【ゾンビゲーム】スリル満点の戦いを楽しめるおすすめ最新&傑作ゾンビゲーム10選!

ZOOM編集部

今回の特集では、世界的に熱狂的なファンを持つ「ゾンビゲーム」から厳選したおすすめの傑作と最新作を一挙10種類ご紹介。スリルと興奮、そして恐怖とドキドキ感を味わえる作品群から「自分好みのゾンビゲーム」を発見してみよう。どれもユーザー評価が高い、あるいは注目度が高いタイトルばかりだぞ。

知っておきたいゾンビの基礎知識

「ゾンビ」とは、何らかの要因によって蘇った死者を指す言葉で、「アンデッド」と呼ばれることも多い。この言葉を最初に生み出したのは1813年生まれのロマン派詩人ロバート・サウジーと言われており、ゾンビ(死者が蘇ること)の概念はブードゥー教の信仰思想に基づいている、とされるのが一般的な解釈だ。

現在見られるゾンビの印象を最初に決定づけたのは、1968年に製作されたジョージ A.ロメロ監督の映画『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』で、死者が蘇って人間を襲うという構図が定着した。厳密に言えばこの映画内で「ゾンビ」という言葉は出てこないが、後にファンによってゾンビ映画の元祖と呼ばれている。

人気のゾンビゲーム▲絶望的な黙示録世界を舞台とすることが多いゾンビゲーム。その起源はかなり古い。

マイケル・ジャクソンのヒット曲「スリラー」のMV内でもゾンビが登場しており、特に80年代には様々なゾンビ映画が製作され、ゾンビは世界的な知名度を獲得するに至る。ゲーム業界においては、70年代のTRPG時代からゾンビが登場しているほか、80年代にはTVゲームの敵キャラとしてゾンビを用いる作品も増えた。

90年代以降にゾンビをモチーフとしたゲームの成功例として海外でも広く認識されているタイトルは、カプコンの『バイオハザード』とセガの『ハウス・オブ・ザ・デッド』。ゾンビの発祥は海外であるにも関わらず、日本の企業が生み出したタイトルがゾンビゲームの牽引役となっていった点は非常に興味深い。

ゾンビゲームの火付け役『バイオハザード』シリーズ▲『バイオハザード』シリーズは、現在リメイク版が次々と世界的なヒットを記録している。

起源などには詳しくなくても、現在「ゾンビとは何か」と言われれば、ほぼ全ての人が似たようなイメージを想像できるところまでその概念は定着しており、カルチャーの一部として立派に成立している。映像やゲームなどの娯楽作品を通じて爆発的に広まったゾンビは、ある意味で親しみのあるポピュラーな存在と言えるだろう。

ゲーム業界には継続的にゾンビゲームが生まれており、スリリングなバトルと恐怖感を味わいたいユーザーから高い人気を獲得し続けている。一定のファン層を持つためにマーケット的にも扱いやすく、今後もゾンビゲームのジャンルが廃れることはないはず。それではゾクゾクするタイトルの数々を早速見ていこう。

おすすめの最新&傑作ゾンビゲーム10選

1.『Dead Island 2 (デッド・アイランド2)』

2023/4/21からEpic Gamesストアで正式配信されているDeep SilverのPCゲームで、致命的なウイルスが蔓延したロサンゼルスを舞台に、免疫を持つ生存者として壮絶なゾンビバトルの世界を体験していくアクションRPG。前作から約12年の歳月を経て誕生したゾンビゲームファン必見のおすすめタイトルだ。

『グランド・セフト・オート V』の舞台としても有名なロサンゼルスが高度なグラフィックで再現されている本作では、地域の住民が恐るべきゾンビへと変貌を遂げており、多彩な種類の敵キャラクターがプレイヤー目掛けて襲いかかってくる。ファーストパーソンビューで最新ゲームらしいプレイ体験を味わえるぞ。

最新ゾンビゲーム『Dead Islands 2』ロサンゼルスが舞台の『Dead Islands 2』▲長年の製作頓挫を経てついに正式配信。発売から僅か3日で100万本を売り上げた。

本作は2014年からその存在を知られていたタイトルだが、2015年には開発委託契約が解消されるなど、一時期完全に暗礁に乗り上げており、続編登場は絶望的という見方も多くなっていた。最終的には3回の開発元変更が起こり、ようやくファンの前に登場したという労作だ。待った甲斐がある面白さ満点の作品だぞ。

