ネイバル・アクション(Naval Action)は、ウクライナの企業Game-Labsより2019/6/13からSteamでリリースされた、軍艦、商船などの艦隊を率いる提督となって、カリブ海を中心に戦いを繰り広げていく海戦メインのRPGだ。
全ての船が美しく、エイジオブセイル時代にふさわしい造形を念入りに再現されている。正確な船体モデルだけでなく、帆走性能、銃器、内部構造、歴史的なスピードトライアルが船のベースと使われている点も見逃せない。リアルティのある船を自由に集めて自分だけの艦隊を作り上げよう。
多くのミッションも用意されており、貨物や乗客を配達したり、特定の船を狙ったり、巡回地帯の戦闘に参加したり、できるだけ多くの船を沈めたりと様々な依頼が楽しめる。資産を獲得するだけでなく、実力まで身についていくので、優秀な提督を目指したい人におすすめのMMORPGだ!
強力な艦隊を作り上げるため、海を駆け巡ろう
本作は各国が海に出て、その支配権を賭けて戦いを繰り広げていた海軍の歴史の中でも最も美しい時代である18世紀のカリブ海が舞台になっている。プレイヤーに海軍戦闘を体験させるために、リアリティのある美しいグラフィックが用いられており、3年前から早期アクセスを実施し、フィードバックを集めてきた。
オープンワールドで構成されたマップ上には、現実味のある海戦が楽しめるように様々な工夫が盛り込まれている。実在した港が365つ以上も登場し、航路を繋いで交易を行うコトも可能だ。もちろん、そこには他のプレイヤーが操作する船などもやってくるので、敵対する勢力であれば、激しい海戦も免れないだろう。登録されている帆船は、50種以上にもなり、それぞれの船は独自の性能を持っている。
大航海の時代にマッチしたあらゆる場面でプレイヤーが数多の役割を経験することが可能だ。100を超える大規模な銃などを船に搭載していこう。高度な風と物理モデルによって緻密に行われる計算により、航海時代における船の性能の現実的な描写を提供してくれる。
ヤード角度、風に対する船の角度、建具および船の状態がなど、様々な要因が速度と回転速度に影響し、リアルな帆走を実現。正しいタック、ボックスホール、クラブホール、その他の現実的なセーリングの要素は、悪条件では戦いがより難しくなる。
強大な船に非力な船では絶対に勝てないようなしっかりとしたシステムが搭載されている。もちろん、リアリティのある海戦が可能になっているため、弱い船でも特定の一点を場所に集中砲火するなどすれば、大きな船に沈めることもできる。かなり難しいが狙ってやれないことはない。戦略がものを言うので、どんな相手でも油断していてはダメだ。
プレイヤーは7つの国やカリブ海を牛耳る海賊などから、好きな国を選択し、商船から軍艦までアップグレードさせて、大艦隊を率いる提督に成長していこう。力によって言動が許されているカリブ海では、強いものが正義だ。
優秀な艦隊を作り上げ、すべての海を自国に捧げよう
本作の最大の特徴となるWar on War Serverは、18世紀の地図と航海図に基づいて再現されている。西インド諸島の支配権を巡って戦闘が繰り広げられていく。プレイヤーは船を造り、貿易し、自分の国が敵対する国であれば、ほぼどこでも戦闘が開始され、攻撃をするコトが可能だ。相手の船を捕獲して戦闘に勝利することもできる。
統治を目指す港で投資し、支配力を広げていくことで、オープンな取引や前哨と徴税など、支配力が強まるごとに有利に働く面が増えていく。産業の中心地、造船所または要塞港に変えるために、どんどん港を発展させられる。支配権が完全になれば、港に規制をかけて自分の国や同盟国だけを招待するコトも可能だ。
港を手に入れることは非常に重要なので、敵国と航路で出くわしてしまったら派手な戦闘は避けられない。突然の砲撃や待ち伏せなど、何でもありの状況になっているため、スピードがなによりも重要となる。
戦うにしてもスピードが速くなければ相手に追いつけないし、せっかくの交易品を奪われてしまっては大損害は免れないだろう。風や戦艦の弱点など戦術的な知識を駆使して相手の優位に立たなければならない。勝てない相手であれば、即時撤退も視野に入れていこう。海に出れば常にスリリングな状況に追い込まれるのがPvPである本作の楽しみだ。
