『ムベンベラジオ』のタイトル画像

『ムベンベラジオ』は、2024/5/15からSteamストアで正式配信されている開発・パブリッシング「Gattorocco (ガットロッコ)」氏のPC向けホラーアクションアドベンチャーゲームタイトル。

子供たちの間で流行っているラジオ番組「ムベンベラジオ」をテーマに、学校の帰り道で探索やお題への挑戦を行っていくプレイ要素、突如襲われるホラー要素満点の演出、複数のエンディングが大きな特徴。

日本の小学校が出てくるインディーゲームを探している人、スリリングなホラー要素を持つゲームをプレイすることが好きな人、個人でゲームを開発して発表することに関心がある人におすすめの新作ゲーム作品。

このゲームはココが魅力!
  • 小学校の帰り道
  • 懐かしい昭和の世界観
  • マルチエンディング

小学校×ラジオなホラーゲーム

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『ムベンベラジオ』は、小学校とラジオをフィーチャーした世界観を持つおすすめの新作インディーゲーム。ホラー要素が展開していく配信者必見の作品だ。

ゲームを開発したのは、個人でインディーゲームを製作しているデベロッパーの「Gattorocco (ガットロッコ)」氏で、記事執筆時点で9件のユーザーレビューを獲得。その総評はすべて「おすすめ」と、順調な滑り出しだ。

プレイヤーは主人公の小学生「キミちゃん」としてレトロなゲーム世界へと降り立ち、生徒たちの間で話題になっている「ムベンベラジオ」のお題にチャレンジしていくことになる。日本の昭和を感じさせる世界観が魅力だぞ。

昭和レトロな世界観を持つ新作ホラーゲーム

なお、タイトルに使われている「ムベンベ」は、古くから語り継がれている伝説の怪物で、体長は5メートルから10メートルほどの恐竜のような生物と言われているUMA。これが作品と関係があるのかは、今のところ不明だ。

本作はソロプレイ専用のタイトルとなっており、ローカルとオンラインのマルチプレイには非対応。プレイ時間は再誕で20分程度、最長でも約1時間程度となっており、ゲームの実況配信にも向いている作品と言える。

なお、『ムベンベラジオ』は複数のエンディングを持ったマルチエンディング形式のアドベンチャーゲームになっているので、リプレイ性も抜群。「あの時これを選んだらどうなっていたか」という面白さも体験できる。

多くのメディアやユーザーから指摘されていることが、本作のキャラクター造形や一部の世界観設定には、2000年に発表されたプレイステーション向けゲームソフト『ぼくのなつやすみ』との類似点が見られる。

キャラクター造形自体は恐怖を感じさせるものではないため、このデザインとホラー要素のミスマッチが本作を特異な存在にしていることは確か。高度なアレンジ手法で生み出された必見のインディーゲームタイトルだ。

ゲームプレイの流れ

プレイを開始すると、操作に関する一覧を確認できる。キーボードの「WASD」が移動で、「E」キーは眼の前の物を調べたり、会話するなどのインタラクトに使う。Shiftキーで走り、マウスは視点移動に用いることになるぞ。

最初に小学校が全景で映し出され、鐘の音色と共に主人公「キミちゃん」のモノローグ「下校時間だ。今日もあの森を通るの、やだなぁ・・・。」というセリフが表示される。その後各種の操作が可能になっていく流れだ。

カメラをマウスで動かしてパンすると、学校の真向かいには「駄菓子屋」があり、その隣には昭和によく見かけた建築様式の民家が建っている。レトロ要素をフィーチャーした世界観設定に惹き込まれる新作ゲームだぞ。

学校の帰り道

周囲には複数のNPC小学生が立っており、Eキーでインタラクトして話しかけると会話シーンが展開。その中で本作のタイトルにもなっている「ムベンベラジオ」について言及されていく。スムーズな導入シーンだ。

この「ムベンベラジオ」では毎回「小さなお題」が出されることが子どもたちの関心を引き寄せており、知人の小学生NPCからも聴くことを勧められる。ここで主人公は「帰ったら聴いてみる」と約束する。

