
【PC/Switch/Xbox/PS対応】最新ゲームコントローラーおすすめモデル5選!

コントローラーを華麗に操ってゲームを遊び尽くそう!本特集では、PC/Nintendo Switch/Xbox/PS向けにそれぞれ販売されているコントローラーの中から、カッコ良いデザインを持つ編集部おすすめの最新製品を5モデルご紹介。これまで使っていたコントローラーの買い替えや、新規購入などの参考にしてほしい。
最新ゲームコントローラーのおすすめモデル5選
1.Xboxワイヤレスコントローラー
Xboxユーザーには鉄板のコントローラーであると共に、PCゲーマーからも厚い信頼を寄せられているコントローラー。Xbox One向けのモデルと比較して、各パーツに滑り止め効果を発揮する部品を設けている点が特徴で、アナログスティックとトリガーに施されたテクスチャー加工は最高の操作性を実現する。
対応するのはXbox Series X|S、Xbox One、Windows、Android、iOSの5種類。Bluetoothの無線接続とUSB-Cの有線接続に両対応し、プレイヤーの好きな接続方式でプレイできる。Microsoftストアでは4時間でフル充電可能なバッテリーとUSB-Cケーブルのセットも別売されているので、好みで追加購入しよう。
▲ちなみにコントローラーのバッテリーは、単3電池2本の利用もOKだ。
Xboxワイヤレスコントローラーの色は「ブラックのみ」というのが一般的なイメージになっているが、本製品には多彩なカラーバリエーションが存在している。ケースの色も豊富な自作PCで利用する場合、自分が持っているPC全体の色に合わせて選ぶこともできるため、トータルコーディネートも大いに捗るはずだ。
2023年5月現在のカラーバリエーションは「カーボンブラック」「ロボットホワイト」「ショックブルー」「パルスレッド」「エレクトリックボルト」「ディープピンク」「ベロシティーグリーン」の7色。販売時期によってカラーバリエーションは変化する場合があるので、好きな色は早めにゲットしておこう。
▲カラフルなカラーバリエーションを持つXboxワイヤレスコントローラー。
ちなみに「エレクトリックボルト」は、2021年に発売されたものは型番がQAU-00025で、2023年に発売されたものは型番がQAU-00023となっているが、性能面で明らかな違いは存在せず、製造プロセスの違いや細かいパーツ構造部分のマイナーチェンジに留まっていると推測される。あまり深く考えることはないだろう。
前モデルXbox Oneコントローラーとの違い
前モデルとの決定的な違いは、前述の滑り止め加工と「シェアボタン」の追加、そして十字キーデザインの変更という3項目。全体的なイメージとして両モデルはかなり似通っているが、これは基本的な設計思想が前モデルでもかなり突き詰められていたことを示唆している。最新モデルは使い心地を進化させた格好だ。
筆者はXbox Series X|S向けに出ていた本モデルと、前世代Xbox One向けのコントローラーを両方所有しているが、最新モデルは両手で握るグリップ部分の形状がマットな質感に変わり、滑り止めのテクスチャー加工が施されたことで、Xbox Oneモデルで感じたベタつきや不快感がなくなっている点を評価している。
▲プレイ中に指が滑る確率を大幅に軽減してくれるテクスチャー加工。
プレイヤーの個性や好みを反映できるカラーバリエーションの豊富さも良く、家族でゲームを遊ぶことが多い場合、個人専用のモデルを一目で識別できるので、「勝手にコントローラーを使われた」という争いも起こらなくて済むかもしれない。カラーリングが変わるだけで気分的にも大きく変化するので楽しいぞ。
Microsoft公式ストアでの販売価格は、税込み7678円。PCで利用するためのコントローラーの中には、本製品の半額以下で購入できる製品も存在するが、XboxとPCで利用する際の相性と安心感で本製品に勝るものはない。値段以上の満足感を得られるおすすめのコントローラーで、手に入れればきっと気に入るはずだ。
2.Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2
2022年9月に発表されたXbox Eliteワイヤレスコントローラーの最新モデル。2015年に発売され、ゲーマーから高評価を獲得したXbox Eliteワイヤレスコントローラーの設計思想を受け継いでいる製品だ。交換可能な部品を複数有するモデル(ブラックのみ)と、本体と最小限のパーツのみ(全3色)の2製品が展開しているぞ。
基本的な形状とボタン配置に関しては無印のXbox Oneコントローラーと同じだが、「Elite (エリート)」の名前を冠する本製品の特徴は「優れたパフォーマンス」「カスタマイズ性」「耐久性」の3項目で、プロゲーマー仕様の製品に仕上がっている。頑丈で長持ち、そして優れた精度を実現してくれる必見のモデルだ。