様々な攻撃方法によってゾンビの身体ダメージが細かく変化していく点が作品の大きな特徴で、ゴア表現の新たな高みに達している点が魅力。あまりの残虐表現によってXbox/PS国内版の正式発売は見送られており、CS機ユーザーは海外版を購入するしかない。ただし日本語字幕は収録されているので安心だ。

なお、ゲームには最大3人のユーザーが一緒にプレイできるCO-OPストーリーモードが用意されているが、PSとXboxのクロスジェネレーションプレイ(異なる世代のハード同士で遊ぶこと)には対応しているものの、異なるプラットフォームのプレイヤーが一緒に遊ぶクロスプラットフォームには非対応となっている。

2.『The Last Stand: Aftermath (ザ・ラストスタンド:アフターマス)』

2021/11/16から正式配信されているArmor Games Inc.のPC/Xbox/PSゲームで、ゾンビが蠢くポストアポカリプス世界を舞台に、ウイルスに感染してしまった主人公として逞しく生き延びていくローグライトなゾンビサバイバルゲーム。緻密なグラフィックで再現された見下ろし型のプレイ画面が特徴の作品だ。

『The Last Stand: Union City』と『Dead Zone』で知られるクリエイターの最新作として大きな話題を呼んだ本作は、2022年に日本語インターフェースが追加されており、「感染によって生存者コミュニティーから離れた人間」として行動していく重たいテーマを没入感満点に体験できる。ユーザー評価も非常に高いぞ。

ゾンビゲーム『The Last Stand: Aftermath (ザ・ラストスタンド:アフターマス)』人気作『The Last Stand: Aftermath (ザ・ラストスタンド:アフターマス)』▲シリーズ第5作目。キックスターターで6万ドル以上の出資を募って開発が進められた経緯を持つ。

ハッピーエンドは存在せず、操作するキャラクターはいずれ死亡する運命にあるが、その場合には次の生存者へとキャラがスイッチし、再び探索とバトルを再開できるというローグライクなシステムを持つ。諸行無常な世界観が際立つ必見のタイトルで、ゾンビゲームの中でも特殊な立ち位置にあるゲームと言えるだろう。

感染によってプレイアブルキャラクターの身体が変異すると、想定外の「新しい能力」を身に付けられるというアビリティーシステムがあり、上手く使いこなせば生存率も大幅にアップ。危険なゾンビたちとの戦いを行いつつ、生存者たちの命をつなぐための貴重な資源やアイテムを求めて探索を繰り広げていこう。

ちなみにSteamストアでは、本作を無料で体験できる「デモバージョン」も配信されているので、気になる人はこちらを先にプレイして感触を確かめるのもアリ。Steam版の販売価格は2800円で、汎用コントローラーでの操作もフルサポートされている。死を覚悟しながらプレイを進める体験は、かなり独特だぞ。

3.『No One Survived』

2023/1/14からSteamで早期アクセス版が配信されているCat Play Studioの購入型PCゲームで、ゾンビが徘徊しているオープンワールドマップに降り立って、資源採取とクラフト・バトル要素で生存を目指していくおすすめの新作。サバイバルゲームとゾンビゲームが好きな人にはバッチリハマる必見タイトルだ。

作品は次世代型の3DCGツール「Unreal Engine 5」で開発されており、リアリティー満点のグラフィックを楽しめる。季節変化も発生するオープンワールドで、100種類以上の武器とクラフトで生み出せる400種類以上のアイテムを駆使しながら生存を目指し、次世代ゲームエンジンが生み出す圧巻の描写を体感しよう。

ゾンビゲーム『No One Survived』クラフト要素を持つ『No One Survived』▲プレイヤー同士で協力しながら生き延びていくオンラインマルチプレイモードにも対応。

プレイ視点はサードパーソンビュー。ソロとオンラインマルチプレイのモードが分かれている点が特徴で、1人でじっくりとプレイを進めることも、フレンドや世界のユーザーと一緒になって世界を体験することも可能なため、プレイアビリティーは非常に高い。最初にキャラクターカスタマイズで主人公を生み出せるぞ。

ゲームを開発しているのは、本作がデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Cat Play Studio」。現在は2024年に予定されている正式バージョンの配信を目指して鋭意開発を継続している。公式Twitterアカウントと公式YouTubeチャンネル、公式Discordサーバーを持っているので、フォローしておこう。

