【2024年版】超絶おすすめVRゲーム30選!VRゲームの始め方とおすすめVRゴーグルを紹介!
2024年のVRゲーム業界は、驚くほど進化し、よりリアルで没入感の高い体験を提供している。本記事では、今絶対に遊んでおくべき最新のVRゲーム30作品を厳選し、VRゲームに必要な機材や選び方のポイントについても詳しく解説する。これからVRゲームを始めたい人や、最新作をチェックしたいゲーマー必見の内容!
目次
VRゲームとは
VRゲームは、バーチャルリアリティ技術を活用した新しい形のエンターテインメント。専用ヘッドセットを装着することで、360度の没入感あふれる3D空間を体験できる。まるで異世界にワープしたかのような感覚を味わえるのが最大の魅力だ。
超絶おすすめVRゲーム30選
ここでは、批評家の評価が高く、日本語対応している傑作のVRゲームを30作品を紹介する。各VRゲームのどんな所が面白くて、どんな体験ができるのかを紹介するので作品選びの参考にして欲しい!
1. Half-Life: Alyx
ジャンル | VRアクションアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2020年3月23日 |
価格 | 5,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | 字幕・音声あり |
対応機種 | Steam VR |
購入場所 | Steam |
VRゲームの歴史を塗り替えた革新的なFPS!プレイヤーは主人公アリックスとなり、エイリアンの支配下にある近未来のシティ17を舞台に、人類の希望をかけた壮大な戦いに身を投じる。
本作の圧倒的な没入感は、他のVRゲームとは一線を画している。手の動きが完璧に再現され、ドアノブを回す、引き出しを開ける、武器をリロードするといった動作の一つ一つが、まるで現実のように感じられる。暗い廊下で懐中電灯を構えながら進む緊張感、壁から伸びてくるゾンビの手を避けながら弾を込めるスリル。これらの体験は、従来のゲームでは決して味わえなかったものである。
特筆すべきは物理演算エンジンの完成度だ。瓦礫の山から必要なアイテムを探し出したり、バケツを被って頭上からの攻撃を防いだり、即興的な対処が可能である。環境との相互作用が緻密に作り込まれており、プレイヤーの創造性が存分に活かされる。
また、グラビティグローブを使った操作は爽快感があふれている。離れた場所にあるアイテムを手の動きで引き寄せ、空中でキャッチする。この一連の動作がまるで超能力を使っているかのような感覚を生み出す。戦闘、探索、パズル、ストーリー。すべての要素がVRの特性を最大限に活かして設計されており、プレイヤーを圧倒的な没入感で包み込む。これこそが、次世代VRゲームの到達点である。
受賞歴
- The Game Awards 2020 - Best VR/AR Game
- DICE Awards 2021 - Immersive Reality Technical Achievement
- BAFTA Games Awards 2021 - Technical Achievement
批評家点数: 93/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 銃を突きつけられた時は思わず両手を上げてしまうほどのリアリティ。
- ストーリーが映画のように展開され、四畳半の和室にいることを完全に忘れさせてくれる。
- 戦闘時の緊張感が半端ない。特にゾンビとの戦闘は、同じ空間にいる恐怖感が強烈。
悪いレビュー
- 銃弾の管理が厳しすぎて、序盤は特に苦労する。
- ホラー要素が強すぎて、怖がりな人には厳しい。
- VR酔いが激しい人は長時間プレイが難しい
どのような人におすすめ?
- 高品質なVR体験を求めるプレイヤー
- Half-Lifeシリーズのファン
- 没入感のあるFPSゲームを楽しみたい人
- 最新のVRテクノロジーに興味がある人
2. Walkabout Mini Golf VR
ジャンル | スポーツ(ミニゴルフ) |
---|---|
リリース日 | 2020年9月24日 |
価格 | 1,480円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(最大8人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PICO, PSVR2 |
VRの特性を完璧に活かしたミニゴルフシミュレーター!プレイヤーは美しく作り込まれた様々なコースを巡り、パターゴルフの醍醐味を存分に味わうことができる。
海賊船や宇宙空間、幻想的な城など、現実では体験できない魔法のような世界観の中でプレイできることが最大の魅力である。各コースには18ホールが用意されており、高低差のある地形や障害物が絶妙に配置されている。まるでピタゴラ装置のような仕掛けの数々は、プレイするたびに新しい発見がある。
パターを振る感覚が驚くほどリアルで、ボールの物理演算も極めて自然である。まるで本当のゴルフクラブを握っているかのような感触が、没入感を一層高めている。頭を動かして地形を確認したり、しゃがんでボールの軌道を読んだりと、VRならではの自由な視点操作も楽しい。
特筆すべきは、友人とのマルチプレイの楽しさである。最大5人までオンラインで一緒にプレイでき、まるで実際のゴルフコースで仲間とラウンドしているような雰囲気を味わえる。言語の壁を超えて、世界中のプレイヤーと気軽に交流できるのも魅力的である。
シンプルな操作性と適度な難易度設定により、VR初心者でも安心してプレイできる。しかし、各コースに隠された収集要素や、より難しいナイトモードの存在が、長期的なやりこみ要素となっている。これは、まさにVRゲームの新たな可能性を示す傑作である。
受賞歴
- VR Awards 2022 - Best VR Sports Game
- Meta Quest Store - Best Sports Game 2021
批評家点数: 90/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- リアルなゴルフの感覚が見事に再現されており、プレイが非常に楽しい。
- 友達と一緒にプレイすると、実際にゴルフコースにいるような雰囲気を味わえる。
- コースのデザインが素晴らしく、特にアトランティスコースでは巨大ウミガメに乗れる演出も。
悪いレビュー
- 新コースの追加ペースが遅い。
- 一人でプレイすると少し寂しい。
- コントローラーの持ち方に慣れるまで時間がかかる。
どのような人におすすめ?
- ミニゴルフやゴルフが好きな人
- 友人や家族と一緒にVRゲームを楽しみたい人
- リラックスしながら楽しめるVRゲームを探している人
- 物理演算ベースのゲームが好きな人
3. Astro Bot Rescue Mission
ジャンル | 3Dプラットフォーマー |
---|---|
リリース日 | 2018年10月2日 |
価格 | 4,900円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | PSVR |
購入場所 | PlayStation Store |
プレイした瞬間、これまでのVRゲームの常識が覆された。まるでおもちゃの世界に入り込んだような不思議な感覚に魅了されるゲーム。
物語は、宇宙船が謎の攻撃を受け、乗組員のボットたちが宇宙空間に散らばってしまうところから始まる。プレイヤーは主人公アストロとなり、各ステージに散らばった仲間たちを救出する冒険に出る。一見シンプルなストーリーだが、その展開は予想を裏切る楽しさに満ちている。
最も印象的なのは、VRならではの視点操作だ。頭を動かすと新しい発見が次々と飛び込んでくる。上を見上げれば高い崖の上にいる仲間を見つけられるし、体を傾けて覗き込めば、岩の下に隠れた秘密の通路を発見できる。この自由な視点操作は、まるで巨大なジオラマの中を探検しているような新鮮な体験ができる。
アストロの動きは愛らしく、思わず微笑んでしまう。危険な場面で怯える表情、クリア時に披露する嬉しそうなダンス、プレイヤーに向かって手を振る仕草。まるで本当の友達と冒険しているかのような親近感が湧いてくる。ステージ構成も見事だ。基本的な操作は移動とジャンプだけだが、水中ステージでは潜水艦のような感覚で泳ぎ回り、ジャングルステージではロープを使って空中を移動する。ボス戦では迫力満点の演出が待ち受けており、VRならではのスケール感を存分に味わえる。
特筆すべきは、VR酔いへの配慮だ。視点の動きが自然で、長時間プレイしても疲れにくい。これは、VR初心者でも安心してプレイできる理由の一つとなっている。
プラットフォームアクションの枠を超えた新しい体験、愛らしいキャラクター、絶妙な難易度設計。これらが見事に調和し、VRゲームの新たな可能性を示す作品となっている。VRゲームを始めるなら、まずはこの作品からプレイすることを強く推奨する。
受賞歴
- The Game Awards 2018 - Best VR/AR Game
- DICE Awards 2019 - Immersive Reality Game of the Year
- BAFTA Games Awards 2019 - Game Innovation
批評家点数: 90/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 基本操作はシンプルながら、VRの特性を活かした多彩なギミックが用意されていて子供から大人まで楽しめる完成度の高さに驚いた。
- 没入感がすごい。VRの可能性を改めて実感できた。
- PIXARアニメのような高品質なビジュアルと演出が素晴らしく、アストロくんが愛らしい。
悪いレビュー
- 4時間程度で終わってしまう短いゲーム。
- 難易度が8歳児向けに調整されており、簡単すぎる。
- VR酔いになった。
どのような人におすすめ?
- 3Dプラットフォーマーが好きな人
- VRの新しい可能性を体験したい人
- 家族で楽しめるゲームを探している人
- 高品質なVRゲームを求めている人
4. Tetris Effect: Connected
ジャンル | パズル |
---|---|
リリース日 | 2020年11月10日 |
価格 | 3,990円(税抜) |
マルチプレイ | シングルプレイ、マルチプレイ(最大4人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
誰もが知るテトリスを幻想的な没入体験へと昇華させた傑作。従来のブロックパズルの枠を超え、音楽、光、振動が完璧に同期した芸術的な体験ができる。
プレイヤーは、深海から宇宙まで、様々な世界を旅するような感覚を味わえる。ブロックを回転させ、ラインを消すたびに美しい光の粒子が踊り、音楽が展開していく。これは単なるパズルゲームではなく、まるで壮大な交響曲の指揮者となったかのような感覚である。
VRならではの没入感は圧巻だ。360度を取り囲む幻想的な空間の中で、ブロックが目の前で立体的に降ってくる。海中ステージでは、クジラが悠々と泳ぎ、砂漠ステージでは、砂嵐が視界を覆う。まるで異世界への没入体験とも言える演出の数々は、プレイヤーの感性を刺激し続ける。
特筆すべきは「ゾーン」システムである。連鎖的にラインを消していくと発動する特殊モードで、時間が遅くなり、画面全体が青く輝き出す。この超集中状態に入り込む感覚は、まさにVRでしか味わえない体験である。
また、「Connected」モードでは他のプレイヤーとオンラインで協力プレイが可能だ。画面越しに見知らぬプレイヤーと心を一つにし、巨大なボスに立ち向かう。この一体感は、新しいテトリスの魅力を創造している。
受賞歴
- The Game Awards 2018 - Best VR/AR Game
- DICE Awards 2019 - Immersive Reality Game of the Year
- SXSW Gaming Awards 2019 - Excellence in Musical Score
批評家点数: 89/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 音楽とビジュアルが織りなす没入感が素晴らしい。パーティクルエフェクトと共に、テトリスが全く新しい体験として生まれ変わっている。
- マルチプレイヤーモードの「Connected」は3人でボスと戦うという斬新な要素を導入。プレイフィールドが合体する演出は圧巻。
- 音楽に合わせてブロックを消していく感覚は、まるでDJのように音楽を奏でているかのよう。
悪いレビュー
- パーティクルエフェクトが派手すぎて、ブロックが見づらい時がある。
- 通常のテトリスと比べて高価な価格設定。
- 基本的なゲームプレイは従来のテトリスと変わらないため、革新性に欠ける。
どのような人におすすめ?