▲オプションパーツ数が少ない「Core(コア)」には、カッコ良さ満点のホワイトモデルがある。
対応するのは、Xboxワイヤレスコントローラーと同じくXbox Series X|S、Xbox One、Windows、Android、iOSの5種類。Bluetoothの無線接続とUSB-Cの有線接続に両対応し、プレイヤーの好きな接続方式でプレイできる点も同じだ。PSとSwitchでは遊べないが、選択肢の幅は広く、使い勝手は非常に良い。
エリートらしい設計思想で抜群の操作性を実現
テンション調整可能なサムスティックは、エイミング時にその性能を遺憾なく発揮し、ストロークをさらに浅くできるヘアトリガーロックですばやく攻撃することも可能。ラバー加工が施されたグリップが最大級の滑り防止効果を実現するため、素早い入力操作を要求されるゲームでその真価を発揮してくれる。
Xboxアクセサリーアプリの専用ボタンマッピングオプションを利用すれば、最大で3種類のカスタム・プロファイルと 1種類の既定プロファイルをコントローラーに保存することができ、プロファイルボタンを使うとこれらの切り替えを瞬時に実行できるようになっている。ゲーマー魂に響く設計思想が見事だ。
▲オプションパーツ数が多彩なブラックモデルの外見も最高にカッコ良い。
充電式バッテリーの寿命は最大40時間。この部分に関してはXbox Oneコントローラーと同じなので、本製品だからバッテリーが長持ちする、ということはない。価格帯がXbox Oneコントローラーの倍以上するのは、製品を構成している部品が異なるためで、ゲームにどれだけ熱を注げるかが購入のポイントになる。
交換可能なサムスティックとパドル、そして充電ドックやバッテリー、USB-Cケーブル、キャリングケースなどが付属するXbox Elite ワイヤレス コントローラーシリーズ2の販売価格は、税込みで21,428円。本体と最小部品のモデル「コア」は、ホワイト・ブルー・レッドの3色展開で、販売価格は税込み15,378円だ。
▲同梱されている部品やパーツの違いが分かる一覧表。欲しいモデルを選ぼう。
Xbox Elite ワイヤレスコントローラーは、その高価な販売価格にも関わらずユーザー人気が非常に高く、出回った当初は各地で品切れが相次ぎ、筆者もついに手に入れることができなかった。現在展開中のシリーズ2は在庫が比較的潤沢なので、現在使用しているコントローラーがヘタったら買い替えを行おうと考えている。
ワンランク上のプレイ体験を求めている人や、最上級のコントローラーが欲しいと思っている人には断然おすすめのモデルで、Xboxワイヤレスコントローラーのネックだった「耐久性」を克服している点は大きい。初期投資で大きな出費となるが、それ以上のリターンをもたらしてくれる製品と言えるだろう。
3.Nintendo Switch Proコントローラー ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムエディション
2023/5/12発売のNintendo Switch Proコントローラーで、大きな話題を呼んでいる新作ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のデザインになっているスペシャルエディション。希望小売価格は8228円で、USBケーブルが付属している。ゼルダシリーズファンには絶対に見逃せない逸品だぞ。
Nintendo Switch Proコントローラーはグリップ型で持ちやすく、TVモードやテーブルモードでのゲームを長時間でも快適にプレイできるワイヤレスコントローラーとして、大きな人気を集めている。本製品のように特定のゲームタイトルとコラボレーションしたモデルもあり、コレクターの間でも話題のコントローラーだ。
▲『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のデザインが光る最新モデル。
これまでにリリースされたゲームとのコラボモデルは「スプラトゥーン3エディション」「モンスターハンターライズ:サンブレイクエディション」「モンスターハンターライズエディション」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALエディション」「Xenoblade2エディション」「スプラトゥーン2エディション」だ。
本体重量は246グラムで、通信規格はBluetooth 3.0/NFC(近距離無線通信)。コントローラーの下部には、充電された際に光るランプがあり、USC-Cケーブルの差込口は本体上部にある。この端子にケーブルを接続すると、Switch本体に登録したり、充電したり、ACアダプターを接続したりといったことができる。
▲背面図。USBケーブルの有線接続を行うとPC用コントローラーとしても利用可能。