様々な分野に分かれるスキルツリーを進化させながら主人公を育成できる点が魅力で、探索を続けながら有益な資源を発見しつつ、膨大なアイテムを生み出せるクラフトで身の回りを整えていくプレイも体験できるため、遊び甲斐は満点。水道や発電システムにもアクセスできるようになるので、面白さは満点だ。

4.『Dying Light 2 Stay Human』

2022/2/4から正式配信されているTechlandのPC/Xbox/PS/Nintendo Switchゲームで、ウィルスによるパンデミックで人類の大半が死滅した世界を舞台に生存と戦いを続けるアクションRPGタイトルの第2弾。最新ゲームらしいリアルなグラフィックとディストピアな世界観がユーザーから高評価を獲得した人気タイトルだ。

ゾンビシューターの中に「パルクール」のアクション要素を取り入れたことで、斬新かつ大胆なアクションバトルを楽しめる点は前作と同様。丹念に作り込まれたオープンワールドをスピーディーに移動しながらゾンビバトルにチャレンジできる必見品で、前作でファンになった人はハマること間違いなしだぞ。

ゾンビゲーム『Dying Light 2 Stay Human』▲パルクールアクションと多彩な武器でバトルを進めていくアクションRPGの続編。

プレイヤーは、ウイルス感染による変異を逃れた人類最後の砦「シティー」にやって来た主人公の「エイデン」として、主要な三大勢力やと多彩なNPCとの出会いを通じながらストーリーを進めていくことになる。プレイ中に下した決断でエンディングが変化する「マルチエンディング方式」が作品の大きな特徴だ。

プレイ視点は前作と同じ没入感満点の一人称視点 (FPS)を採用。リアルさを増した最新鋭のグラフィックで痛快なアクションバトルを楽しめるようになっている。オープンワールド探索と主人公エイデンの成長要素、そして様々な効果を生み出す武器のカスタマイズで、過酷なポストアポカリプス世界を生き延びよう。

2023/4/21には、ゲームのゴア表現を強化する大型アップデート「Gut Feeling」が実装されており、切断性の向上に加え、新たな表現の追加、敵が倒れる際に自然な力と重さで周囲を押し倒す「ドミノ倒しラグドール物理」の導入などが行われている。『Dead Islands 2』への対抗意識が窺えるアップデートだ。

5.『The Walking Dead: Saints & Sinners - Chapter 2: Retribution』

2023/3/22から正式配信されているSkydance InteractiveのVRゲームで、ゾンビをフィーチャーした海外の人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の世界観を持つアクションサバイバルゲームタイトル。前作『The Walking Dead: Saints & Sinners』に実装されていた機能がアップグレードされている点が特徴だ。

仮想現実世界でゾンビの群れと戦うというファン必見のシチュエーションが光る本作では、様々な派閥やNPCからミッションを引き受け、危険を承知で戦利品の獲得を目指していくスリリングなプレイが展開。バトルスタイルの選択肢が幅広く、多彩な方法でアンデッドたちに立ち向かえる点が大きなポイントとなっている。

ゾンビゲーム『The Walking Dead: Saints & Sinners - Chapter 2: Retribution』VR専用タイトル『The Walking Dead: Saints & Sinners - Chapter 2: Retribution』▲VRゲームらしい没入感の高さが際立つおすすめのゾンビゲームだ。

凶悪な殺人鬼「アックスマン」が登場してくるなど、敵キャラ(勢力)も順当にパワーアップ。敵がゾンビだけとは限らない濃密な世界観が魅力のタイトルで、創意工夫しながら武器を作成しつつ、さらなる脅威へと備えていくプレイも大いに捗るはず。人気海外ドラマの安定した世界観を軸に据えたプレイを大いに楽しもう。

推奨されるグラフィックボードは「RTX 2080」以上で、VRゲームだけに要求スペックはそれなりに高い。インストールサイズも60GB以上要求されるため、普段ストレージが逼迫気味な人は、事前に空き容量を増やしておくと良いだろう。ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートし、遊びやすいぞ。

6.『7 Days to Die』

2013/12/14からSteamで「早期アクセス版」が配信されているThe Fun Pimps Entertainment LLCのPCゲームで、元祖ゾンビサバイバル型サンドボックスRPGとして高い人気を獲得しているおすすめのタイトル。Steamストアでの評価も非常に好評で、これまでに世界で1400万本以上のセールスを達成している。