- テトリスの新しい体験を求めているプレイヤー
- 音楽や視覚的な演出を重視するゲームファン
- リラックスできる没入型VR体験を求める人
- オンライン対戦を楽しみたい人
5. I Expect You to Die 3: Cog in the Machine
ジャンル | VRパズルアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2023年8月17日 |
価格 | 3,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり(UI・字幕) |
対応機種 | Meta Quest, Steam VR, |
購入場所 | Meta Quest Store, Steam |
スパイ映画の主人公になれる究極のVRパズルアドベンチャーゲーム。プレイヤーは超能力を持つスパイとなり、悪の組織「Zoraxis」の陰謀を阻止するため、命懸けのミッションに挑む。
本作の真髄は、緻密に作り込まれた謎解き要素にある。各ステージは、まるで実物大の脱出ルームのように精巧に設計されている。レーザーを巧みに回避し、隠されたスイッチを探し出し、時には即興的な道具の組み合わせで危機を切り抜ける。超能力で離れた場所のアイテムを操作できる機能は、パズルの可能性を大きく広げている。
特筆すべきは、映画さながらの演出の数々だ。オープニングのクレジットシーンから息をのむような演出が展開され、各ミッションでは緊迫感のある音楽と共に、予想外の展開が待ち受けている。失敗して死んでしまうたびに流れるユーモアのある死亡シーンも、何度でも挑戦したくなる魅力の一つとなっている。
環境との相互作用も見事である。手に取ったアイテムは、まるで本物を扱っているかのような感触で操作できる。複雑な機械を分解したり、即興的な道具を組み合わせたりと、プレイヤーの創造性が存分に活かされる。各ステージには複数の解法が用意されており、自分なりの攻略法を見つけ出す楽しさがある。
前作までの経験を活かしつつ、新たな仕掛けと演出で進化を遂げた本作は、VRならではの没入感と、スパイ映画の興奮を見事に融合させた傑作となっている。
受賞歴
- Best VR Game - Gamescom 2023
- VR Game of the Year - Unity Awards 2023
批評家点数: 89/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- ジェームズボンド風のスパイ要素とパズル要素が絶妙にマッチ。オープニングは007映画のような完成度。
- 試行錯誤を重ねて謎を解くプロセスが非常に楽しい。死んでも何度でもチャレンジしたくなる。
- VRならではの手の動きや物理演算が秀逸で、本当にスパイになった気分を味わえる。
悪いレビュー
- 前作と比べてゲーム時間が短く、コンテンツ不足を感じる。
- コントロールが時々不安定で、意図した操作ができないことがある。
- パズルの難易度が低めで、すぐにクリアできてしまう。
どのような人におすすめ?
- パズルゲームが好きな人
- スパイ映画やサスペンス作品のファン
- VRならではの没入感のある体験を求める人
- ユーモアのある演出を楽しみたい人
6. Rez Infinite
ジャンル | 音楽シューティング |
---|---|
リリース日 | 2016年10月13日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | PSVR, PSVR2, Steam VR, Meta Quest |
購入場所 | PlayStation Store, Steam, Meta Quest Store |
音楽とビジュアルが完璧に融合したシューティングゲーム。プレイヤーは、暴走したAIシステムを内部から修復するハッカーとなり、サイバー空間を飛び回りながら、音楽と共に敵を打ち破っていく。
没入感は圧倒的だ。VRで全方位を取り囲むワイヤーフレームの世界は、まるでデジタルな万華鏡の中に入り込んだような感覚を生み出す。敵を倒すたびに奏でられる電子音が、徐々にビートを形成し、音楽が展開していく。この体験は、プレイヤー自身が音楽を紡ぎ出しているかのような高揚感をもたらす。
特筆すべきは「Area X」と呼ばれる新ステージである。従来のワイヤーフレームを超えた幻想的なパーティクル表現が、VR空間を埋め尽くす。自由に空間を飛び回りながら、光の粒子が織りなす美しい世界の中で、音楽と完全に一体化できる。
本作は単なるゲームを超えた、新しい形のデジタルアートである。シューティングゲームとしての爽快感、音楽ゲームとしてのリズム感、そしてVRならではの没入感。これらが見事に調和し、これまでにない感動的な体験を生み出している。プレイ後には、まるで素晴らしい音楽ライブを体験したかのような余韻が残る、唯一無二の傑作である。
受賞歴
- The Game Awards 2016 - Best VR Game ノミネート
- DICE Awards 2017 - Immersive Reality Game of the Year 受賞
- PlayStation Awards 2016 - VR特別賞
批評家点数: 89/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 音楽とシューティングが完璧に融合した芸術的な体験。VRで見るワイヤーフレームの世界は息を呑むほど美しい。
- Area Xでの自由な飛行は、まるで音楽空間を泳いでいるような感覚。没入感が半端ない。
- ヘッドトラッキングによる照準システムが直感的で、プレイヤーと一体化したような感覚を味わえる。
悪いレビュー
- 視覚的な刺激が強すぎて、目が疲れたり頭痛がする人もいる。
- ゲーム時間が短く、1時間程度でクリアできてしまう。
- 最初は何が起きているのか把握しづらく、混乱する。
どのような人におすすめ?
- 音楽ゲームが好きな人
- 視覚的な芸術作品を楽しみたい人
- 没入感のある体験を求めている人
- シューティングゲームファン
- 新しいVR体験を探している人
7. Keep Talking and Nobody Explodes
ジャンル | 協力型パズル |
---|---|
リリース日 | 2015年10月8日 |
価格 | 1,480円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ不可、マルチプレイ(2人以上) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
コミュニケーションの真髄を突いた革新的なVRパーティーゲーム。VRヘッドセットを装着したプレイヤーが爆弾解除に挑戦し、画面を見ていない他のプレイヤーがマニュアルを読んでサポートするという、前例のない協力プレイを実現している。
ゲームの緊張感は独特だ。VRプレイヤーの目の前には複雑な爆弾が置かれ、制限時間内に様々な解除モジュールを解かなければならない。ワイヤーの切断、暗号の解読、複雑なボタン操作など、各モジュールは異なる解除方法を要求する。しかし、その解除方法を知っているのは、マニュアルを持つ仲間たちだけである。
本作の真髄は、プレイヤー間のコミュニケーションにある。「赤いワイヤーの隣に黄色のランプがあるか?」「シリアルナンバーの最後の数字は偶数か?」といった会話が飛び交い、時には焦りから的確な情報共有ができず、爆発してしまうこともある。この緊張感と焦燥感が、むしろゲームをより面白くしている。
特筆すべきは、プレイするたびに新鮮な体験が得られることだ。爆弾の構成はランダムに生成され、難易度も調整可能。初心者から上級者まで、誰でも楽しめる絶妙なバランス設計となっている。また、オンラインプレイにも対応しており、離れた場所の友人とも爆弾解除に挑戦できる。まさに、VRならではの新しい形の協力プレイを実現した傑作である。
受賞歴
- IndieCade 2015 - Technology Award受賞
- Unity Awards 2015 - Best VR Game受賞
- SXSW Gaming Awards 2016 - Most Innovative Game ノミネート
批評家点数: 88/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 友人との協力プレイが爆発的に盛り上がる。コミュニケーションの重要性を実感できる。
- 緊張感とユーモアのバランスが絶妙で、失敗しても笑って楽しめる。
- パズルの難易度が徐々に上がっていく設計が秀逸。達成感が素晴らしい。
悪いレビュー
- モールス信号など、一部のパズルが極端に難しい。
- 1人プレイができないため、常に誰かと一緒でないと遊べない。
- 慣れてくると同じパズルの繰り返しになり、マンネリ化する。
どのような人におすすめ?
- 友人や家族と一緒に楽しみたい人
- コミュニケーション重視のゲームが好きな人
- パズル解きを楽しみたい人
- パーティーゲームを探している人
- 新しいVR体験を求めている人
8. Pistol Whip
ジャンル | リズムシューティング |
---|---|
リリース日 | 2019年11月7日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
音楽とシューティングが融合した革新的なVRアクション。プレイヤーは、スタイリッシュな近未来世界を舞台に、リズミカルな銃撃戦を繰り広げていく。まるでジョン・ウィックのような映画の主人公となって、音楽に導かれながら戦いを進めていくのだ。
プレイの体験は圧倒的だ。音楽のビートと銃撃のリズムが完璧に同期し、まるでダンスをしているかのような感覚で敵を倒していく。体を揺らしながら弾を避け、リズムに乗って引き金を引く。その一連の動作が、アクション映画のワンシーンのような興奮をもたらす。
特筆すべきは、音楽との一体感である。電子音楽のビートに合わせて敵を倒すたびに、体が自然と音楽に同調していく。銃を構えて撃つ、しゃがんで避ける、近接攻撃を繰り出す。これらの動作が音楽と融合し、まるでライブパフォーマンスをしているような高揚感を味わえる。
各ステージは鮮やかなネオンカラーで彩られ、サイバーパンクな世界観が見事に表現されている。難易度も複数用意されており、初心者から上級者まで、誰もが自分のペースで成長を実感できる。これは単なるシューティングゲームではなく、音楽とアクションが織りなす新しい形のエンターテインメントである。
受賞歴
- 2020 VR Awards - VRゲーム・オブ・ザ・イヤー
- 2020 Steam Awards - VR Game of the Year ノミネート
批評家点数: 87/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- リズムとシューティングの組み合わせが斬新で、ジョン・ウィックになった気分を味わえる。
- 音楽に合わせて敵を倒すアクションが爽快で、良い運動にもなる。
- ビジュアルスタイルが独特で、没入感の高いサイバーパンクな世界を楽しめる。
悪いレビュー
- 曲数が少なく、すぐに飽きてしまう可能性がある。
- 激しい動きが必要で、VR酔いを起こしやすい。
- 難易度が高すぎて、カジュアルプレイヤーには厳しい。
Pistol Whipは、VRゲームの新しい可能性を示した革新的なタイトルとして高い評価を得ている。音楽とアクションの融合、直感的な操作性、高い運動効果が特に支持されている。初心者には少し難しく感じる場合もあるが、難易度調整機能により幅広いプレイヤーが楽しめる作品となっている。継続的なアップデートによるコンテンツの追加も好評で、長期的な人気を維持している。
どのような人におすすめ?
- リズムゲームとシューティングゲームの両方が好きな人
- VRで運動したい人
- アクション映画のような体験を求める人
- 音楽に合わせて体を動かすことが好きな人
9. Gran Turismo 7
ジャンル | レーシングシミュレーション |
---|---|
リリース日 | 2023年2月22日(PSVR2版) |
価格 | 8,980円(税抜) |
マルチプレイ | シングルプレイ、マルチプレイ(最大16人) |
日本語対応 | フル対応 |
対応機種 | PSVR2 |
購入場所 | PlayStation Store |
本作のVRモードは、究極のドライビングシミュレーション体験を実現している。PSVR2の高解像度ディスプレイと広視野角により、まるで本物のレーシングカーのコックピットに座っているような圧倒的な没入感を味わえる。
運転席からの眺めは息を呑むほど美しい。精緻に作り込まれたコックピットでは、メーターの針の動きやステアリングの質感まで完璧に再現されている。サイドミラーやバックミラーを実際に首を動かして確認でき、レース中の車線変更や追い越しが、まるで現実のように自然な動作で行える。
走行中の臨場感は圧巻だ。雨天時には、フロントガラスを伝う水滴や、ワイパーの動きまでリアルに表現されている。ヘッドセットの振動フィードバックにより、路面の凹凸やエンジンの振動まで体感できる。急カーブでの遠心力や急ブレーキの際の重力感まで、身体で感じることができる。
特筆すべきは、650種類以上の車種すべてがVRに対応している点だ。クラシックカーから最新のレーシングカーまで、それぞれ異なるコックピットデザインと運転感覚を楽しめる。これは単なるレースゲームを超えた、自動車文化の集大成とも言える体験である。VRがもたらす没入感により、誰もが夢見た憧れの車での走行体験が、ついに現実のものとなった。
受賞歴
- The Game Awards 2022 - Best Sports/Racing Game ノミネート
- DICE Awards 2023 - Racing Game of the Year 受賞
批評家点数: 87/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VRでの没入感は想像以上。本物のレーシングドライバーになった気分
- グラフィックの美しさと物理演算の精密さに驚愕。シリーズ最高傑作
- VRで実車のコックピットに座っている感覚が素晴らしい
悪いレビュー
- メニュー画面が2D表示のままで、VRの没入感が途切れてしまう
- シートポジションやVRの視点調整などの基本的なオプションが不足している
- リプレイモードでコックピット視点が使えないなど、VR機能の制限が多い
Gran Turismo 7のVR対応は、多くのユーザーから高い評価を得ている。特に視覚的な完成度と没入感については、ほぼ全てのプレイヤーが絶賛している。実車のコックピットで運転している感覚が味わえる点や、従来のフラットスクリーンでは体験できなかった立体的な空間把握が可能になった点が高く評価されている。一方で、VRモードでの機能制限や、長時間プレイによる疲労感については改善の余地があるとの指摘もある。
どのような人におすすめ?
