「ビーンバトルズ(Bean Battles)」は2018/09/27よりSteamでリリースした手足が生えた豆が戦うFPSだ!
豆同士が銃を撃ちあい、ナイフを使い、挙句の果てには車で轢いたりと好き勝手しながら、最後に残る豆となるべく戦う、バトルロイヤル系FPSとなっている。
本作の特筆すべき点を紹介するうえで、まず最初にあげられるのは、出てくるキャラクターは、全て豆であるという点だ。
自分のキャラクターも豆、相手のキャラクターも豆であり、それらが銃を持ってお互いを狙いあうという限りなくシュールな作りになっているが、その分、実際の人間の撃ちあいと比べて凄惨さはなく、むしろコメディタッチにプレイできるといえるだろう。
そして、他のゲームとは違い、登場するキャラクターは全て豆であるため、容赦なく爆散する。
車で轢かれては木っ端みじんになり、爆撃に巻き込まれれば、跡形もなく粉砕される。
その絵面のシュールさは強烈だが、ゲーム自体はよく作りこまれたバトルロイヤルゲームであり、安心してプレイできる。
その見た目のシュールさや、容赦のない爆散表現といった、一風変わったバトルロイヤル系FPSをやってみたいと感じているFPSプレイヤーだけではなく、残酷な表現が苦手だがFPSはやってみたいと感じているプレイヤーにも問題なくオススメ出来るゲームだ!
武器を手に取り、地形を生かして他の豆を粉砕したり穴あきにすべし!
本作でも、バトルロイヤル系FPSならではの要素がたっぷりと盛り込まれている。
さまざまな武器が使用できるのはもちろん、車で素早く移動し、要所を抑えてしまうといった地形戦などの要素も、もちろん用意されている。
豆が手足をつけて、銃を構えて車にのって移動していくという姿だけを見ると非常にコミカルな姿にも見えてくるが、ゲーム自体は、ベテランプレイヤーであっても、しっかりとFPSゲームをしていると感じさせてくれる出来だ。
特に、武器は豊富というだけあり、基本的なアサルトライフルやスナイパーライフル、サブマシンガンといったものがもちろん用意されているだけではない。
他にもレーザーライフルやロケットランチャーといった、ユニークな武器も取得できる。もちろん武器ごとに特色も分けられている。
バランスの取れたアサルトライフルで敵を撃つのも良し。
スナイパーライフルを駆使して的確に狙い撃ったり、ロケットランチャーで全てを吹っ飛ばしていくのも自由なおすすめのFPSだ!
ただし、気を付けたいのは強力な武器を持っていれば、それだけ相手に狙われる可能性も高くなるという事だ。
特にロケットランチャーは、まさに高火力かつ範囲も広いという強力無比な武器であり、持っていれば当然、他のプレイヤーからは集中攻撃されてしまう要因となるような武器だ。
もちろん、その武器を持って襲い掛かるプレイヤーを丸ごと吹っ飛ばして次々に粉砕していくのも手段だが、わざと放置しておくことで、ふらふらと武器を取ろうと寄ってきたプレイヤーを撃ち抜く手段にしてもいい。
このゲームならではの魅力として、強力な武器を持つのはもちろん優位に立てるというメリットがあるが、他のプレイヤーから集中砲火されるデメリットと天秤にかける必要があるという、一種の駆け引きにも似た判断を求められる部分だろう。
自分が操作する豆の姿をしたキャラクターは可愛いが、中身はしっかりとFPSに求められる要素を持っている。
そのため、ゲーム性を求めるFPSプレイヤーたちでも十分に満足できる内容になっている。
どんどん狭まっていくマップに気を付けろ! 地形を上手く扱うのも勝利のコツ
本作ではゲーム開始と同時にマップが狭まっていく。
そのスピードは目に見えるレベルであり、悠長にしていると、あっという間にネット状になっているレーザーに近づかれてしまうのだ。
そして、レーザーに触れてしまうと、どうなってしまうかといえば、真っ二つになって即死となってしまうのだ。
プレイヤーは迫りくるネット上のレーザーに注意しつつ、安全地帯を確保することを要求されるのだ。
それだけではなく、定期的にステージには爆撃機が飛んできては、広範囲に爆撃を降り注がせてくるのだ。
