1998年に韓国から始まり、日本では2001年に正式サービスを開始。全世界2000万人以上がプレイ、現在も世界中で多くの人にプレイされている正統派MMORPG。
韓国で大人気の漫画家シン・イルスク氏が描く「リネージュ」の世界を舞台にファンタジーと正統派RPGテイスト溢れる冒険が堪能できるぞ。
昨今のMMORPGでは常識であるキャラクターメイク、狩り、育成といったシステムの源流となった偉大なタイトルでもある。ファンタジーRPGの世界で狩り&育成にどっぷり浸りたいゲーマーにおすすめだ。
2020年7月には過去最大規模の大型アップデートを実施。新クラスの追加や新システムの導入など、今なお進化を続けているMMORPG。「リネージュ」は国内サービス20周年、さらにその先へ走り続ける。
2001年日本上陸、2020年大型アップデート。進化を止めない伝説の名作MMORPG!
「リネージュ」は2001年にNCジャパンがサービスを開始した気軽に遊べる正統派ファンタジーMMORPG。本作の出発は韓国であり、開始年はなんと1998年。すでにサービス20周年を突破している超ロングランオンラインゲームだ。
プレイヤーの分身となるキャラクターを作成し、レベルアップやアイテムを駆使して育て、モンスターを狩る。今ではすっかり当たり前となったMMORPGの基本。その礎を築きあげたゲームのひとつがこの「リネージュ」なのだ。
もちろん日本版も20周年まで待ったなし。その長い歴史の中で全世界2000万人以上が遊んだという伝説のMMORPGが「リネージュ」シリーズである。
この記事で紹介する「 Lineage(リネージュ) REMASTERED」は、そんなリネージュシリーズの原点が2020年7 月の大型アップデートにより大幅に進化を遂げた、まさに新時代の「リネージュ」となっている。国内オンラインゲームの祖といっていいシリーズだが、その立場に甘んじる気はさらさらない。
まず注目したいのがグラフィックの改善。旧バージョンでは800×600だった解像度が1920×1080のワイドモニターにまで対応。最新PCの鮮明な描写に耐える美麗なグラフィックに生まれ変わった。
ほかにも各種インターフェイスの調整もおこない、格段に遊びやすい「未来系のリネージュ」として生まれ変わったぞ。
▲比較すれば一目瞭然
大型アップデートでもうひとつ注目しておきたいのが、長年リネージュを象徴してきた8つのクラスに新たに加わった9つ目のクラス・フェンサーの登場だ。実に5年ぶりの新規クラスとなる。ひさびさの新キャラ登場に昔からのユーザーは大いに盛り上がったぞ。
ほかにも待望のオートプレイを実現したプレイヤーサポートスキルの追加など「もはや新しいゲーム!」と叫びたくなるほど多くの改善や新要素を盛りこんだのが2020年7月の大型アップデートだ。公式が自ら「史上最大規模のアップデート」と断言するのもうなずけるだろう。
このように、サービス開始から20年近く経った現在でも精力的にアップデートを続けているのが本作の大きな特徴にしてすばらしい魅力といえる。MMORPGの基本は残しながらも、グラフィックやゲーム性はしっかり改善していくことで時代の最先端を走り続けようとしているのが本作だ。
ゲーマーならば誰もが一度は夢見る理想のゲームの形、「古き良き」と「最新」の融合がここにある。MMORPGというジャンルの開祖にして王道を味わいたい人はぜひ触れてみてほしい。
狩りにマルチに育成に。「定番」を「定番」たらしめたコンテンツが目白押し
サービス開始から20年近く経つ本作のゲームシステムは、そのほとんどが現在のMMORPGに通ずるものばかり。フィールドに無限沸きするモンスターを狩り、時には他プレイヤーとマルチプレイでボスを倒し、最強のキャラクターをめざして日々育成していく。
