「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」は、ロシアのインディー系ゲーム会社「Juvty Worlds Ltd.」が開発を手がけ、2017年12月19日に発表したマルチプレイ専用のオープンワールド型RPG!
プレイヤーは中世の世界に生きるキャラクターとなって、「狩猟」や「対人戦」「建設」や「採取」など、好きなことをしながら暮らしていくことができるぞ!
本作の特徴は「PvE」と「PvP」でサーバーが分かれている点で、必要であれば自分でサーバーを立ち上げることもできるのだ!
対人戦があまり好きではないという人や、とにかく他プレイヤーとの戦闘行為を繰り返したい人など、好みによって「違う世界」で遊べる点は大きな魅力だ!
※ただしサーバーを跨いでキャラクターを育成することはできないので、その点だけは注意しよう。
※現時点で本作は日本語インターフェース及び日本語字幕には対応していないため、プレイする場合は「英語」「ドイツ語」「スペイン語」「ブルガリア語」の選択肢から選ぶしかない。ゲームシステムを理解するためには、多少の語学力が必要になるぞ!
オープンワールドでPvEとPvPを分けて楽しみたいRPGユーザーにオススメのゲームだ!
製作者の愛情を感じるグラフィック!
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」のゲーム画面は「上空からの見下ろし型(トップダウン形式)」であり、プレイヤーはフィールドを斜め上から見た格好で操作を行うことになる。
これは一般的なRTS作品などでよく見られる構図だが、そこで描かれるグラフィックは精細さを持っており、実に緻密だ!
時代設定の関係上、「草」「木」「土」「岩」などの自然に関するオブジェクトが大量に登場する本作だが、それらは全て細かいテクスチャで表現されており、一種のリアリティを持っている。
また、各種のクラフトによって製作可能なオブジェクトにも多彩な種類が存在し、それらが全て異なる表情を持っているため、視覚的にもクラフトを進める楽しさがあるのだ!
本作は視点が固定されているため、人物や動物、そして各種オブジェクトに近寄って見ることができない。しかし、このスケールでここまで緻密に描かれているモデルは非常に珍しい!
まさに本作を手がけた製作者の「愛情」が感じられるグラフィックだと言えるだろう!
緻密なグラフィックでゲームを楽しみたい人にオススメだ!
生きるために食べ、拠点を作れ!
ゲームをスタートした直後、プレイヤーは裸同然の状態で平原に放り出される。
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」には進めるべき「物語」や「クエスト」が存在しないため、その場で何をするのも自由だが、活動を続けるためには操作するキャラクターの「健康」を維持していかなければならない。
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」には「食事」の概念があり、プレイヤーは現実世界と同じく、体力が低下しないように必ず定期的な「食事」を行う必要がある。
本作に登場する食料は「肉類」「穀物類」「野菜類」「果物類」「キノコ類」の5種類に分類されており、それぞれアイコンで画面に表示されるので、まずは「食事」の概念と「食料」のカテゴリを覚えよう!
採取してそのまま食べることができる「食料」もあるが、時間をかけて調理することでさらに体力を回復できる「食料」もあるぞ!
例えば何らかの生物が産み落とした「卵」をそのまま食べてもあまり体力は戻らないが、火をおこして加熱し、「ゆで卵」状態にすると、生のまま食べるよりも大幅に体力を回復することができるのだ!
「食料」を見つけて調理し、そして「定期的に食事」することを心がければ、この世界で生き延びる術を1つ会得したことになる。
移動中は「食料」の確保にも十分に気を配ろう!
食料の問題に見通しが立ってきたら、今度は安全な睡眠を確保できる「拠点」を作るべきだ。
本作では自由気ままなその日暮らしを続けることも出来なくはないが、荒野で野宿をすれば狼に襲われる可能性もある上、様々なクラフトに利用できる各種資源を保管する場所も持てないので非常に不便だ。
フィールドに散らばっている材料を集めて自分自身の「家」を作り、そこを当面の「拠点」にしてみよう!
拠点に「寝床」を作っておけば、体を休めて体力を回復したり、「リスポーンポイント」に設定したりできるので、万が一キャラクターが死んでしまった場合にも「リスポーンポイント」で復活できて大変便利だ!
「寝床」には草を敷き詰めただけの簡素なモデルから、立派なベッドの形状をした高級モデルまで様々な種類が存在するが、基本的には立派な「寝床」で寝るほど体力が大幅に回復する!
また、自分の拠点の周囲には「柵」を設置できるので、資源や自分自身を侵入や略奪から守るため、頑丈な「柵」を作っておこう。
最初に作れる各種建設物は原始的で簡素なモデルばかりだが、フィールドを探索して幅広く材料を集め、さらに採掘によって入手した鉱物を加工できるようになれば、建設に関わるクラフトでも多くのバリエーションを持ったアイテムや素材が作れるようになるぞ!
こういったリアリティのあるシステムを求めるプレイヤーには特にオススメだ!
進化する領地、そして文明
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」が目指しているのは、参加するプレイヤーによる「世界の創造」だ。
最初は原始時代のようなサバイバル生活を強いられる各プレイヤーも、材料の採取とクラフト要素を覚えることで作り出すアイテムが進化を遂げるようになり、さらに高度な技術を身に付けていくことになる。
木組みだった簡素な柵は立派な石壁へと変化を遂げ、最終的には中世ヨーロッパ時代に登場するような「城壁」へと変貌する。
「城壁」は非常に強度が高い建造物なので、拠点を囲えば安心して暮らすことができるだろう!
一方、PvPのサーバーで戦う相手がそのような「城壁」に囲まれて暮らしている場合、それを打ち破って侵入するための武器「バリスタ」を作り出すことも可能だ。
文明が進化して発展すれば繁栄がもたらされ、繁栄によって得た「富」を巡って各地で争いが起こる。 プレイヤーは人類が進化の途上で経験してきた「文明の発展」と「争いの歴史」を、本作で追体験していくことになるのだ!
広大なフィールドと膨大なクラフト要素を提供し、生き方をプレイヤーの判断に委ねている「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」は、極めて多様なロールプレイが楽しめるゲームだと言えるだろう!
空腹を満たして生き続けるという基本的なルールにさえ従っていれば、後はどんなことをするのも完全に自由!
拠点内に家畜を飼って野菜を栽培し、農家のような暮らしを営むこともできるし、立派な城を建設して付近一帯の支配を企むこともできる。
自分の目標に従ってサーバーを選べば、PvEの世界で平和に暮らすことも可能であり、PvPの世界で戦いに明け暮れることも可能だ!
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」には異なる思想を持ったプレイヤーが楽しめる「土台」があり、それを上手く活用できるか否かはプレイヤーのイマジネーションにかかっていると言える!
従って本作を楽しめるのは、目標や達成すべきゴールが存在しない世界で、どのように生きていくかを自分で考え出すことができるプレイヤーだ!
「ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)」は、試行錯誤を繰り返すことを厭わないサバイバーにはオススメの作品だ!
ワイルド・テラ・オンライン(Wild Terra Online)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 / AMD FX-6300 | Intel Core i5-3470 / AMD FX-8350 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTS 450 / AMD Radeon HD 5750 | NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7870 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 1GB | 1GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続必須 |
Juvty Worlds Ltd.
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