ご存知のようにNintendo Switchには専用のコントローラー「ジョイコン」があり、これを使って面白くプレイできるゲームも無数に存在しているが、Nintendo Switch Proコントローラーはゲームパッドとして一般的なデザインとボタン配置を持っているため、こちらのほうがプレイしやすと感じる人も多いはず。
ただしNintendo Switch向けのソフト全てがNintendo Switch Proコントローラーに対応しているわけではないので、遊びたいゲームがある場合には、ソフトの公式ページを参照するなどして、対応状況をチェックしておくと安心。握りやすく操作性も抜群、さらに限定コラボモデルも存在する本製品は魅力的だぞ。
4.RAZER WOLVERINE V2 PRO
PlayStationから公式ライセンスを受けているPS5/PS向け高パフォーマンスワイヤレスコントローラー。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、短いアクチュエーション距離を実現する「RAZERメカタクタイルアクションボタン」により、スピーディーな入力操作を可能にしている。ボタンの耐久性は300万回と堅牢だ。
付属のUSB Type-Aドングルで超高速2.4GHzワイヤレス接続を実現し、コントローラー下側にある2つのスライドロックを切り替えてメイントリガーの作動距離を大幅に短縮すると、速いスピードでコマンドを繰り出して優位性を高めることができる。すべてにおいて「無駄のない入力」を考慮した設計を持つモデルだ。
▲2023年2月発売。PSとWindows 10 (PC)に対応するコントローラーだ。
アクションFPS向けやレースゲーム向けなど、シーンに応じてコントローラーのトリガー設定を調整できる点は大きく、利便性は抜群。方向キーを押すごとに感触と音を実感できるマイクロスイッチがあるため、思い通りの正確な動きで複雑なコンボ攻撃を繰り出すこともできる。格闘ゲームファンにもおすすめだぞ。
交換用の親指スティックも付属
6 つの割り当て変更可能なボタンと交換可能な親指スティックも特徴で、スピードアップした操作を行いたい場合には背が短いスティックを装着し、精度を高めたい場合には背の高いスティックを装着する、といったカスタマイズも可能。有線接続と無線接続の両方に対応し、ユーザーが好みで利用スタイルを変えられる。
参考販売価格は39,800円。Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2を軽く上回る強気の価格設定となっているが、PCゲーマーに絶大な人気を誇るRazerブランドの最高級コントローラーだけに、所有欲を満たしてくれるはず。なお、本機には振動機能が存在していないため、購入時には注意しておこう。
▲専用アプリを用いると、本体のRGBライティングを好みに設定できる。
「Razer™ Controller」 アプリをダウンロードして設定することによって、コントローラー性能や機能を自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズすることもできるため、利便性は非常に高く、様々な用途を考慮した秀逸なコントローラーと言える。ちなみにアプリ経由で本体ライティングの調整も可能だ。
5.レーシングホイール APEX for Nintendo Switch™ / PC
2023年5月発売のステアリング型コントローラーで、これまでに数々のデバイスでゲーマーを楽しませてきたHORI(ホリ)が送る新製品。Nintendo SwitchおよびNintendo Switch(有機ELモデル)に対応し、Windows 10/11向けに配信されているXInput入力対応のゲームでも動作する。有線接続はUSB-Aで行う方式だ。
ステアリングを固定するためのクランプと吸盤が付属しており、デスクに設置してプレイを楽しむことが可能。クランプでしっかりと固定する方法以外に、吸盤を利用して平滑な面に固定する方式でも利用できるため、幅広い利用環境とシチュエーションに対応できる。フットペダルはアナログ感知式を採用しているぞ。
▲幅広いゲーマーの支持を集めるホリのステアリング型コントローラー。
プレイする際、ゲームがアナログ感知式のフットペダルに対応しているかどうかをチェックする必要があるが、アナログ入力非対応のソフトの場合、デジタル入力で利用できるため、不便なことにはならないはず。7段階のリニアリティを調整できるステアリングパーツも感度良好で、好みに合わせてセッティング可能だ。
アプリを利用することによって、ステアリングを回しても反応しない部分「デッドゾーン」を調整することもできるため、利便性は抜群。またステアリング本体にパドルシフトが付属しており、マニュアルシフト操作も大いに捗る。ステアリングの「切れ角」範囲は270度もしくは180度に調整することができるぞ。
▲プレイスタイルの幅を広げる各種の調節機能が充実している。
