『Crime Scene Cleaner: Prologue (クライムシーンクリーナー プロローグ)』のタイトル画像

『Crime Scene Cleaner: Prologue (クライムシーンクリーナー プロローグ)』は、2024/4/4からSteamストアで正式配信されているPresident Studio S.A.の犯罪現場清掃シミュレーションゲーム。

マフィアの依頼を引き受けながら殺人現場の「後片付け」をしていくというユニークな世界観、リアルなグラフィックで展開していく「清掃シーン」の数々が大きな特徴。

クライム系のゲーム作品をプレイすることが好きな人、一風変わったシチュエーションを体験できるシミュレーションゲームを探している人におすすめの新作タイトル。

このゲームはココが魅力!
  • 殺害現場の清掃という衝撃
  • リアルなゲームグラフィック
  • 無料で遊べる体験版

汚れ仕事の後片付けを行う新作SLG

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで正式配信中の『Crime Scene Cleaner: Prologue (クライムシーンクリーナー プロローグ)』は、清掃業務をフィーチャーする新作。

清掃と言っても、プレイヤーが委託されるのは「殺人現場の後片付け」。これまでにありそうで無かったシチュエーションが作品の特徴で、クライム系のゲームが好きな人におすすめだ。

ゲームの開発とパブリッシングは共にPresident Studio S.A.が手掛けており、作品は正式配信開始から約2日で520件の「圧倒的に好評」というSteamユーザーレビューを受けている。

犯行現場清掃を行うSLG

今回本作を記事にすることは正直どうかと思ったが、実際に今も凄惨な犯行現場を綺麗に掃除している人たちは存在しているわけで、一種の職業体験という概念から掲載することに決めた。

最初に断っておくが、ゲーム内では拷問を加えられたであろう無惨な死体や大量の血痕、そして殺害に至った道具などを見ることになるため、ゴア耐性が無い人は遠慮してほしい。

海外のゲームスタジオでなければ決して発表できないであろう凄惨な内容には、規制が厳しい日本ゲーム業界との大きな剥離が見受けられるが、そういった点でも資料価値がある作品だ。

本来(事件性があれば)海外で殺害現場を清掃するのは検視官のチームメンバーなどの専門職たちであり、Steamストアにもその旨が記載されているので、あくまでフィクションだと割り切ろう。

ゲームの世界観と特徴

プレイヤーは汚れ仕事の後片付けで報酬を受け取っている「闇バイト」的な人物としてゲーム世界へと降り立ち、様々な犯行後の現場に赴いて「清掃業務」を展開していく。

マフィアと繋がっている時点でかなりヤバい仕事であるのは間違いないが、何より「誰もがやりたがらない仕事」は報酬も大きい。犯罪者たちの片棒を担ぐ立場になれる新作だ。

ゲームは没入感満点のファーストパーソンビューを採用。ハッキリ言って現実世界であれば絶対に見たくない凄惨な犯罪現場をリアルなグラフィックで何パターンも目撃していくことになる。

凄惨な犯行現場

プレイヤーが扱える清掃道具には様々な種類があり、これらを用いながら飛び散った血痕などを綺麗に清掃していくことになる。無論現場には無念の死を遂げた死体が残ったままだ。

色々な手法で殺されてしまったのであろう人物たちとその周辺を観察することによって「どんな状況下で絶命に至ったのか」が否応なく分かる仕組みで、これが想像力を掻き立てる。

カテゴリーとしてはゴア系のホラーアクションゲームに入りそうな世界観ではあるが、プレイヤーが目にするのは殺害が終わった後の現場で、殺害シーンそのものは一切登場しない。

とは言うものの、これらの凄惨な殺害現場は確実に「嫌悪感」を催すものばかりなので、ゲームにやすらぎを求めている人は決してプレイしてはいけない。衝撃的な新作SLGタイトルだ。

主人公は一体何故こんなことをするのか?と疑問を抱く人がいるかもしれないが、実は本作の主人公は「娘の命」が危険にさらされている状態。鬼畜なマフィアの言いなりなのだ。

無惨に殺されてしまった遺体を処分しながら証拠を全て破壊し、警察の捜査を撹乱することが主人公に与えられた使命であり、大切な家族を人質同然に扱われているという状況下では反抗できない。

犯行現場のシーン

ある意味で悲しいストーリー要素も交わる新作シミュレーションゲームタイトルで、死体を見ながら殺害時の反抗シーンや情景を思い浮かべるという辛い経験も同時に得ることになる。

一体何が楽しくてこんなゲームを作ったのか開発者に問いただしたくなるようなPCゲームだが、現実世界では実際にあり得る出来事をリアルにSLG化した手腕は見事だ。

法医学関係に関心がある、または犯罪者の心理状態などを分析したい、といった願望がある人にはおすすめできる作品で、深い洞察力を発揮しながらプレイを堪能できるかもしれない。