日本オンラインゲームの始まりを支えた名作らしく、シンプルだが遊んでも遊びつくせない膨大なボリュームを秘めたMMORPGの王道がここにはある。
臨場感あふれる2Dクォータービューで世界を俯瞰
冒険の舞台であるアデン大陸の描写には2Dクォータービューを採用。プレイヤーは斜め上から見下ろす視点でキャラクターの活躍を眺めるかたちだ。城などの建築物、フィールドの広大な自然、迫りくるモンスター、そしてそのなかでキミの分身として生きるプレイヤーキャラ。まるで箱庭を覗きこむような感覚に、強烈な没入感を覚えることだろう。臨場感をもってRPGを楽しみたい人にはもってこいのシステムだ。
マウスが基本のシンプルな操作性
本作の操作はほとんどがマウスで進行する。移動は行きたい地点にカーソルを合わせて左クリック、NPCとの会話ならダブルクリック、モンスターにカーソルを合わせながらドラッグすれば攻撃が始まるといった具合だ。極端な言い方をしてしまえば、キーボードを使わずともプレイが可能だ。
いちいちコマンドを覚えず、直感的な操作でゲームが遊べるのはありがたい。もちろん慣れてきたプレイヤー用にショートカットキーも数多く存在するので、上手に使い分けて効率よく冒険を進めていこう。
ちなみに操作がわからなくなったら画面右下のメニュー→オプションからコマンドがチェックできる。バトルで追いつめられてもパニックにならないよう、しっかり確認しておきたい。
クエストで経験値と報酬を手に入れ、キャラクターを育成
ゲームの基本的な流れはオンラインゲームに慣れ親しんだ人ならおなじみのクエスト受領制。一定の条件を満たすと画面内にメッセージウィンドウが表示され、アデン大陸の住人からさまざまな悩み事や依頼の相談が持ちかけられる。「モンスターを〇〇匹倒してほしい」「あるアイテムを〇個集めてくれ」といったわかりやすい内容ばかりなので、肩の力を抜いてチャレンジしよう。
無事クエストをクリアできれば経験値やアイテムといった報酬が手に入る。そしてまたクエストを受けて…をくり返してレベルアップと装備を強化していくことで、キャラクターがどんどん強くなっていく流れだ。
理想の冒険家までたどり着くのは一朝一夕ではいかないだろうが、着実に成長していくキャラクターに愛着がわくこと間違いなし。先が見えない作業を地道に進められるコツコツ系ゲーマーにぴったりなシステムといえる。
戦闘は自動でも手動でもOK。切り札の変身で大暴れだ!
バトルではダンジョンを闊歩する無数のモンスターからターゲットを探し出し、接近して狩っていく。これも後年のMMORPGに受け継がれたシステムだ。戦闘は決して1対1ではなく、周囲のモンスターに加勢されてしまうこともあれば、パーティで多対多の乱戦が展開する場合もある。まったく同じ戦闘はひとつもなく、いつまで遊んでも飽きがこない戦いが味わえるぞ。
ちなみに戦闘はオートにも手動にも対応している。たとえば2020年の大型アップデートで追加されたプレイヤーサポートスキルを活用すれば、完全放置で画面を見る必要もなく狩りが進行する。忙しいユーザーでも単純なレベルアップ作業や簡単なクエストなら難なくこなせるだろう。
いろいろな技や戦略を試してみたい人はぜひ手動で遊んでみてほしい。基本攻撃だけでなく、魔法による回復や支援、便利なアイテムなどを上手に使いこなしていけば、オートではまったく歯が立たなかった強敵も撃破の道が見えてくる。とくに他プレイヤーと協力するパーティ戦闘ならば、ひとりひとりの立ち回りがそのまま勝敗に直結する。気軽に楽しみたいならオート、スリルを感じたいなら手動で使い分けるのがベストだ。
そして「リネージュ」を語るうえで欠かせないのがアイテムを消費して発動する変身システム!普段は人間、あるいは人によく似た姿をしているプレイヤーキャラクターだが、変身スクロールを使用すると異形の怪物に変身!人ならざる者の力でモンスターを蹴散らせるぞ。
