も利用できる見込みなので、「ワンオペ」の世界をたっぷりと味わっていこう。作業の効率化を確立できれば、どんどん利益が上がっていくはずだ。
一日の営業内容は、ゲーム内の別画面で表示される「日報」から分析可能。ここではお客様の数とその動向、店舗改善に関する数値、家賃や純売上高などの項目に分かれる出費明細を確認できるようになっている。NPCがお目当ての商品を発見できなかった場合、その人数も数値化されていくので、今後の店舗改善に役立てていくと良いだろう。
数時間ほどプレイを進めていくと、店舗へ訪れたNPCに「好み」や「トレンド」があることが徐々に分かっていく。仕入れた商品が思ったように売れないこともあれば、仕入れたそばから飛ぶように売れていく商品もあり、そこにプレイヤーの「嗅覚」や「商才」を発揮できる余地があると言える。思わず夢中になってしまうシステムが秀逸だ。
本作の仕組みと類似したシミュレーションゲームタイトルに、Steamストアで大ヒットを記録した『Supermarket Simulator』というPCゲーム作品があるが、同作が持っているノリが好きな人には、本作の世界観設定も大いにハマるはず。カウンターからお客様NPCたちを眺め、商品がどんどん売れていく光景を実感するのが非常に気持ち良い。
その一方で、運営者自らが汗を流して陳列や発注、在庫管理など一切のオペレーションを担っていくことになるため、人によっては「働き過ぎ」と感じることもあるだろう。これも実にゲームらしい一面と言えるかもしれないが、動画配信などで自分のプレイを視聴者へ送ることが好きな人にとっては、尽きないネタが出る作品になるはずだ。
様々な方向性を模索しながら「商売を軌道に乗せていく」ことが好きな人にはおすすめできる体験版で、今後登場予定の製品バージョンでは「やれること」が更に増えていくため、長時間夢中になって遊べる作品と言える。無料でも十分にゲームの本質について体験できるようになっているので、まずはダウンロードして実際に遊んでみよう。
【おすすめポイント】ボリューム満点の体験版!
早期アクセス版の内容と展望
ここでは、2024/6/18に「早期アクセス版」のタイトルとしてリリースされる予定の新作ゲーム作品『Clothing Store Simulator』の内容と今後の展望について触れていく。体験版をプレイしてゲームの世界観に共感した人、または新鋭のインディーゲームデベロッパーを支持しながら、作品完成の後押しをしたいと考えている人は読んで欲しい。
早期アクセス版としてリリースされる作品では、初日からゲームが持つ多様なコンテンツにアクセスすることが可能となっており、商品の仕入れと展示、家具や装飾品などの配置を行いながら、自分だけのお店をカスタマイズして成長させられるようになっている。顧客への販売や経済的な成長要素まで、すべてを楽しめるようになっているぞ。
早期アクセス期間は約1年ほどを見ており、その間にプレイヤーから寄せられた様々な意見やフィードバックを取り入れながら、柔軟にコンテンツの調整などを随時行っていく予定。またフルリリース版では、早期アクセス版の段階では登場しなかった様々なコンテンツが追加搭載されるとのことなので、内容は大いに充実していくはずだ。
開発者が想定している追加コンテンツは、オンライン注文や新規ブランド、新商品や盗難と防犯に関するセキュリティーシステム、店舗の清掃要素などで、これらが搭載されることによって「よりリアルな店舗運営」が可能になっていく見込み。リアル店舗を悩ませる「犯罪行為」もフィーチャーしようとしている点が非常に貪欲だ。
記事執筆時点では早期アクセス版の販売価格が未定となっているが、ストアの説明文によると早期アクセス価格は正式バージョンがリリースされた時点で「値上がり」に転じるとのことなので、より安くゲームを楽しみたいと考えているユーザーは、底値になっている早期アクセス版の段階でゲームを購入することを検討するのも良いだろう。
「早期アクセス版」としてSteamストア上で出回っているゲーム作品の注意点は、この状態は「ゲームが完成していることを意味していない」というところ。基本的に開発者は完成に向けて調整を加えていくために自分たちのゲームを公開し、それをプレイしたユーザーからのフィードバックと意見を幅広く募っていくことで精度を高めていく。
そのため、早期アクセスタイトルのゲームではバグや不具合が発生することも多く、満足できない状態になることも大いに考えられる。完全なプレイ体験を得られる状態にない作品も多く出回っているので、Steamで「早期アクセス版」という段階にあるタイトルをプレイしようと考えている初心者ユーザーは、この点に十分な注意が必要だ。