この爆撃も強烈な一撃を持っており、相手のところに落ちてくれれば、即死に近いダメージを与えてくれるが、当然のように、自分が食らってしまえば、それは、もはや致命的な一撃だ。
体力の最大値からでも、死ぬ直前まで持っていかれてしまうため、少しでも爆撃前にダメージを貰っていた場合はまず助からない。
しかし逆に言えばお互い当たってしまえば最後なので、不利な状況下でも一発逆転を狙っての、ギャンブルが可能だ。
FPSの腕前に差があったとしても、状況次第では勝てるか、引き分けへと追い込めるのも、このゲームならではの魅力だ。
もちろん、そのように派手な面白さも豊富だが、本来の地形を生かした戦闘も熱い。
特に建造物が立ち並ぶエリアや、高い崖になっているエリア、木々が多く立ち並び、視界を奪うエリアなど、さまざまな障害物や地形が用意されており、所持した武器によって戦闘エリアを変えるという戦略性もある。
サブマシンガンであれば、障害物の多いエリアで、飛び出し先手を撃って素早く始末するという戦法が取れる。
スナイパーライフルであれば高所へと移動し、一方的に狙撃することも可能だ。
しかしながら、高所だからといって油断していると思わぬ方向から車で高速移動をしてきた相手に乗り込まれてしまって、スナイパーライフルの苦手な近距離へと追い詰められてた挙句、やられてしまうこともある。
しかし、逆に言えば相手がどんな場所に居座ろうとも、このゲームの特性上、籠り続けることは出来ず、さらに奇襲をする手段も豊富にある。
たとえ、自分が初心者であっても一発逆転のチャンスは用意されているのだ。
ゆえに、初心者であったとしても恐れることなく、プレイ次第ではしっかりと勝利を掴めるという点。
そして、死んだとしても派手に爆散したりする自分の操作する豆を見て笑うことも出来るため、死んだときのストレスが少ないというのもメリットであるといえるだろう。
コメディな雰囲気と容赦ない描写、そして戦略性のあるオススメのFPS!
本作を総評すると、コメディな雰囲気で気軽にプレイしやすく、豆たちが爆散したり真っ二つになったりする描写で笑いも取れる面白いFPSだ。
なにより爆散しては散っていくプレイヤーの操作キャラである豆は、クリエイト画面があり、装備や見た目を弄ることが可能だ。
真っ黒い豆を作ったり、カウボーイ風の帽子を被った、やたらとカッコいい感じになった豆を作ったりするのも自由だ。
また、ゲーム面の方では、さまざまな武器が用意されているだけでなく、爆撃から隠れるか、あえて外へと飛び出していき、爆撃を食らってしまい瀕死になった相手を狙い撃つかという駆け引き。
車に搭乗し、高速で移動することによって、相手が予想していないところから奇襲を仕掛けるといった手段を取ることも可能だ。
これらの手段を活かすことで、たとえFPSに慣れてないプレイヤーだろうと、うまくいけば上級者プレイヤーを手玉に取る事だって可能となっている。
もちろん、そうそう上手くいくこともなく、こちらの豆が粉砕されてしまうかもしれないが、敗北時の気持ちのいい破裂っぷりや、真っ二つぷりで笑いながらプレイできるおすすめの新作FPSだ!
ビーンバトルズ(Bean Battles)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2120 | Intel Core i5-6600K |
メモリー | 2 GB RAM | 4 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 460 | NVIDIA GeForce GTX 960 |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 2 GB | 2 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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