様々な場所で行われる海戦が非常に楽しい
主な種類の海軍砲兵が実装されているので、長銃から迫撃砲、さらには榴弾砲や砲兵までその数は多い。岸の近くの戦いの間サポートしてくれたりと、砦と陸上の連携なども行える。要塞を破壊のに特化した迫撃砲は護衛が必要となるが、その威力は凄まじい。
全ての銃が歴史的な砲台とテストに基づいた現実的な弾道と貫通性能を持っている。風は射撃距離に影響を及ぼすなど、環境により戦況が大きく違っていく点も面白い。
優れたダメージモデルが実装されたことにより、すべての砲弾は空中で追跡されターゲットに命中した後、その時代に起こり得た様々な現象が実際にトラブルとして発生する。構造的損傷、帆が引き裂かれる、荒廃、漏れによる浸水、火災や爆発など、ありとあらゆる危険に襲われてしまうだろう。
いざという時のために装甲を厚めにしたり、木の種類を変えて強度を高めたり、防御をしっかりと考えなければならない。さらに重量を気にしながら、武器や積み荷を計算して、スピードを維持しつつ、最大火力をだせるように船を作り上げる必要もある。選択肢がかなり多く、それだけカスタマイズが楽しめるだろう。
PvPがメインになっているため、常に緊張のあるゲームになってしまうので、もしかしたらPvPが苦手が多い日本人には向いていないと思う人もいるかも知れない。しかし、それは杞憂に終わるだろう。なぜなら、本作ではRelax on Peace Server (平和)も用意されている。
このRelax on Peace Serverでは、全ての国が平和であり、プレイヤーがこのサーバーにいる間はどんな状況であれ、互いを攻撃することが出来ないようになっている。港の戦いや征服、海賊行為や私用行為なども認められていない。まさに平和に遊ぶために用意された環境でリラックスしながら、ゲームを楽しめる。PvPが苦手な人でも安心してゲームを始めて欲しい。
ゲームを楽しませるための様々な取り組み
PvPにおける最大の敵はチートなどによってあり得ないレベルや性能の相手に一方的に蹂躙されてしまうことだろう。頑張ってゲームに取り組んだ分だけ、プログラムの書き換えなどを行われてしまうとやる気がなくなっていく。
本作はハッキングが設計上不可能となっている数少ないゲームの1つだ。すべての戦闘行動はサーバー上で計算され、水と波の形でさえも、プレイヤーが自由に変更することはできない。ハッキングを完全に排除するために最初からプログラムが考えられており、その目標は完全に達成されている。ズルや不正のない環境で安心して遊んで欲しい。
他にもチュートリアルにもかなり力が入っていて、プレイヤーが砲弾と操縦の基本を理解出来るように試験形式で親切に説明してくれる。微妙な要因で結果が変わっていくため、この試験を無事に突破すれば船の扱いに格段と詳しくなれるだろう。
無事に試験に合格すれば、西インド諸島で冒険を始めるためのフリゲート艦やその他の報酬。さらにマスターとコマンダーのランクが付与される。しっかりと実力を磨いて最高の提督を目指そう。
交易で資金を稼ぎながら、少しずつ船をパワーアップさせていき、大艦隊を作り上げられる。システムがかなり凝っているので、誰でも最大限ゲームにのめり込むことができるだろう。大航海時代を舞台にしたMMORPGを探している人にオススメのゲームだ!
Naval Actionスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 64bit | Windows 10 64bit |
CPU | Intel Core i5 3GHz | Intel Core i7 3.5GHz |
メモリー | 4GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 750 / AMD Radeon R7 370 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 30GB | 30GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続必須 |
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