- 自動車やモータースポーツに興味がある人
- リアルなレーシングシミュレーションを求める人
- 没入感のある体験を求めるVRゲームファン
- グラフィックの美しさにこだわる人
10. Beat Saber
ジャンル | リズムアクション |
---|---|
リリース日 | 2018年5月1日 |
価格 | 3,080円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(最大5人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PICO, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
リズムゲームの概念を根本から覆した革新的なVR体験ができるゲーム。プレイヤーは両手にライトセーバーを持ち、音楽に合わせて飛んでくるブロックを切り刻んでいく。シンプルなルールながら、その爽快感は他のどのゲームでも味わえないものである。
プレイ体験は圧倒的だ。音楽のビートと完璧に同期した光と振動が、まるでライトセーバーを本当に握っているかのような感覚を生み出す。ブロックを切る時の手応え、障害物を避ける時の緊張感、そして音楽と一体となって踊るような高揚感。これらが見事に調和し、没入感のある体験を作り出している。
特筆すべきは、誰でも楽しめる絶妙な難易度設計である。初心者でも気軽に楽しめる簡単な譜面から、超人的な動きが要求される超高難度の譜面まで、幅広い難易度が用意されている。カスタム楽曲にも対応しており、好みの音楽で遊べることも魅力の一つだ。
本作は単なるゲームを超えた、新しい形のエンターテインメントである。音楽を「聴く」だけでなく、「見て」「感じて」「体を動かして」楽しむという、まさにVRならではの体験を提供している。汗を流しながら音楽を楽しむという新しい遊び方を確立した、VRゲームの金字塔と言える作品である。
受賞歴
- The Game Awards 2019 - Best VR/AR Game
- Steam Awards 2019 - VR Game of the Year
- DICE Awards 2019 - Immersive Reality Game of the Year
批評家点数: 86/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 音楽に合わせてライトセーバーでブロックを切る爽快感が半端ない。VRならではの没入感と、実際に体を動かす楽しさが完璧にマッチしている
- 難易度設定が絶妙で、上級者向けの難しい譜面もあり、上達していく喜びを感じられる
- 音楽とエフェクト、振動が見事に同期していて、まるで自分が音楽の一部になったような感覚が味わえる
悪いレビュー
- 標準の収録曲数が10曲程度と少なく、長期的なやりこみには物足りなさを感じる
- 高難易度になると激しい運動量が必要で、すぐに疲れてしまい長時間のプレイが難しい
- 汗をかくためVRヘッドセットが蒸れやすく、衛生面での課題がある
Beat Saberは、VRゲームの中でも特に高い評価を得ており、ユーザーからの支持は非常に強い。初心者でも楽しめる分かりやすさと、上級者も満足できる奥深さを兼ね備えている点が高く評価されている。また、運動効果も高く、エンターテインメントとフィットネスを両立できる点も魅力として挙げられている。一方で、追加コンテンツの価格設定や、プラットフォームによる機能制限については改善を求める声も見られる。
どのような人におすすめ?
- 音楽ゲームが好きな人
- 運動不足を解消したい人
- VRの新しい体験を求めている人
- リズム感を養いたい人
- エンターテインメント性の高い運動を探している人
11. バイオハザード ヴィレッジ VRモード - Resident Evil
ジャンル | サバイバルホラー |
---|---|
リリース日 | 2023年2月22日 |
税抜価格 | 4,990円 |
マルチプレイ | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | PSVR2 |
購入場所 | PlayStation Store |
究極の没入感で恐怖を体験できるVRサバイバルホラーゲーム。プレイヤーは主人公イーサン・ウィンターズとなり、誘拐された娘を救うため、謎に包まれた雪深い村でサバイバルを強いられる。
PS VR2の高解像度ディスプレイがもたらす映像美は圧巻だ。雪が積もった村の風景は写真かと見間違うほどリアルで、中世ヨーロッパを思わせる城の調度品の細部まで克明に再現されている。360度見渡せる没入感により、まるで自分が本当にその場にいるような錯覚すら覚える。
戦闘システムは、VRならではの直感的な操作が特徴である。銃を構えて狙いを定め、実際の動作でリロードを行う。マガジンを取り出し、装填し、スライドを引く。このリアルな銃の操作感が、さらなる没入感を生み出している。
特に印象的なのは、巨大な敵キャラクターとの対峙だ。9フィートを超える長身の女性キャラクター・ドミトレスクに見下ろされる圧迫感は、VRだからこそ体験できる生々しい恐怖である。その存在感は、スクリーンで見るのとは比べものにならない迫力がある。
本作は、従来のホラーゲームの概念を覆す体験を提供している。視線トラッキングや3Dオーディオによる立体的な音響効果が、プレイヤーを完全に異世界へと引き込む。これこそが次世代VRゲームの到達点と言える圧巻の没入体験である。
受賞歴
- The Game Awards 2023 - Best VR/AR Game ノミネート
- DICE Awards 2024 - Immersive Reality Technical Achievement 受賞
批評家点数: 84/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 初代のような純粋なホラーゲームとしての情け容赦のない恐怖感が戻ってきた。原点回帰の雰囲気が素晴らしい。
- エリアごとに異なる恐怖のジャンルが割り振られており、進行するたびに変化していく演出が秀逸。
- コントローラーの振動フィードバックが秀逸。銃を撃つ感覚がリアルで面白い。
悪いレビュー
- 雑魚敵のバラエティが乏しく、過去作と比べて単調な印象
- FPSに慣れていない人には距離感を掴みづらい
- 視点変更により戦闘の難易度が若干上がった印象がある
圧倒的な没入感と臨場感が高く評価されている。美しいグラフィックスと細部まで作り込まれた世界観、そして直感的で精密なVRコントロールが、プレイヤーを完全にゲームの世界に引き込むと絶賛の声が多い。一方で、VR酔いを感じる人や、ホラー要素が強すぎて苦手な人にとっては厳しい面もあるとの指摘もある。また、長時間のプレイによる目や首への負担を懸念する声も見られる。総じて、VRゲームとしての完成度の高さと、バイオハザードシリーズの魅力を最大限に引き出した作品として、多くのユーザーから高い評価を得ている。
どのような人におすすめ?
- バイオハザードシリーズのファン
- VRでの没入感のある体験を求めるゲーマー
- ホラーゲームが好きな人
- 美しいグラフィックスと緻密な世界観を楽しみたい人
- 新しいゲーム体験にチャレンジしたい冒険心のある人
12. Thumper
ジャンル | リズムアクション/ホラー |
---|---|
リリース日 | 2016年10月10日 |
価格 | 1,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, PSVR, PSVR2, Meta Quest |
購入場所 | Steam, PlayStation Store, Meta Quest Store |
暴力的なまでの音楽体験を提供するリズムアクションゲーム。プレイヤーは「スペースビートル」と呼ばれる金属の甲虫となり、超高速で疾走する光のレール上を、重厚な電子音楽のビートに合わせて突き進んでいく。
体験は圧倒的だ。VR空間に広がるサイケデリックな視覚効果と、骨を震わせるような重低音が織りなす世界は、まるで別次元への没入感を生み出す。シンプルな操作でありながら、カーブを曲がり、障害物を粉砕し、ボスと対峙する緊張感は、全身を貫くような興奮をもたらす。
特筆すべきは、音楽との一体感である。通常のリズムゲームとは一線を画す、暴力的とも言えるビートの連続は、プレイヤーの心拍数を否応なく上昇させる。PS VR2の触覚フィードバックにより、衝撃や振動が直接伝わってくる感覚は、まさに「音楽を全身で体感する」という表現がふさわしい。
本作は単なるリズムゲームを超えた、新しい形のデジタルアートである。幾何学的な視覚表現と重厚な電子音楽が融合した世界観は、プレイヤーを徐々に催眠状態のような没入感へと誘う。これは、VRだからこそ実現できた、前例のない音楽体験と言えるだろう。
受賞歴
- The Game Awards 2016 - Best VR Game ノミネート
- BAFTA Games Awards 2017 - Audio Achievement 受賞
- Independent Games Festival 2017 - Excellence in Audio 受賞
批評家点数: 84/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 音楽と映像が完璧に調和した傑作。VRでしか味わえない体験
- ホラーと音ゲーの異色な組み合わせが新鮮で中毒性がある
- 難しいけど、クリアした時の達成感は格別
悪いレビュー
- ゲームが進むにつれて難易度が急激に上昇し、フラストレーションがたまることがある
- VR酔いを引き起こす可能性が高く、長時間のプレイは推奨できない
- ボス戦の攻略方法が分かりにくく、オンラインで調べないと進めない場面がある
Thumperは、VRゲームとしての新しい可能性を示した革新的な作品として高く評価されている。音楽とビジュアル、ゲームプレイの調和が絶妙で、多くのプレイヤーを魅了している。一方で、その高難度なゲームプレイや独特な演出は、万人向けではないという評価も存在する。しかし、チャレンジングな内容を楽しめるプレイヤーにとっては、唯一無二の体験を提供する作品として支持されている。
どのような人におすすめ?
- リズムゲームが好きな人
- ダークでサイケデリックな世界観を楽しみたい人
- チャレンジングなゲームを求めている人
- 斬新なVR体験を求めている人
13. I Expect You To Die 2
ジャンル | VRパズルアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2021年8月24日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり(UI・字幕) |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
スパイ映画の世界観を完璧に再現したVRパズルアドベンチャー。プレイヤーは超能力を持つスパイエージェントとなり、世界征服を企むZoraxis組織の陰謀を阻止するため、命懸けのミッションに挑む。
まず目を見張るのは、映画さながらの壮大なオープニングである。360度全方向に展開される派手な演出は、これから始まる危険な任務への期待感を高める。各ミッションは緻密に作り込まれた謎解きの連続で、部屋に仕掛けられた罠を回避しながら、目的を達成していく。
特筆すべきは、超能力による物体操作の自由度である。離れた場所にあるアイテムを念力で操作したり、複数の物を同時に扱ったりと、VRならではの直感的な操作感が楽しめる。机の引き出しを開けて中身を探ったり、複雑な機械を分解したりと、まるで本当にその場にいるような没入感がある。
本作は単なるパズルゲームの枠を超えた、インタラクティブなスパイ映画とも言える作品である。各ステージには複数の解法が用意されており、プレイヤーの創意工夫次第で様々なアプローチが可能だ。失敗して死んでしまっても、その度に新しい発見があり、何度でも挑戦したくなる中毒性を持っている。
受賞歴
- VR Game of the Year 2021 - VR Awards
- Best VR Puzzle Game 2021 - UploadVR Awards
批評家点数: 83/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 前作以上に洗練された謎解きと演出に夢中になった。まさに至高のVRパズルゲーム
- ジェームズボンド映画のような世界観とユーモアのバランスが絶妙
- 各ステージの作り込みが素晴らしく、何度もプレイしたくなる
悪いレビュー
- 日本語化されていないため、ストーリーの理解が難しく、英語での指示が頻繁にあるため攻略情報に頼らざるを得ない
- 死んでしまうとレベルを最初からやり直しになり、長い説明パートも毎回見なければならないのが面倒
- 前作と比べてパズルの難易度が急激に上がっており、直感的な解決方法が見つけにくい場面が多い
前作からの改善点も多く、グラフィックスや音声、ストーリーテリングの面でも進化を遂げている。プレイ時間の短さを指摘する声もあるが、その分密度の高い体験を提供しており、価格に見合う満足度は十分に確保されている。
どのような人におすすめ?
- スパイ映画やエスケープルームが好きな人
- じっくりと謎解きを楽しみたい人
- VRの没入感を存分に味わいたい人
- ユーモアのある物語を楽しみたい人
14. Phasmophobia
ジャンル | ホラー、協力プレイ |
---|---|
リリース日 | 2020年9月18日 |
価格 | 1,480円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(最大4人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR |
購入場所 | Steam |
本格的な心霊調査を体験できる協力型ホラーゲーム。プレイヤーは最大4人のゴーストハンターとなり、幽霊が出るとされる建物で証拠を集め、幽霊の種類を特定していく。単なるホラーゲームを超えた、探偵のような推理要素が魅力である。
調査体験は驚くほどリアルだ。EMFメーター、温度計、スピリットボックスなど、実際の心霊調査で使用される機器を駆使して証拠を集めていく。特にVRモードでは、これらの機器を実際に手に取って操作する感覚が完璧に再現されており、まるで本物の心霊調査に参加しているような錯覚すら覚える。
本作の真髄は、予測不可能な幽霊のAIにある。幽霊は単純なパターン行動を取らず、プレイヤーの行動に応じて様々な反応を示す。時には突然電気を消したり、ドアを閉めたり、プレイヤーの名前を呼んだりと、予想外の形で恐怖を与えてくる。スピリットボックスを通じて幽霊と直接会話ができる機能は、背筋が凍るような恐怖体験を生み出す。
特筆すべきは、友人との協力プレイの面白さである。暗闇の中で仲間と声を掛け合い、手分けして証拠を集める。誰かが悲鳴を上げれば全員が震え上がり、成功すれば共に喜び合える。この共有される恐怖と達成感が、本作を単なるホラーゲーム以上の体験へと昇華させている。
受賞歴
- Steam Awards 2020 - Better With Friends賞ノミネート
- Steam Awards 2021 - VR Game of the Year受賞
批評家点数: 83/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 最大4人での協力プレイで、友達と恐怖を共有しながら幽霊を調査する体験が最高に楽しい
- スピリットボックスで幽霊と実際に会話できる機能が斬新で、本物の心霊調査をしているような没入感がある
- 証拠を集めて幽霊の種類を特定していく探偵的な要素が、単なるホラーゲーム以上の深い面白さを生んでいる
悪いレビュー
- VRでの移動時に酔いやすく、長時間のプレイが難しい
- 一人プレイだと恐怖が強すぎて途中で断念してしまう
- アイテムの使い方や証拠の集め方など、初心者には説明が不親切
VRホラーゲームとして高い評価を得ている。特にマルチプレイヤーでの協力プレイ体験が秀逸であり、友人との恐怖体験の共有が大きな魅力となっている。開発チームの継続的なアップデートにより、ゲーム内容が常に進化している点も高く評価されている。一方で、シングルプレイでの難易度の高さや、初心者には複雑な調査システムが課題として挙げられているが、全体的な満足度は非常に高い。
どのような人におすすめ?