変身後の姿もさまざまな種類があり、キャラクターのレベルが高ければ高いほど強力な怪物に変身できる。ソードを豪快に振りまわす近距離特化、魔法が得意な魔法特化など得意な戦い方も違ってくるので、変身システムをしっかり把握すれば戦闘がぐっと楽になるだろう。
ただし、変身には制限時間があるので要注意。変身アイテムにも限りがあるので使いすぎには気をつけよう。
「リネージュ」の華!血盟と攻城戦でマルチ要素を満喫
狩りと育成のくり返しでキャラクターを強くしたらチャレンジしたいのが攻城戦、いわゆるPvPのマルチプレイだ。オンラインゲームの長い歴史において「リネージュ」シリーズが初めて導入した概念といわれているぞ。
本作ではクラス君主だけが設立できるギルド血盟に入ることで、他プレイヤーとの交流や共闘が楽しめる。この血盟同士の大規模なぶつかり合いが攻城戦だ。攻城側と守城側のふたつの陣営に別れ、複数の血盟が真剣勝負をくり広げるその様はまさに戦争そのもの。モンスターを狩るのとはひと味もふた味も違う、人間同士の白熱した争いに飛びこもう。
攻城戦に勝利した血盟は領主となり、民からの税金や1時間利用できる特殊バフといった恩恵が受け取れるのも見のがせない。
レベル80以上になると攻城側、守城側のどちらでもない第三勢力赤き騎士団が介入する特殊な攻城戦にも挑戦できる。乱世の様相を見せるアデン大陸を制し、めざせ最高の領主!
原作は韓国の人気コミック。剣と魔法の世界を描く王道ファンタジー
本作の世界観は韓国で大ヒットした人気漫画「リネージュ」(作:シン・イルスク)を大胆解釈したオリジナルワールドアデン大陸を舞台とした王道ファンタジーだ。
原作漫画は人と人との交わりと感情の揺れ動きを中心に描いた少女漫画チックな作風だが、本作では視点を変えて広大なファンタジー世界でくり広げられる超スケールの戦争に焦点を当てている。アデン王の系譜である王子デポロジューが、アデン王国を乗っ取った反王ケンラウヘルを打ち倒す革命の物語が本作のバックストーリーであり、公式ではオリジンストーリーと表現している。
もう少しくわしく本作の世界観を知ってもらうために、オリジンストーリーを称する原作のあらすじを紹介しておこう。
これは魔法と剣、エルフとドラゴンの時代の物語。
善き王と善き民により平和を保ちつづけてきたアデン王国。しかし、王の突然の死去がすべてを変えてしまう。
前王の葬儀の日、王国はたぐいまれな嵐に見舞われた。遺された若き王妃と幼き王子デポロジューの前に、謎の男ケンラウヘルが現れる。彼は自分を前王の従兄弟と名乗り、傷心の王妃に迫る。
魔法の類か、はたまた男の魔性によるものか。ケンラウヘルは瞬く間に王妃を魅了し、篭絡。婚姻を結び次期国王の座を手中に収める。
ケンラウヘルは自国の圧制と他国への侵略を開始。のちに反王と恐れられる王から身を守るため、デポロジューは王妃の手によって前王の血盟の元へ預けられるのであった。
▲デポロジュー(左)とケンラウヘル(右)
数年後。青年へと成長したデポロジューは革命の決意を固めていた。故郷を取り戻すため、圧政に苦しむ民のため、彼は反王ケンラウヘル打倒の旅に出る。
従うは自身が君主として集めた新たな血盟赤き騎士団。デポロジューとケンラウヘルの因縁の戦争が幕を開けるのであった。
以上のオリジンストーリーがゲーム内で明確に語られるケースは少ない。しかし、イベントストーリーのかたちでデポロジューら原作キャラが登場した例もある。覚えておいて損はないだろう。
また、本作ではさまざまな場所やダンジョンでアデン大陸のバックストーリーが描かれたアイテムが入手できる。断片的な情報から壮大なストーリーを考察して楽しむのも「リネージュREMASTERED」の立派な遊び方のひとつだ。
冒険を彩る9つのクラスで「リネージュ」の世界を駆け抜けろ!