周囲にいるNPCの子どもたちは、ガチャガチャを見ていたり、割り箸ゴム鉄砲を持っていたりと、自分自身の趣味に興じている。「このガチャガチャ、同じのばっかり出てくるんだよ」というセリフが非常に興味深い。

カラスが生息する森

現在一般的な「ガシャポン」というのは近年になってから生まれた言葉で、昭和当時の子供たちは「ガチャガチャ」と呼んでいた。こういった部分を見ても、作者が時代設定に詳しいことが分かる。個人的に感心したセリフだ。

主人公のキミちゃんは帰宅すると、早速ラジオで「ムベンベラジオ」の番組を聴いてみる。そこでは読者に応えるように「お題」が提示され、ゲームが持つ世界観がゆっくりと進行していくことになる。不気味な導入部だ。

その後はこの「お題」をテーマとするプレイ内容が展開していくが、その詳細はネタバレになってしまうため、ここでは割愛する。キミちゃんを操作しながらお題にチャレンジして、無事にエンディングまで辿り着こう。

日本語環境対応

Steamストアでの販売価格は470円と安価。ワンコイン価格でゲットできるお手軽なインディーゲーム作品で、前述の通り「マルチエンディング」方式を採用しているので、繰り返し遊べてお得感が非常に強い。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポート。操作に関してはキーボードとマウスを用いることになり、汎用コントローラーでの操作はサポート対象外になっている。解除できるSteam実績の合計は3種類だ。

ゲーム内のロケーション

ストアには最低動作環境のみが提示されているが、『ムベンベラジオ』の要求スペックは低め。グラフィックボードの最低動作モデルはGTX 1060クラスとなっているので、現行のローエンドなゲーミングPCでもOKだ。

インストールサイズは500MBと1GB切りを達成。普段ストレージが逼迫気味なプレイヤーでも安心してダウンロードできるおすすめのインディーゲーム作品で、全体的に「軽さ」が際立つホラーアクションゲームと言える。

なお、開発者の「Gattorocco (ガットロッコ)」氏は本作の動画投稿と配信を大歓迎しているので、ゲームの実況配信を行っている人には特におすすめ。ゲームストアページのURLを記載してあげると、作者も喜ぶはずだ。

総評:童心に帰れるホラーADV

小学生の頃には他愛のないことが噂話になったり、都市伝説などの話がまことしやかに囁かれることがあるなど、「得体のしれないもの」への関心が高い時期がある。これは少なからず誰もが体験してきたことだろう。

また、本作が世界観に設定しているであろう「昭和の学校の帰り道」には寄り道要素も多く、子どもたちが各自空想しながら様々な世界を思い描き、それに従って行動していく光景もよく見られた。

ここからは実際に昭和に小学生だったことがある筆者の個人的な洞察だが、作者Gattorocco (ガットロッコ)氏は、小学生が持っている空想の逞しさや独創的な「ごっこ遊び」などを作品に取り入れたかったのではないだろうか。

童心に帰れるゲーム

会話シーンには実在のモデルがいるような感じを覚え(作者の多面性が現れている可能性もある)、話しているセリフの端々からも昭和らしさを感じることができる。童心に帰れるおすすめのホラーアクションゲームだ。

その一方でゲーム内には現代のホラーゲームにあるようなアクションシーンも登場するので、決して単なる懐古主義に収まっていない。テーマの選出と表現手法、そして全体のデザインが非常に秀逸な作品と言えるだろう。

子供たちの間で流行っているラジオ番組「ムベンベラジオ」をテーマに、ミステリアスなホラー要素を体験していくおすすめの新作インディーゲーム『ムベンベラジオ』は、現在Steamストアで好評配信中。

昭和世代のゲーマーには懐かしさを感じさせてくれる作品であると共に、若いプレイヤーにもある種のカルチャーショックを与えてくれる作品と言えるかもしれない。今すぐSteamで詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】帰り道が怖い新作ゲーム!


ムベンベラジオスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows10(64bit) Windows10(64bit)
CPU Intel Core i5-6600K Intel Core i7-9700K
メモリー 8GB 16GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1050 NVIDIA GeForce GTX 1070
VRAM 2GB 8GB
HDD空き容量 50GB 50GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続必須安定した高速インターネット接続推奨

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