- ホラーゲームファン
- 友人と協力プレイを楽しみたい人
- 推理要素のあるゲームが好きな人
- 実況・配信を楽しみたい人
- 本格的なVR体験を求める人
15. デメオ: ダンジョン アドベンチャー
ジャンル | VRテーブルトップRPG |
---|---|
リリース日 | 2021年5月6日 |
価格 | 2,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(1-4人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR2 |
テーブルトップRPGをVRで完璧に再現した協力型ダンジョン探索ゲーム。プレイヤーは最大4人でパーティーを組み、美しく作り込まれたミニチュアの世界で、ダイスを振りながら冒険を繰り広げていく。
没入感は驚くほど自然だ。まるで実物のボードゲームを眺めているかのような視点で、精巻に作られたダンジョンの世界を見下ろすことができる。プレイヤーは自由に視点を変更でき、テーブルを覗き込んだり、キャラクターの目線まで近づいたりと、様々な角度から戦略を練ることができる。
戦闘システムは、戦略性と運の絶妙なバランスで設計されている。各プレイヤーは、ウォリアー、メイジ、アサシンなど、異なる役割を持つキャラクターを操作する。カードとダイスを組み合わせた戦略的な戦闘は、まるで本物のテーブルトップRPGをプレイしているような臨場感がある。
特筆すべきは、オンラインでの協力プレイの完成度だ。離れた場所にいる友人たちと、まるで同じテーブルを囲んでいるかのように会話を楽しみながらプレイできる。プレイヤー同士で戦略を相談したり、ダイスの出目に一喜一憂したりと、現実のボードゲーム以上の一体感を味わえる。本作は、VRならではのソーシャル性と、テーブルトップゲームの魅力を見事に融合させた傑作である。
受賞歴
- VR Game of the Year 2021 - VR Awards
- Best VR/AR Game 2021 - Unity Awards
- Technical Achievement Award - DICE Awards 2022
批評家点数: 83/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- テーブルトップRPGをVRで完璧に再現した没入感と、実際にミニチュアを動かしているような感覚が素晴らしい
- オンラインで最大4人での協力プレイが可能で、戦略を語り合いながら進むのが楽しい
- キャラクターやマップの見た目が美しく、まるでファンタジー世界のジオラマを覗き込んでいるよう
悪いレビュー
- セーブ機能が不安定で、進行状況が失われることがある
- シナリオの数が少なく、長期的なやり込み要素に欠ける
- ダイスの運要素が強すぎて、戦略が活きない場面がある
マルチプレイヤーでの協力プレイ体験は、実際のボードゲーム session に匹敵する没入感があると称賛されている。一方で、シングルプレイ時の難易度調整や初期コンテンツの量については改善の余地があるという意見も見られる。
どのような人におすすめ?
- テーブルトップRPGやボードゲームが好きな人
- 戦略的な思考を楽しみたい人
- 友人とオンラインで遊びたい人
- 高品質なVR体験を求める人
16. Moss: Book II
ジャンル | アクションアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2022年3月31日 |
価格 | 3,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | 字幕のみ |
対応機種 | PSVR2, Meta Quest, Steam VR |
購入場所 | PlayStation Store, Meta Quest Store, Steam |
小さな勇者の大きな冒険を描いたVRアドベンチャー。プレイヤーは、可愛らしいネズミの少女クウィルと共に、魔法の世界を旅する物語の「読み手」として物語に参加する。前作の続編となる本作では、より壮大な冒険が描かれている。
ゲーム体験は魔法のように美しい。プレイヤーは神のような視点で世界を見下ろしながら、同時にクウィルと直接触れ合うことができる。まるでジオラマの中に手を伸ばすような感覚で、環境を操作したり、クウィルを助けたりすることができる。クウィルが手を振ってくれたり、ハイタッチを求めてきたりする瞬間は、思わず心が温かくなる。
本作の真髄は、VRならではの視点操作と謎解きにある。頭を動かして隠された道を見つけたり、両手を使って環境を動かしたりと、プレイヤーは物語の中で実際に力を発揮する。戦闘シーンでは、クウィルの剣術とプレイヤーの環境操作を組み合わせた、独特の協力プレイが展開される。
特筆すべきは、細部まで作り込まれた世界観である。中世ファンタジーの世界が、まるでストップモーション・アニメーションのように緻密に表現されている。苔むした石造りの城、揺れる草木、輝く水面など、どれもが手触りを感じられるほどリアルだ。これは単なるゲームを超えた、インタラクティブな童話とも言える芸術作品である。
受賞歴
- DICE Awards 2023 - Outstanding Achievement in Game Design
- The Game Awards 2022 - Best VR/AR Game ノミネート
批評家点数: 83/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 主人公のQuillちゃんとの心の繋がりが素晴らしく、まるで本当の友達と冒険している感覚が味わえる
- VRならではの視点で、小さな世界を覗き込むような新鮮な冒険体験ができる
- パズルと戦闘のバランスが絶妙で、ストレスフリーに物語を楽しめる
悪いレビュー
- プレイ時間が6時間程度と短く、価格を考えるとやや物足りない
- 前作をプレイしていないと物語の展開が分かりづらい
- 視点の切り替えが時々うまく機能せず、操作に戸惑うことがある
前作の魅力を継承しながら、さらなる進化を遂げた傑作として高く評価されている。特に、感動的なストーリーテリングと、VRならではの没入感の高いゲームプレイが称賛を集めている。クウィルとの心の触れ合いを通じた感情的な体験は、多くのプレイヤーの心に深く残る思い出となっている。
どのような人におすすめ?
- 心温まるストーリーを楽しみたい人
- パズルアクションゲームが好きな人
- 美しい世界観を体験したい人
- VRならではの没入感を求める人
17. The Forest VR
ジャンル | サバイバルホラー |
---|---|
リリース日 | 2018年5月22日 |
価格 | 2,200円 |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(最大8人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR |
購入場所 | Steam |
究極のサバイバルホラーが体験できるVRゲーム。飛行機事故で息子と共に謎の半島に不時着したプレイヤーは、カニバリズムに走った原住民たちから身を守りながら、行方不明になった息子を探す壮絶な冒険を強いられる。
サバイバル体験は驚くほどリアルだ。VRならではの直感的な操作で、実際に手を動かして木を切り、基地を建て、武器を作ることができる。斧を振るう感触、弓矢を引く緊張感、火を起こす時の繊細な動作など、すべての行動が生々しいほどに現実的である。
本作の真髄は、自由度の高いクラフトシステムにある。集めた材料で、小屋から要塞まで、思い通りの建造物を作ることができる。VRでは、実際に手を使って建材を組み立てていく感覚が完璧に再現されており、まるで本当に自分の手で基地を作り上げているような達成感がある。
特筆すべきは、恐怖の描写方法だ。昼間は平和な森での生活を楽しめるが、夜になると状況は一変する。暗闇の中で聞こえる不気味な足音、木々の間から覗く原住民の姿、突然の襲撃。これらすべてがVRで体験することで、想像を超える恐怖となる。さらに、最大8人までのマルチプレイに対応しており、友人と協力しながらサバイバルを楽しむことができる。これはVRだからこそ実現できた、究極のサバイバルホラー体験である。
受賞歴
- Steam Awards 2018 - VR Game of the Year ノミネート
- IGN - Best VR Horror Game 2018
批評家点数: 82/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VRでのサバイバル体験が素晴らしく、没入感が半端ない
- 友人とのマルチプレイが最高に楽しい。恐怖を分かち合える
- 手に汗握る緊張感とストーリー性の両立が見事
悪いレビュー
- 焚き火など物体との距離感が掴みづらい[9]
- 不意に手が建物に当たって壊してしまうことがある[9]
- サバイバルガイドブックの情報量が少なく、外部の情報を参照する必要がある[9]
通常版『The Forest』の魅力をVRで更に強化した意欲作として高く評価されている。特に没入感とホラー要素の強化が好評で、多くのプレイヤーが「VRだからこそ」の体験を絶賛している。一方で、VR酔いや操作性に関する指摘もあるが、慣れることで解消される問題として捉えられている。マルチプレイの実装も高評価で、フレンドとの協力プレイの楽しさが特に支持されている。
どのような人におすすめ?
- サバイバルホラーゲームが好きな人
- クラフト要素のあるゲームを楽しみたい人
- 友人とVRで協力プレイを楽しみたい人
- 没入感の高いVRホラー体験を求める人
18. Pavlov VR
ジャンル | VRマルチプレイヤーFPS |
---|---|
リリース日 | 2017年2月28日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(最大24人) |
日本語対応 | UI のみ対応 |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest 2/Pro/3 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store |
リアルな銃撃戦を体験できるVR対戦型FPS。Counter-Strikeを彷彿とさせるゲームプレイに、VRならではの直感的な操作性を組み合わせることで、かつてない臨場感のある戦場体験を実現している。
銃の操作感は圧巻だ。マガジンの装填、スライドの操作、照準器での狙準など、すべての動作が実際の銃の扱いを完璧に再現している。両手持ちで安定させて撃つ、しゃがんで身を隠す、壁から身を乗り出して撃つなど、現実的な戦術行動が自然な形で可能である。
本作の真髄は、多彩なゲームモードとマップにある。定番のチームデスマッチから、爆弾解除モード、ゾンビモードまで、様々な遊び方を楽しむことができる。さらに、ユーザー作成のカスタムマップやModにも対応しており、常に新鮮な体験を得ることができる。
特筆すべきは、チームメイトとのコミュニケーションの重要性だ。近接ボイスチャットにより、まるで本当に戦場で仲間と作戦を練っているような臨場感がある。手信号を使ったサイレントな意思疎通や、部屋の確保時の声かけなど、実際の戦術的なコミュニケーションが必要となる。これらの要素が組み合わさり、単なるFPSを超えた、真に没入感のある戦場シミュレーターとなっている。
受賞歴
- Steam VR Game of the Year 2019 ノミネート
- Meta Quest Store Best of 2022 選出
批評家点数: 82/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VRでの銃撃戦が本当にリアルで興奮する。MODの豊富さも魅力的
- チーム戦での駆け引きが面白く、何時間でも遊べる
- チームメイトとの連携や戦術的な駆け引きが、実際の戦場にいるような緊張感を生む
悪いレビュー
- 日本語対応が不十分で、メニューやチュートリアルの理解が難しい
- 初心者とベテランの実力差が大きく、始めたばかりの頃は歯が立たない
- マッチング時に外国人プレイヤーとの言語の壁を感じる
VR FPSとして高い完成度を誇り、多くのプレイヤーから支持されている。特にリアルな銃器操作とチーム戦での戦術性が高く評価されており、長期的なプレイも楽しめるタイトルとして認識されている。一方で、初心者には学習曲線が急な面があり、慣れるまでに時間を要する点が指摘されている。しかし、継続的なアップデートとコミュニティの活発な活動により、ゲーム体験は常に進化し続けている。
どのような人におすすめ?