本作のキモはやはりプレイヤーキャラクターの活躍を左右するクラスの存在だろう。最初のキャラクターメイキングで9つのクラスから何を選ぶか、それだけで今後の冒険家人生が変わってくる大事なポイントである。
9つのクラスはそれぞれ何かしらに特化した個性派ぞろいだ。接近戦に特化した前衛キャラのナイトやダークエルフから武器や魔法によるサポートが得意なエルフ、ウィザード、オールレンジで戦えるドラゴンナイトなど、クラスが違うだけでゲーム性そのものがガラリと変わるほど立ち回りが違ってくるぞ。
また、キャラクターメイクでは攻撃タイプ・混合タイプ・防御タイプと3種類の適正もアレンジできる。さらに変身スクロールを使用してまったく違う姿にクラスチェンジできる変身システムも含めると、もはやプレイヤーひとりひとりが独自のクラスを持っているといって過言ではない。1つのゲームをさまざまな角度で楽しみたい、多彩な戦術を堪能したい、などの願望を持つやりこみ派ゲーマーほど大満足できる多様性がある。それが本作のクラスシステムだ。
ここからは本作のクラスをいくつか紹介していこう。なるべくプレイスタイルが違うクラスを抜き出してたので、キャラクターメイクの参考にしてほしい。
君主
血盟創設や戦闘指揮で仲間をまとめるリーダー役
本作独自のギルドシステム「血盟」を能動的に結成、運営できる唯一のクラス。「リネージュ」のバックストーリーを鑑みれば、もっとも主人公にふさわしいクラスといえるだろう。
血盟をとおしてマルチバトル攻城戦への参加、血盟メンバーの憩いの場所であるアジトの管理など、主君は戦闘力以上に統治力が求められてくる。メンバーをうまくまとめあげ、だれもが認めるリーダーをめざそう。大変なポジションではあるが、コミュニティにおける特権は非常に強力だ。
戦闘ではそこまで特筆した能力を持たない。しかし君主だけが覚えられる専用魔法は味方のステータスを強化するため、パーティ戦闘では頼りになる。目立たないがしっかりパーティに貢献する縁の下の力持ちにあこがれるユーザーに。
ナイト
装備と技術を駆使して戦える接近戦のエキスパート
近接戦闘に特化した典型的な前衛タイプ。攻撃力、防御力ともにバランスよく伸びるため、クセがなく扱いやすいクラスといえる。
またHPもよく成長するので、乱戦では傷ついた仲間を守るタンク役としても期待できる。専用スキルナイトの技能を覚えれば敵の足止めが可能となり、まさに鉄壁の活躍を見せるだろう。一方で攻撃力は同じ前衛特化のダークエルフに一歩遅れをとっているのが実情。とはいえ頑強な肉体と装備からくり出される一撃は強力で、攻守ともにこれといった隙がないクラスといえる。
そのわかりやすい戦闘スタイルは、公式が初心者におすすめするほどだ。しかし体を張って味方を守るその戦いぶりはむしろ玄人向けの一面もあり、「リネージュ」そのものを象徴するクラスとの声も。
ウィザード
状況に応じた魔法の使い分けで敵を攻撃
その名のとおり魔法を駆使して戦うウィザードのクラス。だが本作のウィザードは既存のRPGによくある「強力な魔法で敵をなぎ払う火力役」なイメージとはかけ離れている。そういった一般的な魔法使いよりはるかに柔軟な活躍が期待できるキャラクターだ。
まず覚える魔法だが、クラスごとの専用魔法を除いてありとあらゆる魔法を習得可能。そのなかには傷を癒す回復魔法やモンスターをあやつる召喚魔法といった変わり種な魔法も含まれている。しっかり育成すれば魔法と物理を両立する魔法戦士としても戦えるし、もちろんウィザードのイメージそのままの攻撃魔法も思いのままだ。このように、本作における広い意味での「魔法」を自由に扱えるのがウィザードというクラスである。
戦況に合わせた臨機応変な立ち回りが求められるため、どちらかといえばゲームに慣れた上級者向け。仕事が多ければ多いほど燃えるプレイヤーは挑戦してみよう。
ダークエルフ
生まれ持った闇の力で新たな世界の創造をめざす