「かもしれない」と書いたのは、一応本作には達成すべき目標やクリア要素があるものの、そのどれもが真っ当な人間であれば言いようのない不快感を感じるものばかりだからだ。

本作をプレイすることによって犯罪の道へ進む人はいないと信じているが、ある意味で「反面教師」的な役割は持っていると言える。決して現実にこんな状況にはなりたくないものだ。

日本語インターフェースをサポート

なお、本作はゲームの「触り」を体験できる無料のプロローグ版で、完全バージョンとなる製品は2024年内に正式配信が予定されている。気になる人はウィッシュリストへ登録しておこう。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、遊びやすい。いや、無料なのも含めて幅広い人が遊びやすいのもどうかと思うが、一応「成人向け」のゲームタイトルだ。

ゲームに登場する犬

ソロプレイ専用タイトルとなり、ローカルとオンラインでのマルチプレイ要素は存在しない。これは正式バージョンでも変わらない予定となっているので、一応注意しておこう。

解除できるSteam実績は1種類も存在せず、このへんは少しだけ淋しい感じもするが、本作はあくまで「体験版」という立ち位置のゲームとなっているため、細かいことは気にしないでおこう。

システム要件

リアリティー満点の3Dグラフィックを用いているゲーム作品のため、PCへの要求スペックは中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードはNVIDIAのRTX 2070 Superクラスだ。

CPUの推奨モデルはIntel i5-9600クラスのプロセッサーなので、現行のミドルスペックなゲーミングPCが安全圏と言える。メインメモリの推奨搭載量は16GBだぞ。

インストールサイズは13GB程度。これは作品が「プロローグ部分」だけを体験できることに起因する軽さであり、製品版はさらに容量が肥大化する可能性が大いにある。

要求スペックは中程度

Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については、現段階で公式にアナウンスされていない。プレイ画面のテキスト表示などを見る限り、互換性がありそうにも思えるが、現時点では不明だ。

凄惨な犯行現場を綺麗に清掃していくプレイをリアルに体験できる新作ゲーム『Crime Scene Cleaner: Prologue (クライムシーンクリーナー プロローグ)』は、現在Steamで好評配信中。

こういった内容的にやや倫理観に欠ける シミュレーションゲームが「好評」というのもどうかと思われるが、ゲームシステムとして面白いことがユーザーたちを惹きつけている印象だ。

興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】悪夢の清掃業務に挑戦!

ゲームプレイの流れ

プレイをスタートすると、主人公の自宅からシーンが展開。スマホの通話に呼び出されたプレイヤーは、そこで依頼の詳細を聴きながら犯行現場へ向かうことになる。

作品のプレイ進行は「クエスト達成型」になっており、画面左上になすべき行動がテキストで表示される。これらのチェックを1つ1つ実行していくことがクリアに繋がるぞ。

到着した犯行現場には様々な「証拠品」が散らばっている。証拠品が残っているということは、殺害が誰によって行われたのかを警察に導き出されることに繋がるため、全て集めよう。

現場の清掃シーン

生々しい血痕を綺麗にモップなどの道具で拭き取っていくことも大切。プレイヤーはここで殺人があったという痕跡を全て隠すために派遣されているので、仕事を完遂しよう。

時にプールが血で染まっていることもあるが、こんな場合にはプールの栓を抜いてしっかりと「水抜き」することも必須。現場には一切の疑わしい痕跡を残してはいけない。

血染めのプール

高圧洗浄機を用いながら現場に残った血痕を洗い流す作業には、非常に不謹慎ながら「やり甲斐」があり、清潔好き・整頓好きなプレイヤーにはハマる可能性が十分にあるだろう。

片付けるべき物はハイライトで表示されるため、プレイ中は犯行現場の清掃行為自体に夢中になれるはず。やってはいけないことをするダメなSLGだが、清掃シーンは常に気持ち良い。

モップでの清掃シーン

むごたらしい方法で殺害されてしまった遺体を「担いで」運び出すなど、本作には容赦のないシーンも次々と登場。人間が持つ暗黒面や残虐性を見た気分になれるシミュレーションゲームだ。

ゲームにはご丁寧に装備品のアップグレード要素もあるため、真面目(?)にプレイすれば成長要素も実感できるようになっている。悪夢の依頼の数々を片付けていこう。

ゲームプレイ画面

凄惨な犯行現場を綺麗に清掃していくプレイをリアルに体験できる新作ゲーム『Crime Scene Cleaner: Prologue (クライムシーンクリーナー プロローグ)』は、現在Steamストアで好評配信中。

ダークサイドな世界へと入り込んで、「陰惨な光景」を目にする覚悟がある人にはおすすめのタイトルと言える。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】禁断のプレイを味わえる!

Crime Scene Cleaner: Prologueスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 Intel Core i7-8700K
メモリー 8GB RAM 16GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 760 NVIDIA GeForce GTX 1070
VRAM 2GB 8GB
HDD空き容量 20GB 20GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続環境必須SSD推奨

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