- タクティカルFPSファン
- チーム戦を楽しみたい人
- リアルな銃器操作を体験したい人
- コミュニティコンテンツを楽しみたい人
- 長期的に遊べるVRゲームを探している人
19.The Walking Dead: Saints & Sinners
ジャンル | サバイバルホラーアクション |
---|---|
リリース日 | 2020年1月23日 |
価格 | 4,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | 字幕のみ |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
ゾンビアポカリプス世界での究極のサバイバル体験を提供できるVRゲームである。舞台となるのは、洪水と感染者で混沌としたニューオーリンズ。プレイヤーは生存者として、敵対する人間勢力との緊張関係の中、限られた資源を求めて危険な探索に挑む。
戦闘システムは驚くほどリアルだ。物理演算に基づいた武器の挙動により、ゾンビの頭に斧を突き刺す感触や、銃の反動まで忠実に再現されている。近接武器は実際の力加減や角度が重要で、ゾンビの頭蓋骨を突き破るには適切な力と正確な狙いが必要となる。
本作の真髄は、深いクラフトシステムとリソース管理にある。探索で見つけた材料から武器や道具を作り、限られた持ち物の中で最適な装備を選択する。バックパックから武器を取り出す、弾薬を装填する、包帯を巻くといった全ての動作が、VRならではの直感的な操作で行える。
特筆すべきは、モラルの選択を迫られる物語展開だ。生存者との出会いでは、助けるか見捨てるか、限られた物資を分け与えるかなど、常に決断を迫られる。これらの選択は後のストーリーに影響を与え、プレイヤーの心理的な重圧となる。まさにゾンビ apocalypseの世界で、自身の人間性が試されるような深い没入感を味わえる作品である。
受賞歴
- VR Game of the Year 2020 - VR Awards
- Best VR Game 2020 - UploadVR Awards
- Innovation in VR Award - SXSW Gaming Awards 2021
批評家点数: 81/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 物理演算が秀逸で、武器を振り回す感触や手応えが非常にリアル
- ストーリーの展開と選択の自由度が秀逸。何度もプレイしたくなる
- モラル的な選択を迫られる場面が多く、ストーリーに深みがある
悪いレビュー
- インベントリの操作が煩雑で、戦闘中のアイテム管理が難しい
- 長時間プレイすると酔いやすく、体力も消耗する
- グラフィックの解像度が低く、遠くの敵が見分けづらい
VRゲームとしての完成度の高さが多くのユーザーから評価されている。特に物理演算を活かした戦闘システムと、緊張感のある探索要素は高い没入感を生み出している。ストーリーの展開や選択の自由度も評価が高く、繰り返しプレイする価値がある作品として支持されている。一方で、VR酔いへの配慮や操作の複雑さについては改善の余地があるとの指摘もある。
どのような人におすすめ?
- 緊張感のあるサバイバルホラーゲームが好きな人
- 物語性の高いVRゲームを求めている人
- リアルな物理演算による戦闘を楽しみたい人
- The Walking Deadシリーズのファン
21. Vertigo 2
ジャンル | VRアクションシューター |
---|---|
リリース日 | 2023年3月30日 |
価格 | 3,299円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | 字幕のみ対応 |
対応機種 | Steam VR |
購入場所 | Steam |
異次元世界を舞台にした壮大なVR FPS。研究所での実験事故により異次元に転送された主人公は、エイリアンやアンドロイドが跋扈する不思議な世界を探索しながら、故郷への帰還を目指す。
冒険の舞台は驚くほど多彩だ。巨大なキノコの森を跳躍し、原住民の神殿で秘宝を追い求め、巨大クジラの体内で寄生虫と戦うなど、予想もつかない展開の連続である。各チャプターで異なる世界観と戦闘スタイルが用意されており、10時間以上に及ぶ冒険の中で、一度も飽きを感じることがない。
戦闘システムは直感的かつ緻密だ。様々な銃器を両手で扱い、エイリアンとの激しい撃ち合いを繰り広げる。武器のカスタマイズも充実しており、自分好みの戦闘スタイルを確立できる。ボートでの追撃戦やヘリコプターでの空中戦など、バラエティに富んだアクションシーンは、まさにVRの可能性を極限まで引き出している。
特筆すべきは、パズル要素と探索の深さである。各エリアに隠された謎を解き明かし、新たな道を切り開いていく。これらのパズルは決して単調ではなく、VRならではの空間認識を必要とする作りとなっている。22歳の個人開発者が6年の歳月をかけて作り上げた本作は、VRゲームの新たな地平を切り開いた傑作である。
受賞歴
- Steam Awards 2023 VR Game of the Year ノミネート
- UploadVR Awards 2023 Best VR Action Game 受賞
批評家点数: 80/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VR専用ゲームとしては珍しく、ストーリーと演出がしっかりしている。
- 武器の操作感が秀逸で、没入感が素晴らしい。各ステージのデザインも独創的。
- ボリュームも十分で、約12時間かけてクリアした。価格以上の価値がある。
悪いレビュー
- グラフィックが旧世代クオリティに感じる部分がある。
- フレームレートの問題があり、終盤はカクカクする場面も。
- リリース時は不安定で、頻繁なアップデートが必要だった。
VRシューターとして高い評価を得ている。特に物理演算を活かしたインタラクティブな要素と、緻密に作り込まれた世界観が好評である。プレイ時間も十分で、価格に見合った内容量を提供している。一方で、VR酔いへの配慮や武器バランスについては改善の余地があるとの指摘もある。
どのような人におすすめ?
- Half-Lifeシリーズのようなストーリー重視のFPSが好きな人
- 物理演算を活かしたVRの没入感を楽しみたい人
- SF世界観のアドベンチャーが好きな人
- 長時間じっくり遊べるVRゲームを探している人
22. Job Simulator
ジャンル | シミュレーション |
---|---|
リリース日 | 2016年4月5日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
マルチプレイ | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store, PlayStation Store |
ロボットが人類の仕事を完全に代替した未来を舞台にしたVRシミュレーター。プレイヤーは職業博物館の来館者として、シェフ、オフィスワーカー、コンビニ店員など、「古代の人類の仕事」を体験していく。
ゲーム体験は驚くほど自由度が高い。例えばシェフの仕事では、実際の手の動きで料理を作る爽快感が素晴らしい。食材を投げ入れたり、フライパンを振ったり、時には意図的に失敗して大惨事を引き起こしたりと、すべての動作がVRならではの直感的な操作で実現されている。
本作の真髄は、ユーモアに満ちた世界観にある。ロボットたちの人類の仕事に対する奇妙な解釈や、至る所に散りばめられたジョークは、思わず笑ってしまうほど秀逸である。オフィスでは意味不明な書類仕事をこなし、コンビニでは突飛な要求をする客に対応する。これらの理不尽さが、逆にゲームの魅力となっている。
特筆すべきは、細部まで作り込まれた物理演算だ。オフィスの文具や調理器具など、あらゆるオブジェクトを自由に扱うことができ、予想外の使い方を発見する楽しさがある。VR空間での自由な実験が許されるため、子供のような好奇心で遊び続けることができる。これは単なる仕事シミュレーターを超えた、創造性を刺激する遊び場となっている。
受賞歴
- Unity Awards 2016 - Best VR Game
- Game Developers Choice Awards 2017 - Best VR/AR Game
批評家点数: 80/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VRならではの直感的な操作で、実際に仕事をしているような没入感が素晴らしい
- ユーモアのある演出と細かいインタラクションの自由度が高く、何時間でも遊べる
- 初めてVRを体験する人でも楽しめる、分かりやすさと面白さを両立している
悪いレビュー
- ゲームの長さが短く、全ての仕事を体験すると物足りなさを感じる
- 身長設定の調整が難しく、低身長の人は一部のアイテムに手が届かない
- 同じ作業の繰り返しで、長時間プレイすると単調に感じる
VR初心者から上級者まで幅広い層に支持される人気タイトルである。直感的な操作性とユーモアのある演出が高く評価され、特にVRを初めて体験する人への入門タイトルとして絶賛されている。一方で、ゲーム時間の短さや繰り返しプレイの要素の少なさを指摘する声もあるが、全体的な満足度は非常に高い。
どのような人におすすめ?
- VRを初めて体験する人
- ユーモアのあるゲームが好きな人
- 物を自由に操作できるVR体験を求める人
- 家族で楽しめるゲームを探している人
23. ポピュレーション: ワン
ジャンル | VRバトルロイヤル |
---|---|
リリース日 | 2020年10月22日 |
価格 | 2,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ、マルチプレイ(24人) |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Meta Quest, Steam VR, PICO |
購入場所 | Meta Quest Store, Steam |
垂直方向の戦闘を極限まで追求したVRバトルロイヤル。従来のジャンルの常識を覆し、プレイヤーは建物の壁を自由に登り、グライディングで空を飛び回りながら、最後の一人になるまで戦い抜く。
戦闘システムは革新的だ。両手を使った直感的な壁登りにより、どんな高さの建物でも自由に攀じ登ることができる。高所から滑空する際の爽快感は圧巻で、まるで実際に空を飛んでいるような錯覚すら覚える。この自由な立体移動により、戦術の幅は無限に広がる。
本作の真髄は、チームワークの重要性にある。3人一組のスクワッドで戦うため、味方との連携が勝利の鍵となる。VRならではの自然なコミュニケーションが可能で、手振りでの指示や、声を使った臨場感のある戦術の共有ができる。弾薬や回復アイテムの受け渡しも、実際に手渡すような直感的な操作で行える。
特筆すべきは、建造物を利用した戦略性だ。即座に壁を建てて防御したり、高所に陣取って狙撃したりと、状況に応じた柔軟な戦術が求められる。銃の操作も極めてリアルで、両手持ちでの安定した射撃や、素早いリロード操作など、VRの特性を活かした緊張感のある銃撃戦を楽しむことができる。これは従来のバトルロイヤルゲームの概念を覆す、新しい形の競技的VRゲームである。
受賞歴
- 2021 VR Awards - VRゲーム・オブ・ザ・イヤー ノミネート
- 2021 Oculus Quest ベストセラーゲーム
批評家点数: 80/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- VRバトロワの決定版!建築と垂直移動の組み合わせが斬新で面白い
- チーム戦での協力プレイが熱い。ボイスチャットで仲間と戦略を立てるのが楽しい
- 操作の習得に時間がかかるが、マスターすれば非常に爽快な体験ができる
悪いレビュー
- VR酔いが激しく、特に高所からの降下時に不快感を覚える
- グラフィックの品質が期待より低く、没入感を損なう場面がある
- プレイ時間が短く設定されており、じっくり楽しめない
マルチプレイヤーの対戦環境も安定しており、継続的なアップデートによってゲーム内容が充実している点も評価されている。一方で、操作の複雑さや初期の学習曲線の高さが指摘されているが、これらは習得することで深い戦略性につながるという意見も多い。
どのような人におすすめ?
- バトルロイヤルゲームが好きな人
- チームプレイを楽しみたい人
- 新しい形のVR体験を求めている人
- 戦略的な対戦ゲームを好む人
24. Horizon Call of the Mountain
ジャンル | アクションアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2023年2月22日 |
価格 | 6,900円(税抜) |
マルチプレイ | シングルプレイ |
日本語対応 | フルローカライズ |
対応機種 | PSVR2 |
購入場所 | PlayStation Store |
圧倒的なグラフィックで描かれる壮大なVRアドベンチャー。プレイヤーは元シャドー・カルジャの戦士リアスとなり、機械獣が支配する未来の世界で、新たな脅威から人類を守るため、壮大な冒険に挑む。
冒険の臨場感は驚くほど鮮烈だ。両手を使った直感的なクライミングにより、断崖絶壁を攀じ登る緊張感や、頂上からの絶景を存分に味わえる。ロープを使って谷を渡る時の高所での恐怖感、滝の裏を通り抜ける時の水しぶきの感触など、全身で冒険を体感できる。
戦闘システムは弓矢を中心とした緊迫感のある設計となっている。弓を構え、矢を番え、狙いを定めて放つ。この一連の動作が完璧に再現され、機械獣との戦いでは、弱点を狙い撃つ戦略性と、素早い動きで攻撃を避ける反射神経が要求される。PS VR2の触覚フィードバックにより、弦を引く張力まで感じられる。
特筆すべきは、息を呑むような美しい世界表現である。巨大な機械獣が頭上を飛び交い、広大な渓谷には古代文明の遺跡が点在する。高解像度で描かれる風景は、まるで実際にその場にいるかのような没入感をもたらす。これはVRゲームの新たな可能性を示す、技術的にも芸術的にも卓越した傑作である。
受賞歴
- The Game Awards 2023 - Best VR/AR Game ノミネート
- DICE Awards 2024 - Immersive Reality Technical Achievement 受賞
批評家点数: 79/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 圧倒的なグラフィックで描かれる世界は息を呑むほど美しく、VRの可能性を感じさせる
- ロッククライミングの動作が直感的で、高所での冒険が本当にスリリング
- 機械獣との戦闘が迫力満点で、弓矢の操作感も素晴らしい
悪いレビュー
- 移動時の制限が多く、自由な探索が難しい
- ストーリーが本編に比べて薄く、キャラクターの魅力が活かしきれていない
- クライミング中心の展開が多く、若干単調に感じることがある
PSVR2の性能を最大限に活かした技術的な革新性と、美しいビジュアル、没入感の高いゲームプレイで、多くのユーザーから高い評価を得ている。特に弓矢を使った戦闘システムと探索要素は、VRならではの魅力を存分に引き出している。一方で、プレイ時間の短さやVR酔いへの懸念など、改善の余地も指摘されているが、全体としてはPSVR2を代表する高品質なVRゲームとして認められている。
どのような人におすすめ?
