2017/7/20からSTEAMで早期アクセス版が配信されているSnail Gamesの購入型PCゲーム。元素の力に支配されたファンタジー世界で冒険とバトルを繰り広げるサバイバルアクションRPG。
広大なオープンワールドで探索とクラフトを楽しめるサバイバルゲームプレイ、協力・対戦要素と高精細なゲームグラフィックが魅力で、厳しい環境が待ち構えている世界で生き抜くプレイが好きな人、自由な世界を冒険したい人、早期アクセス版の作品をプレイしてフィードバックを送ることが好きな人におすすめ。
装いも新たに再登場!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で好評配信中の『Dark and Light』は、2006年に配信が開始されたフランスの同名オンラインRPG作品を再構築して開発中のおすすめPCゲーム。かつて僅か2年で配信停止の憂き目に遭ったタイトルが全てを一新して再びファンタジーRPGゲームファンの前に登場した。
開発を手がけているのはSnail Games USA。原作が持っていたMMORPGのシステムを改変し、現在PCゲーム界で大きなブームを呼んでいる「サバイバル」と「サンドボックス」の概念を導入。他プレイヤーと協力しながらプレイすることが推奨されており、オンラインゲームらしい協力プレイ要素を堪能できる。
選んだサーバーによっては禁止エリアなしで「PK」を楽しむことが可能。対人戦が巻き起こる容赦ないサバイバル空間を楽しめる点も作品の特徴で、油断すると即「死」に直面することになる。敵にもなり味方にもなる他プレイヤーといかに付き合っていくか、という要素が肝のオンラインRPG作品と言えるだろう。
▲地球とは異なる惑星を舞台に様々なコンテンツにチャレンジしていくRPG。精緻なグラフィックが魅力だ。
2006年版の作品とはグラフィック面でも差別化を図っており、全面的に改修されて生まれ変わった最新ゲームらしい3Dグラフィックは見もの。明確なストーリーラインが存在しない作品だが、壮大なスケールで描かれるファンタジー世界には豊富なロケーションが存在し、プレイヤーを異世界の魅力で満たしてくれる。
プレイヤーは3種類の種族から好きな主人公を選ぶことが可能で、最初に選んだマップによってスタート地点が異なる場合がある。その後は生きるために食料系アイテムを収集しながらスキルを磨いてサバイバル要素を学びつつ、本作のテーマでもある「魔法」を活用していくプレイを覚える流れだ。やり込み要素は高いぞ。
「STEAM」での販売価格は1840円。日本語環境は非搭載のため、ゲームシステムを理解しながらプレイを続けていくためには一定以上の語学力が要求される点には注意しよう。厳しい環境で生き延びながら他プレイヤーと対戦・協力プレイを行うことが好きな人にはおすすめの作品で、ファンタジー世界の雄大さも味わえるはずだ。
なお本作は「早期アクセス版」の作品で、プレイ中に予期せぬバグや不具合に遭遇する可能性があり、またある日突然ゲームシステムが変更される場合もある。これらの条件を呑める人であれば、正式バージョンになって値上がりする前にお得な価格でプレイを楽しめるはずだ。怒涛の冒険とサバイバルを体験しよう!
【おすすめポイント】 再開発で復活を目指すRPG!
過酷な世界を生き延びろ!