本作屈指のアタッカーであり、全キャラクター最強の攻撃力とばつぐんの身のこなしをほこる。特筆すべきは近接戦闘であり、その爆発力は前衛のスペシャリストであるナイトをもしのぐ。そのうえボウやスティングを用いた遠距離戦闘にも対応しており、オールマイティな活躍が見こめるぞ。
魔法の素質もあり、ウィザードほど豊富ではないが簡単な魔法なら大抵は覚えられる。また、ダークエルフだけが習得できる闇の精霊魔法はただでさえ高い攻撃力をさらに上昇させるバフ効果を持つ。徹底的に攻撃のみを意識したダークエルフの戦いをマスターできれば、戦場で無数の敵を葬り去る天下無双の戦士として活躍できるだろう。
文句なしに強力なクラスだが、やはり防御力の低さが課題。綱渡りに似たスリルを味わいたいユーザーに向いているクラスだ。
超大型アップデートに完全対応!「リネージュ」序盤を乗りきるためには?
日本では2001年、本場韓国では1998年にサービスを開始した老舗中の老舗オンラインゲームである「リネージュ」。そのシステムは古き良きMMORPGだが、あえて悪くいうならば初心者にはとっつきにくいものになっている。
チュートリアルでの説明は必要最低限なので、この手のオンラインゲームに不慣れなユーザーは何から手をつければわからなくなりがちなのだ。
そこで今回は「リネージュ REMASTERED」をこれから始めたい人のために、ゲーム開始から初心者脱出までに何をすればいいかを5つの項目に分けて解説するぞ!もちろん先ほど紹介した超大型アップデートに対応しているので安心してほしい。
最初のキャラクターは自由に!決められないなら君主かナイトを
ゲームを開始してすぐ、プレイヤーは最初の選択を迫られる。サーバー選択とキャラクター作成だ。サーバーはどれを選んでも大差ないが、悩みがちなのはキャラクターだろう。
すでに伝えたとおり、本作ではそれぞれ魅力的なデザインと個性的な能力を持った9種類のクラスが存在する。近接攻撃が得意なダークエルフに魔法が得意なウィザード、大型アップデートで新登場したフェンサー…右も左もわからない内は迷ってしまうのも無理はない。
ハッキリ言おう。最初のキャラクターは好みで決めていい。能力値のふりわけも深く考える必要はない。
▲どうしても決められないなら君主かナイトがベター
本作ではゲームに慣れない内は「どの職業がなぜ強いのか?」を理解するのはなかなかむずかしい。それに、強いからといってあまり好みではないデザインのキャラを使うのはなるべく避けたいところ。1つのサーバーにつき最大8人までキャラクターは作れるので、失敗してもいいぐらいの気持ちで自分の分身を創ってあげよう。
「見た目だけではどうしても決められない!」というユーザーは本作ならではの職業君主を選ぶのがおすすめだ。君主は9つの職業で唯一血盟が結成できる。血盟を利用すれば他プレイヤーとの協力プレイも可能だし、60レベル未満なら血盟バフとして経験値に一定のボーナスが入るぞ。
操作のしやすさと立ち回りのシンプルさから、公式が初心者向けの太鼓判を押すナイトも悪くないだろう。
初心者限定「話せる島」でひたすらクエストをこなそう
キャラクターを作成したらいよいよゲームスタートだ。開始直後~レベル55までは初心者専用ステージ話せる島でひたすらチュートリアルクエストをクリアしていくのが一番わかりやすく、手っ取り早くゲームに慣れていける。
チュートリアルクエストはひとつクリアすればすぐに次の依頼が始まるため、迷うことなく冒険に打ちこめる親切設計になっている。報酬は、経験値や便利アイテムの詰め合わせなど、新人冒険者にはありがたいものばかり。レベルが上がるたびにHP/MPが全回復する本作の仕様上、経験値はとくに貴重だ。
話せる島でのチュートリアルクエストは画面右のクエストからチェックできるので、受けたい時はクエストを開いて移動するをクリックしよう。クエストに挑戦できるステージまで自動でワープしてくれる。