- 美しいグラフィックと没入感のあるVR体験を求める人
- アクションアドベンチャーゲームが好きな人
- Horizonシリーズのファン
- 新しいVR体験にチャレンジしたい人
25. Myst VR
ジャンル | アドベンチャー・パズル |
---|---|
リリース日 | 2020年12月10日 |
価格 | 2,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり(字幕のみ) |
対応機種 | Meta Quest, Steam VR |
購入場所 | Meta Quest Store, Steam |
伝説的なアドベンチャーゲームを完全にVR化した傑作。プレイヤーは謎めいたMyst島に降り立ち、不思議な本を通じて異世界「時代」を行き来しながら、島に隠された秘密を解き明かしていく。
VRでの探索体験は圧倒的だ。手作りの細部まで作り込まれた美しい世界が、まるで実在するかのように目の前に広がる。歯車や機械仕掛けの装置を実際に手で操作し、古びた建物の扉を開け、神秘的な風景を360度見渡すことができる。これまでの画面越しのMystとは、まったく異なる没入感がある。
本作の真髄は、パズルの解き方がVRによって直感的になった点である。複雑な機械の仕組みを理解するため、実際に手を伸ばしてレバーを引いたり、ダイヤルを回したりする。ノートに手書きでメモを取り、それを見返しながら謎を解いていく過程は、まるで本物の探検家になったような高揚感をもたらす。
特筆すべきは、オリジナル版の雰囲気を完璧に再現しながら、現代的な進化を遂げている点だ。グラフィックは美しく刷新され、サウンドは立体音響で、より豊かな没入感を実現している。これは単なるリメイクを超えた、VRならではの新しい冒険として生まれ変わった作品である。
受賞歴
- VR Game of the Year 2020 - VR Awards
- Best VR Adventure 2020 - UploadVR Awards
批評家点数: 78/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- クラシックゲームの完璧なVRリメイク。没入感が素晴らしい
- パズルの難易度が絶妙で、VRならではの探索が楽しい
- サウンドと視覚効果が相まって、没入感の高い冒険ができる
悪いレビュー
- メモを取る際にヘッドセットを外す必要があり、プレイが中断される
- 人物のCG化により、オリジナルの雰囲気が損なわれている部分がある
- 自然音がもっと豊かであれば良かった
原作ファンから新規プレイヤーまで幅広い層から高い評価を得ている。特にグラフィックの美しさとVRならではの没入感が高く評価されている。一方で、難易度の高さや酔いやすさを指摘する声もあるが、これらは適切な休憩を取ることで対処可能である。全体として、VRゲームの金字塔として認められている作品である。
どのような人におすすめ?
- パズルゲームが好きな人
- じっくりと謎解きを楽しみたい人
- 美しい世界観を体験したい人
- オリジナルのMystファン
26. Virtual Virtual Reality
ジャンル | アドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2017年4月 |
価格 | 1,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | 字幕のみ |
対応機種 | Meta Quest, Steam VR |
購入場所 | Meta Quest Store, Steam |
VRの概念そのものを遊び心たっぷりに描いたメタ・アドベンチャー。プレイヤーは近未来のAI企業「Activitude」の新入社員として、AIクライアントたちの奇妙な要望に応えるバーチャル体験を提供していく。
ゲーム体験は驚くほど独創的だ。VRヘッドセットの上にさらにVRヘッドセットを重ねるという斬新な設定により、次々と異なる現実を行き来する。バターを塗られることを望むトーストや、掃除機に吸い込まれたがる物体など、シュールでユーモアに満ちたクライアントたちとの交流は、予測不可能な展開の連続である。
本作の真髄は、深いメッセージ性を持つストーリー展開にある。一見すると愉快な作業の連続に見えるが、徐々にAIと人間の関係性、現実と仮想の境界線、意識の本質といった深いテーマが浮かび上がってくる。プレイヤーは笑いながらも、現代社会への鋭い風刺に気付かされる。
特筆すべきは、自由度の高いインタラクションだ。各シナリオでは、想定外の行動や実験的な試みが許容され、時にはゲームの想定を超えた解決方法を発見できる。これは単なるVRゲームを超えた、現代のテクノロジーと人間性について考えさせられる哲学的な体験となっている。
受賞歴
- IndieCade 2017 - Visual Design Award
- Google Play Award 2018 - Best VR/AR Experience
批評家点数: 78/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- シュールなユーモアとブラックジョークが散りばめられた独特な世界観が新鮮で面白い
- AIとの関係性や仮想現実の本質について深く考えさせられる哲学的なストーリー展開
- 次々と変化する奇妙な仮想空間で、予想外の展開が待ち受けているワクワク感がある
悪いレビュー
- ストーリーの展開が独特すぎて、何が起きているのか理解しづらい場面がある
- 移動システムに慣れるまで時間がかかり、最初は酔いやすい
- 一部のパズルで解き方が分かりにくく、進行に詰まることがある
VRというメディアの特性を活かした「入れ子構造」の仮想世界の表現や、シュールでありながら深い意味を持つストーリー展開が好評である。一方で、プレイ時間の短さや、一部の操作性に関する指摘もあるが、全体的な完成度の高さと独自の世界観により、VRゲームファンから支持されている作品である。
どのような人におすすめ?
- 斬新な発想のVRゲームを求めている人
- SF的な世界観や哲学的なテーマに興味がある人
- ユーモアのある物語が好きな人
- 短時間で濃密な体験を求めている人
27. The Elder Scrolls V: Skyrim VR
ジャンル | オープンワールドRPG |
---|---|
リリース日 | 2017年11月17日 |
価格 | 6,980円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり(フルローカライズ) |
対応機種 | Steam VR, PSVR, PSVR2 |
購入場所 | Steam, PlayStation Store |
壮大なファンタジー世界を完全VR化した究極のRPG。プレイヤーは伝説のドラゴンボーンとして、内戦で混乱するスカイリムの地を旅し、古代の邪竜アルドゥインの脅威から世界を救う使命を担う。
冒険体験は圧倒的だ。360度見渡す限りの壮大な景観が、まるで本当にそこにいるかのような没入感を生む。雪降る山々を越え、古代ノルドの遺跡を探索し、広大な平原を駆け抜ける。頭上を飛び交うドラゴンの咆哮は、VRならではの迫力で心臓を震わせる。
戦闘システムは、VRで完全に生まれ変わった。両手での直感的な戦闘操作により、片手に剣、もう片手に魔法を構えて戦うスタイルが実現。弓矢での狙撃は実際の動作で行い、魔法は手の動きで詠唱する。シールドで攻撃を防ぎ、剣で反撃するという一連の動作が、まるで本当に戦っているかのような臨場感を生む。
特筆すべきは、自由度の高いロールプレイング要素だ。鍛冶屋で実際にハンマーを振るって武器を作り、錬金術で薬を調合し、街では住人たちと直接対話する。家を建て、結婚し、冒険の合間に平穏な生活を送ることもできる。これは単なるゲームを超えた、もう一つの人生を生きているような没入感のある体験となっている。
受賞歴
- The Game Awards 2018 - Best VR/AR Game ノミネート
- DICE Awards 2018 - Immersive Reality Technical Achievement 受賞
批評家点数: 77/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 360度見渡す限りの壮大なファンタジー世界に完全没入できる。ドラゴンが目の前に来た時の迫力は言葉では表現できないほど
- VRで魔法を使うのが想像以上に楽しい。ドラゴンとの戦闘は圧巻。
- 家を持ったり結婚したりと、この世界で実際に「生活している」感覚が味わえる
悪いレビュー
- 小さな段差でも視点が上下するため、足場の悪い場所や階段で酔いやすい
- グラフィックの解像度が低く、開始直後は少し残念に感じる
- メニュー画面の操作が慣れるまで難しい
ユーザーからは高い評価を得ており、特にVRならではの没入感と自由度が称賛されている。通常版のスカイリムの魅力をそのままに、VRの特性を活かした直感的な操作性が好評である。一部のユーザーからはグラフィックの解像度や UI の操作性について指摘があるものの、全体としては「伝説的RPGの新しい遊び方」として高く評価されている。
どのような人におすすめ?
- オープンワールドRPGが好きな人
- ファンタジー世界への没入感を求める人
- 自由度の高いゲームプレイを楽しみたい人
- VRでの本格的な冒険を体験したい人
28. Into the Radius
ジャンル | サバイバルシューター |
---|---|
リリース日 | 2022年9月8日 |
価格 | 3,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Steam VR, Meta Quest 2 |
購入場所 | Steam, Meta Quest Store |
極限のサバイバルホラーを追求したVR FPS。プレイヤーは探検家として、謎に満ちた「半径」と呼ばれる異常領域に潜入し、超常的な現象や危険な存在と対峙しながら、ミッションをこなしていく。
サバイバル体験は驚くほどリアルだ。緻密な銃器メンテナンスシステムにより、一つ一つの武器を分解し、清掃し、組み立て直す必要がある。弾薬の装填も実際の手順通りに行い、マガジンの確認や安全装置の操作まで、すべての動作が現実に即して再現されている。
本作の真髄は、独特な探索と物資管理にある。霧に包まれた廃墟を、地図とコンパスを頼りに探索し、貴重な物資を集める。バックパックの中身は実際に手で整理する必要があり、重要アイテムの取り出しやすさまで考慮した収納が求められる。この緊張感のある物資管理が、サバイバルの臨場感を一層高めている。
特筆すべきは、不気味な雰囲気作りだ。現実とは異なる物理法則が支配する空間で、異形の存在との遭遇や、予測不能な異常現象との対峙は、背筋が凍るような恐怖を引き起こす。しかし、これは単なるホラーゲームではない。戦略的な準備と冷静な判断が求められる、本格的なサバイバルシミュレーターなのである。
受賞歴
- 2023 VR Awards - Best VR Game Nominee
- 2022 Steam VR Game of the Year Finalist
批評家点数: 76/100
ユーザーレビュー
「リアルな銃器の取り扱いと緊張感のある探索が素晴らしい」
「物理演算の完成度が高く、まるで本当にそこにいるような没入感がある」
「サバイバルホラーとしての緊張感と探索の自由度のバランスが絶妙」
VRの特性を最大限に活かしたサバイバルシューターとして高い評価を得ている。特に物理演算の完成度とゲームシステムの深さは、多くのプレイヤーから称賛されている。一方で、初心者には敷居が高く、操作の習得に時間がかかるという指摘もある。しかし、その没入感と独特の世界観は、努力して習得する価値が十分にあると評価されている。
どのような人におすすめ?
- リアルなVRシューティング体験を求める人
- サバイバルホラーゲームのファン
- 緻密な物理演算を楽しみたい人
- じっくりとゲームに取り組める人
29.Tentacular
ジャンル | パズルアドベンチャー |
---|---|
リリース日 | 2022年3月24日 |
価格 | 2,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | あり |
対応機種 | Meta Quest, Steam VR, PSVR2 |
購入場所 | Meta Quest Store, Steam, PlayStation Store |
巨大タコとなって島の住人を手助けする心温まるVRアドベンチャー。プレイヤーは16歳の誕生日を迎えた優しい巨大タコとなり、La Kalma島の住人たちと交流しながら、自分のルーツを探る心温まる物語が展開される。
操作体験は驚くほど直感的だ。VRコントローラーが巨大な触手となって、コンテナを持ち上げたり、建物を組み立てたり、時には船を投げ飛ばしたりすることができる。この「巨大な存在」としての感覚が見事に再現されており、力加減を調整しながら繊細な作業をこなす必要がある。時には失敗して街を破壊してしまうこともあるが、それすらもゲームの魅力となっている。
本作の真髄は、物理演算を活かした自由なパズル解決にある。科学者たちの依頼で実験装置を組み立てたり、建設現場で重機の代わりを務めたりと、様々なミッションに挑戦する。解決方法は一つではなく、プレイヤーの創造性を活かした自由なアプローチが可能だ。
特筆すべきは、島の住人たちとの心温まる交流である。最初は恐れられがちな存在だが、親切な行動を重ねることで、徐々に信頼関係が築かれていく。ユーモアのある会話と、愛らしいビジュアルスタイルが、独特の魅力を生み出している。これは単なるパズルゲームを超えた、感動的な物語体験となっている。
批評家点数: 76/100
ユーザーレビュー
良いレビュー
- 触手の操作が直感的で、物を掴んだり投げたりする感覚が素晴らしい
- 島民との心温まる交流が印象的で、優しい巨人になった気分を味わえる
- パズルの難易度が絶妙で、達成感がある
悪いレビュー
- ストーリーの長さがやや短い
- 後半のパズルは難易度が急上昇する
- サンドボックスモードのコンテンツがやや少ない
どのような人におすすめ?