アンデッドが跋扈している残酷で容赦のない荒廃したオープンワールドを舞台に、FPS、サバイバルホラー、タワーディフェンス、ロールプレイングゲームをユニークに組み合わせたシステムを体験できる本作では、クラフト、略奪、採鉱、探索やキャラクターの進化を楽しめる。長時間じっくり取り組める点が特徴だ。

ゾンビゲーム『7 Days to Die』人気作『7 Days to Die』▲登場から10年近く経過した現在も「早期アクセス版」のままだが、絶大な人気を集めている。

本作は2013年にキックスターターで出資を募って開発がスタートした作品で、正式バージョンの配信については現時点で決定していない。汎用コントローラーと日本語インターフェースがサポートされ、海外ゲームが苦手な人でも安心してプレイできる点が魅力となっており、システム要件も低いので、幅広い人におすすめだ。

登場するゾンビの種類は60以上。武器、衣服、防具、道具、乗り物などを作成および修理できるクラフトレシピは500種類以上あり、トラップ、電力、自動タレット、自動ドア、ガジェットを含む究極の砦も設計できる。クエストを受注できるロケーションの数も550以上と膨大で、マップはランダム生成されるぞ。

そのクラフトシステムから『マインクラフト』を引き合いに出されることが多い本作は、サンドボックスゲームとオープンワールド要素が好きな人にバッチリハマるゾンビゲームと言える。植物栽培システムや動物の狩りなども体験できるので、プレイヤーの生活スタイルにも幅が出て面白い。文句なしの傑作だ。

7.『Zombie Army 4: Dead War』

2021/2/19からSteamで正式配信されているRebellionの購入型PCゲームで、ヒトラー率いるナチスのゾンビ軍団を相手に爽快感満点のシューティングバトルを楽しめるアクションTPS。人気スナイパーゲーム『Sniper Elite』シリーズのスピンオフとしてリリースされている『Sniper Elite Nazi Zombie』シリーズの最新作だ。

ゲームの舞台は第二次世界大戦末期。敗北濃厚なナチスの総統アドルフ・ヒトラーが、とあるオカルト技術を駆使してアンデットの軍隊を生み出すという破天荒なプロットが描かれる。最大4名のプレイヤーが協力しながら戦えるオンラインマルチプレイが魅力で、痛快なCO-OPで遊べるゾンビゲームを求める人におすすめだぞ。

ゾンビゲーム『Zombie Army 4: Dead War』人気作のスピンオフ作品『Zombie Army 4: Dead War』▲ゾンビとナチスという凶悪な組み合わせの敵キャラクターが迫ってくるアクションTPSだ。

作品の軸「キャンペーンモード」では、ヨーロッパ全域まで拡大したゾンビ軍団の侵攻を防ぐべく、多彩なロケーションでバトルが勃発。容赦ない四肢損壊表現とダイナミックなアクションバトルが特徴で、ド派手な武器類の数々で多種多様なゾンビたちを殲滅していく痛快なゲームプレイを存分に味わえるようになっている。

ゲームはデフォルトで日本語インターフェースと字幕に対応。また汎用コントローラーでの操作もフルサポートされており、参入の敷居はかなり低い。CS機版と同じ感覚で操作しながら、ポストアポカリプスの世界観に満ちた1946年のヨーロッパを舞台に、ゾンビ兵士の群れをガンガン撃ち倒していくプレイを満喫しよう。

ゾンビサバイバル寄りの怖さはなく、相手を破壊し尽くす爽快感が上回るゲームプレイが本作の信条。リアルな描写でユーザーを驚かせた『Sniper Elite』シリーズ直系のX線キルカムも素晴らしく、撃ち倒したゾンビを踏み潰すなど徹底した暴力描写も発生し、ストレス解消にもうってつけなタイトルと言えるだろう。

8.『BIOHAZARD RE:2 (バイオハザード Re:2)』

2019/1/25から正式配信されているカプコンのPC/PS/Xboxゲームで、過去のバイオハザードシリーズ作品を最新のゲームエンジンで蘇らせる「RE」シリーズの第1弾。最新ゲームらしい高精細な描写でラクーンシティを襲った生物災害の悲劇を描く本作は、全世界売上数1120万本以上という驚異的な記録を達成した。

フォトリアルな描写と人間味を増したキャラクターの動作が特徴。ゾンビたちの動きに関しても不気味さが増しており、終始緊張感が緩むことがない。なお、PCバージョンはグラフィックメモリを多用するため、ハイスペックなグラフィックボードを搭載したゲーミングPCほど本領を発揮しやすいぞ。