▲一定のレベルでプレゼントもくれる。至れり尽くせりとは正にこのこと
注意点として、チュートリアルクエストではあるが操作方法はほとんど教えてくれない。
たとえばチュートリアルの冒頭ではNPCに話しかける必要があるのだが、会話をするコマンドの説明はないので事前に調べておく必要があるぞ。ちなみにNPCに話しかけたいなら対象にカーソルを合わせてダブルクリックだ。
その他の基本操作は画面右下のメニューから基本コマンド一覧が見られるので予習しておきたい。
アップデートで実装されたオート狩りで快適レベルアップ
本作の戦闘はクエストごとに要求される敵をひたすら狩っていくケースが多い。モンスターがひしめくフィールドで目標だけに狙いを定めて行動するのも「リネージュ」のだいご味ではあるが、始めたばかりのプレイヤーは苦戦しやすいプレイングでもある。
そんな時は2020年7月のアップデートで実装されて新機能プレイヤーサポートスキルを活用しよう。モンスターの探索と狩り、さらには拠点への帰還までをフルオートでこなしてくれる便利な新システムだ。
適切に設定すればクエストを放置でクリアすることもできる優れモノだぞ。
プレイヤーサポートスキルはメニューから設定できる。項目が非常に多いので、最初のうちは自動設定に任せればいい。慣れてきたら全体タブから細かい動作を調整していこう。
準備がすんだらクエストを受領してフィールドに移動し、その場でプレイヤーサポートスキルを開始すればオート狩りがスタートする。プレイヤーサポートスキルの開始は画面下部のボタンをクリック、もしくはF8キーでもOKだ。
オート狩りを動かしておけばゲームウィンドウを最小化しても狩りを続けてくれる。膨大な狩りが必要な上級者も活用するテクニックなので、ぜひ初心者の段階でマスターしておきたいところだ。
レベル80未満限定・騎士団のコインを活用
本作では、対価を支払って購入できる装備品や魔法を極めるのも強くなるための近道となる。チュートリアル中のキャラクターでもそういったアイテムが集められるとっておきのアイテム、それが騎士団のコインだ。
騎士団のコインはレベル80未満のキャラクター限定でドロップする、初心者支援を目的とした特別なアイテム。話せる島の周辺やダンジョンでモンスターを倒すと高確率で入手でき、話せる島の拠点地域でさまざまなアイテムと交換できるぞ。
交換可能なアイテムはレベル80未満でのみ使える特別な回復薬、初心者にピッタリな装備品「騎士団シリーズ」、魔法が習得できる魔法書など豊富なラインナップ。レベル80以上になると騎士団のコインは入手不可能になるので、ケチらずドンドン使ってしまおう。
おすすめの使い道は装備品か魔法書だ。回復薬は格安レートではあるが、クエストの報酬でも大量に手に入るのでそこまで優先しなくていい。ただし、どうしてもクリアできないクエストを強引に突破したいならポーションの大量購入も視野に入る。
千里の道も一歩から。デイリークエスト&デイリーチャレンジをコツコツと
レベル55以上になると晴れてチュートリアル卒業となり、デイリークエストが受諾できる。デイリークエストの内容は、話せる島の村長老ゲレンの研究を手伝うためにアイテムを用意するというもの。効率的に経験値を集められる手段なので積極的にこなそう。ただしデイリークエストも初心者向けのミッションのため、レベル70を超えると受けられなくなる。
毎日やっておきたいものはほかにもある。WEBから挑戦できるデイリーチャレンジだ。
▲デイリーチャレンジは公式サイトから遊べるぞ
デイリーチャレンジは「リネージュ」ゲーム内のコンテンツではなく、公式サイトから遊べるじゃんけんミニゲーム。トップ画面で遊んでいるゲーム(今回の場合は「リネージュ」)とサーバーを選択してモンスターとじゃんけんをする、それだけのシンプルな運試しだ。