- 物理パズルゲームが好きな人
- 心温まるストーリーを楽しみたい人
- VRならではの没入感を味わいたい人
- 創造的な遊びを楽しみたい人
30. In Death Unchained
ジャンル | ローグライクアーチャー |
---|---|
リリース日 | 2020年7月23日 |
価格 | 2,990円(税抜) |
プレイ人数 | シングルプレイ |
日本語対応 | UI のみ |
対応機種 | Meta Quest, PICO |
購入場所 | Meta Quest Store, PICO Store |
中世ゴシック世界を舞台にした挑戦的なVRローグライク。プレイヤーは弓矢を武器に、堕落した天使や悪魔が徘徊する幻想的な世界を進み、死ぬたびに強くなっていく永遠の戦いに身を投じる。
戦闘体験は圧倒的だ。弓矢の物理演算が完璧に再現され、実際のアーチェリーのように、引き具合や角度を調整しながら敵を狙い撃つ。特殊な矢を使えば、敵を凍らせたり、瞬間移動用の足場を作ったりすることもできる。この直感的な操作性が、アクションとしての爽快感を生み出している。
本作の真髄は、進むたびに変化する迷宮のデザインにある。天空に浮かぶ大聖堂や、廃墟となった修道院など、ゴシック建築の美しさと不気味さが見事に表現されている。プレイヤーは浮遊感のある移動で空間を自由に飛び回り、絶妙な距離感で敵を倒していく。
特筆すべきは、死んでも強くなれるシステムだ。各プレイで獲得する実績により、新しい能力やアイテムがアンロックされていく。これにより、失敗を重ねるたびにプレイヤーのスキルと装備が向上し、より深層へと進めるようになる。この成長システムが、何度も挑戦したくなる中毒性の高いゲーム性を生み出している。
受賞歴
- 2021 VR Awards - Best VR Game of the Year ノミネート
- 2020 Oculus Quest Game of the Year finalist
批評家点数: 76/100
良いレビュー
- 弓の挙動が本物のように感じられ、的に命中した時の爽快感が素晴らしい
- ステージの雰囲気作りが秀逸で、まるで天国と地獄の狭間を冒険している感覚
- 死ぬたびに変化する地形で、毎回新鮮な冒険が楽しめる
悪いレビュー
- 序盤の難易度が高く、慣れるまでに時間がかかる
- ローグライク要素が強いため、進行度がリセットされることに抵抗がある人もいる
- ストーリー性は薄め
多くのプレイヤーが弓矢アクションの完成度の高さを絶賛している。物理演算に基づいた弓の挙動は、VRならではの没入感を生み出している。一方で、高い難易度設定については賛否が分かれており、やりごたえを感じるという意見と、frustrationを感じるという意見の両方が見られる。全体として、アクション性とローグライク要素のバランスが良く取れているという評価が多い。
どのような人におすすめ?
- 弓矢を使ったアクションゲームが好きな人
- やり込み要素のあるゲームを求めている人
- 高難度のゲームに挑戦したい人
- ローグライク系のゲームが好きな人
最新VRゲーム関連ニュースまとめ
VRゲーム全体の最近の動きとしては、9月26日に5万円以下で買えるMeta Quest 3Sの発売が発表されたり、大型タイトルが続々とリリースされている。10月には「Batman: Arkham Shadow」(Quest 3専用)、「Arizona Sunshine Remake」(PSVR2/Quest/PC VR)、「Phasmophobia」(PSVR2)など、人気IPのVR化や期待の新作が登場。特にBatmanは、Arkhamシリーズの世界観をVRで完全再現した意欲作として注目を集めている。
プラットフォーム別の展開では、マルチプラットフォーム展開が主流となっている。「Alien: Rogue Incursion」(12月19日発売)や「Skydance's Behemoth」(12月5日発売)など、主要なVRプラットフォーム(Quest/PSVR2/PC VR)で同時リリースされる作品が増加している。
ジャンル面では、FPS、ホラー、パズル、リズムゲームなど多様化が進んでいる。特に協力プレイやソーシャル要素を取り入れたタイトルが増加傾向にあり、VRの特性を活かした新しい遊び方を提案する作品が目立っている。
最近リリースされた注目の新作VRゲーム
仮想現実技術の進化により、VRゲームの表現力は飛躍的に向上している。没入感の高い新作タイトルが次々と登場し、ゲーム体験の新たな世界を切り開いている。以下、注目の3タイトルを紹介する。
VRゲームを楽しむために必要な機材
VRゲームを始めるためには、まずVRゴーグルの選択が重要だ。現在、VRゴーグルは大きく4つのタイプに分類され、それぞれに特徴がる。単体で動作する「スタンドアローン型」、高性能な「PC接続型」、ゲーム機専用の「ゲーム機接続型」、手軽に始められる「スマホ装着型」などだ。
VRゴーグルの種類と特徴
タイプ | 特徴 | デメリット | こんな人におすすめ | 主なVRゴーグル | ゲーム購入場所 |
---|---|---|---|---|---|
スタンドアローン型 | PC不要の単体で動作し、ワイヤレスで自由に動ける。セットアップが簡単で5万円程度と比較的手頃な価格帯。 | バッテリー駆動時間が約3時間と短く、PC接続型と比べて処理性能が低い。ストレージ容量に制限があり、大容量の高品質ゲームには非対応。 | 手軽に本格的なVR体験を始めたい人。場所を選ばずVRを楽しみたい人。コストパフォーマンスを重視する人。VR初心者の方。 | Meta Quest 2/3, Pico Neo 3, VIVE Focus 3 | Meta Store:500以上のMeta Quest向けのゲームが豊富。 |
PC接続型 | PCと接続して使用する高性能タイプ。高品質な映像と没入感を実現。豊富なVRコンテンツに対応し、カスタマイズ性が高く、プロ用途に対応。 | 高性能PCが必要で初期コストが高額。配線が多く設置が複雑。使用場所が限定される。セットアップに専門知識が必要。 | 最高品質のVR体験を求める人。ゲーミングPCを所持している人。VRゲームを本格的に楽しみたい人。予算に余裕がある人。 | VALVE Index, HTC VIVE Pro 2, HP Reverb G2 | Steam:約5000以上のVRゲームが揃っており、PC接続型ヘッドセットに最適。 |
ゲーム機接続型 | ゲーム機専用の高品質VR体験が可能。セットアップが簡単で、ハプティックフィードバックなどの独自機能搭載。専用の高品質ゲームタイトルあり。 | 対応ゲームが限定的。ケーブル接続が必要。視野角の調整が難しい。PS5などの本体が別途必要。 | すでにゲーム機を持っている人。専用の高品質VRゲームを楽しみたい人。安定した性能を求める人。 | PlayStation VR/VR2 | PlayStation Store:300以上のPlayStation VR/VR2向けのゲームが充実。 |
スマホ装着型 | スマートフォンを装着して使用する最も手軽なタイプ。数百円から1万円程度と非常に安価。軽量で持ち運びが容易。セットアップが簡単で既存のスマホで利用可能。 | 映像コンテンツが中心で本格的なゲームは困難。スマートフォンの性能に依存。画質や没入感が低い。長時間使用で発熱の問題あり。 | VR体験を気軽に試してみたい人。予算を抑えたい人。主にVR動画を楽しみたい人。スマホでの体験で十分な人。 | Google Cardboard, エレコム VRゴーグル, サンワサプライ VRゴーグル |
PCの必須スペック
VRゲームを遊ぶ上でPC必須スペックは、VRゴーグルの種類とゲームの要求性能の両方によって変化する。
必須スペックは、VRゲームを基本的に動作させるための最低限の基準である。推奨スペックでは、より快適なプレイを実現できる。特に大規模なVRコンテンツや高画質でのプレイを考えるなら、これらのスペックが望ましい。ハイエンドスペックは、大規模なイベントや非常に高精細なグラフィックを伴うVRゲームをスムーズに楽しむために必要である。特にVRAMが多いGPUを選ぶことが重要である。
必須スペック | 推奨スペック | ハイエンドスペック |
---|---|---|
OS: Windows 10以上 CPU: Intel Core i5-4590またはAMD Ryzen5 1500X以上 GPU: NVIDIA GeForce GTX 1060またはAMD Radeon RX 590以上 メモリ: 8GB以上 |
OS: Windows 10以上 |
OS: Windows 10以上 GPU: NVIDIA GeForce RTX 4080以上 |
家庭用ゲーム機
現在、家庭用ゲーム機でVRゲームを遊べる機種は、PS4、PS5。PS4はPlayStation VR、PS5はPlayStation VR2のヘッドセットを購入することでVRゲームを遊ぶことができる。また、「PlayStation VR2」は、公式にサポートされている「PlayStation VR2 PCアダプター」をPCに接続することで、SteamVRのゲームもプレイ可能。
おすすめVRヘッドセット5選
VRゲームを始める際、どのVRヘッドセットを選ぶかは非常に重要である。性能や使い勝手、価格帯はさまざまで、初心者向けの手軽なモデルからハイエンド志向のデバイスまで多種多様な選択肢が存在する。ここからは、これからVRゲームを遊ぶにあたりおすすめのVRヘッドセットを5つ紹介し、それぞれの特徴を詳しく解説する。初めてのVR体験に最適な選択をしたい人、または本格的にVRを楽しみたいゲーマーに向けて、最適なデバイスを提案しよう。
1. Meta Quest 3(スタンドアローン型)
手軽に高品質なVR体験を楽しみたい初心者やカジュアルゲーマーにはコレ!
税込価格 |
128KB 74,800円(価格コム69,299円~) |
---|---|
発売日 | 2023年10月10日 |
タイプ | スタンドアロン型 / PC接続対応 |
ディスプレイ解像度 | 2064×2208ピクセル |
リフレッシュレート | 90Hz |
視野角(FOV) | 110度 |
重量 | 515g |
バッテリー持続時間 | 約2〜3時間 |
総合的に一番優れているVRヘッドセットが『Meta Quest 3』だ!価格とパフォーマンスのバランスが非常に優れたVRヘッドセットである。価格が約74,800円と、安くはないが高性能な体験を提供する。スタンドアロン型のため、PCやコンソールが不要で、簡単にセットアップできるのが最大の魅力である。Meta Quest 3は、VR体験に必要な操作性を直感的に実現しており、特にVR初心者にとって扱いやすいヘッドセットだ。装着感も軽量で、長時間使用しても快適にプレイできるよう設計されている。解像度は2064×2208ピクセルで、鮮やかでクリアな映像が楽しめ、リフレッシュレートは90Hzと滑らかで、視野角は110度と広く、没入感が高い。
『Meta Quest3』は内部センサーを搭載しており、外部センサー不要で高精度なトラッキングが可能。プレイ中の動きが正確に反映されるため、快適にゲームを楽しむことができる。コントローラーも手に馴染みやすく、耐久性が高い。特に、ゲームの操作がシンプルであるため、VRに慣れていないユーザーでもすぐに対応できる。スタンドアロン型としてもPC接続型としても使用できるため、さまざまな環境で柔軟に対応可能で、ユーザーからの評価も一番高く、迷ったら『Meta Quest3』で間違いない。
2. PICO 4(スタンドアローン型)
コストパフォーマンスを重視するユーザーや、軽量なヘッドセットを求める人にはコレ!
※2024年9月現在、『PICO4』が各ストアにて品切れ状態中。9/20に発売される新型『PICO 4 Ultra』税込89,800円のためか?