ゾンビゲーム『BIOHAZARD RE:2 (バイオハザード Re:2)』リメイク作『BIOHAZARD RE:2 (バイオハザード Re:2)』▲ファンからリメイクの要望が最も多かったゾンビサバイバルゲーム。リメイク版も名作だ。

初期バイオシリーズでおなじみの謎解きアクションも健在。レオン編とクレア編に1stシナリオと2ndシナリオが存在し、原作では表裏の2タイプだったシナリオが倍増。ストーリーの根幹については原作を尊重しつつも、主役2名以外の登場人物が異なる結末を辿るなど、新規に再構築された世界観が面白い。

なお、本作には暴力表現がより激しい「Z Version」が存在するので、対象年齢を満たしているユーザーはこちらのバージョンを選択するのもアリ。生まれ変わったグラフィックと音響効果、そしてゲームシステムでかつての名作ゾンビゲームをプレイできるおすすめのタイトルで、長時間夢中になれること請け合いだ。

9.『World War Z』

2021/9/21から正式配信されているSaber Interactive IncのPC/Xbox/PSゲームタイトルで、2000万人以上がプレイした人気のゾンビゲーム。ブラッド・ピットが主演したことで知られる同名ゾンビ映画およびその原作小説を元に開発された作品で、拡張パックの「Aftermath」を導入すると、ゲームの面白さがさらにアップする。

「Aftermath」を導入することで4K60fpsへの対応と一人称視点の追加が行われ、PS5とXbox Series X/S版は次世代コンソール機の性能を遺憾なく発揮できる。ファーストパーソンビューで没入感満点にプレイできるようになるので、三人称視点と一人称視点を自在に切り替えながら、ゾンビ退治の世界を遊び尽くそう。

ゾンビゲーム『World War Z』DLCで面白さが増す『World War Z』▲2023/4/27には待望のPS5日本語版が登場。「Aftermath」は最初から導入済みだ。

拡張版は追加ロケーションも魅力で、従来作のマップ「ニューヨーク」「エルサレム」「東京」「マルセイユ」に加え、新たに「モスクワ」「カムチャッカ」「ローマ」が追加されるので、多彩なロケーションでゾンビ軍団との戦いを楽しめる。クロスプラットフォームプレイへの対応もあるため、マルチも捗るはずだ。

4名の人間が協力プレイで生存を目指す世界観を持つ本作では、ソロプレイ時に残りの人間キャラをAIが担当し、オンラインではプレイヤー同士のCO-OPを体験できる。PS4からPS5、Xbox OneからXbox Series X/Sへの機種世代交代期を踏まえてリニューアルが施されたタイトルで、DLCでその本領を発揮するぞ。

10.『Left 4 Dead 2』

2009/11/17からSteamで正式配信されているValveのPCゲームで、2008年にCO-OPゲーム1位を獲得した『Left 4 Dead』待望の続編。アメリカ最南部の都市や沼地、墓地を舞台に、4名の生存者たちが協力しながら生存を目指してマップを駆け抜けていくキャンペーンモードがメインコンテンツとなっている。

作品の開発は『Half-Life』『Portal』『Team Fortress』『Counter-Strike』を手掛けた主要メンバーが担当しており、配信開始から現在に至るまで、多くのゾンビゲームファンを熱狂させ続けている傑作。Steamストアでのユーザー評価数は実に53万件を超えており、世代を超えて愛されているタイトルと言えるだろう。

ゾンビゲーム『Left 4 Dead 2』傑作ゲーム『Left 4 Dead 2』▲4名CO-OP型のゾンビゲームとして高い地位を獲得しているアクションゲームの傑作だ。

日本語環境と汎用コントローラーでの操作がフルサポートされ、さらにValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも完璧な互換性を持つ本作は、Steamユーザーであれば一度は体験して欲しいゾンビゲーム。10種類以上の近接武器を含む20個以上の武器類を扱いながら、ゾンビの群れに立ち向かっていくプレイを大いに堪能できるぞ。

配信日が古い作品のため、プレイを躊躇する人がいるかもしれないが、ゲームは定期的なアップデートによって作品世界を維持しており、その精度を高め続けている。一過性のタイトルではなく、14年近くもゾンビゲームの金字塔として君臨し続けている点が素晴らしく、後発に与えた影響は非常に大きい。