プレイヤーはゲーム内に裸同然の姿で放り込まれ、自分自身の力で様々な能力を身につけながらサバイバルを行なっていく必要がある。飲食のステータス値と気温に気を配りながら行動し、アンロックとレベルアップによって広がっていく知識やスキルを習得しながら過酷な世界での生存を目指していこう。
森林、火山、浮島、湿地、洞窟など様々なロケーションを持つ本作のフィールドは、時に気象条件を変化させてプレイヤーに襲いかかってくる。資源採取とクラフトによってサバイバルに必須のアイテムを生み出し、14種類以上存在する武器類を活用してモンスターたちとの戦いを制覇しよう。生き延びるための道は険しいぞ。
また風、土、水、火、光、闇の元素で構成されているフィールドで生き延びるためには、数十種類以上存在する元素由来の「魔法」を上手く活用するプレイが求めれられる。プレイを重ねて魔法の力を習得すれば、物理や環境にまで影響を及ぼすことが可能だ。ファンタジー作品らしい設定が冴え渡るおすすめのPCゲームだ。
▲キャラクターに秘められた能力を開花させていくことがプレイの秘訣。知識が深まるほど冒険も捗る。
さらに本作には出会ったモンスターを手なずけて使役させるシステムも搭載されており、飼い慣らせば騎乗生物として利用できる。サンドボックスとサバイバル要素、そして2006年発表の原作が持っていたMMORPGらしいゲームシステムを全て内包するゲームシステムは面白く、プレイするほど新たな目標も見えてくる。
同じゲームをプレイするユーザー同士で協力し合いながら生存を目指すのも手。オンラインゲームらしい「繋がり」を感じながら共同作業で建設物を築き上げるなど、プレイ中にアクセスできるコンテンツの幅広さを生かしたサバイバル体験を楽しめるため、時間をかけて生き延びていくプレイにも熱が入るはずだ。
▲自由な行動と無数の選択肢が醍醐味。この世界でどのように成長していくかはプレイヤーに委ねられている。
サバイバルとサンドボックス要素、そしてMMORPGのコンテンツ要素を併せ持った『Dark and Light』は、危険な場所で生き延びていくプレイ体験を存分に味わえるおすすめのPCゲーム。全てのゲームシステムに精通し、魔法と元素の力を活用しながら生き延びるプレイを続けていくことが最高に楽しい作品だ。
【おすすめポイント】 サバイバルの新境地を味わえるPCゲーム!
早期アクセス版の作品
前述の通り、『Dark and Light』は早期アクセス版の段階にある作品。開発元のSnail Gamesは実際にゲームをプレイしたユーザーからのフィードバックを募っており、「STEAM」での配信から数年経った現在も作品の改良を続けている。フィードバックを送って未完成の作品に意見を送ることが好きな人にはおすすめだぞ。
現状ではコアなゲームシステムは全て実装されており、一通りのプレイは楽しめるようになっている。ただし早期アクセス版の作品は開発の進捗次第でゲームシステムを一変させることが多いため、安定した状態で長く遊べるタイトルにはなっていない点にだけ注意しておこう。不具合が発生したら報告する姿勢も必要だ。
正式バージョンでは現状1種類しか存在しないマップが増えることが予定されており、さらにプレイヤーが利用できる「魔法」の種類も増える模様。サーバー関連にも調整が入り、クロスサーバーでのPvPもできるようになる予定だ。順当に冒険世界が広がっていくことは喜ばしいことで、さらに遊び甲斐も増していくことだろう。
だが2017年の時点で「一年」と言われていた開発期間が大幅に伸びてしまっているのも事実で、開発は相当難航しているものと思われる。日本人プレイヤーも相当数プレイしている作品だけに、日本語環境のサポートも実現して欲しいところだが、3年が経過しても正式配信に至らない現状を見ると致し方ないのかもしれない。
とは言え2008年に惜しくも配信を停止してしまったタイトルが違った形で復活しているのは喜ばしいことで、かなりお値打ちな価格で壮大なサバイバル要素とオンライン対戦・協力プレイを楽しめる作品に仕上がっている点は評価に値する。プレイヤーがさらに多くのフィードバックを送れば、作品はより洗練されていくはずだ。
【おすすめポイント】 今後の開発が期待されるRPG!
Dark and Lightスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8.1/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-4770 |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 100GB | 100GB |
DirectX | DirectX 10 | DirectX 11 |
備考 |
(C) 2009-2014 Snail USA, Inc.
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