勝利すればラッキー!ゲーム内で使えるアイテムがもらえるぞ。運よく連勝できれば連勝報酬としてさらに追加でアイテムがゲットできる。10連勝からは経験値が大幅にアップする強力アイテムエリクサーの素材が手に入るチャンスだ。
勝てなくても挑戦回数はカウントされていき、7回ごとに勝利報酬がひとつオマケでもらえる。負けてもデメリットはないので、毎日コツコツと挑戦あるのみだ。地味かもしれないが、こういった積み重ねこそが強くなれる最短の道なのだ。
以上の5つを意識してプレイすれば、そう時間をかけずレベル80以上に到達できるだろう。そこまでくればもう初心者卒業だ。話せる島から旅立ち、広大な「リネージュ」の世界を自由に冒険してほしい!
1998年に韓国から出発し、2001年にスタートした日本版も間もなく20周年を迎える本作。多くのオンラインゲームの源流でありながら進化を止めないその姿勢こそ、王道と讃えられるに値する。
2000年代の古臭さなどまったくない。むしろ最新のMMORPGを体験したいなら「リネージュREMASTERED」は間違いないタイトルだ!
ライブサービスにて19周年記念イベント後夜祭第2弾「アデン祭り」が開催!
2021/4/21より、*ライブサービスにて19周年記念イベントの後夜祭第2弾「アデン祭り」が開催された。
*ライブサービス:日本独自仕様で運営している、PVEを中心としたサービス。
期間中、レベル60以上のキャラクターが1アカウントあたり1日60分利用可能なイベントマップ「不思議な季節の森」で盗賊を退治すると、「輝きを失った下賜品」や「19周年記念コイン」がドロップすることがある。
「輝きを失った下賜品」は、イベントNPC「オーラン バフェット」から「19周年シルバーキー」「19周年ゴールデンキー」を購入して使用すると、各種「武器/防具スクロール」や属性強化スクロールなどのアイテムが手に入る。同NPCから1日1回購入可能の「祭り参加書」と「19周年記念コイン」100個をNPC「タラス」に渡すと、経験値を獲得できる。貴重な強化スクロールと経験値が両方もらえるイベントとなっているので、ぜひ参加しよう。
リネージュスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7、Windows 8.1、Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-530 / AMD Athlon II X2 240 | Intel Core i5-7500 / AMD Ryzen 5 1400 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce 7600GT / AMD Radeon X1600 | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon RX 480 |
VRAM | 256MB | 2GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB以上 |
DirectX | 9.0c | 11 |
備考 |
© NCSOFT Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.
リネージュの評価・レビュー・評判(2件)
レベルに縛られずに楽しむことが出来ます。
【良かった点】かなり古いゲームなのですが、意外とそこそこの人口を保っています。
【悪かった点】ゲーム開始前の登録が若干わかりづらく面倒です。もう少し簡略化されると新規に優しいと思います。
仲間とのコミュニケーションツールにも使える
【良かった点】必要とされるPCのスペックも低く、基本料金も無料なので思い立ったらいつでもすぐにゲームを開始出来る。
【悪かった点】やはり古いゲームなので、グラフィックは時代遅れ感が半端無い。