ハンドル本体に搭載された十字キーと「X」「Y」「A」「B」「ZL」「ZR」「RSB」「LSB」ボタンで入力体系も楽になり、ストレスを感じないはず。十字キーにLスティック、Rスティックの機能を割り当てる使い方もできるため、シーンに応じたセッティングでスムーズなプレイが生まれる。練り込まれた設計を持つモデルだ。
参考販売価格は15,436円。世界的に人気を誇るハンコンに「Thrustmaster (スラストマスター)」ブランドが君臨しているが、Nintendo Switch向けの製品は1つも存在しないため、Switchでレースゲームを臨場感満点にプレイしたい場合には、任天堂のJoy-Conハンドルを用いるか、HORIの製品を使うのが現実的だ。
ステアリング型コントローラーの注意点
筆者は過去にHORI製のハンコンを使っていたことがあるが、座卓にハンドルを設置してプレイする場合、フットペダルの配置に無理が生じるため、できれば椅子に座ってプレイする環境を構築したいところ。設定でブレーキとアクセルを別ボタンに割り振れば座卓でも遊べるが、それだと製品本来の性能を発揮できない。
▲フットペダルはしっかり設置しないとズレる。使用環境を整備しよう。
またモニターとの距離もプレイ体験に大きな影響を与えるため、ハンコンを手に入れたらまずプレイ環境を構築する「下準備」が必須になってくる点に注意しておこう。やや面倒に思えるかもしれないが、理想的なプレイ環境を手に入れれば、ハンコンはその進化を発揮し、これまで以上のプレイ体験を味わえるはずだ。
PC向けコントローラー選びの基礎知識
Windows PCでもコントローラーを利用したい場合には、2種類の接続方式「XInput」と「DirectInput」を知っておく必要がある。XInputはDirectInputよりも新しい規格で、Xbox360コントローラーをベースとする接続方式。低レイテンシーを実現し、より正確な操作性が魅力で、振動機能やLED制御機能もある。
PCゲームにはXInput方式が最適
DirectInputは、XInputよりも古い設計思想で作られたAPI(Application Programming Interface)なので、ゲームによってコントローラーのボタン配置を1個づつ設定するなどの手間がかかる場合があり、また操作性の面でXInputに劣る場面も出るため、現在積極的に推奨する理由がない。XInput方式なら間違いないだろう。
▲PCゲームの世界では、今やXInput方式のコントローラーが支配的なシェアを誇る。
裏ワザ的にエミュレーター(擬似的に動作させるためのプログラム)を間に挟んでDirectInput方式のコントローラーをXInput方式のコントローラーとして認識させることも不可能ではないが、その場合コントローラーボタンの絵柄が実際の機能と合わなくなることがあるため、混乱をきたすことも。あまりおすすめできない。
PS5のDualSenseはPCゲームで利用できるのか?
PS5専用コントローラーである「DualSense」は、公式サイトでApple製品との親和性について述べており、iOS 14.5、iPadOS 14.5、macOS 11.3、tvOS 14.5以降で使用可能であることが明記されているが、Windows OS環境下での利用可否については、現在でも公式サイトに明確な記述が存在しない。
ただしDualSenseが全くPCゲームで動かないわけではなく、PCゲームのポータルサイト「Steam」ではサポートが表明されている。それでも動かせるゲームには限りがあり、またDualSense最大の特徴でもあるアダプティブトリガー機能とハプティックフィードバック機能、内蔵マイクは基本的に利用不可の状態になる。
▲PS5専用コントローラー「DualSense」。近未来的なデザインが映える。
そういったこともあり、ゲーム機販売シェアでPS5に大きく溝を開けられているXbox Series X/S向けのXboxワイヤレスコントローラーは、Windows PCゲーマーに大きな人気を集めている。コントローラーでシェアの逆転現象が発生している点は非常に興味深いが、何よりマイクロソフト謹製モデルなので、信頼性は抜群だ。
結論としては、DualSenseでWindows PC向けゲームをプレイすることは可能だが、どちらかと言えば公式はApple推しで、純粋にWindows PC環境下でゲームをプレイしたい場合には、Xboxワイヤレスコントローラーを選択するほうが無難、ということになる。全てはゲームの対応状況次第だが、この構図で間違いないだろう。
コントローラーの操作性や感度、そして耐久性は、ゲームプレイに直結する重要な部分。今回の特集でご紹介した製品群は、これらの要素を満たしているものばかりなので、ぜひモデル選びの参考にしてほしい。自分にハマるコントローラーを見つけ出して、さらにゲーマー人生を豊かなものへと変えていこう。