税込価格 | 128GB 49,000円(在庫なし) 256GB 59,400円(在庫なし) |
---|---|
発売日 | 2022年10月7日 |
タイプ | スタンドアロン型 / PC接続対応 |
ディスプレイ解像度 | 2160×2160ピクセル |
リフレッシュレート | 90Hz |
視野角(FOV) | 105度 |
重量 | 295g |
バッテリー持続時間 | 約2〜3時間 |
『PICO4』は、『MetaQuest3』のライバルとして登場したスタンドアロン型ヘッドセットである。価格は49,000円と手頃であり、コストパフォーマンスが非常に高い。セットアップもシンプルで、外部デバイスを必要とせずにすぐにプレイを開始できる。操作性は直感的であり、初心者でも簡単にVR体験を楽しむことができる。装着感も非常に軽く、長時間の使用でも疲れにくいデザインが採用されている。解像度は2160×2160ピクセルと、『MetaQuest3』よりやや高めで、よりシャープな映像を提供し、リフレッシュレートは90Hz、視野角は105度と広範囲をカバーしており、没入感が高い。
トラッキング精度についても、『PICO4』は内部センサーを採用しており、正確な動きの追跡が可能。コントローラーも操作性が良く、耐久性に優れている点がユーザーから評価されている。スタンドアロン型として十分な性能を持ちながら、PC接続型としても使用可能で、幅広いゲームに対応している。ユーザーのレビューでは、特に「軽量さ」と「解像度の高さ」が好評であり、手軽に高品質なVR体験を求めるユーザーに適している。
3. PICO 4 Ultra(スタンドアローン型)
高品質な映像体験を重視し、VR機器での酔いを心配する人や長時間装着でも快適さを求める人に!
税込価格 | 256GB 89,800円 |
---|---|
発売日 | 2024年9月31日 |
タイプ | スタンドアロン VR/MR ヘッドセット |
ディスプレイ解像度 | 2160×2160ピクセル |
リフレッシュレート | 90Hz |
視野角(FOV) | 105度 |
重量 | 580g |
バッテリー持続時間 | 約2〜4時間(遊び方による) |
『PICO 4 Ultra』は、最新のVR/MRヘッドセットで、特に高性能なPC VR環境を求めるユーザーに適している。Meta Quest 3と比較されることが多く、両者は同じSnapdragon XR2 Gen 2チップを搭載しているが、PICO 4 Ultraは12GBのRAMを持ち、より多くのアプリケーションを同時に動作させることが可能。
このデバイスは、2160×2160ピクセルの高解像度ディスプレイと90Hzのリフレッシュレートを備え、没入感のある映像体験を提供している。また、105度視野角と軽量設計により、長時間の使用でも快適。
価格は8万9800円(税込)であり、Meta Quest 3よりも若干高いが、その分メモリやストレージ容量が大きくなっている。特にMR機能が強化されており、32MPのデュアルカメラと深度センサーを搭載し、高精細なパススルー表示を可能にしている。
PICO 4 Ultraは、特にMR機能やマルチタスク性能で優れており、ゲームやエンターテインメントだけでなくビジネス用途にも適していると言えるだろう。価格帯からもQuest 3と直接競合する製品である。
『PICO 4 Ultra』は、普段VR機器を使用すると酔いやすい私にとって、驚くべき体験をもたらした。「Arizona Sunshine2」や「Blade & Sorcery」、「Red Matter2」といった没入感の高いゲームを長時間プレイしても、頭部への圧迫感が少なく、これまでのような吐き気を感じることはなかった。
映像品質は印象的で、特に「Red Matter2」では、PSVR 2のOLEDディスプレイに匹敵する鮮明さを体感できた。Quest 3と直接比較すると、画像の輪郭のギザギザが少なく、より滑らかな映像を楽しむことができた。高負荷のゲームでもフレームレートの低下が少なく、安定した動作を示したのは特筆すべき点である。ただし、音声面では物足りなさを感じた。新しいゲームを起動するたびに音量が下がっているのではないかと感じるほどで、Quest 3のスピーカーの方が明らかに優れていた。
コントローラーは長めの形状で、特に「Blade & Sorcery」での移動やターン操作が快適だった。しかし、照明が暗めの環境ではトラッキングの精度が著しく低下し、明るい部屋でも武器の角度が意図した通りにならないことがあった。
全体として、ゲームの体感としてはQuest 3よりもこちらの方が楽しめた。ただし、利用できるゲームの数は限られており、この点はMetaのプラットフォームに軍配が上がる。
4. Valve Index(PC接続型)
ハイエンドなVR体験を求めるコアゲーマーにオススメ!
税込価格 | ヘッドセット+コントローラ+ベースステーション165,980円 ヘッドセット+コントローラ125,000円 |
---|---|
タイプ | PC接続型 |
ディスプレイ解像度 | 1440×1600ピクセル |
リフレッシュレート | 144Hz |
視野角(FOV) | 130度 |
重量 | 809g |
バッテリー持続時間 | なし(PC接続型のためバッテリー不要) |
Valve Indexは、VRゲーマー向けに設計された高価格帯のPC接続型ヘッドセットである。価格は165,980円と高価であるが、その分性能が非常に高い。セットアップはPCに接続する必要があり、外部センサーを使用するため手間がかかるが、一度設定すれば非常に正確で快適なVR体験を提供する。解像度は1440×1600ピクセルと他のヘッドセットに比べるとやや低いが、リフレッシュレートが144Hzと高く、動きの滑らかさが非常に優れており、視野角も130度と広く、没入感が極めて高い。
Valve Indexは、外部センサーを利用しているため、トラッキング精度が非常に高く、複雑な動きにも対応できる。コントローラーも「Knuckles」と呼ばれ、個別の指の動きを認識できるため、よりリアルな操作が可能。耐久性にも優れ、長期的に使用できる。PC接続型のみの仕様であるため、ハイエンドのゲーミングPCが必要であるが、『Half-Life: Alyx』などの本格的なVRゲームをプレイする人には価格に見合う価値がある。
5. PlayStation VR2 (ゲーム機接続型)
PS5を持っていてVRゲームを楽しみたいユーザー !
2024年8月7日からPCアダプターの購入が必要だがPCにも接続してSteamVRのゲームもプレイ可能に!
税込価格 | 89,980円(価格コム63,880円~) |
---|---|
発売日 | 2023年 2月22日 |
タイプ | PlayStation5 またはPC(PSVR2 PCアダプターが必要) |
ディスプレイ解像度 | 2000×2040ピクセル |
リフレッシュレート | 120Hz |
視野角(FOV) | 110度 |
重量 | 560g |
バッテリー持続時間 | なし(PS5接続型のためバッテリー不要) |
PlayStation VR2は、PlayStation 5と連携するミドルレンジ価格帯のヘッドセット。価格は89,980円で、PS5を所有しているユーザーに最適な選択肢である。セットアップは簡単で、PS5に接続するだけで使用可能。特にゲームに最適化された直感的な操作性が特徴で、初心者でもすぐに使いこなせる。解像度は2000×2040ピクセルで、鮮明な映像を提供し、リフレッシュレートは120Hzで滑らかな動きを実現。視野角も110度と十分広い。
内部センサーを使用したトラッキングシステムが搭載されており、正確な動きの追跡が可能。コントローラーの質も高く、特にPS5専用ゲームとの連携で優れた操作性を発揮する。ユーザーからは「セットアップの簡単さ」や「映像の美しさ」に高評価が寄せられており、特にPlayStation専用タイトルをプレイしたいユーザーには非常におすすめである。
- 「PlayStation VR2」は、公式にサポートされている「PlayStation VR2 PCアダプター」をPCに接続することで、SteamVRのゲームもプレイ可能。
購入前に試したい!VRゲームの体験施設やレンタルサービス
VR技術の進化により、ゲーム体験はますます没入感を増している。しかし、高価なVR機器を購入する前に、その魅力を確かめたい人も多いだろう。そんな人々のために、VRゲームを気軽に体験できる施設やレンタルサービスが増えている。
VR専門のアミューズメント施設
大都市を中心に、VR専門のアミューズメント施設が続々とオープンしている。これらの施設では、最新のVR機器を使用して、多彩なゲームを楽しむことができる。一人で没頭するもよし、友人とワイワイ盛り上がるのもよし。料金も手頃で、気軽に立ち寄れるのが魅力だ。
施設名 | 場所 | 特徴 | 料金体系 |
---|---|---|---|
namco TOKYO | 東京都新宿区歌舞伎町1丁目29-1 東急歌舞伎町タワー | アミューズメント施設で、ゲームやガシャポン、音楽を楽しめる。キャッシュレス決済推奨。 | 入場無料 |
Reality.Edge.VR | 東京都千代田区神田多町2-2-9 マガザン神田Ⅲ3F | VR脱出ゲーム専門店で、チームで協力して謎を解く体験ができる。 | 3,950円~ |
TYFFONIUM お台場 | 東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ5F | VRとARを融合したアトラクションが楽しめる。ホラーやファンタジーなど多彩なテーマがある。 | アトラクションごとに異なる |
RED°TOKYO TOWER | 東京都港区芝公園4-2-8 東京タワーフットタウン内 | 日本最大級のデジタルアミューズメントパーク。VRライドやAR体験が充実している。 | 一般 2,500円〜4,700円(価格変動制) |
VR機器のレンタルサービス
自宅でVR体験を楽しみたい人向けに、VR機器のレンタルサービスも登場している。数日から数週間単位で借りられるので、じっくりと機器の性能や操作性を確かめられる。購入前の試用期間として最適だ。但し、どこも人気VRゴーグルは品薄状況なので頑張って探す必要がある。
サービス名 | 特徴 | 料金例 | 在庫状況 |
---|---|---|---|
アストネス | 多種多様なVR機器を保有し、イベントや用途に合わせた柔軟なレンタルが可能。 | PICO4(128GB): 3泊4日5980円 |
品薄 |
PuPuRuVR | 国内外の携帯電話やWiFiルーターを豊富に取り揃え、特許取得済みの携帯レンタルサービス。 | Meta Quest2: 6泊7日9000円 |
問い合わせが必要 |
kikito | VRゴーグルなどのガジェットを安価でレンタル可能。全国対応で送料無料。 | PICO4(128GB): 1か月2800円 |
品薄 |
ゲオあれこれレンタル | 家電やガジェット、旅行用品など幅広い商品を全国どこでもレンタル可能。 | PICO4(256GB): 7泊8日6280円 |
品薄 |
VRゲームを始める前の注意点
スペースの確保:VRの世界に飛び込む前に、安全性と快適性を確保することが重要だ。 まずはスペースの確保から始めよう。VRゲームには広い空間が必要となる。動きを必要としないコンテンツで座ってプレイする場合は、1×1mのスペースで十分だが、身体を動かすコンテンツの場合、両腕を自由に動かせるスペースが必要になるので2×2m以上の広さが推奨される。これにより、自由に動き回れるだけでなく、事故のリスクも大幅に減らせる。
VR酔い対策:VR酔いは多くの人が経験する問題だが、対策は可能だ。まずは短時間のプレイから始め、徐々に時間を延ばしていくことをおすすめする。 また、部屋の温度を適度に保ち、水分補給を忘れないようにしよう。気分が悪くなったら、すぐにプレイを中止し休憩を取ることが大切だ。これらの注意点を押さえれば、VRゲームをより安全に、そして楽しく体験できるはずだ!
VRゲームの素晴らしき世界へようこそ
私がVRゲームの魅力に気づいたのは、初めてヘッドセットを装着した瞬間である。まるで異世界に足を踏み入れたかのような感覚に、思わず息を呑んだ。それは、従来のゲーム体験とは全く異なる、新しいエンターテインメントとの出会いだった。
あなたに合った体験がきっと見つかる
現在のVRゲームは、リズムゲームから本格的なRPG、スポーツ、ホラーまで、実に多彩なジャンルが揃っている。『Beat Saber』で音楽と一体になって汗を流し、『Half-Life: Alyx』で壮大な冒険を楽しむ。そんな様々な体験が、あなたを待っている。
特に印象的だったのは、没入感の深さと体験の豊かさである。『Gran Turismo 7』ではレーシングカーのコックピットに実際に座っているような緊張感を味わい、『The Walking Dead: Saints & Sinners』では、物理演算による精密な武器操作に心を奪われた。
友人との協力プレイも、VRならではの魅力である。『Keep Talking and Nobody Explodes』では、まるで同じ空間で爆弾解除に挑戦しているかのような一体感を味わえる。この感覚は、従来のオンラインゲームでは決して得られなかったものだ。
この記事で紹介した30のゲームは、私自身が体験して厳選したものである。VRゲームに興味はあるが、何から始めればよいか迷っている人の最初の一歩として、きっと役立つはずである。