早期アクセス版のゲームをおすすめできる人は、未完成な段階にあるゲーム作品を実際にプレイして、的確な意見と指摘を開発者に提供できる人物。未完成がゆえの不備を理由に低評価を付けて終わりにすることは絶対に避けるべきであり、上記のリスクを甘んじて受け入れながら作品の完成まで付き合っていく姿勢も求められる。
その一方で、Steamストア内には明らかに製品の完成状態を目指すことなく「ゲームを放置」しているインディーゲームデベロッパーも存在しているため、この点には十分な注意が必要になってくる。これらの作品の中には開発が放棄された状態のものも多く、その製品を購入しても満足できるプレイ体験が得られない可能性もある。
未完成のままで放置されているゲーム作品の理由は、「開発者に何かしらの事情が発生した」「ゲーム代金だけを入手して放置する詐欺まがいな行為」に大別される。早期アクセス版のタイトルを選ぶ際には、開発者の更新があるか、ゲームに対するロードマップをしっかりと提示しているか、などをチェックしていくと良いだろう。
個人的には本サイトに記事を投稿する際、開発者が悪意を持って発表していると判断した場合には選別しないようにしているが、完成するまでに何が起こるか分からないのが早期アクセス版の怖い点でもあり、最終的な判断はユーザーに委ねられている。Steamには返金制度もあるので、これらも活用しながら製品を選択して欲しい。
本作の開発者である「Kiki Games」は、早期アクセス版の『Clothing Store Simulator』に対するユーザーからのフィードバックと意見を公式Discordサーバーで募集していく予定。英語でのコミュニケーション能力が求められることになるが、それが苦にならない人は、自分が実際にプレイして感じたことや提案を積極的に発信していこう。
職業体験型シミュレーションゲームの魅力
最近ブームを巻き起こしている「職業体験型シミュレーションゲーム」が持つ最大の魅力は、現実世界では体験できない「他の職業」に触れられる点。リアル世界でも転職を行って様々な職業に就労することもできるが、人間の一生ではその数にも限界がある。ゲームで多彩な職業を疑似体験しながら遊べる点がこのジャンルの醍醐味だ。
現在Steamストアに出回っている職業体験型シミュレーションゲームで体験できる職業には、警察官やバス運転手、消防士や解体業者、ペットショップ経営、農業経営や運送業者などのカテゴリーがあり、プレイヤーの好みで好きな職業を体験できる点が特徴。本作はそんな中でファッション業界を疑似体験できる必見の新作SLGタイトルだ。
本当にファッション業界に身を置いたことがある人や、店員になった経歴を持つユーザーの視点で見れば、本作には色々な「穴」が見えてくるかもしれないが、開発者はまさに「経験者からのツッコミ」を待望しているので、遠慮なく自分が感じる「改善点」を報告していけば、正式バージョンではさらに作品が洗練されていくはず。
職業体験型ゲームはリアルであるほど人々の衆目を集めていく傾向があるので、実際に働いてみて「このゲームと現実ではここが違う」「こうすればもっとリアルな経営要素になっていくのではないか」という意見を発していくことは、ゲーム業界とジャンルにとって有益な行為になる。作品を一緒に成長させていくつもりで遊んでみよう。
ファッション業界に入り込んで売上の向上を目指しながら店舗運営を行っていくおすすめの新作シミュレーションゲーム『Clothing Store Simulator: Prologue (クロージング・ストア・シミュレーター:プロローグ)』は、現在Steamで無料配信中。幅広い年代層のユーザーが気軽にプレイを楽しめる必見の体験版ゲームタイトルだ。
ゲームをプレイしながら実況配信を行うユーザーからの人気度も高く、また体験版ということで適度なボリュームに収まっているため、配信ネタとしてももってこいの新作ゲームと言える。
【おすすめポイント】ファッション業界に挑戦!
Clothing Store Simulatorスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K または AMD Ryzen 5 1400 | Intel Core i7-9700K または AMD Ryzen 7 2700X |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti または AMD Radeon RX 560 | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super または AMD Radeon RX 590 |
VRAM | 4GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
(C) Kiki Games.
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